『怪獣8号』古橋伊春は熱血で仲間想いな性格！その強さや活躍についても解説

人々の日常を脅かす「怪獣」と「防衛隊」との戦いを描くアクション漫画『怪獣8号』。多くのファンに愛されている人気作で、2024年4月からのアニメ放送でも話題となっています。 この記事ではそんな本作の登場人物・古橋伊春について、その人物像や強さ、作中での活躍などを紹介していきます！ ※この記事は『怪獣8号』の重大なネタバレを含みます。

古橋伊春は日本防衛隊に新しく入隊した隊員のひとりで、主人公の日比野カフカや市川レノの同期にあたります。リーゼントのような髪型と鋭い目つき、ギザギザとした歯が特徴のキャラで、一見したところ乱暴者のイメージです。 しかし意外と気さくな人物であり、正反対のクール系でしかも年下のレノとも仲良くしています。レノからは「伊春くん」と呼ばれており、楽しげに軽口を叩き合うこともしばしばです。

見た目はまさにヤンキーといった伊春ですが、その中身は情に厚く仲間想いの熱血漢です。レノとともに怪獣9号の襲撃を受けたときには、逃げろと言われてもその場に留まり彼を守ろうとしました。 またよく言えば純粋、悪く言えば「アホの子」っぽいところがあり、周りの言うことをすぐに信じてしまう一面も。ただ言い換えれば裏表がない性格なので、仲間からはムードメーカー的な存在として愛されています。 非常に負けず嫌いですぐに同期と張り合おうとはしますが、相手を無理やり蹴落としたり足を引っ張ったりしようとすることはなく、とにかく自分を高めようと必死で食らいつくタイプです。一言で表現すれば、まっすぐな男なのです。

伊春は「八王子討伐高専」を首席で卒業していることからもわかる通り、非常に優秀な能力を持つ実力者です。ただし別格の存在である四ノ宮キコルをはじめとして粒ぞろいの年だったため、動機の中では上の中といった位置に留まっています。 時と場合によって戦い方にムラが出てしまうタイプで、実力を出し切れない場面も少なくありません。しかしその一方、「ゾーン」に入ると飛躍的に強くなるという持ち味もあります。こうなったときの彼の立ち回りは、隊長クラスと並べるほどです。 とはいえ、ゾーンに入れるのはあくまでも一時的なものなので、今後はそれをどうコントロールしていくかが課題となるでしょう。

伊春の解放戦力は20％台です。これだけでも新人としては優秀な部類に入りますが、ゾーンに入ったときにはなんと「88％」という驚異的な数字を叩き出したこともあります。

防衛隊員にはそれぞれに合った装備が与えられていますが、伊春が使用するのはマシンガン銃を思わせる銃器です。弾丸には撃ち込んだ後発電する性質があり、敵に内部からダメージを与えることができます。

伊春は防衛隊に入隊してはじめての任務「相模原討伐作戦」にて、レノとともに怪獣9号に襲撃されるというアクシデントに見舞われます。怪獣8号に変身したカフカが助けてくれたおかげで大事には至りませんでしたが、大怪我を負って入院する羽目に……。 その後復帰してからはレノとともに第4部隊に一時的に所属することになりました。周りと比べて自分が伸び悩んでいることに葛藤しながらも、土竜67型との戦いではレノと見事な協力プレーを見せて活躍しています。このとき、ひとりで突っ走るレノを叱咤する姿も印象的でした。 まだまだ発展途上にある一方で、今後の成長がますます期待されるキャラだといえるでしょう。

アニメ『怪獣8号』で伊春の声を担当するのは、賢プロダクション所属の新祐樹です。2010年代から活動を始め、2021年に『東京リベンジャーズ』の花垣武道役で初主演を果たしました。 繊細さと力強さを兼ね備えた声の持ち主で、荒々しさや素直さなどさまざまな表情を持っている伊春にもぴったりのキャスティングですね。

仲間想いでまっすぐで、ここぞというときに信じられない強さを発揮する伊春。強すぎる周りと比べてしまうとあまり目立たないようなところもありますが、今後の成長と活躍に期待大です！