2020年11月23日更新

『犬夜叉』最終回までネタバレあらすじ解説!出会いから完結編のその後まで

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『犬夜叉』出会いから完結編までネタバレありで解説!戦国御伽草子のラストとは?

高橋留美子の名作『犬夜叉』は、戦国時代を舞台とした冒険活劇。現代と戦国時代を行き来できる井戸を通じて500年前にタイムスリップしてしまった中学生・日暮かごめが、半妖の犬夜叉とともに四魂(しこん)のかけらを集める旅に出ます。 かつて犬夜叉と愛し合った巫女・桔梗(ききょう)の生まれ変わりであるかごめは、冒険を通じて次第に犬夜叉と惹かれ合うことに。復活した桔梗を含めた3人の恋愛模様や、犬夜叉とその異母兄・殺生丸(せっしょうまる)との兄弟の因縁、最強の敵・奈落(ならく)との激闘……。 冒険をベースに、恋愛や人間ドラマが盛り込まれた壮大な戦国御伽草子『犬夜叉』。この記事では本作のあらすじを完結まで紹介します。

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【仲間との出会い編】1〜17巻ネタバレあらすじ解説

犬夜叉とかごめの出会い

かごめと犬夜叉は1巻1話から登場。井戸を通じて戦国時代にタイムスリップしたかごめは、大木に封印された犬夜叉と出会います。四魂の玉に反応した百足上臈(むかでじょうろう)に襲われたかごめは、犬夜叉の封印を解き窮地を脱することに。 かごめの腹の中から出てきた四魂の玉は、一度屍舞烏(しぶがらす)に奪われますが、かごめが弓矢でこれを阻止。その際玉は四方へ散り散りに砕け、以降かごめと犬夜叉は四魂のかけらを集める旅に出ます。 当初は険悪な雰囲気だった2人はいつしか惹かれ合い、8巻では犬夜叉が告白ととれる言葉をかごめに伝えました。

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殺生丸との因縁

犬夜叉の異母兄・殺生丸の初登場は2巻4話。彼は半妖である犬夜叉を見下しています。父が遺した鉄砕牙(てっさいが)を巡り、犬夜叉と戦闘を繰り広げますが、殺生丸は片腕を失うことに。父が犬夜叉に鉄砕牙を遺したことに納得がいかず、以降何度も鉄砕牙を奪うべく犬夜叉の前に現れます。 14巻2話で人間の少女・りんと出会うことに。同巻3話でりんが鋼牙(こうが)の手下に殺されてしまうと、殺生丸に慈悲の心が芽生え、彼女を癒やしの刀・天生牙(てんせいが)で生き返らせます。以降彼女も加え旅を続けていくことに。

蘇った桔梗と奈落登場

5巻2話で鬼の裏陶(うらすえ)が、骨と墓土で作った人形にかごめの魂を注いで、桔梗を蘇生しようとします。魂は無事かごめのもとに戻ったものの、犬夜叉への憎悪の念だけが残った状態で桔梗が復活。魂を食らいながら現世を彷徨うことになります。 犬夜叉と桔梗が憎み合うように仕組んだ張本人・奈落が6巻3話で登場。500年の時を経て、当時憎み合うことになった原因が奈落であったことを、犬夜叉は知ることになります。奈落の正体は、元盗賊の鬼蜘蛛。鬼蜘蛛の桔梗への未練が多くの妖怪を呼び寄せ、奈落という妖怪の集合体になっていたのです。 奈落は完全な姿となるべく、四魂のかけらを求め犬夜叉たちと幾度となく対戦します。

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仲間との出会い

3巻で七宝(しっぽう)、6巻3話で弥勒(みろく)、9巻8話で珊瑚と出会います。七宝は彼の父の仇である雷獣兄弟を犬夜叉が倒したことで仲間に。弥勒は当初、かごめの持つ四魂のかけらを狙って登場しますが、互いの敵が奈落であると判明したことで一行に加わります。 珊瑚は妖怪退治屋の少女で、奈落の罠によって弟・琥珀(こはく)や里の者たちが皆殺しにされてしまっていました。この一件をきっかけに犬夜叉たちと出会い、彼女が飼っている猫又の雲母(きらら)と共に仲間となります。

