Netflix韓国ドラマ『ヒエラルキー』の結末までネタバレあらすじ・キャスト相関図＆感想！続編制作の可能性も！

Netflixで2024年6月7日から配信開始となった韓国ドラマ『ヒエラルキー』のあらすじ・キャストを紹介します。学園を舞台にした青春群像劇で、期待の新人俳優たちが共演！相関図など最新情報も随時更新していきます。

ヒエラルキー上位の0.01％を占める学生が集う、韓国最高レベルの教育サービスを誇るチュシン高校。そこには大企業の令嬢や御曹司が集まり、学園内ではチュシングループとライバル企業のジェユルグループの勢力が拮抗していました。 学園の女王として君臨するジェユルグループ令嬢チョン・ジェイ、そしてチュシングループの後継者で学園のキングとしてトップに座る御曹司キム・リアンの二大勢力が学園を支配している中、謎の転校生カン・ハによって秩序に亀裂が入ることに。彼は明るい笑顔の裏に何やら秘密を抱えているようで……。

物語は韓国を代表する超名門私立チュシン高校の特待生、カン・イナンの不審死から幕を開けます。多くの謎を残しながらもイナンの死は不幸な事故として片付けられてしまいました。 それから暫く経ったある日、チュシン高校にカン・ハという新たな特待生が入学してきます。新たに始まる学生生活に胸を膨らませるカン・ハでしたが、入学早々この学校の暗黙のルールを知ることに。 国内屈指の資産家の子どもたちが数多く通うチュシン高校において、授業料免除となる特待生たちは貧乏人として蔑まれる存在。そしてヒエラルキーのトップに立つ上位0.01%の生徒が校内のすべてを支配していたのです。 学校を牛耳っているのはキム・リアン、チョン・ジェイ、ユン・ヘラ、イ・ウジンの4人。中でもリアンの一族、チュシングループは学校の創設者でもあり、生徒はもちろん教師でさえも彼に指図することはできません。 唯一対等に渡り合えるのは彼の恋人であり、チュシンのライバルグループでもあるチュユルグループの令嬢・ジェイでした。 2人は誰もが認める完璧なカップルでしたが、ある時突然ジェイがアメリカへ行ってしまい3ヶ月もの間音信不通に。そして帰国するや否やリアンに別れを突きつけ、学校全体に大きな衝撃が走ります。 そんな中、歓迎会という名の富裕層の生徒が特待生を玩具にして楽しむパーティに参加することになったカン・ハ。ゲームで「誰かとキス」しろと命じられた彼は、あろうことかリアンの目の前でジェイにキスをしたのでした。

ジェイにキスをしたことでリアンの逆鱗に触れ、いじめの標的になってしまったカン・ハ。リアンはカン・ハをどれだけ追い詰めたとしても、ジェイが自分と別れたがっている本当の理由を突き止めると宣言します。 しかしカン・ハは全く動じません。実はカン・ハは死んだ特待生・イナンの双子の弟で、兄の死の真相を暴き、黒幕に復讐するためチュシンにやってきました。そして原因がリアンにあると睨んだカン・ハはジェイに近付くことであえて彼を挑発したのです。 一方のジェイも重大な問題に直面していました。その原因はイナンが死んだ日、ウジンの誕生日会で撮られたとある動画をネタにした何者かからの脅迫。 どうやらジェイはイナンと仲が良かったらしく、彼の死に何かしらの形で関わっているようでした。そして脅されていることを親友であるヘラにのみ打ち明け、動画の送信者を特定するよう依頼します。 そんな中、チュシンの生徒たちは郊外で行われる数日間の合宿へ。偶然ジェイと遭遇したカン・ハは、いつも無表情な彼女の無邪気な笑顔を見て心惹かれていきます。 しかし彼女のビラに2人で居るところをリアンや校長に見られてしまい、あわや退学の危機に陥ってしまうのでした。 聴聞会の最中、ジェイが庇ってくれたおかげで何とか退学は免れたカン・ハ。その結果、2人が特別な仲だという噂が学校中に広まります。

