『怪獣8号』ミツケタの正体を徹底考察！カフカを探していた理由・目的とは？

ミツケタは『怪獣8号』に登場する名前も目的もわからない謎の小型怪獣です。ミツケタに見つかったことで、主人公・カフカは怪獣となってしまいますが、ミツケタの目的や正体とは何なのでしょうか。 この記事ではミツケタについてわかっていることを整理しながら、その正体や目的、カフカを探していた理由などを考察していきます！ ※この記事は『怪獣8号』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

ミツケタとは1話ラストに登場し、主人公・日比野カフカの口内に入り込んだ虫のような姿の小型怪獣です。 病院のベッドに横たわるカフカの目前に突如現れた怪獣は「ミツケタ」と言うなり、彼の体内へ入りました。怪獣の正式名称が不明なため、このセリフからミツケタと呼ばれています。 ミツケタのせいでカフカは怪獣に変身する特殊な身体になるのですが、依然としてミツケタの正体や発生、動機は明かされていません。

ミツケタが最初からカフカを知っていた場合に浮かぶのが、ミツケタ＝未来のカフカ説です。 はっきりした根拠はありませんが、未来でカフカや防衛隊が完敗。怪獣に支配される未来から、怪獣化させられたカフカ、もしくは怪獣に飲み込まれたものの生きていたカフカの意思が、なんらかの技術で過去改変のためにやってきたのかもしれません。

ミツケタは怪獣なのに怪獣を憎んでいます。そこを踏まえると、怪獣に未来を奪われたカフカが特殊な力で死に戻りやループをしながら、未来を変えるために過去の自分を探していたのかもしれません。 ピンポイントでカフカのいる病室に現れたのも、過去の自分の行動を知っていたからかも。もし何周もループしていたのなら「ミツケタ」というセリフも納得がいきますね。

カフカが怪獣と戦うための怪獣として活躍していることから、ミツケタは人間が対怪獣戦のために生み出した人造怪獣とも考えられます。 33話では怪獣組織を人体に移植する研究について言及がありました。そういった実験をしている組織があっても不思議ではありません。 ミツケタが怪獣への憎悪を持つ点も、人間によって作られた存在なら納得がいきます。

怪獣9号は高い知能と怪獣を生み出す能力を持っています。ミツケタも9号が生んだ怪獣のうちの1体だったのかもしれません。9号に出来損ないとして捨てられたミツケタが、9号を倒すために人間側についたのではないでしょうか。 もしくはこれまで9号が取り込んできた人間たちの思いを受け継いだ存在がミツケタだったという線も考えられます。

カフカが自分と適合する人間だと知っていたから、カフカを探していたと考えるのが自然でしょう。どうやって知ったのかという部分に疑問は残りますが、ミツケタが躊躇なくカフカの口内に入っていく描写からも、うまく融合できるという確証があったのだと考えられます。 融合相手が誰でもよければ、隣にいたカフカより若くて戦えそうな市川レノを選んだのではないでしょうか。

ミツケタが人間の力を見抜く能力を有していたとするなら、偶然見つけた条件にあてはまる人間がカフカだった説も十分にあり得ます。 カフカは防衛隊スーツ適性が異様に低いです。怪獣化したから低いのか、もともと低い体質だったかは不明ですが、もしかするとこれもミツケタとの融合条件に関係してくるのかもしれません。 この場合、ミツケタとカフカは偶然出会ったことになります。

ミツケタの目的は「カイジュウ…コロス」です。一方で、人間と融合してまで怪獣を殺したい理由はわかっていません。 ミツケタからは人間を守りたいという印象は受けません。怪獣殲滅のため、人間を利用していると考えるのが妥当でしょう。 怪獣への殺意が他者によって植え付けられたものなら、怪獣を殺したいという目的もどこかのタイミングで破綻する可能性があります。

すべてが謎に包まれている幼獣、通称ミツケタについて考察や予想を交えて紹介しました。アニメも始まりますます注目が集まる『怪獣8号』。ミツケタの謎についても漫画を読み返して独自の考察を楽しんでみてはどうでしょうか。