『忘却バッテリー』要圭の記憶は戻る！？記憶喪失の真相とは

2024年4月からのアニメ放送により、その人気がますますヒートアップしている漫画『忘却バッテリー』。 個性あふれるキャラクターが多数登場する本作ですが、この記事では主人公のひとりとなる要圭(かなめけい)について徹底解説！果たして彼の記憶は戻るのか？そもそも記憶喪失になった理由やその真相は？気になる情報をしっかり紹介し、彼の魅力や秘密に深く迫っていきます。 ※この記事は『忘却バッテリー』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

本作の主人公・要圭。もともとはもうひとりの主人公・清峰葉流火(きよみねはるか)とバッテリーを組む凄腕のキャッチャーでしたが、記憶喪失になってしまい野球に関する技術や知識を全て失ってしまいます。 そのため野球部のない小手指高校に入学したものの、ひょんなことから再び野球を始めることに。ちなみに記憶喪失前は知的なクールキャラでしたが、現在は「パイ毛！」という謎のギャグを乱発するおバカな性格になってしまいました。

初登場時から記憶を失っていた圭。しかしあるときを境に「記憶喪失以前の自分」に戻る機会が増えていきます。さらに自分が残した野球ノートを発見し、次第に過去の自分へと近付いていくことに……。 そして強豪・帝徳高校との試合中、極限状態になった圭はついに記憶を取り戻します。かつての彼は自分が野球に誘った葉流火の才能を殺させないために、正しい道へ導こうと決意していました。そのために血が滲むような練習を重ね、彼の隣を走れるよう必死に努力を継続。 しかし強豪校からスカウトされた際、圭は「葉流火のバーター」として声をかけられていただけと判明。これまで積み上げてきた日々の瓦解。不甲斐ない自分への哀しみ。圭は封印していた記憶を取り戻し、途方もない絶望を思い出すことになるのでした。

かつての圭は葉流火を導くために野球を続けていました。本来であれば自堕落な自分を律し、「野球だけに没頭する要圭」を演じてきたのです。少し穿った見方をすれば、葉流火は圭の生き方を狂わせた存在。そのため圭は自身の実力に絶望した際、「葉流火と出会わなければ良かった」と考えてしまったのです。 そして圭はこんなことを一瞬でも考えてしまった自分を恥じ、そんな己を忘却することを選択。つまり彼の記憶喪失を引き起こしたのは、病気でも事故でもなく圭自身の心。彼は最低な自分をリセットし、再び親友と向き合うために記憶喪失を引き起こしてしまったのです。

自分を律して厳しく野球に取り組んでいた頃、圭は「智将」と称されるクールキャラでした。記憶喪失後、そのキャラはごくまれにしか姿を見せなかったのですが、なんと記憶が戻ったタイミングでその人格が圭の内側で復活！ これ以降彼は「おバカな主人格」と「クールな別人格」を抱える二重人格状態になってしまうのです。智将と呼ばれる別人格はこの異常事態を解消するために「自分の存在価値を失くすこと」を提案。主人格の野球技術が向上すれば、別人格を頼ることもなくなるだろうと考えたのです。 そしてここから圭はライバルとの戦いだけでなく、自分自身との戦いにも身を投じていくことになります。

アニメ版で要圭の声を担当するのは、人気声優の宮野真守です。1990年から俳優としての経歴をスタートさせ、2001年からは声優としての活動も開始。これまでに『機動戦士ガンダム00』の刹那・F・セイエイや『STEINS;GATE』の岡部倫太郎など、数多くの人気キャラを担当しています。 また昨今では映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でマリオの吹き替えを担当し、改めて注目を集めていました。

『忘却バッテリー』の主人公として作中で様々な活躍を見せる要圭。 笑えるシーンからかっこいいシーンまで、彼が登場する場面は見どころ盛り沢山！これを機に本作をチェックし、圭が持つ唯一無二の魅力を味わってみてはいかがでしょうか！