2024年3月12日更新

「不信のとき ウーマン・ウォーズ」最終回ネタバレ・全話あらすじ!結局誰の子どもだったのかを考察

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1967年に日経新聞で連載、1968年に映画化、1984年にドラマ化された名作の21世紀バージョン「不信のとき ウーマン・ウォーズ」は、2006年に放送された名作ドラマです。 この記事では「不信のとき ウーマン・ウォーズ」のあらすじ・ネタバレを紹介していきます。正妻と愛人の大どんでん返し恋愛ドラマをチェックしていきましょう。

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1話のあらすじ・ネタバレ

31歳の浅井道子(米倉涼子)は、3年前夫の義雄(石黒賢)の浮気が発覚して以降、義雄のために女磨きや家事を甲斐甲斐しく頑張っていました。 ある日、義雄は銀座の高級クラブで雇われママの野上マチ子(松下由樹)と知り合います。義雄が気になるマチ子は義雄を引き止め、タクシーで一緒に帰宅。コーヒーをこぼしたことを理由に自分の部屋に招き入れたマチ子を、義雄は押し倒してしまうのでした。 一方の道子は父の弟子で現在は有名人気書道家の26歳近藤慶(小泉孝太郎)の展示会を訪れ、慶と再会を果たします。

2話のあらすじ・ネタバレ

義雄はマチ子からも道子からも子どもがほしいと言われてしまいます。義雄に相談された取引先の社長・小柳(石田純一)は道子に仕事を与えれば子どものことを考えなくなるだろうと、道子の書を絶賛し料理を褒めちぎります。 マチ子のマンションを訪れた義雄が子どもについて尋ねると、マチ子は「お金はいらないし離婚も要求しない、本気だ」と言うのでした。そこへマチ子の弟・俊也(和田正人)が帰ってきて、義雄は動揺し帰っていきます。 俊也はマチ子に「不倫ならやめておけ」と忠告。道子は頼まれた酒のラベルを書くことに夢中になっています。

3話のあらすじ・ネタバレ

マチ子のマンションから帰る義雄に偶然出くわした道子。義雄はマチ子から妊娠を告げられ動揺しており、気が気ではありません。忘れた財布を送ってほしいとマチ子に連絡しますが、マチ子からは「認知してくれなくても子どもは生む」と連絡が入るのでした。 一方、道子はポスターの書を見た慶から、新しい教室の講師に誘われます。さらに日展への応募も勧められるのでした。 義雄はマチ子の妊娠を小柳に相談。小柳は「男がそれを望んでいないと知れば諦めてくれる可能性もある」と告げます。頭を抱える義雄は、かつての愛人・千鶴子(高岡早紀)とばったり再会するのでした。

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4話のあらすじ・ネタバレ

道子が慶と会ってから自宅に帰ると姑の朋子(江波杏子)が来ていました。既に義雄は帰宅しており嫌味を言われてしまいます。さらに、家庭を守り子どもを一人前に育てることが女の最大の任務で幸せだと忠告を受けるのでした。 一方のマチ子は出産のため静岡にいます。義雄の会社に手紙を送ってくるようになったマチ子。義雄はおしゃれな手紙をからかわれ、ごまかしながらも律儀に返事を書くのでした。 そんな中、仕事で賞を受賞した義雄は道子に報告。しかし脱いだ上着にマチ子からの手紙が入っているのをごまかすのに必死の様子を、和子(杉田かおる)が偶然目撃していました。

5話のあらすじ・ネタバレ

義雄はゴルフの日程が変更になったとの書き置きを残し、静岡のマチ子のもとへ駆けつけていました。生まれた子どもが父親似だと言われ嬉しがる義雄は、憲法記念日に生まれたから「法子」と名付けます。 俊也はカメラを取り出し、マチ子と義雄と法子の写真を撮るのでした。それから1ヶ月後、3ショット写真を持って小柳と食事をしていた義雄に俊也から連絡が入ります。俊也は店にやってきて仕事を回してほしいと義雄に依頼しました。 そこへ道子と慶の2人が現れます。道子は慶に夫とその仕事相手だと紹介し、5人は一緒に食事をすることに。小柳はとっさに写真を隠すのでした。

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6話のあらすじ・ネタバレ

道子は日展で大賞を受賞。その記事を読んだマチ子は義雄の妻とは気づかなかったが、主婦は気楽だとバカにします。義雄は早く祝ってあげてと同僚に言われまっすぐ帰宅しますが、道子は慶たちとのお祝いの席からまだ帰ってきていませんでした。 後日、義雄は重役から道子の受賞を会社のイメージアップに役立てようと言われますが、別の派閥を刺激しないためにもやめた方がいいと断ります。 義雄は俊也に仕事を依頼し、道子が義雄の妻だとは言わないよう約束をしました。そんな中、子連れで出かけたマチ子は寂しさや悔しさが募り、手に入れた義雄の自宅の電話番号に電話をかけてしまうのでした。

