【ネタバレ】「ウィキッド2 永遠の約束」ラストを考察!2人はその後どうなる?テーマや小ネタも解説
続編「ウィキッド2 」作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
| 原題 | 『WICKED: FOR GOOD』 |
|---|---|
| 公開日 | 2026年3月6日(金) |
| 上映時間 | 137分 |
| 監督 | ジョン・M・チョウ |
| キャスト | シンシア・エリヴォ , アリアナ・グランデほか |
「ウィキッド」は名作児童文学『オズの魔法使い』の前日譚で、『オズの魔法使い』に登場した西の悪い魔女・エルファバと善い魔女・グリンダの知られざる友情が中心に描かれます。 前作では2人の学生時代を描き、本作では『オズの魔法使い』の裏で起きていたことが中心に描かれています。
前作『ウィキッド ふたりの魔女』のあらすじを復習

生まれつき緑色の肌と強い魔力を持ち、人々に誤解されながら行きてきたエルファバ。その強大な魔力を見込まれてシズ大学に入学することになった彼女は、人気者のガリンダ(のちのグリンダ)と出会います。当初はお互いに嫌悪感を抱いていたふたりでしたが、あることをきっかけに親友に。 一方でオズの国では、しゃべる動物への弾圧がつづき、彼女たちの歴史の先生でヤギのディラモンド教授は教職を追われてしまいます。エルファバは心を痛め、オズの魔法使いならなんとかしてくれるはずと思っていました。 そんななかエルファバはオズの魔法使いから招待され、謁見が叶うことに。彼女は、オズの魔法使いに動物排斥運動を止めてくれるように頼みます。しかし実は、魔法使いこそが動物たちを排除しようとしている黒幕だったのです。 真実を知ったエルファバは、魔法使いたちに対抗することを決意します。
パート1「ふたりの魔女」の冒頭のシーンはパート2撮影後に撮られたもの!「パート2」を見たらグリンダのあの表情の謎が解けるのかも?
後編『ウィキッド 永遠の約束』のあらすじ【ネタバレなし】
前作から数年。すっかり「悪い魔女」として人々から恐れられるようになったエルファバ。一方グリンダは、体制側の宣伝塔「善い魔女」として名声と人気を得ていました。しかし親友との決別は、彼女の心に深い影を落としています。 和解は失敗に終わり、2人の間の溝が深まっていくなか、突然現れた“カンザスからやってきた少女”によって、運命は大きく動き出します。
映画『ウィキッド 永遠の約束』を結末までネタバレ!2人の選択とは?
悪い魔女と善い魔女

エルファバは国の中心部から離れた森に、動物たちを匿っていました。しかしあるライオンが、彼女が自分を家から引き離したと言い出し、オズの国を離れる動物たちも出てきてしまいます。 一方グリンダは、魔女狩り隊の隊長となったフィエロと婚約。一見順風満帆な日々を過ごしていましたが、エルファバのことをいつも気にかけていました。
東の悪い魔女とブリキ男の誕生
ネッサローズは父の跡を継いでマンチキン国の総督になり、ボックは彼女の補佐を務めています。ネッサはボックが自分から離れていかないように圧政を敷いており、「東の悪い魔女」として人々から憎しみを買うようになります。 エルファバが久しぶりにネッサのもとを訪れると、彼女は魔術書グリムリーを奪い取り、ボックの心を自分のものにしようとめちゃくちゃな呪文を唱え始めました。 するとボックの心臓が縮みはじめ、死の苦しみが彼を襲います。エルファバはボックを心のないブリキ男にし、命を救いました。
グリンダとフィエロの結婚式

グリンダとフィエロの結婚式が行われます。ちょうどそのとき、エルファバはオズの魔法使いと面会し、翼の生えたサルたちの解放を条件に、和解しようとしていました。 解放されたサルたちはエルファバの仲間になり、城のなかで動物たちが監禁されていることを明かします。これを知ったエルファバは、和解を取り消し動物たちを解放。牢獄から動物たちが飛び出したことで、グリンダの結婚式はめちゃくちゃになってしまいます。 フィエロはエルファバとともに逃亡し、グリンダはエルファバをおびき寄せるためにネッサを利用しようとマダム・モリブルに提案します。
ドロシーの登場

