「青春ウォルダム」最終回ネタバレ・全話あらすじ！結末や犯人の正体とは？

本記事ではパク・ヒョンシク主演の韓国ドラマ「青春ウォルダム」の全話あらすじをネタバレありで紹介します。本作は朝鮮時代を舞台にした史劇で、若者たちの奮闘を描いたロマンスミステリーです。最終回の結末や、事件の黒幕など、気になる展開をぜひチェックしてください。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

世子のイ・ファンは1年前に受けた毒矢によって悪夢を見るようになり、毎朝右肩のひどい痛みに苦しんでいました。 宮中では「世子が呪いにかかっている」などの噂がはびこり、ファンを廃位させたいチョらはその噂を利用しようと画策します。ファンは自分が健康であることを証明するため、狩りの訓練へ参加を決めるのでした。 そんな時、ファンの友人ソンオンの婚約者ミン・ジェイの一家が殺されたという知らせが。しかも家族を殺したのはジェイだというのです。一方濡れ衣を着せられたジェイは、真相を明らかにするため男装してファンの元へ向かいます。 その後ファンは狩りの場で自分を狙うソンオンに気付き……！

ファンはかつて授かった「鬼神の書」に“友が裏切って狙う”と書かれていたことを思い出しますが、ソンオンは鷹を狙っただけでした。そんな中どこからか矢が放たれ、ジェイを見つけたファンは犯人だと疑い、連行します。 狩りで右腕が問題ないことを証明したファンでしたが、「祝文」を書こうとした時、紙が真っ赤に。チョらが「血だ！鬼神の呪いだ！」と騒ぐ中、ファンは王宮へ戻るのでした。 ファンは捕らえたジェイから“ファンの密書が、家族の殺害事件に関係している”と言われますが、密書を送った覚えはなく混乱します。しかし祝文の件は血ではなくミョウバンを使った「からくり」だとジェイが証明したため、ファンは彼女を釈放することに。 ところが事件解明に協力してくれないファンを恨んだジェイは、「世子が鬼神の書を受けた！」と叫び始め……。

助けを懇願するジェイに対し、自力で宮殿に来れば機会を与えると約束したファン。するとジェイが見事内官として宮殿に入り込んだため、ファンは「コ・スンドル」の名を与え、最近起きている連続殺人事件を解決するよう命じます。 一方ソンオンは、父ジュンオンから、世子の周りで起きている不可解な出来事は、すべて彼の弟ミョンアン大君を世子にするために誰かが企んでいることだと聞き……。 その後、内官としての生活が始まったジェイは、慣れない手つきでファンの身支度を手伝います。そんな彼女を見つめながら、昔会った時のことを思い出し、「子供の時の面影が残っている」と微笑んだファン。すると「はい、幼い頃お会いしました。」とジェイも笑顔を浮かべます。

昔、開城(ケソン)でファンと会っていたことをジェイも覚えていました。そんなジェイは、ファンがミン家へ送っていた伝令が、かつてファンを襲った毒矢と同じもので殺されていたことを突き止めます。密書を持ってきた伝令は偽物だったのです。 1年前にファンへ毒矢を放った者、偽の伝令、家族を殺した者がすべてつながっていると推測したジェイ。そして必ず犯人を暴くと話すジェイを、ファンは講話に参加させることにします。その講師はソンオンでしたが、彼はまさか目の前の内官が婚約者ジェイであるとは気付きません。 その後ファンに警備の強化を命じられたソンオンは、父ジュンオンからどんなことをしても犯人を捕まえるよう念を押され……。

連続殺人の第4の犯行を食い止めるため、2人目に殺された遺体を掘り起こすことにしたジェイ。遺体に「家」という文字を確認し、第1と3の遺体にあった「宋」・「滅」と合わせて「宋家の滅亡」が犯人の目的だと考えます。さらに次のターゲットが新生児であることも推理し、急いで宮殿へ戻ります。 ファンが寝ていたため、ソンオンに推理を説明したジェイは、臨月の妊婦を探し始めました。そこにちょうど犯行に及ぼうとしていた犯人を見つけたジェイとソンオン。激闘の末なんとか確保しますが、ジェイは怪我を負ってしまいます。 駆け付けたファンは泣きそうな顔でジェイを抱え、ソンオンにさえ「触れられるのは私だけだ。手を出すな。」と言い……。

