2024年5月6日更新

日曜劇場『アンチヒーロー』最終回までネタバレ・あらすじ更新!ストーリーの謎も考察

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2024年4月期、TBSの日曜劇場枠で『アンチヒーロー』の放送が決定しました!主演は長谷川博己で、なんと7年ぶりの日曜劇場への出演。殺人犯を無罪にしてしまうという弁護士役を演じます。 この記事では『アンチヒーロー』のあらすじ・最終回ネタバレまで詳しく解説していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれるため、未視聴の人は注意してください。

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【ネタバレなし】『アンチヒーロー』のあらすじ

長谷川演じる本作の主人公の弁護士は、依頼人を救う救世主ではありません。 100%の証拠が残っている犯罪者であっても、なんとしてでも無罪を勝ち取ろうとする弁護士。「殺人犯をも無罪にしてしまう」というアンチ弁護士であり、これまでの弁護士ドラマとは全く異なる物語です。 ポイントは、長谷川演じるアンチヒーローが「正義なのか悪なのか」。あらすじだけを見ると悪人に思えますが、スピード感のある展開で常識を覆していくドラマです。日常のふとしたことで正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう世の中。果たしてこのアンチヒーローは、本当に悪なのか……。 新たなヒーローが私たちの持っている常識を覆していく、新感覚ドラマです。

『アンチヒーロー』の登場人物と相関図

アンチヒーロー 相関図

1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

弁護士の明墨(長谷川博己)は、被告人に対し「私があなたを無罪にして差し上げます」と伝えます。 被告人は緋山(岩田剛典)。緋山は勤め先の社長・羽木の殺害容疑で逮捕されました。明墨は弁護士の紫ノ宮(堀田真由)、今日から入った弁護士・赤峰(北村匠海)とともに証拠集めをし、緋山を無罪にするため動き始めます。

ネタバレ

明墨たちはまず、第一発見者・尾形(一ノ瀬ワタル)に身分を偽って接触。尾形はメガネを職場に忘れて戻った時に、緋山が羽木と言い争っているのを見たと言います。それはまるで、検察に入れ知恵されたような綺麗な言い回しでした。 第一回公判。明墨はなんと、羽木の5歳の息子・湊を証言台に立たせます。湊は家に入ったボールを緋山に取ってもらったことがあると証言。殺害現場にあった指紋が、殺害当日より前についた可能性があることを突きつけます。 しかし紫ノ宮は裁判後、従業員の佐藤(前原瑞樹)が湊にボールを取ってあげたことがあると知り驚きます。明墨はそれを知りながら子供の勘違いを利用して湊に証言させたのかと、紫ノ宮は疑念を抱きました。 次に明墨と赤峰は尾形に接触し、競馬の後居酒屋に誘います。 第2回公判。明墨は証言台に立つ尾形が事件当日、メガネではなく補聴器を取りに職場に戻ったのではないかと指摘します。尾形はAPD(聴覚情報処理障害)を抱えていることを明墨に暴露され、「話が違うじゃねえか!」と検事の姫野(馬場徹)に掴みかかり……。姫野は尾形の病気を知りながら、嘘の供述をさせていたのでした。 明墨は居酒屋で、尾形の耳の聞こえ具合を確認していました。明墨は病気を暴露した代わりに、これまで耳のせいで不当に解雇されてきた尾形に「訴えれば1千万は取れる」と無償で弁護を引き受けると伝えます。 裁判再開後、姫野は凶器のハンマーを証拠として提出。このハンマー、実は明墨が緋山に「事件前、あのハンマーをどこかで失くしませんでしたか?」と聞いていたもので……。

吹き出し アイコン

法廷での再現音声がまさかのサンジとゾロの声優の方でテンション上がった!!!こんな豪華な使い方あるんだ(笑)

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最後のシーン、緋山は本当に殺人犯だってこと……?いくら理由があったとはいえ、殺人犯を無罪にするのはまずいような。。。単に罪を見逃すのではなくて、納得がいく結末であってほしい。

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2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