グリンダの提案を受けてマダム・モリブルは竜巻を起こし、ネッサは飛んできた家の下敷きになって圧死してしまいます。グリンダは家とともにオズの国にやってきた少女・ドロシーにネッサの銀の靴を与え、魔法使いのもとへ送り出しました。 現場に駆けつけたエルファバは、グリンダの勝手な行動に激怒。2人はケンカをはじめますが、止めに入ったフィエロは魔女狩り隊に連れ去られ、リンチされてしまいます。エルファバは慌ててフィエロを不死身の体にする魔法をかけました。
2人の永遠の別れ

隠れ家でグリンダと落ち合ったエルファバは、彼女にグリムリーを預け、オズの指導者になるように頼みます。 その後、ドロシーがエルファバを水で溶かし、魔法使いのもとへ彼女のホウキを持ち帰りました。グリンダはエルファバが残した緑の瓶を魔法使いに突きつけ、彼女が彼の娘だったことを暴きます。グリンダは魔法使いにドロシーとともにオズの国を去るよう言い、マダム・モリブルを投獄。エルファバに頼まれたように、オズの新しい指導者となりました。 カカシになったフィエロは、城の床下に隠れていたエルファバを迎えに行き、2人はオズの国をあとにするのでした。
ラストを考察!グリンダは本物の魔女になった?
ラストシーンでは、エルファバから預かったグリムリーがグリンダの前で開きます。このシーンは原作となったミュージカルにはなく、映画オリジナルのものです。 ではなぜ、魔導書グリムリーが魔力を持たないはずのグリンダの前で開いたのでしょうか。
考察①エルファバが生きていることを伝えた
1つの可能性として、オズの国を去ったエルファバが遠くから魔法を使い、自分が生きていることをグリンダに伝えようとしたと考えられます。 フィエロとの逃亡のなかでエルファバはふり返り、オズの国の方を見ているようでもあります。
考察②グリンダは魔力を手に入れた?
もう1つ可能性があるのは、これでまでのさまざまな出来事を通して成長したグリンダが、本当に魔力を手に入れたというものです。 グリンダは、子どものころから魔法使いになることを夢見ていました。それまでと違って失敗も敗北も経験した彼女は、人として大きく成長したのではないでしょうか。
エルファバとグリンダはその後どうなる?
オズの国を出たエルファバ

ドロシーによって水で溶かされたフリをし、城の床下に隠れていたエルファバ。カカシになったフィエロが彼女を迎えに来て、2人はオズの国を去りました。オズの国の外には砂漠が広がり、どこへたどり着くのかもわかりません。 悪役として死んだことにされてしまったエルファバですが、実際にはフィエロからの愛を手に入れ、彼とともに生きていく幸せをつかんだのです。
オズの支配者となったグリンダ

ドロシーを故郷に送り返したグリンダは、エルファバが生きていることを知りません。唯一の親友を失った喪失感を抱えながら、彼女はオズの国の新たな指導者となりました。 彼女の演説を聞く群衆のなかには動物たちもおり、グリンダが動物への差別をなくしたことがわかります。これから先、グリンダは「善い魔女」としてオズの国を率いていくのでしょう。
原題「FOR GOOD」の意味とは?テーマを考察