犯人は巫女たちのトップである国巫でした。ソンオンは証拠をつかむため星宿庁に向かいますが、何者かに証拠を隠滅され、逃げられてしまいます。 一方ファンの看護のおかげで目を覚ましたジェイ。ミン一族を殺した犯人がジェイではないと信じていたと話し、事件当日の記憶がおぼろげである彼女に「鬼神の書」を見せます。それを読んだジェイは彼の恐怖を悟り同情しますが、ファンは「必ず事件を解決しよう」と前向きな言葉を彼女にかけるのでした。 ところがその後、ジェイと親しかったシム・ヨンが遺書を残して自決。その遺書を読んだファンは、ジェイの言葉が嘘だったと怒りに震え……！

ジェイは遺書の内容が事実でないことを訴えますが、ファンは信じられません。王宮から追放されたジェイはファンに信用されなかったことが辛く、1人涙を流すのでした。 一方でジェイが心の拠り所であったファンも、苦しみます。眠れない夜を過ごしたファンは、翌日からミン一族が殺されたケソン事件について調べることにしました。ソンオンはそんなファンに「今もジェイのことを想っている」と明かし、ファンも彼女の無実を調べると告げます。 そしてジェイの元を訪れたファン。ジェイは事件当日、牡丹とシム・ヨンを見たことを思い出したと話します。その後ファンが去ったと思い彼の悪口を言っていたジェイは、ファンがいることに気付いて池に落ちそうになり……！

ジェイを抱きかかえたファンは、追い出したことを謝りました。 その後、王宮では王の前で国巫が4文字目は「李」であることを明かし、4文字の言葉は宋家の滅亡ではなく“宋家が李家を滅ぼす”ことだと判明。そして国巫は自分を「碧川(ビョクチョン)の宋家」だと言い、その場で自決しました。 国巫の言葉を聞いたファンは、これまでの事件がすべて同じ組織による犯行だと確信。一方ジェイは侍女のガラムらと共に牡丹について調べを進めます。 すると市中で「宋家滅李」と書いた紙をばらまいている男たちと遭遇。ジェイは彼らを追いかけますが、逆に捕まってしまい、命の危機に……！

ガラムたちのおかげでなんとかピンチを脱出したジェイ。「宋家滅李」の文字から犯人の目的が王室を滅ぼすことだと悟ったジェイは、10年前の出来事を思い出します。碧川で盗賊の頭であった宋家が、はりつけの刑にされたのです。 その夜、ジェイはファンからシム・ヨンの検案書を渡され、彼が白髪になっていたことに驚きます。そして国巫も白髪だったことを思い出したジェイたちは、何かつながりがあることを悟り……。 その後、チョの企みでジュンオンが罪に問われそうになると、ファンが駆け付けて彼の窮地を救いました。そんなファンにソンオンは心から感謝します。これまで鬼神の呪いを怖がり孤独に生きてきたファンでしたが、これからは友という存在を守ろうと誓うのでした。

ファンとお酒を飲むことになり、ジェイは酔った勢いで自分のことを話し始めます。 「ソンオンは父が選んだ相手で、一目惚れしたわけではない」と言うジェイに、それでも正体を明かして彼の元へ行くよう促すファン。しかしジェイは家族を殺した真犯人を捕まえるのが優先だと譲りません。そして解決したら結婚せずこのまま内官として生きたいと告げるのでした。 翌日ファンは王にチョの悪事を報告しますが、まったく反省の色がないチョ。ファンは10年前の碧川事件を探ることで彼の正体を暴こうと決心します。 そしてファンは、唯一の証人・マンシクを探し出すようソンオンに命じました。さらに碧川出身の臣下たちを集め、1人ずつ問いただし……。