リアンからカン・ハを守るため、学校の中で常に彼を傍に置くようになったジェイ。怒りに駆られたリアンは冷静な判断ができなくなり、「ジェイを嫉妬させるため恋人のフリをしよう」というヘラの提案を受け入れました。 しかし作戦の効果はほとんどなく、リアンの苛立ちは募るばかり。ジェイとヘラの友情にもヒビが入り始めます。 ジェイと仲良くなったことでカン・ハを取り巻く環境も一変。自分をいじめてきた生徒たちが逆に跪く様子に、カン・ハは改めてこの学校の闇を実感するのでした。 場面は変わり、未だ続く脅迫に悩んでいたジェイの元に大企業の御曹司との縁談が舞い込んできます。もちろんジェイに拒否権はなく、娘を単なる駒としか考えていない父親からグループの名前にキズが付くようなことは絶対にするなと念を押されてしまいます。 一方ジェイから冷たく突き放されたヘラは、自分を見下した彼女の態度に怒りを募らせていました。 そんな中、上流階級の家庭だけを集めた学校主催のペアレンツナイトが開催され、招待を受けなかったカン・ハは生演奏のバイトで会場へ行くことに。リアンとジェイ、それぞれの親も参加し、対立する2つの大グループの間に一触即発の雰囲気が流れます。 そこへジェイへの憎しみを膨らませたヘラが登場。カン・ハをジェイの父親の前に連れてくると、騒動になるとわかった上で「ジェイの彼氏です」と紹介したのでした。

ヘラの爆弾発言のせいで父親の逆鱗に触れてしまったジェイ。すぐに学校を辞め、結婚準備のためにニューヨークへ行けと命令されてしまいます。 さらに腹違いの弟であるジェヒョクから、例の脅迫とは別の内容で脅されていることも明らかに。その矢先、カン・ハから本当に付き合おうと言われ、彼の言葉にジェイはなぜかイナンのことを思い出してしまうのでした。 カン・ハはヘラからイナンの死の原因はジェイだと聞かされます。その結果普段の冷静さをかいてしまい、リアンに素性を怪しまれるように。そんな中、カン・ハのスマホにイナンが暴行されている動画が届きました。 ところ変わって、ペアレンツナイトをきっかけにジェイと完全に決別したヘラ。父親の会社が潰れそうだと知り、その焦りから何としてもリアンを自分のものにすると決意を新たにしていました。そしてジェヒョクと手を組み、ジェイの弱みを握ろうとします。 さらにヘラはジェイがニューヨークに行くことをリアンに告げ、自分の気持ちを打ち明けます。しかしそのタイミングでリアンはカン・ハがイナンの弟だと突き止め、ヘラをその場に残しジェイの元へと向かったのです。 時を同じくしてジェイの元を訪れていたカン・ハは、彼女から「私がイナンを殺した」という告白を受けます。そしてジェイの言葉を前に、思わずイナンは自分の兄だと打ち明けてしまうのでした。

リアンと愛し合っている動画をネタにジェヒョクから脅され傷ついていたジェイにとって、イナンは心を許せる数少ない友人でした。 そんなイナンの弟と名乗るカン・ハが目の前に現れ、大きく動揺するジェイ。さらにそこへリアンもやってきて2人は取っ組み合いの喧嘩を始めてしまいました。 この件をきっかけにイナンの弟だと校内に知れ渡り、カン・ハは再び学校から退学を強要されます。しかしカン・ハは校長の失言を録音し、学校の要求を拒否。腐りきった学校を正すと宣言しました。 カン・ハからジェイを引き離し、二度と彼女をを手放さないと固く誓ったリアン。その一方でジェイはイナンの死に責任を感じ、このままリアンのそばにはいられないとニューヨーク行きの意思を固めます。 さらにジェイはイナンのいじめに関してカン・ハに明かすことに。そして原因を作ったのは自分だと伝え、リアンまでも潰そうとしている脅迫犯を突き止めるのを手伝ってほしいと懇願しました。ジェイの無慈悲な願いにカン・ハの心は深く傷つきます。 そんな中、父親の会社が不渡りを出し没落寸前に陥ってしまったヘラ。こうなった今、ヘラにとって唯一の希望はリアンだけです。 しかしヘラの望みも虚しく、リアンが選んだのはジェイ。リアンは裏で手を回し彼女のニューヨーク行きを阻止し、大勢の前でジェイとよりを戻したと宣言しました。 その矢先、脅迫犯の正体が校長の息子であるジュウォンだと判明します。校長の息子という立場を利用し、ジュウォンは生徒を監視している学校のシステムからジェイたちの個人情報を集めていました。 そして学校の理不尽なヒエラルキーをぶち壊してやろうと計画していたのです。

