『28日後…』シリーズの見る順番&三部作の見どころを徹底解説!エンディングが5種類あるのは本当?
「28日後…」シリーズ待望の最新作『28年後…』が6月20日に劇場公開されると決定しました。そこで本記事では、シリーズを見る順番やそれぞれのあらすじ・見どころをおさらいしていきます!
『28日後…』シリーズの見る順番を解説
作品名 | 本国公開年 |
---|---|
『28日後…』 | 2002年 |
『28週後…』 | 2007年 |
『28年後…』 | 2025年 |
「28日後…」シリーズは作品によって時系列が前後するものではありません。そのためタイトルの時系列通り『28日後…』、『28週後…』、『28年後…』の順番で見ていくのがおすすめです。 ただし各作品で共通しているのはレイジウイルスが蔓延したイギリスという点のみで、出てくるキャラクターもストーリーも独立したものとなっています。感染の始まりやルールといった細かい部分を気にしないのであれば、どの作品から見ても楽しめますよ。
『28週後…』ではてっきりジムのその後が描かれるのかと思ったけど、共通点はイギリスが舞台ってことだけ。『28年後…』もキャスト一新しているようなので、また違う雰囲気が楽しめそうです。
『28日後…』シリーズ三部作のあらすじ・見どころを紹介
1作目 | 『28日後…』(2002年) |
---|---|
2作目 | 『28週後…』(2007年) |
3作目 | 『28年後…』(2025年) |
映画『28日後…』
作品名 | 『28日後…』 |
---|---|
本国公開年 | 2003年8月23日 |
上映時間 | 114分 |
監督 | ダニー・ボイル |
脚本 | アレックス・ガーランド |
キャスト | キリアン・マーフィー , ナオミ・ハリス , クリストファー・エクルストン |
メッセンジャーの仕事中に事故にあい、昏睡状態に陥っていた主人公のジム。彼が目を覚ますと、世界は一変してしまっていました。 実はジムが目を覚ます28日前に、ロンドンのとある研究所から動物を凶暴化させる未知のウイルスが流出。感染者の体液が体に入ることで感染する「レイジウイルス」は、瞬く間にロンドン中に広がり、街をゴーストタウンに変えてしまったのです。 ジムは変わり果てた世界に翻弄されながらも、安全な場所を目指し旅に出ます。
厳密にはゾンビではないのかもしれないけれど、「走るゾンビ」に衝撃を受けた作品。ずっとゾンビは歩くものと思っていたので、初めて見た時は物凄い恐怖を感じました。あとパニックホラーとしての見どころはもちろん、ヒューマンドラマとしても楽しめます。頼りなかった主人公の成長というか順応力がすごいです。
映画『28週後…』
作品名 | 『28週後…』 |
---|---|
本国公開年 | 2008年1月19日 |
上映時間 | 104分 |
監督 | ファン・カルロス・フレスナディージョ |
脚本 | ローワン・ジョフィ , ファン・カルロス・フレスナディージョ |
キャスト | ロバート・カーライル , キャサリン・マコーマック , イモージェン・プーツ , マッキントッシュ・マグルトン |
レイジウイルスによるパンデミック発生から28週後。イギリス全土に広がった感染はアメリカ軍の介入によって抑え込まれ、街は少しずつ復興し始めていました。 そんな中、安全宣言を受け疎開先から帰国した姉弟のタミーとアンディは、母・アリスが死んだことを聞かされます。そしてせめて母親の写真だけでも持ち帰りたいと考え、立ち入り禁止区域に指定された自宅に忍び込みました。 するとそこには無事生き延びていたアリスの姿が。検査の結果、アリスは無症候性キャリアだったことが判明しますが……。
良い意味でも悪い意味でも1作目より格段に胸くそ悪さが上がってます。子どもたちの純粋な気持ちが物事を最悪の方向に進めてしまうやるせなさたるや……。家族が迎える結末も救いがなくて心にズシンと残ります。ゴア表現も多めで見ごたえあり。前作とは全く違う角度で絶望を味あわせてくれましたね。
映画『28年後…』
作品名 | 『28年後…』 |
---|---|
本国公開年 | 2025年6月20日 |
上映時間 | ₋ |
監督 | ダニー・ボイル |
脚本 | アレックス・ガーランド |
キャスト | アーロン・テイラー=ジョンソン , レイフ・ファインズ , アルフィー・ウィリアムズ |
パンデミックの発生から28年が経過したイギリス。ホーリー島という隔離された島に築かれたコミュニティで家族と共に暮らしていた少年・スパイクは、母親が深刻な病気だということを知ります。 そして父親のジェイミーとともにコミュニティを出て、病気を治せる医者を探す旅に出ることを決意しました。 スパイクにとっては島の外の世界を見るのは初めての経験。凶暴な感染者たちの襲撃をかいくぐりながら、スパイクは僅かに残る過去の面影と恐ろしい現在の世界の姿を目の当たりにしていきます。
パンデミックから28年もの月日が経って、世界がどうなってしまったのか注目ですね。予告では宗教を彷彿させる怪しげな建造物もちらほら。「人が人でなくなる」というキャッチコピーは、きっと感染者のことだけを示しているのではないのだろうな……。1作目の監督が復帰するとのことなので、極限状態の人間ドラマを巧みに描いてくれるのではと期待です。
映画『28日後…』のエンディングは5種類ある?
エンディング1「正規のエンディング」
1つ目のエンディングは本編のラストに流された正規のエンディングです。ジムは少佐に撃たれながらもセリーナとハンナを連れ、基地から脱出。片田舎にある一軒家に逃げ込み、暮らし始めます。 そして怪我が治ったころ低空飛行している軍のジェット機を見つけ、布に書いた「HELLO」の文字を空に向かって広げました。
エンディング2「エンドロール後の別エンディング」
2つ目のエンディングは、エンドロールの後に収録されているもの。少佐に撃たれたジムは瀕死の重傷を負い、セリーナたちに連れられ病院へと逃げ込みます。 しかしセリーナの治療も及ばず、ジムはそのまま死亡。ジムの遺体をその場に残し、病院の外へと歩き出すセリーナとハンナの悲しい後ろ姿が映し出されました。
エンディング3「ジムのいないラストシーン」
3つ目のエンディングは劇場公開はされず、DVDの特典として収録されていたものです。大筋は本編後に流された正規のエンディングと同じですが、ラストの「HELLO」のシーンではジムの姿がありませんでした。 きっとジムは銃で撃たれたことが原因で、死亡してしまったのでしょう。
エンディング4「夢を見るジム」
4つ目のエンディングも劇場公開はされず、DVDの特典として収録されていたものです。2つ目のバッドエンドに、ジムがパッセンジャーの仕事をしているときの夢を見ているシーンが追加されています。 全て夢だったのかもしれないと思わせる演出が、結末の残酷さを一層引き立てています。
エンディング5「撮影されなかったエンディング」
5つ目のエンディングは実際に撮影されることはなかったもので、絵コンテと解説がDVDの特典として収録されています。 本編とは違うストーリー展開になっていて、軍隊は登場せずジムが撃たれることもありませんでした。しかしジムはハンナの感染した父親を助けるため輸血をし、失血死してしまいます。
『28日後…』シリーズ三部作の見る順番をおさらいして最新作公開に備えよう!
本記事では「28日後」シリーズの見る順番に加え、各作品の基本情報を紹介しました。最新作『28年後…』をより一層楽しむためにも、ぜひ今のうちに過去作品をおさらいしてみてください。 『28年後…』は2025年6月20日劇場公開です。