【犬夜叉の成長編】17〜24巻ネタバレあらすじ解説

鋼牙との出会い

14巻2話に登場した鋼牙は妖狼族の若頭として人の里を襲っていました。しかしかごめと出会ったことで彼女に惚れ込みます。以降は決して人を襲うことをせず、犬夜叉とは恋のライバルに。 奈落によって仲間を殺された鋼牙は、その仇を討つため奈落を追います。利害の一致により、犬夜叉と共闘することも。しかし15巻3話で登場した奈落の分身・神楽(かぐら)によって、足に埋め込んでいた四魂のかけらを取られます。

竜骨精との戦いで「爆流破」を習得

奈落の分身との戦いで鉄砕牙が折られ、封印されていた犬夜叉の「妖怪の血」が覚醒。暴走状態に陥りやすく、つなぎ直した鉄砕牙も思うように振れないことから、犬夜叉がさらに成長するために父の宿敵・竜骨精(りゅうこつせい)と戦うことになります。 父が封印していた竜骨精は奈落によって解放され、犬夜叉との戦闘へ。この戦いの中で犬夜叉は、鉄砕牙の奥義「爆流破(ばくりゅうは)」を会得しました。

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朔の日と半妖の秘密

半妖は朔の月(新月)になると、人間の姿になってしまいます。犬夜叉も朔の月のときは、犬耳がなくなり黒髪に。身体能力も一般的な人間の青年と同等になるため、この状態では珊瑚や弥勒よりも弱くなります。 同じ半妖でも奈落は、妖力を失う日を自分で選ぶことが可能です。

百鬼蝙蝠の結界を切って「赤い鉄砕牙」を習得

22巻で犬夜叉は鉄砕牙をさらに強くするため、百鬼蝙蝠(ひゃっきこうもり)一族の「守り役」を務める半妖の少女・紫織(しおり)と出会います。強力な結界を張る一族の守り役が代々力を注いできた血玉珊瑚(ちだまさんご)を斬ったことで、鉄砕牙は「結界破りの赤い鉄砕牙」に。 刀身が赤く輝き、並大抵の結界なら斬れるようになります。この力によって、りんが奈落に攫われた際も彼女を助けることができました。以降しばらく奈落は消息を絶つことになります。

【七人隊編】24〜29巻ネタバレあらすじ解説

人殺し集団・七人隊との対決

24巻9話では、残虐な人殺し集団七人隊が四魂のかけらで蘇ることに。彼らは奈落を追う者たちを始末するため、犬夜叉一行や殺生丸一行・鋼牙たちが七人隊と死闘を繰り広げます。 彼らのリーダー・蛮骨(ばんこつ)は一味の最年少ながら最強。素手で犬夜叉をふっ飛ばすほどの高い実力を持っており、犬夜叉を苦しめました。副隊長の煉骨(れんこつ)は鋼牙とも渡り合う実力者ですが、弟分の蛇骨(じゃこつ)を斬ったことで、蛮骨に瞬殺されました。 戦いの場が奈落が用意した白霊山の島だったこともあり、犬夜叉たちは苦戦を強いられますが、弥勒と珊瑚がその結界を破ったことで七人隊を倒すことに成功します。

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奈落の生み落とした赤子

「赤い鉄砕牙」で結界を破られて以降、奈落は白心上人(はくしんしょうにん)の守る白霊山で新生奈落となります。このとき奈落に残っていた最後の人間の心である、鬼蜘蛛が桔梗を慕う心も捨てることに成功。これにより新生奈落はほぼ無敵と言える強さを手に入れます。 桔梗を新生奈落によって崖下に突き落とされることに。奈落が生み出した「人の心」の分身・赤子は、見た目は赤ん坊ながら奈落と同等の立場にあり、他の分身たちの指揮権も有しています。白霊山から脱出した赤子は、最後のかけらを求めて動き始めるのでした。

【激闘編】29〜36巻ネタバレあらすじ解説

宝仙鬼を切って「金剛槍破」を習得

四魂のかけらは最後1つを残すのみ。最後のかけらはあの世とこの世の境にあることが判明し、かけらを狙う各勢力はそれぞれの方法でこの場所を目指します。最後のかけらは、あの世で犬夜叉の父の友人で大妖怪である宝仙鬼(ほうせんき)によって守られていました。宝仙鬼の初登場は32巻10話です。 彼は人の心を持つ半妖の犬夜叉に自身の妖術「金剛槍破(こんごうそうは)」を授けることにします。犬夜叉に自分を斬らせて「金剛槍破」を授けると、犬夜叉はかけらを求めやってきた奈落を退けることに成功。こうして最後のかけらは犬夜叉たちの手に渡ります。