臣下たちからは何の手がかりも得られませんでした。碧川事件の記録がないことや、盗賊に住民全員が協力したことなど、不可解な点が多くファンは頭を悩ませます。そんな彼にジェイは牡丹の謎が解ければ事件の真相がわかるはず、と前向きな言葉をかけるのでした。 一方チョは碧川の残党がいることに気づき、過去の悪事がばれるのではないかと戦々恐々とします。そんなチョの言葉を信じて碧川の臣下たちを王宮から追い出した王。ファンは王に、チョを信用せず、過去を明らかにするよう求めます。すると王はファンを幽閉し、内官も1人に限定しろと命じたのです。 それから1か月後、いまだ幽閉は解かれず、ファンは「父上が私を捨てた」と涙を流し……。

ファンの悲しみに心を痛めたジェイはソンオンと共に奔走し、そのおかげで幽閉が解かれることに。ファンは世子として復活します。 その後ジェイはシム・ヨンの翡翠ブレスレットを見て、事件当日のことをもう一度回想します。そして偽物の伝令がファンの護衛であるテガンだったことを思い出したジェイは、急いでファンの元へ。 するとちょうどファンはテガンから報告を受けているところで、ジェイは思わずテガンに刀を向けます。「あの日ケソンに来た伝令はテガンです。犯人はお前か！」と叫ぶジェイに、まさか信じられないという表情のファン。 さらにジェイは、「宋家滅李」の紙をばらまき自分を殺そうとした男もテガンだったことに気付き……！

テガンをその場から下げ、ジェイと2人きりになったファン。すべて彼の犯行だと言うジェイに、ファンはテガンのアリバイを説明し、誤解だと諭します。 その後ソンオンからマンシクの居場所を報告されたファンは、ジェイを連れて彼の元へ。しかしファンが碧川事件について聞こうとした瞬間、チョの刺客が矢を放ち、マンシクは死んでしまいました。 ファンたちは刺客を追いかけますが、ジェイが矢に当たり崖下の川へ転落。ソンオンもジェイを助けようと川に飛び込みます。2人はなんとか助かりました。 一方ファンも刺客と闘い、重傷を負ってしまいます。ジェイたちと合流できたファンでしたが、そのまま意識を失ってしまい……。

倒れたファンを村に運んだジェイとソンオン。ジェイの看護によって目が覚めたファンは、涙する彼女を慰めます。そしてジェイとソンオンに「2人とも生きていてくれてありがとう」という言葉をかけるのでした。 その後、事の経緯を知った王からは碧川事件の調査を止められたファンでしたが、人が死んだという急報を受けてジェイと現場に向かいます。亡くなったのは吏曹判書の娘で驚くファンとジェイ。しかもその娘が身に着けていたのはジェイが失くした翡翠ブレスレットだったのです。 隙を見てジェイとファンはそのブレスレットを盗むことに成功します。

ケソンでの事件当日、シム・ヨンが料理中に翡翠ブレスレットを触っていたことを思い出したジェイ。さっそくジェイがブレスレットを調べると、中に猛毒のヒ素が混入されていて、料理や食事の際に毒が落ちるような仕掛けになっていたのです。 その事実を知り、「毒を入れた犯人は、おそらくミン家全員を殺すつもりだったのだろう」と話すファン。シム・ヨンが自分たちを殺そうとしたのかと考えると、ジェイは思わず涙がこみ上げてくるのでした。 その後、ファンはジェイのために住む家を探します。テガンが見つけてくれた家を訪れたファンは、ジェイと離れ離れになる未来を想像して悲しくなってしまい……。