明墨(長谷川博己)は凶器と思われるハンマーを姫野(馬場徹)に提示され、タイミングよく証拠が見つかるのはおかしいと睨みます。明墨によるとこのハンマーは緋山(岩田剛典)のものですが、事件前に失くしたようで……。 明墨は姫野を調べ、姫野が過去に担当した事件のDNA鑑定を行ったのが全て中島教授(谷田歩)であると突き止めます。そして今回被害者の爪から緋山のDNAが検出されたのは、改ざんされたものではないかと疑い始めました。 そこで紫ノ宮(堀田真由)、赤峰(北村匠海)、白木(大島優子)は大学生のふりをして、中島の大学に潜入します。紫ノ宮は中島に近い助教授の水卜(内村遥)に取り入り、DNAの再鑑定が行われたのかどうかを調べました。

ネタバレ

明墨は水卜に揺さぶりをかけ、翌日赤嶺は水卜が検査結果の生データを持ち出すのではないかと見張ります。しかし水卜の鞄には何も入っておらず、赤嶺は弁護士会に謝罪に行くことに。ですが明墨は、赤嶺が失敗することも見込んでいたようで……。 第三回公判。中島は証言台で、被害者のDNA鑑定は1回しか行われていないことを証言します。しかし明墨は、水卜の告発動画を再生。水卜は中島と再鑑定を行ったことをはっきりと証言し、被害者の爪には最初から緋山の皮膚片がなかったことが分かったのです。 明墨は、中島は検察の指示を受けて不正を行ったのではと告げ、姫野は追い込まれます。そんな明墨は「もし告発しなければ地の果てまで追い込む」と、水卜を導いていたのでした。 緋山に下された判決は、無罪。その夜赤峰は、緋山がゴミ処理場で血の付いた服をゴミの山に投げ捨てたのを目撃し……。赤峰は明墨になぜ緋山を無罪にしたのかと問い詰めると、明墨は「正義とは何なんだろうね。私は私の道を突き進む」と答えます。 その後、明墨は墓参りへ。そのお墓には「REIKO MOMOSE」と記されていて、明墨は涙を流していたのでした。

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3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

明墨(長谷川博己)が次に弁護をするのは、政治家の息子・富田(田島亮)の暴力事件。担当検事は緑川(木村佳乃)で、被害者は工藤(宮尾俊太郎)という男です。 検察は、工藤が富田の顔を目視した、富田と工藤の間で口論があった、第一発見者Aの目撃証言の3つの証拠を提示。しかし明墨は、事件当時富田は木田という男の車で木田の自宅に行き、防犯カメラ映像も残っていると無罪を主張したのです。 紫ノ宮(堀田真由)、赤峰(北村匠海)は証拠集めをしますが、赤峰は緋山(岩田剛典)の事件以降明墨のことを信じ切れていない様子で……。

ネタバレ

第2回公判。明墨は事件当夜は人感センサー付きの灯りが故障していて、工藤が富田の顔を見ることは不可能だったと証明します。しかしその後赤峰は明墨に、富田の父・誠司が金を使ってもみ消したのではと指摘。実は赤峰が以前担当した事件でも誠司はもみ消しを行い、松永(細田善彦)が有罪となっていて……。 赤峰は明墨から、犯行時刻のドラレコ映像を見せてもらいます。そこには暴行のあった犯行時刻ぴったりに、富田が木田の車に乗り込む様子が映っていました。 第3回公判。緑川が犯行時刻のドラレコ映像を見せると、なんと犯行時刻の3分後に富田は木田の車に乗り込んでいて……。さらに誠司の秘書がドラレコの持ち主を買収し、警察が来ても映像を渡さないでほしいと頼んでいたことが分かります。 それを聞いた明墨は、富田が罪を隠ぺいしていたことに驚き、場合によっては弁護人を辞任すると言い出します。裁判後、明墨は緑川に「依頼人の虚偽を暴いてくださりありがとうございます」と感謝を伝えたのでした。 赤峰たちが見たドラレコ映像は、加工されたもの。裏切られた誠司は明墨に怒りをぶつけるも、「私が金で隠蔽しろなんて言うはずがないじゃないですか」と明墨は急に態度を変えたのでした。 赤峰は、明墨が松永の事件の時に傍聴席にいたことを知ります。赤峰は明墨に頭を下げ、松永の再審を目指すことを決意。その後明墨は、刑務所にいる志水(緒形直人)に会いに行き……。

