『カグラバチ』妖刀の能力や契約者を一覧で紹介!残りの2本の考察も
この世に7本だけ存在する妖刀をめぐってバトルが展開される『カグラバチ』。妖刀の存在は作品の核となっています。この記事では『カグラバチ』に登場する7本の妖刀を解説。それぞれの契約者や妖刀の能力をまとめて紹介します! ※この記事は『カグラバチ』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『カグラバチ』妖刀と所有者を一覧で紹介!
「淵天(えんてん)」 | 六平千鉱 |
---|---|
「刳雲(くれぐも)」 | 巳坂→双城厳一→六平千鉱→消滅 |
「酌揺(くめゆり)」 | 漆羽洋児→昼彦 |
「飛宗(とびむね)」 | 座村清市 |
真打「勾罪(まがつみ)」 | 剣聖(本名不明) |
???(妖刀六工のうちの1本) | ??? |
???(妖刀六工のうちの1本) | ??? |
『カグラバチ』妖刀とは?何本存在する?
妖刀とは物語序盤で殺されてしまった刀匠・六平国重(ろくひらくにしげ)だけが打つことができる刀の総称。斉廷戦争時に打たれた妖刀六工と呼ばれる6本と、戦後に打った1本の計7本が存在しています。 原料は雫天石(だてんせき)と呼ばれる特殊な鉱石。雫天石には、人間のなかに眠る生命エネルギー・玄力を増幅させる力があります。 しかし普通に使うと、反動で玄力を込めた人間が死んでしまうそう。国重のみが石の力を安定化させ、加工することができました。妖刀を使うと使い手の玄力が刀の中で増幅し、練り上げられた玄力は異能として放出することが可能。 別格である真打以外の妖刀には、それぞれ3つの固有の能力があります。
妖刀の命滅契約とは
国重が刀を打つ際に設けた仕組みが命滅契約です。妖刀を握ったものが契約者となり、その契約者のみが妖刀の力を引き出せるというもの。契約者が死ぬと契約が切れ、他の者がその妖刀と契約できるようになります。
妖刀の「本領」とは
契約者が「本領」の域に達すると、国重も意図していなかった未知の力が発揮されます。妖刀の能力がさらに跳ね上がったり、その効果をまとうことで使用者の身体能力が著しく上がったりと、戦局を左右することも。
未登場の2本の妖刀と使用者は?
妖刀7本のうち、作品で登場しているのは5本のみです。そうなると気になるのは名前も明かされていない残り2本の妖刀。契約者については、1人が九煙(くえん)大社に匿われている女性、もう1人が鮨 すば琉に匿われている寿司職人の男性だということがわかっています。妖刀の能力に関してはどちらも不明です。
妖刀「淵天(えんてん)」
契約者 | 六平千鉱 |
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玄力反応 | 金魚 |
備考 | 六平国重の遺作 |
「淵天(えんてん)」は六平千鉱(ろくひらちひろ)にとっては父・国重の形見の品。国重が戦後、時間をかけて打った妖刀で、その存在は隠されていました。他の妖刀が強奪された際も、この1本のみは国重が死守。以降は父親の仇を取って妖刀を取り戻したいチヒロのメイン武器として活躍します。 妖刀六行は真打「勾罪」と命滅契約が同期していますが、「淵天」は同期していません。そのため剣聖が死んでも、「淵天」契約者は死なずにすみます。
涅(くろ)
攻撃時は黒の出目金が出現し、高威力の斬撃を放ちます。攻撃を遠くに飛ばせるので、牽制や迎撃など多様なシーンで活用できる技。一撃を軽くして手数を増やす派生技「涅・千(くろ・ちぎり)」もあります。
猩(あか)
吸収・放出の能力。赤い琉金が出現し、その玄力凝縮体が敵の妖術を吸収します。ストックした妖術は一度だけ放出して使うことが可能。香刈緋雪(かがりひゆき)戦では彼女の技を吸収した派生の「猩・“炎骨”(あかえんこつ)」を披露しました。
錦(にしき)
効果は身体強化で、玄力凝縮体は東錦。玄力を上乗せすることで常人離れしたスピードを出すことができます。ただし、使用後の肉体への反動が大きく、負荷が大きいことが難点。三半規管の強化に使って、幻惑に対抗するといった使い方もできます。
妖刀「刳雲(くれぐも)」
契約者 | 巳坂→双城厳一→六平千鉱→消滅 |
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玄力反応 | 龍の形をした雲 |
備考 | 妖刀六工 |
妖刀六工の1本「刳雲(くれぐも)」。斉廷戦争時代は巳坂(みさか)という人物が契約者でしたが、彼は国重襲撃と同時期に毘灼(ひしゃく)によって殺害されました。その結果、妖刀は毘灼陣営に奪われ、毘灼の協力者の双城厳一(そうじょうげんいち)に貸し出されていました。 作中で初めてチヒロが対峙することになった妖刀であり、双城を倒したのち、チヒロのもとへ。最後は限界を超えたため完全消滅しました。
鳴(めい)
「鳴(めい)」は雷の能力。威力を発揮するには溜めが必要です。双城は雷電をまとうことで超高速での移動を実現していました。 チヒロも雷をまとうことで高速移動&高攻撃力を実現する「鳴・千(めいちぎり)」を発動しています。すでに折れていた刳雲は、最後にこの技で力を出し切り消滅しました。