王宮へ戻ったファンは、「恋慕する人がいる」と言っていたジェイの元へ行き、「その者の名前を言えないのなら慕うようになった訳を話せ」と告げます。 すると「文武に秀で、強靭で、心強くて……。」と次々に褒め言葉を並べるジェイ。まさか自分だとは思わないファンは、嫉妬をあらわにするのでした。 その夜、10年前に討伐隊へ加わっていたハンスという人物に会ったファン。するとハンスまでもがチョの刺客に狙われ、死にかけていたのです。ファンは“10年前、白旗を挙げた碧川の民たちをチョが殺したこと”や、“「宋家の雌犬」と呼ばれる人物が王宮にいること”をなんとか聞き出しました。 そしてファンとジェイは“テガンに双子の兄弟がいるのでは”ということに気が付き……。

幼い頃に別れたのであれば、テガンが兄弟の存在を知らない可能性があるとファンに進言するジェイ。彼女は続けて「牡丹の花びらがアヘンのような薬物と同じように、人を惑わす特性があったかもしれない」と話し、「疑惑を1つずつ潰していきましょう」とファンを励ますのでした。 一方ファンの妹であるハヨン公主が狙われ、護衛していたソンオンは刺客と対峙。しかし刺客の顔がテガンと全く同じだったため、驚いたソンオンは取り逃がしてしまいます。 ソンオンはファンに報告をし、2人は王妃に付いているクォン尚宮が怪しいとにらみました。彼女はチョ家の出身だったのです。 その後、死んだはずの兄テサンを目撃したテガン。そこに居合わせたジェイは逃げようとするテサンを追いかけますが、テガンが妨害し……。

ジェイの首を絞めるテガンを目撃し、慌てて止めに入ったファン。テガンは「兄が生きていたのは知らなかった」と話し、碧川出身だということを隠していたと白状しました。ファンは落ち着くまでテガンを王宮外に出すことにします。 一方ハヨン公主殺害を企んだのはチョの姪にあたる継妃でした。継妃はファンを仲違いさせるため、ソンオンに「コ・スンドルがミン・ジェイだ」と告げます。ソンオンは急いでジェイの元へ行き、気付かなかったことを謝りますが、ジェイは「私を待たず別の人と幸せになって」と話し……。 その後ジェイは短刀で刺された世子嬪を発見して絶句します。

ファンは、碧川の乱を起こした首謀者の息子が弟ミョンアン大君と同じ生年月日であることを突き止め、言葉を失います。 しかもジェイが「世子嬪を殺した」と嘘の自白をしたと知ったファン。投獄されたジェイは牢を訪ねてきたファンに「私の恋慕する人は邸下です。お会いできて幸せでした。」と涙を流すのでした。 ジェイは打ち首の刑となり、ファンもコ・スンドルの正体を隠していたとして廃位・流刑となってしまいます。しかしソンオンは流刑地へ向かう途中に襲われたファンを助け、テガンもファンの命令でジェイを救出するのでした。 一方ファンたちが逃げたことを知ったチョは、彼たちが碧川の民がいるネアン峡谷に向かったこと、そして「宋家の雌犬」が継妃であることを知り……。

継妃の所へ向かったチョは、彼女が10年間ずっと復讐を企てていたことを知り怒りに震えます。継妃に邪魔をするなと警告した後、チョはネアン峡谷へ。 その頃ファンたちは碧川の民たちと会い、一度は捕らえられるものの、必死の説得で彼らの信頼を得ます。そこにチョが兵を引き連れて現れ、激しい戦闘が開始。王もチョの悪事を知り、支援軍を送ります。 制圧されたチョらは処刑され、ファンとジェイへの罰は取り下げられることになりました。濡れ衣を晴らしたジェイはガラムと共に新たな生活を始め、ファンは王に即位します。 1年後ジェイのことが忘れられず、彼女の元を訪れ「私も君を恋慕する」と愛の告白をしたファン。2人はキスをして、ようやく結ばれたのでした。

韓国ドラマ「青春ウォルダム」の全話あらすじをネタバレありで紹介しました。王宮の権力争いをベースに、呪いや復讐などサスペンス要素も取り入れながら壮大に描いた作品です。気になった人はぜひ本編を視聴してみてください！