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4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

志水(緒形直人)と面会した明墨(長谷川博己)は、志水に「もう手紙を出さないでほしい。静かに死にたい」と言われてしまいます。 一方紫ノ宮(堀田真由)は保護犬の施設を訪ね、そこには明墨が面倒を見ている紗耶(近藤華)の姿が。そしてスタッフから、紗耶と一緒に写っている写真の女性が、ずいぶん前に亡くなったモモセという女性だと聞きました。 その頃連続不同意性交被害事件が発生し、3人目の被害者・絵里(早見あかり)の目撃証言から来栖(渡邊圭祐)が逮捕されます。来栖の担当弁護士は宇野(和田聰宏)ですが、明墨は宇野の不倫をネタに、担当弁護士の椅子を奪い取り……。

ネタバレ

来栖は1,2件目の犯行は自白するも、絵里の事件だけは否認。明墨はもちろん来栖に「無罪にする」と約束します。赤峰(北村匠海)と紫ノ宮は、なぜ明墨がこの事件を扱うのか疑念を抱きました。 明墨たちは、絵里の知人・久美(田中真琴)に近づき、絵里が来栖をストーカーしていた事実を掴みます。明墨は絵里の事件が「でっち上げ」だと推理。弁護士が変わった後、県警刑事部長の倉田(藤木直人)が絵里の家を訪ねている証拠も掴んだのです。 紫ノ宮は、倉田が実の父親であることを赤峰に告白。倉田は12年前、志水が逮捕された糸井一家殺人事件があった時に千葉県捜査一課で事件を担当していました。紫ノ宮は6年前、自宅の前で倉田が明墨に「不正に隠ぺいしたんじゃないですか!」と詰め寄られているのを目撃し……。 紫ノ宮は弁護士試験に合格後、明墨から直接採用の申し込みが来たことも告白。紫ノ宮と赤峰は、今回明墨が絵里の事件を使って倉田を潰そうとしていて、志水は冤罪なのではないかと推理したのでした。 その頃明墨は、検事正の伊達原(野村萬斎)に料亭に呼び出されていました。紫ノ宮のスマホには、倉田から「会って話がしたい」と連絡が来て……。

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5話のあらすじ・ネタバレ

放送後に更新する予定です、お楽しみに!

【考察①】紗耶は娘?緒方直人との関係は?

近藤華演じる少女・紗耶。明墨(長谷川博己)が何度か電話でやり取りをする様子がありましたね。その様子を見て紗耶を娘だと思った赤峰(北村匠海)ですが、赤峰がそのことを紫ノ宮(堀田真由)に告げると「はあ?」と、どうやら娘ではない様子。 第1話終盤、刑務所の中で少女の絵を描く男性(緒方直人)の姿が。その絵を見るとどことなく紗耶に似ているような気がします。また劇中で明墨は、冤罪にもかかわらず死刑判決を下され、10年以上獄中で死を待つ人物がいると言っていました。 このことから、紗耶は緒方直人演じる死刑囚の娘で、親を失った紗耶のために、明墨が代わりに面倒を見ているのではないでしょうか? 紗耶が女性にぶつかり怯えていた様子もあったことから、紗耶にも何かしら事件のトラウマがあるようですね。沙耶と父親の事件が明墨の“アンチヒーロー”な弁護士像になる、大きなきっかけとなったように思えます。

【考察②】モモセレイコは何者なのか

第2話のラスト、明墨は「REIKO MOMOSE」のお墓に行き涙を流していました。このモモセレイコという人物が物語のキーパーソンとなりそうです。 モモセレイコは、明墨の元恋人である可能性が高いと推測します。あれだけクールで冷静な明墨が涙を流すとは、相当思い入れのある人物であることは確かです。恋人を殺されたことがきっかけで、現在のような弁護士に変貌したのかもしれませんね。 それかモモセレイコは明墨の姉か妹で、その夫が緒方直人演じる志水。その娘が紗耶とも考えられます。姉か妹を亡くして涙するのは納得でき、明墨は紗耶の面倒を見ているようなので説明がつきます。 第3話終了時点では、モモセレイコが誰なのか明かされていません。志水と紗耶がこのモモセレイコの人物像に深く関わっている可能性が高そうです。