ウジンはジェイたちとヘラの間で板挟みになっていました。さらにずっと想いを寄せていたヘラからどちらにつくのかはっきりしろと決断を迫られてしまいます。 そんな中、ジェイが妊娠していた証拠を見つけたウジン。彼女がアメリカに行ったのは妊娠が原因だったと知り、ウジンは友情の狭間で葛藤しつつも、ヘラのためにある行動に出ます。 所変わって秘密裏にウジンと関係を持っていた女教師のハンは、彼の家のガレージに置かれた車に乗っていました。それはなんと、イナンをひき逃げした車でした。 ジュウォンの目的を知ったカン・ハは、彼と協力関係になりリアンを潰せる切り札を手に入れます。 そしてリアンを守ろうとするジェイを説得しようと試みますが、彼女がリアンの子どもを妊娠していたことを打ち明けられ、確固たる意思を前に何も言えなくなってしまいました。 一方ジェイがジェヒョクの卑劣な脅迫に晒されていたと知ったヘラ。未だにジェイたちへの怒りは抱えていたものの、親友の苦しみを知り心境に変化が現れ始めます。 しかし父親の不渡りが周囲に知れ渡り学校に行けなくなってしまった苛立ちから、ウジンにジェイがいるなら学校に行かないと漏らしてしまうのでした。 その言葉を真に受けたウジンは彼女のためジェイを消そうと考えます。そしてジェイの父親に彼女の妊娠のことを告げ口。激昂した父親は噂が広まる前にジェイをニューヨークへと向かわせようとします。 しかしヘラは本心ではジェイのことを心配していました。そしてリアンにジェイを脅しているのがジェヒョクだと伝え、しっかりしろとけしかけたのです。 一方のジェイもヘラのことを唯一の友達だと思っていて、父親に言いなりになる代わりにヘラの会社を援助してほしいと申し出ました。

時は遡り、ウジンの誕生日会がおこなわれていた夜。いじめに耐えかねて会場を飛び出したイナンに、ウジンとの密会現場を見られてしまったハン先生。口止めするため慌てて車で彼を追いかけ、その結果イナンを轢いてしまいます。 そしてハン先生はイナンの胸ポケットにペン型のカメラがあると気がつき、証拠を隠滅してその場を離れたのです。 そして場面は現在へ。カン・ハはジュウォンが集めた動画をもとに、学校のいじめや麻薬問題を警察に告発。これによって学校の中でも一般生徒と特待生の対立が激化し、大きな騒動へと発展していきます。 自分の過ちと責任を認め、他の生徒にも受け入れるよう諭すジェイ。そしてカン・ハともお互いの本心を話し合い、2人は無事に和解します。 さらにジェイは妊娠のことを知ったリアンとも向き合い、全てに決着をつけてニューヨークへ旅立つ準備を進めるのでした。リアンも最終的にはジェイの決心を受け入れ、彼女の言う通り真っ当に生きていくと決心します。 一方、ヘラとジェイが仲直りしたと知ったウジン。自分が取り返しのつかないことを知ってしまい狼狽えます。そしてせめてもの償いとしてイナンの事件に関する証拠をジェイに渡しました。 ジェイから真実を知らされたカン・ハは証拠を警察に提出し、とうとう事件の真相が公になります。ずっと保身に走っていたハン先生は逮捕の瞬間、カン・ハの顔を見てとうとう自分の犯した罪の重さを自覚したようでした。 こうして兄の復讐と学校を正すという目的を果たしたカン・ハは、生まれ変わったチュシン高校で新たな人生を歩み始めたのです。