結(ゆい)
「結(ゆい)」は氷の能力。刀身に触れたものを凍結して拘束することができるため、捕縛に有効です。ほかにも氷で敵を串刺しにすることも可能。
降(こう)
「降(こう)」は水の能力。刀身から放水したり、霧状に出して目眩ましに使ったりすることが可能。鳴の雷とあわせて使うことで、攻撃範囲を広げることができます。
妖刀「酌揺(くめゆり)」
契約者 | 漆羽洋児→昼彦 |
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玄力反応 | 花魁 |
備考 | 妖刀六工 |
妖刀六工の1本「酌揺(くめゆり)」は霞模様の鍔が印象的な妖刀。既出の妖刀に比べて直接的な攻撃力は劣りますが、幻覚やものを操るといったデバフ性能が高い点が特徴。 契約者は戦争でも英雄として活躍した漆羽洋児(うるはようじ)でしたが、一度死亡したため契約が切れました。漆羽は剣士としても腕が立つため、「酌揺」のデバフと組み合わせていたと考えられます。 新たな契約者は毘灼の昼彦(ひるひこ)です。
宴(えん)
幻覚を引き起こす能力。特定の範囲内で、対象に対して自分を斬ったかのように誤認させたり、トラウマを思い出させたりすることができます。幻覚を見せずとも、酔いによって三半規管を狂わせるという使い方も可能。
遊(ゆう)
周囲の物体を自由自在に操る能力。漆羽においては万物に対する敬意を極めることで、物の扱いを向上させていました。一方で昼彦は万物への軽視を極め、ものを破壊するという使い方をしてみせます。
妖刀「飛宗(とびむね)」
契約者 | 座村清市 |
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玄力反応 | 鳥の羽 |
備考 | 妖刀六工 |
「飛宗」は斉廷戦争にて座村清市(さむらせいいち)が振るっていた刀です。「飛宗」の能力はすべて補助系ですが、座村自身は居合白禊流の師範代で最強の剣士と謳われる人物。彼自身の高い技量と組み合わせることで、作中屈指の強さを誇っています。 玄力反応で出現する黒翼を使って、実際に空を飛ぶことができ空中戦も可能。座村は盲目の代わりに視力以外の感覚が超人的に優れており、黒翼も周囲を知覚するのに使われています。
鴉(からす)
黒い羽を撒き、その羽の下に転移移動できる能力。羽を広範囲に撒けば、その範囲内ならどこからでも出現することができます。彼が使う居合白禊流はそもそも最速最強の剣術。そこに転移という要素をかけあわせるので、かなり強力です。
梟(ふくろう)
上空に展開した梟の目を模した玄力によって周囲の玄力を知覚する能力。本領に至った状態で梟を使った際は、知覚範囲はなんと日本全土に及んでいました。梟で妖刀の使用を察知、鴉で転移してその場に現れるという使い方もできます。
雀(すざく)
対象を回復効果のある炎で包む能力です。傷の回復や状態異常の無効化も可能。また座村ほどの実力者であれば、死者の蘇生も可能。彼に斬られたチヒロや漆羽の蘇生も、この雀の能力だと推察されています。
妖刀・真打「勾罪(まがつみ)」
契約者 | 剣聖(本名不明) |
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玄力反応 | 虫 |
備考 | 妖刀六工の真打 |
「勾罪(まがつみ)」は真打の名が冠されている別格の妖刀。国重殺害をはじめとした一連の事件も、毘灼がこの「勾罪」を入手するために起こしています。 力が大きすぎるため、命滅契約でも力を縛れません。刀身を抜かずともものが斬れるし能力も行使できてしまう代物。刀身から溢れる黒い雫は、触れた者の命を吸い取ります。 楽座市に出品された際、漣京羅(さざなみきょうら)が「勾罪」を握りその力の一端が垣間見えました。
蛛(くも)
拘束能力。対象の足元に蜘蛛の巣の模様が現れ、対象を完全に拘束することができます。
蜻(とんぼ)
命を蝕む玄力を飛ばすことができます。飛ばす玄力は不可視なため、敵対した者にとっては即死技を避けなければいけないというプレッシャーを感じる技です。
蜈(むかで)
全方位に向かって斬撃や衝撃波を放つ広範囲攻撃。発動時にはムカデを模した玄力凝縮体が出現します。上記3つは京羅の使用時に発動されました。本来の使い手が使えば、もっと強い力を発揮することも考えられます。
蠱(こどく)
本領に至った剣聖が解き放った4つ目の能力。命を蝕む玄力を放ち、対戦国であった小国の民約20万人を全滅させた能力です。発動条件などは不明ですが、作中では近々また蠱が起きるとされています。 しかし剣聖を殺すと他の妖刀六工の契約者が死んでしまうことが発覚。剣聖を殺すわけにもいかず、神名備はその対策に頭を悩ませています。
『カグラバチ』白熱する妖刀バトルから目が離せない!
『カグラバチ』の妖刀について紹介しました。まだ全貌が分かっていない刀や、本領時の覚醒能力が描かれていない刀も多く、この先の展開でも楽しませてくれそう。はやく全妖刀が集結した様子を読んでみたいですね!