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四魂のかけらを使い鉄砕牙を強化

犬夜叉と同じく最後のかけらを求めていた赤子は、分裂し片割れ・白童子(はくどうし)を生み出していました。白童子は赤子の命令で、赤子の鎧となる魍魎丸(もうりょうまる)も生み出します。 赤子は魍魎丸を使って、犬夜叉の持つ最後のかけらの奪取を計画。鬼の岩におびき出されます。鬼の岩で奈落や魍魎丸と対峙する犬夜叉。しかし鬼の岩は四魂のかけらによって強化され、中にいる犬夜叉たちを溶かそうとします。 窮地を脱するため、犬夜叉は四魂のかけらを使って鉄砕牙を強化。鬼を体内から砕いて脱出しようとしますが、かけらの持つ邪気によって犬夜叉の妖怪の血が暴れだします。妖怪になりかける犬夜叉を支えたのはかごめでした。彼女に支えられながら、犬夜叉たちはなんとか脱出に成功しました。

【完結編】36〜56巻をネタバレあらすじ解説

白童子の陰謀

奈落の心臓を持つ赤子は、自分こそが奈落だと考えるようになります。片割れであり手駒である白童子を使って、赤子は奈落に成り代わる計画を進めるのでした。赤子は自由に動ける身体を欲していたため、魍魎丸の中に入り活動するように。 奈落に匹敵する妖力を持つ赤子は、魍魎丸をどんどん強化していきます。奈落との直接対決では、赤子が優勢に見えましたが赤子の裏切りは奈落の想定内でした。赤子に取り込まれた振りをして、逆に奈落は赤子を再吸収します。 白童子は直接対決の過程で、魍魎丸の身代わりになることを赤子に求められ魍魎丸の盾となって死亡。38巻での出来事です。

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神楽の最後

かねてから奈落を倒し、奈落に取られた自身の心臓を奪い返すことを目的に動いていた神楽。彼女は最後のかけらの争奪戦で、赤子たちと一時的に手を組みますが、彼らが奈落に成り代わろうとしていることに気付き一味から離脱。 白童子との死闘を繰り広げた末、ついに奈落に心臓を返してもらえることに。しかし奈落は彼女に心臓を返すと同時に、その体内に瘴気を送り込みました。瘴気に蝕まれながらも、神楽は逃走。ついに事切れる瞬間、彼女の死を感じ取った殺生丸と再会を果たします。 密かに慕っていた殺生丸に看取られながら、死ぬことで彼女はようやく自由を叶えることが出来ました。このシーンは38巻6話で描かれています。

桔梗の最後

桔梗は四魂の玉を完成させることで、奈落を浄化しようとしていました。それに気づいた奈落は一度捨てた人間の心を再び取り込み、蜘蛛のような姿に変形。蜘蛛の糸で桔梗を瘴気で蝕み、かごめからも浄化の力を奪おうとします。 奈落は汚れた玉を桔梗の体内に隠そうとしますが、かごめの助力もあり桔梗はこれをなんとか浄化。桔梗の霊力と奈落の瘴気がぶつかり合いますが、桔梗の霊力は一歩及ばず四魂の玉は奈落の手に渡ってしまいます。 力を使い果たした桔梗は最後の希望をかごめに託し、かつて愛した犬夜叉の腕の中で安らかに眠りにつくのでした。

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りんが死ぬ……?慈悲の心と共に成長した殺生丸の「冥道残月破」

魍魎丸との戦いの中、神楽の死をバカにされたことで殺生丸の心に誰かのために怒り悲しむ心が芽生えます。これにより天生牙は進化を遂げ、殺生丸は敵を直接あの世に送る「冥道残月破(めいどうざんげつは)」を習得。 冥道残月破の修行の中、奈落の分身・夢幻の白夜に襲われている琥珀を助け、一行に加えます。さらに天生牙の秘密を知るために母親の元を訪れた際、同行させていたりんが冥道に引きずられ再び命を落とすことに。 りんは母親によって蘇生しますが、りんを失った経験が冥道残月破をさらに進化させます。そして天生牙の真実や、父が犬夜叉ではなく自分に天生牙を継がせた真意を知り、犬夜叉を鉄砕牙の後継者だと認めるのでした。 鉄砕牙への執着が消えると同時に、彼は大妖怪へ覚醒。本来の彼自身の刀「爆砕牙(ばくさいが)」を手に入れます。

