四ノ宮キコルが死亡？アスカと言われる理由や父との関係を解説【怪獣8号】

四ノ宮キコルはアニメ化で話題の『怪獣8号』に登場する、「史上最高の逸材」と評されるエリートルーキー隊員です。 本記事ではそんなかわいくて強い四ノ宮キコルについて、死亡説や主人公・カフカや長官である父との関係、声優情報などをまとめて徹底紹介。一部のファンから「アスカ」と言われる理由についても解説していきます！ ※この記事は『怪獣8号』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

四ノ宮キコルは主人公・日比野カフカと同じタイミングで入隊試験を受けて、後に同期となる新人隊員です。金髪ツインテールが特徴で、強気な言動の多い少女。 父親は防衛隊長官の四ノ宮功(しのみやいさお)、母は元第2部隊隊長の四ノ宮ヒカリというサラブレッド。彼女は肩書だけでなく実力も超逸材で、カリフォルニア討伐大学を首席で飛び級卒業、入隊試験もトップで合格しました。 同期のなかではいち早く識別怪獣兵器・ナンバーズ4と適合しています。

2024年4月現在、四ノ宮キコルは死亡していません。ですが、怪獣9号との戦いで、長官であり父である功が殺されて吸収されました。彼女は両親ともに怪獣との戦闘で死亡するという悲しい現実を背負うこととなっています。 怪獣9号が仕掛けた全国群発災害では、キコルは亡き功の記憶を持つ怪獣15号と対峙することに。父親との大切な記憶が怪獣によって汚されていくという精神的につらい展開となりましたが、入隊後のキコルの成長もあって、単独撃破に成功しています。 死亡してはいませんが、過去の2度の戦闘では死亡寸前まで追い込まれたキコル。ヒロインの1人として死亡フラグはいまのところ立っていないので、完結まで生き延びてほしいです！

キコルは防衛隊の入隊試験の最終試験にて、基地に襲撃してきた怪獣9号と対峙します。その際、圧倒的な力を持つ怪獣9号相手に手も足も出ず、衝撃波を食らって重傷を負いました。 そのままいけばキコルが死亡していたことは確実ですが、そこにカフカが助けに入ったおかげで彼女は命拾いをします。深い傷を負いはしたものの、きちんと治療を受けたため回復しすぐに復帰することに。この出来事は、キコルがカフカを認めるきっかけにもなりました。

怪獣9号によって生み出された怪獣15号は、見た目を自由自在に変化させたり相手の精神に干渉したりする能力の持ち主です。さらにキコルの情報をインプットされており、彼女と同等の戦闘能力を誇ります。 怪獣15号は自身が持つキコルに関する記憶を活用することで彼女に精神攻撃を仕掛けました。これにより一時は心身ともに追い詰められたキコルでしたが、戦いの中で覚醒し、結果としては敵を撃破することに成功しています。精神崩壊寸前からの反撃は実に鮮やかでした！

「エヴァ」のアスカと似ているとよく言われるキコル。たしかに両者を比べてみると、「英才教育を受けたエリート」「ツンデレ」「幼くして母を亡くす」といった共通点があります。 さらに勝ち気な表情や生意気な口調も共通しているほか、どちらもぴったりとしたスーツを着て戦うので、似ているという印象を抱くのも当然かもしれません。『怪獣8号』の作者はエヴァのファンを公言しているので、キャラクター造型の参考にした可能性もあります。

原作80話で描かれた怪獣15号とキコルの戦いについても、エヴァに似ているという声が多くあがっていました。すでに紹介した通りキコルはこの戦いで精神攻撃を受けていますが、実はアスカも精神攻撃を食らって追い詰められたことがあります。 ただしどちらも「精神攻撃」あるいは「精神崩壊」という要素は共通しているものの、当然ながら細部の展開ややり取りはまったくの別物です。パクリを疑う声もありますが、影響を受けている程度のことだといえるでしょう。

主人公・カフカに対し、キコルは初対面で「おじさん」と言い放っています。実際、2人は16歳差。以降も2人は犬猿の仲といった雰囲気で、キコルはカフカを見下していました。 ですが、9号の基地襲撃の際、キコルはカフカによって命を救われます。同時に、彼が怪獣8号だと知ることに。命を救われた恩や、秘密を共有する仲となったことで、相変わらず口ではツンケンしていますがキコルのカフカへの態度もかなり軟化しました。 このあたりから、キコルは彼の言動に赤面したりバイタルサインが急上昇したりするように。これが父性への憧れなのか恋なのかは定かではありませんが、彼女がメインヒロインとなる可能性もゼロではないでしょう。

キコルの父親は防衛隊トップを務める功です。功はかつて最強を誇った強さと正義感を持つ、まさに長官にふさわしい人格者。かわいい愛娘だからといってキコルを甘やかすことなく、「この国のために完璧であれ」と育ててきました。 真面目なキコルは、その教えを胸に刻み努力し続けます。彼女はやや強気な言動が目立ちますが、かといって自己中ではなく、仲間をすくい上げるような高潔な精神も見られます。それも父・功という存在があったからでしょう。 長官の殉職を受けたキコルは、さらに強く成長しようと決意していました。

キコルは大きな斧型の武器を専用武器として与えられており、それを派手に振り回して戦います。小柄な身体とのギャップは激しいですが彼女の性には合っているようで、同期の市川レノも「アグレッシブで高圧的な性格にピッタリ」と評していました。 また解放戦力は当初46％でしたが入隊後めきめきと伸び、最終的には94％に到達しています。これは亜白ミナや鳴海弦と並べても遜色ないほどの数値です。

「隊式斧術」はキコルが巨大な斧型の武器を使って繰り出す技です。斧自体の殺傷力が高いはもちろん、柄のトリガーを引いて発生する衝撃波を使うことで、より威力を生み出すことができます。 現時点で登場している技は上記の4つ。いずれも破壊力が高く派手な技なので、それぞれが繰り出されるシーンはインパクト抜群です！

キコルは強さもかわいさも兼ね備えたツンデレお嬢様です。ビジュアル的にも能力的にも、作品が違えばメインヒロインとなっていたでしょう。 キコルは時折見せる年相応な感情豊かな表情がとにかくかわいいのですが、ルーキーにも関わらず第3部隊トップ3にまで躍り出る実力者だというのも魅力です。小さな体で大斧を振り回し「隊式斧術6式達磨落」で怪獣を狩る姿には惚れ惚れしてしまいます！

アニメで四ノ宮キコルを演じるのはファイルーズあいです。 「ジョジョ」に憧れ声優を志し、実際に空条徐倫役を射止めたエピソードは有名。このほか『トロピカル〜ジュ!プリキュア』のキュアサマー役や『ダンベル何キロ持てる？』の紗倉ひびき役などを演じています。 自信に満ちたキコルをかわいくもかっこよく演じてくれるでしょう！

『怪獣8号』の大型ルーキー・四ノ宮キコルについて紹介しました。悲しみを乗り越えてさらなる成長を誓ったキコルは、これからどう物語に絡んでいくのか。その活躍を漫画やアニメでチェックしてみてください！