「ぬ～べ～」鵺野鳴介の鬼の手の秘密とは？封印解除の呪文やneo版との違いも紹介

鬼の手は『地獄先生ぬ～べ～』の主人公・鵺野鳴介(ぬえのめいすけ)、通称ぬ～べ～の左手のこと。ぬ～べ～の最終兵器でもある鬼の手とはいったいどんなものなのでしょうか。本記事で鬼の手の強さや解放呪文、「NEO」での変化などについて解説します！ ※この記事は『地獄先生ぬ～べ～』の重要なネタバレを含みます。

ぬ～べ～が黒い手袋をしている左手は、地獄の鬼・覇鬼(ばき)が封じられた「鬼の手」です。 普通の手よりも一回り大きく、筋肉の筋のような赤紫色の模様と腱のようなものがついています。爪は緑っぽい色で異様に尖っており、ひと目で人外のものであるとわかる見た目です。 手首から先についているこの鬼の手は霊体なので、通常時は一般人には見えません。封印解除をすると鬼の手は実体化し、誰でも見えるようになります。

ぬ～べ～が鬼の手を手に入れた経緯には、彼の亡き恩師・美奈子先生の存在が大きく影響しています。彼女はかつてぬ～べ～を救う際に命を落とし、地獄で覇鬼に魂を喰われてしまいました。 ぬ～べ～が童守小学校に赴任してきた頃、覇鬼のなかで意思を目覚めさせた彼女は、覇鬼を封印すべく覇鬼をぬ～べ～のもとへ向かわせます。内側からは美奈子先生が、外側からはぬ～べ～が抑え込む形で、ぬ～べ～の左手に覇鬼を封印したことが鬼の手のはじまりです。

ぬ～べ～自身も高い霊能力を持ちますが、鬼の手を使うことで霊体への攻撃が可能となります。神獣や大妖怪レベルはさすがに難しいものの、それ以外であれば一撃で消滅させることが可能。また、鬼の手は霊体なので現世の物体はすり抜けることができます。 鬼の手に封印するのは覇鬼以外も可能で、覇鬼の妹の眠鬼(みんき)を封じて共闘したこともありました。眠鬼との共闘では鬼の手から妖気を放ち、実体あるものを壊す妖力波を使っています。

原作では鬼の手の解放呪文として、実在する御経「白衣観音経(びゃくえかんのんきょう)」を唱えています。 「南無大慈悲救苦救難広大霊感白衣観世音(なむだいじだいひきゅうぐきゅうなんこうだいれいかんびゃくえかんぜのん)……」あたりで、たいていトドメを刺しています。 アニメとドラマはオリジナル呪文を唱えていました。 アニメでは「宇宙天地與我力量降伏群魔迎来曙光(うちゅうてんちよがりきりょうこうふくぐんまうらいしょこう)……」。 ドラマでは「光明遍照現威神力魔界鬼界降伏怨念不思議力悪霊退散(こうみょうへんじょうげんいじんりき　まかいきかいごうぶくおんねんふしぎりきあくりょうたいさん)」です。

封印している美奈子先生かぬ～べ～、どちらかの力が弱まると、ぬ～べ～はあっという間に覇鬼に侵食されてしまいます。さらに完全に制御できなくなると、鬼の復活を許してしまうことに。ただ、強敵を倒す際には、ぬ～べ～は自分の身体を侵食される前提で覇鬼の力を解放することもあります。 また、憎悪に満ちた心の持ち主が鬼の手を使うと、鬼の気と同調して身体の持ち主自身が化物のようになってしまうなど、制御の難しい力です。

「ぬ～べ～」最終回で九州の学校へ転任したぬ～べ～。それから11年後を描く「NEO」では、転任から5年後に覇鬼が地獄へ帰ってしまっていたことが判明します。鬼の手の出力はなんと100分の1ほどに弱体化……。 覇鬼不在のため、ぬ～べ～は分身をつくる「陽神(ようしん)の術」で作ったハリボテの鬼の手を使っていました。 その後、修行によって「蓄気法」を体得。師匠から授かった「宝玉」のおかげで、体内に溜めた気を鬼の手に送って気を打つ技を使えるようになり、「鬼の手NEO」として復活を果たしました。鍛錬によって気の上限を引き上げていけば、もとの鬼の手を凌ぐ力を出せるようになります。

2025年7月から新作アニメ放送が決まっている『地獄先生ぬ～べ～』の鬼の手について紹介しました。新作アニメでは鬼の手でのバトルはどう描写されるのか、どんな解放呪文を使うのか。放送開始が待たれます！