【奈落との最終決戦】最終回をネタバレあらすじ解説

奈落との最終決戦

四魂の玉を取り入れ最終形態となった奈落との決戦。犬夜叉一行や殺生丸は奈落の体内で死闘を繰り広げます。最終形態の奈落の力は凄まじく、普通に放った冥道残月破も効果はありません。爆砕牙による攻撃も致命傷には至らず、最後は最大出力の「斬る冥道残月破」とかごめの破魔の矢にて倒されました。 ようやく奈落を倒すことに成功しますが、その裏には黒幕である四魂の玉の存在があったのです。奈落の体内で戦闘を繰り広げたのも、かごめを四魂の玉の内部に誘導したいという四魂の玉の思惑でした。 一行が奈落を倒したとホッとしたのも束の間、かごめを取り込みたい四魂の玉によって彼女は冥道に引きずり込まれ、玉の奥深くに取り込まれてしまいます。

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四魂の玉に対するかごめの願い

玉に取り込まれたかごめは、暗闇の中犬夜叉が助けに来てくれることを一心に信じます。犬夜叉もまた彼女を救うため、自ら冥道に飛び込むのでした。暗闇の中、再会を果たした2人は四魂の玉に“四魂の玉の消滅”を願います。 四魂の玉は長い間、自我を持ちこの世にとどまり続けるための知略を巡らせてきました。そんな四魂の玉を消す唯一の方法が、その消滅を玉に願うことだったのです。 かごめの「正しい願い」によって、四魂の玉は消滅。全てが終息します。無事現代に戻ってきたかごめですが、井戸は不通に。3年の時が経ち高校を卒業したかごめは、改めて犬夜叉に会いたいと願い、再び戦国時代に向かいます。こうしてかごめは犬夜叉と共に戦国時代で暮らしていく未来を選んだのでした。

最終回のその後、気になるあのキャラはどうしている?

犬夜叉とかごめ

戦国時代で巫女として生きるかごめは、犬夜叉と結婚。アニメ『半妖の夜叉姫』では、もろはという名の娘がいます。もろはは妖怪退治で賞金稼ぎをしていますが、そばにはかごめや犬夜叉の姿はなく、犬夜叉とかごめ夫婦に何があったのかは不明です。

珊瑚と弥勒

犬夜叉一行の仲間として出会った珊瑚と弥勒。軽くて女癖の悪い弥勒にイライラしながらも、珊瑚は旅をする中で彼に想いを寄せていました。そんな2人は奈落退治後に結婚。 双子の金烏(きんう)・玉兎(ぎょくと)の姉妹と、翡翠(ひすい)という息子の3人の子宝に恵まれています。

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殺生丸とりん(と邪見)

『半妖の夜叉姫』で殺生丸には、とわとせつなという双子の娘がいることが判明。しかし彼女たちの母親が誰かは明かされていません。2人は人間の血を持つ半妖であることから、殺生丸の妻がりんだと予想するファンもいます。 りんは殺生丸の配慮により楓の村で暮らしていましたが、『半妖の夜叉姫』のほうには登場していません。

琥珀

珊瑚の弟・琥珀は奈落退治後の3年後は、妖怪退治の修行の旅に出ていました。『半妖の夜叉姫』では退治屋の里の頭目に。珊瑚やせつな・翡翠らを率いて退治屋として活躍しています。

その他キャラクター

桔梗の妹・楓は、戻ってきたかごめの師匠に。またりんの保護者も担っています。『半妖の夜叉姫』でも健在で、生まれたばかりの双子の娘を一時期殺生丸から預かっていたことが判明しました。 七宝は奈落との戦闘後、立派な妖怪になるべく村の外で修行中とのこと。その後の消息は不明です。

『犬夜叉』はいつ読んでも面白い!『半妖の夜叉姫』と一緒に抑えておきたい不朽の名作

『犬夜叉』の次世代を描くオリジナルアニメ『半妖の夜叉姫』がスタートし、『犬夜叉』への注目度が再び上がっています。単行本全56巻で描かれる壮大なストーリーは、バトルが熱いのはもちろんギャグあり・ラブコメありで、テンポよく楽しむことができる、さすがの“高橋留美子クオリティ”。 話が長いので途中で混乱してしまうこともあるかもしれませんが、そんなときはこの記事を参考にあらすじを確認してみてください。既に『犬夜叉』を読んだことがあるという人はもちろん、『半妖の夜叉姫』で『犬夜叉』が気になりだしたという人も、ぜひこのタイミングで読破してみてはどうでしょうか。