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『アンチヒーロー』のキャスト

明墨正樹(あきずみまさき)役/長谷川博己

長谷川博己

本作の主人公・アンチな弁護士を演じるのは、長谷川博己です。長谷川演じる弁護士は、まだ名前も発表されておらず謎に包まれています。分かっているのは、証拠が100%揃っているような犯罪者であっても無罪を勝ち取ってしまう弁護士ということのみです。 演じる長谷川は、『小さな巨人』(2017年)以来7年ぶりの日曜劇場への出演となります。本作の脚本を読んだ長谷川は「ドラマでここまでのことを描いてよいのか心配になる」と語っており、作品への期待が高まりますね!

赤峰柊斗(あかみねしゅうと)役/北村匠海

北村匠海

長谷川演じる主人公の弁護士事務所で働く弁護士を演じるのは、北村匠海です。 北村は長谷川とは何度か共演歴があり、ドラマ『鈴木先生』(2011年)では先生と生徒役で共演。今回は初めて同じ弁護士役ということで、共演が楽しみですね。 北村は2008年に映画『DIVE!!』で俳優としてデビューし、2017年に公開された映画『君の膵臓をたべたい』では第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。俳優としての活躍だけでなく、ダンスロックバンド「DISH//」のリーダーも務め、ヒット曲を連発しています。

紫ノ宮飛鳥(しのみやあすか)役/堀田真由

堀田真由

北村と同じく、長谷川演じる主人公の弁護士事務所で働く弁護士を演じるのは、堀田真由です。 堀田は主演の長谷川とは、『獄門島』(2016年)以来約8年ぶりの共演となります。今回は同じ弁護士同士ということで、堀田は長谷川の味方なのかアンチなのかにも注目です。 堀田は2015年、ドラマ『テミスの求刑』で女優デビュー。2023年には『たとえあなたを忘れても』で主演を飾り、2024年にはエランドール賞「新人賞」を受賞しました。本作では長谷川や先輩方の背中を見て、社会というテーマに振り落とされないようついていきたいと語っています。

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原作は無し!プロデューサーは『VIVANT』の飯田和孝

『VIVANT』
©TBS

本作は原作がなく、完全オリジナルストーリーとなります。プロデューサーを務めるのは、TBSテレビドラマプロデューサーの飯田和孝。社会現象を巻き起こした2023年7月期の日曜劇場『VIVANT』のプロデューサーも務めていました。 本作も『VIVANT』と同じく、それ以外の物語のあらすじや人物像は現時点では公表されていません。まさに『VIVANT』式であり、ドラマスタートまで我々の期待が揺さぶられます。本作は謎の多い、挑戦的なドラマになりそうですね。

『アンチヒーロー』その他スタッフを紹介

ドラマの全貌が明かされていない『アンチヒーロー』。完全オリジナルストーリーの本作で脚本を務めるのは、『VIVANT』の脚本に参加経験のある山本奈奈、李正美、宮本勇人、さらに『新空港占拠』の福田哲平の4人です。 山本奈奈にとって『アンチヒーロー』は初めてメインライターを務める地上波連続ドラマとなります。これまでに見たことのないタイプの弁護士によるリーガルドラマということなので、予測不能な脚本になることでしょう。4人が作り出す脚本がどのようなものか楽しみです。 ドラマの演出を務めるのは、『半沢直樹』の田中健太や宮崎陽平、嶋田広野の3人。日曜劇場らしさを醸し出してくれる演出に期待が高まります。

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日曜劇場『アンチヒーロー』最終回までネタバレ・全話あらすじは更新予定

2024年4月期の日曜劇場『アンチヒーロー』は、『VIVANT』と同じくドラマスタートまで詳細は明かされない可能性が高そうです。その分どんなドラマになるか楽しみですし、かなり挑戦的で画期的なドラマになるのではないでしょうか。 この記事では、全話あらすじ・ネタバレを最終回まで更新予定です!