パート2のタイトル「フォー・グッド」はエルファバとグリンダが歌う劇中歌のタイトルからきています。英語の意味通り「永遠に」という意味と、「善(Good)」を描く本作のテーマにちなんでいます。 前作がエルファバがいかにして「悪い魔女」になったかの物語であったのと対象的に、本作はグリンダがいかにして「善い魔女」になったのかが描かれています。 「善い魔女」として人々に愛され、導く存在になるために、彼女は大きな犠牲を払ったことがわかります。
ドロシーは登場する?『オズの魔法使い』との共通点を解説
- 臆病なライオンエルファバとフィエロが逃がした子ライオンが成長
- 心のないブリキのきこりボックを救うため彼の心臓を取り出し、ブリキのきこりに生まれ変わらせる
- 脳みそのないカカシ拷問を受けたフィエロを脳みそのないカカシとして蘇らせる
- 魔法の靴母の遺品である宝石の靴にエルファバが魔法をかけ、ネッサローズが歩けるようになる
- 竜巻の正体マダム・モリブルがネッサローズに危害を加えるため引き起こした
本作は『オズの魔法使い』でのドロシーたちの旅の裏側で起きていたことが描かれています。しかしドロシーは登場するものの、顔などはほとんど映らず、後ろ姿や足元、シルエットなどで登場します。 これは「ウィキッド」の物語においては、ドロシーはグリンダやエルファバの思惑のために利用される駒でしかないことも表現しています。
「ウィキッド2」の楽曲を紹介!オリジナル曲がある?
| 『魔女が迫る~この幸せ』 (Thank Goodness / I Couldn't be Happier) | グリンダが「南の善い魔女」になることを決意 |
|---|---|
| 『ノー・プレイス・ライク・ホーム』 (No Place Like Home) | 追われる身となりながらも、故郷のオズを守ろうと決意するエルファバ。映画オリジナル曲 |
| 『総督の椅子』 (The Wicked Witch of the East) | マンチキン国での圧政を後悔しネッサが嘆く |
| 『ワンダフル』 (Wonderful) | オズの魔法使いがエルファバと和解を試みる |
| 『私じゃない』 (I'm Not That Girl) | フィエロとエルファバの逃避行をグリンダが打ちひしがれる |
| 『二人は永遠に』 (As Long As You're Mine) | 逃亡したエルファバとフィエロが愛を語り合う |
| 『闇に生きる』 (No Good Deed) | 自分の周囲が不幸になっていき、エルファバが自らの運命を呪う |
| 『魔女を殺せ』 (March of the Witch Hunters) | オズの市民たちが魔女狩りの準備をする |
| 『ザ・ガール・イン・バブル』 (The Girl in Bubble) | グリンダが孤独を嘆く。映画オリジナル曲 |
| 『あなたを忘れない』 (For good) | エルファバとグリンダが固い友情で結ばれる |
『ウィキッド 永遠の約束』では、ミュージカル版から新たに「No Place Like Home」と「The Girl in Bubble」の2曲が映画オリジナル曲として追加されています。 「No Place Like Home」は、映画『オズの魔法使』のドロシーのセリフからとられています。
「ウィキッド2」の小ネタを紹介!
1939年映画『オズの魔法使』のオマージュ
本作では前作に引きつづき、ユニバーサル・ピクチャーズのロゴやタイトルの文字が、1939年の映画『オズの魔法使』のオマージュとなっています。 またエルファバが雲にメッセージを書き、マダム・モリブルに書き換えられてしまうシーンがありますが、こちらも『オズの魔法使』で悪い魔女が雲にメッセージを書くシーンのオマージュになっています。
『Thank Goodness』のダンサー
冒頭の曲『Thank Goodness / I Couldn't be Happoer』では、ピンクの衣装を来たダンサーたちが登場します。 これは、『オズの魔法使』に登場するバレリーナ風ダンサー3人組「ララバイ・リーグ(子守唄の会)」のオマージュです。
グリンダのピンクと水色のドレス

グリンダのドレスは前作のピンクから、ピンクとブルーが混ざったドレスに変わっています。 これは『オズの魔法使』のグリンダのピンクのドレスと、ミュージカル版のブルーのドレスの両方を融合させたものだとか。
赤く光る銀の靴

エルファバがネッサの靴に魔法をかけるシーンで、銀の靴が赤く光ります。これは、『オズの魔法使』では原作の銀の靴がルビーの靴に変更されたことへのオマージュです。
ラストショット

ラストでは、グリンダがエルファバになにかをささやくショットが映ります。これは、ミュージカル版のポスターのオマージュになっています。
『ウィキッド 永遠の約束』登場人物・キャスト
エルファバ役/シンシア・エリヴォ