財閥のスキャンダルはいっとき世間を騒がせたものの、すぐに落ち着きを取り戻し平和を取り戻したチェシン高校。しかし最終回のエンディングののち、再び学校で惨劇が繰り広げられる様子が描かれていました！ 教室に横たわる血まみれの同級生の姿に驚くリアンたち。そして1人意味深な笑みを浮かべて廊下を歩くカン・ハ……。 これは彼の復讐はまだ終わっていないということを表しているのでしょうか？ 2024年6月現在、続編情報はまだ発表されていませんが、今作の評判によってはシーズン2の制作も充分に期待できそうです！

あらすじだけ見ると平民が富裕層に一泡吹かせるありがちな復讐ものに思える本作ですが、見どころは複雑に絡み合った人間関係が織りなす個々のドラマ！ とにかくキャラクターの掘り下げや心理描写が多彩で、登場人物全員が主役級の存在感を放っています。 それぞれが己の欲求と他者への愛情で葛藤する様子に何度も胸を打たれました。特にリアンのために自己犠牲を選ぶジェイの姿は涙なしでは見られません……！ 復讐という点においては賛否あるかもしれませんが、骨太ヒューマンドラマを求めている人はぜひ！

チュシングループとライバル関係にあるジェユルグループの令嬢チョン・ジェイを演じるのは、子役から活躍している演技派ノ・ジョンウィ。ジェイはチュシン高校の女王的な存在として君臨しています。 ノ・ジョンウィは2011年の映画『I Am a Dad』でデビューし、数多くのCMにも出演している次世代を代表する俳優の1人。2022年からはSBS「人気歌謡」のMCも務め、2024年1月にはマ・ドンソクと共演した映画『バッドランド・ハンターズ』がNetflixで配信されています。

チュシン高校のヒエラルキーに亀裂を入れる謎の転校生カン・ハを演じるのはイ・チェミンです。カン・ハは明るい笑顔の裏に何か秘密を抱えているよう。 イ・チェミンは2021年のドラマ『ハイクラス』でデビューした期待の新人俳優。2022年にディズニープラス配信のドラマ『時速493キロの恋』にバドミントン選手役で出演し、2022年には「ミュージックバンク」の第38代MCに抜擢されています。

国内屈指の大手貿易会社「インターナショナル・ユン」の末娘ユン・ヘラ役を務めるのはチ・ヘウォン。嫉妬に苛まれるユン・ヘラを演じます。 チ・ヘウォンは大学在学中にオーディションに合格して、2019年に『ジャスティス』でデビュー。2022年にはチ・チャンウク主演のNetflixドラマ『アンナラスマナラ－魔法の旋律－』にも出演しています。

代々政治家一家として名を馳せてきた家柄の次男イ・ウジン役を務めるのはイ・ウォンジョンです。イケメンで愛想の良いウジンを演じます。 イ・ウォンジョンは2019年にドラマ『潜入弁護人～Class of Lies～』でデビューした若手俳優。アメリカ・サンフランシスコ出身で、人気ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』では第10話にゲスト出演しています。

学園一の勢力を誇るチュシングループの御曹司キム・リアン役を務めるのはキム・ジェウォンです。リアンはグループの後継者で、チュシン高校のトップに君臨する王様的存在。 キム・ジェウォンは2018年にモデルデビューし、2022年にはドラマ『私たちのブルース』でチャ・スンウォンの子役を演じて知られるようになりました。

『ビッグマウス』や『還魂』で知られるペ・ヒョンジンが演出を務める新作ドラマ『ヒエラルキー』は、Netflixオリジナルドラマシリーズとして2024年独占配信。ciatrでは今後も最新情報を更新していきますので、お楽しみに！