「転スラ」ギィ・クリムゾンは最古の悪魔！ディアブロとの関係や正体について解説

ギィ・クリムゾンは最古の悪魔「原初の赤」にして世界の「調停者」でもある作中屈指の強さを誇る魔王です。 本記事ではアニメ3期で盛り上がる「転スラ」のギィ・クリムゾンについて徹底解説！強さやユニークスキル、ディアブロやヴェルザードとの関係、性別など、彼を理解するうえで欠かせないポイントをまとめて紹介していきます。 ※この記事は『転生したらスライムだった件』の重要なネタバレを含みます。

ギィ・クリムゾンは真紅の長髪と瞳が目を引く「原初の七悪魔」の「原初の赤(ルージュ)」にして、最強最古の悪魔の王。はるか昔に戦争のために召喚され、この世で初めて魔王に覚醒した存在です。ちなみにギィという名前は滅ぼした人々の悲鳴に由来しています。 彼は普段は永久凍土広がる氷土(ひょうど)の大陸に構えた「白氷宮」に住まい、北方の大陸を支配を担当。魔王らしい冷酷さを持つ反面、契約や友人との約束を重んじる世界の調停者らしい一面も持ち合わせています。

ギィ・クリムゾンもその一柱に数えられる「原初の七悪魔」とは、すべての悪魔の始祖のこと。「原初の赤(ルージュ)」と呼ばれるギィはそのなかでも最初に生まれた文字通り最古の悪魔なのです。 主人公・リムルが召喚したディアブロも、ギィと同じ「原初の七悪魔」の一柱。「原初の黒(ノワール)」であるディアブロとギィは、名前を得る前に冥界で最強の座をかけて戦い引き分けになったほぼ互角の存在です。 リムルを介して再会を果たしてからは、ギィが気まぐれなディアブロに振り回されるような関係性に。ディアブロの止まらないリムル自慢にギィは辟易すると同時に、原初のなかでも扱いにくい彼の存在に頭を悩ませているようです。

「傲慢者(プライド)」はユニークスキルのなかでもとくに強力とされる大罪系ユニークスキル。魔王になると決意した心を具現化したもので、「捕食した対象を解析」「対象を永遠に封印」「周囲の人間の精神操作」といった権能を持ちます。

アルティメットスキル「傲慢之王(ルシファー)」はユニークスキル「傲慢者(プライド)」から進化した悪魔系究極能力です。 権能は相手のスキルのコピーで、アルティメットスキル含めて1度目にしたスキルをコピーして使用することが可能。しかも調整や最適化までできてしまいます。 最強の究極能力ではありますが、リムルが持つ究極能力がさらに覚醒した神智核(マナス)「シエル」はおそらくコピー不可なので弱点となり得るでしょう。

アルティメットスキル「深淵之神(ノーデンス)」は「傲慢之王(ルシファー)」が進化した究極能力です。権能は「万有具現能力」であらゆるものを生み出すことが可能。 Web版最終話にて、最終決戦を経てギィが能力を進化させたことが語られています。戦闘で使用された描写はなく、最終決戦後、崩壊した白氷宮の再現に能力を使おうとしていました。

ギィ・クリムゾンは普段は男性の見た目をしていますが、実際は両性具有で容姿を女性寄りにすることもできます。 書籍版ではギィまだ女性の姿をお披露目していません。ですが相当気に入っている様子の「八星魔王(オクタグラム)」の1人、レオン・クロムウェルに対しては、漫画17巻76話で「お前が望むのならオレは女になってやってもいいのだがな」と抱かれてもいい発言をしていました。 Web版236話では相棒である白氷竜・ヴェルザードの洗脳状態を解いて正気に戻すために、ギィいわく「演算特化」の姿である女性型になっています。作中では「凄絶な美女」と形容されており、かなりスタイル抜群な姿に描かれていました。

レオン・クロムウェルは「白金の剣王(プラチナムセイバー)」と称される魔王の1人。元異世界人で、元勇者という変わった経歴の持ち主です。 ギィはレオンの実力を買っており、Web版では実際に手合わせして勝利と引き換えに仲間の立ち位置に加えています。書籍版では過去に戦った様子はありませんが、100万回戦えば1度はレオンが勝てるだろうとギィは戦いたがっていました。ギィの方はレオンを親友だと思っているようです。

ラミリスは元妖精女王で、ギィやミリムと同じ最古の魔王です。かつてギィとミリムが熾烈な争いを7日間繰り広げた際、その仲裁に入ったのがラミリスでした。それが原因でラミリスは力の大半を喪失。さらに2人から魔王と竜の気を浴びたことで魔王となります。 この一件以降、ギィにとって彼女は大事な友人に。ラミリスに害なす者は誰であっても容赦しないというほど、ギィにとってラミリスは特別な存在になっています。

「星王竜」ヴェルダナーヴァは世界の創造主にして、世界最強種・竜種の長男。魔王ミリムの父でもあります。 当時のギィは自分が最強だと疑わず、ヴェルダナーヴァが創造主と知りながら戦いに挑み惨敗。以降2人はよき友となり、ギィはヴェルダナーヴァに自分の代理人として「調停者」となり、この世界を見守ってほしいと頼まれるのでした。 それ以来、長きにわたりギィは義理堅くその役目を果たし続けています。

「白氷竜」ヴェルザードはヴェルダナーヴァに次ぐ2体目の竜種です。彼女は兄が自分たち妹弟を差し置いて、ギィに調停者を任せたことに嫉妬して、戦いに挑みます。当時ギィはユニークスキルしか持っていなかったのにも関わらず、究極能力持ちのヴェルザードと三日三晩互角の戦いを繰り広げました。 この戦いをきっかけにギィのユニークスキルは「傲慢之王(ルシファー)」へ進化。さらにヴェルザードは彼に好意を寄せるようになりました。

アニメでギィ・クリムゾンを演じるのは石田彰(いしだあきら)です。「エヴァンゲリオン」の渚カヲル役をはじめ、『鬼滅の刃』の猗窩座役、『銀魂』の桂小太郎役、『NARUTO』の我愛羅役などが有名。 「石田ボイス」と評される唯一無二の艶っぽい声色は、ギィ・クリムゾンの底のしれない無敵感にぴったりです。

2024年4月からのアニメ3期も注目を集める「転スラ」のギィ・クリムゾンについて紹介しました。リムル並にずば抜けた強さを持つギィ・クリムゾンが今後書籍版やアニメではどう描かれていくことになるのか、ぜひ本編を追いかけてみてください！