7話のあらすじ・ネタバレ

雑誌の記事を読み道子が妊娠していることを知ったマチ子は激怒。義雄はマチ子にどちらの子も別け隔てなく愛すると約束し、マチ子を納得させるのでした。道子が生んだ男の子は「義道」と名付けられます。 自宅で教室を開きたい道子を慶は応援すると言い、自分のブティックがほしいマチ子に義雄はできる限りのことはすると言うのでした。 道子とマチ子は同時期に仕事に復帰。ある夜、義雄がジョルダンへ向かいますが、マチ子は他の客の接客で忙しく、マチ子のマンションへと向かいます。義雄がトイレへ行った隙に、マチ子は義雄の財布から免許証を抜き取り住所をメモするのでした。

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8話のあらすじ・ネタバレ

道子は慶とお酒を飲んでいたことを「妻としても母としても失格」と義雄に謝ります。義雄は道子の言葉を聞き、道子を優しく許そうとしていましたが、ちょうどその頃マチ子が浅井家を訪ねてこようとしているのでした。 一方、慶のオフィスには週刊誌から連絡が入ります。その連絡とは道子との密会現場の写真を掲載するというもの。道子と慶の写真は俊也が道子を尾行し撮影したものでした。 義雄は「書道家同士の不倫発覚」の記事を見て、自分の不倫は棚に上げ激怒します。

9話のあらすじ・ネタバレ

マチ子のマンションで突然お腹を押さえて苦しむ義雄。自宅へ送り返された義雄を出迎えたのは和子でした。急性盲腸炎で10日ほど入院することになり、道子が行けないときは和子が看病をしてくれます。 道子は朋子から金の無心をされました。迷う道子に朋子は慶との不倫の話をします。道子は慶との関係を否定しつつも銀行へと向かうのでした。 ある日、和子は義雄にマチ子と娘を病院に呼ぶことを提案。道子のいない時間にやってきたマチ子と法子が楽しそうにしているのを和子は優しく見守るのでした。

10話のあらすじ・ネタバレ

義雄の看病をしていた道子が病室の電話に出ると、マチ子からで「30分後に見舞いに行く」と言います。マチ子は電話に出たのは和子だと勘違いしていたのでした。 道子が義雄の看病をしているとマチ子と法子がやってきます。「おとうさん!」と法子が義雄に言い、マチ子は部屋を間違えたとごまかそうとしました。 道子はマチ子を追いかけ話がしたいと伝えます。マチ子は法子を俊也に預け、2人で話をすることに。道子は マチ子に「法子は本当に義雄の子どもなのか」と尋ねるのでしたーー。

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11話のあらすじ・ネタバレ

道子は義雄に義雄が先天性無精子症であることを告げます。かつて不妊治療をしていた際、義雄の検査結果を正しく伝えなかったのです。 大きなショックを受けた義雄は、義道は慶との子どもなのか尋ねますが、道子は何も答えず視線をそらし黙ったままでした。夜になり道子は義雄とは寝室を別にして、しばらく家庭内別居することを伝えます。 数日が経過しても道子の言葉が信じられない義雄は、千鶴子を呼び出し子どもについて追求。そして、マチ子のマンションを訪ね、法子は自分の子どもではないのだろうと問いただすのでした。

最終回のあらすじ・ネタバレ

自宅にいた道子を慶が訪ねてきて、義雄と別れて自分と結婚してほしいと伝えました。慶の言葉に道子は動揺します。 一方、義雄は会社で倒れてしまい、小柳が自宅に電話をしますが道子は電話に気づかず留守番電話になってしまいました。そこで小柳はマチ子にも電話をかけますが、マチ子は電話を切り小柳の番号を着信拒否してしまいます。 後日、和子は道子と正面から真剣に話を開始。慶のことも義雄のこともはっきりさせないでいる今の道子は母親として最低だと厳しく語ります。そして、和子は道子が煮え切らないのは人工授精が真っ赤な嘘だからだろうと言うのでした。

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結局誰の子ども?ラストの謎を考察

「不信のとき ウーマン・ウォーズ」では結局、道子(米倉涼子)とマチ子(松下由紀)の子どもは誰の子なのかはっきり描かれていません。 無精子症で体外受精で生んだ子どもが義道だと道子は告白していましたが、無精子症というのが道子のついた嘘だと考えることもできます。ただし、無精子症かどうかは調べればわかることなので、一時的なダメージを与えるためだけに道子が嘘をつくとは考えにくいでしょう。 義雄が無精子症だとするとマチ子の子・法子は誰の子なのでしょうか。考えられるのは、マチ子は他の客とも関係を持っていて、その人の子どもだということ。夜の世界に生きる女ですから、打算的に義雄に妊娠を告げたのではないでしょうか。

原作は同名の小説

「不信のとき ウーマン・ウォーズ」の原作は「不信のとき」という有吉佐和子の小説です。1967年に連載されていた小説を21世紀バージョンにしたのがドラマなので、大きな違いとしては時代背景があります。 ドラマは道子目線で進みますが、小説では義雄目線がメインでたまに道子からの視点も描かれるのが特徴的。さらに、ドラマでは書道家の不倫相手、姑、世話焼きの隣人が出てきますが、これらの人物もドラマオリジナルです。

「不信のとき」最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで解説

大人の女のドロドロのバトルを描いた「不信のとき ウーマン・ウォーズ」は、時を経てもハラハラドキドキさせられる大人の恋愛ドラマです。現実では出会いたくない不倫バトルだからこそ、ドラマの世界で楽しんでみてくださいね。