生まれつき緑色の肌と強力な魔力を持ち、人々から誤解されて生きてきたエルファバ。シズ大学でガリンダ(のちのグリンダ)と出会い、親友になりました。 しかしその後、あこがれていたオズの魔法使いの本性を知り、彼に対抗することを決意します。 エルファバを演じるのは、『ハリエット』(2019年)でアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされたシンシア・エリヴォ。彼女は『ウィキッド ふたりの魔女』でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされています。
グリンダ役/アリアナ・グランデ

華やかな容姿で人気者のグリンダ。当初はエルファバと対立していましたが、あることがきっかけで彼女と親友になります。本名は「ガリンダ」ですが、エルファバとともに動物排斥運動に対抗しようとするフィエロの気を引くため、かつてヤギのディラモンド教授が彼女をそう呼んでいたように「グリンダ」に改名しました。 演じるのはポップスターとして絶大な人気を誇るアリアナ・グランデ。前編では高音域を活かした素晴らしい歌声を披露しており、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされています。
フィエロ役/ジョナサン・ベイリー

ウィンキー国の王子であるフィエロはハンサムなプレイボーイです。グリンダは彼との結婚を夢見ていますが、フィエロはエルファバとともに檻に囚われた子ライオンを解放したときから、彼女が気になっているようです。 演じるのは『ブリジャートン家』(2020年〜)などへの出演で知られるジョナサン・ベイリーです。
ネッサローズ役/マリッサ・ボーディ

ネッサローズはエルファバの足の不自由な妹です。自立することを強く望んでいるネッサは、ある日マンチキンのボックにダンスに誘われ、彼に恋をします。 ネッサローズを演じるマリッサ・ボーディは、自身も車椅子ユーザーです。
ボック役/イーサン・スレイター

マンチキン国出身のボックはグリンダに恋しており、彼女の気を引くためネッサローズをダンスに誘います。しかしグリンダは彼の誘いを断るため、うまく煙に巻いただけでした。 ボックを演じるのはイーサン・スレイター。ブロードウェイで数々のミュージカルに出演していることで知られています。
オズの魔法使い役/ジェフ・ゴールドブラム

オズの魔法使いは、オズの国を支配している偉大な魔法使いです。しかしその正体は、気球に乗ってネブラスカ州オマハからやってきた、ただの人間。魔法は使えません。 演じるのは、「ジュラシック・パーク」シリーズなどへの出演でも知られるジェフ・ゴールドブラムです。
マダム・モリブル役/ミシェル・ヨー

気象を操る魔法を得意とするマダム・モリブルはシズ大学の教授で、オズの魔法使いの広報係です。魔法使いとともに、動物排斥運動を行っていました。 演じるのは『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2023年)でオスカー主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーです。
『ウィキッド 永遠の約束』監督・スタッフ解説
監督:ジョン・M・チョウ
前編に引きつづき、ジョン・M・チョウが「ウィキッド パート2:フォー・グッド」のメガホンをとります。 『クレイジー・リッチ!』(2018年)や『イン・ザ・ハイツ』(2021年)などで知られるチョウ。本シリーズでは、原作のミュージカルの要素を削らず、さらに掘り下げるために2部作にすることにしたと発言しています。
脚本:ウィニー・ホルツマン&デイナ・フォックス
「ウィキッド パート2:フォー・グッド」の脚本は、原作ミュージカルの脚本を執筆したウィニー・ホルツマンと『ベガスの恋に勝つルール』(2008年)などで知られるデイナ・フォックスが共同で執筆しています。
続編『ウィキッド 永遠の約束』は2026年3月6日公開!
『ウィキッド ふたりの魔女』の続編となる映画『ウィキッド 永遠の約束』。エルファバとグリンダの友情が、オズの国に与えた影響とはいったいどんなものだったのか、明らかになる同作。 映画『ウィキッド 永遠の約束』は2026年3月6日に公開!2人が辿り着く結末をぜひ映画館で見てみてください。




