2025年6月12日更新

『ダンダダン』サンジェルマン伯爵(ハイパージジイ)の正体とは?強さから目的まで全解説!

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ダンダダン、アニメ、シーズン2
©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

2025年7月からのアニメ第2期放送が決定し、その注目度が改めて上昇している『ダンダダン』。 この記事では本作のカギを握る重要人物、サンジェルマン伯爵について徹底解説!基本的なプロフィールや能力はもちろん、その正体や目的など、気になるポイントをしっかり紹介&考察していきます。 ※この記事は『ダンダダン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『ダンダダン』サンジェルマン伯爵(ハイパージジイ)のプロフィール

名前 サンジェルマン(ハイパージジイ?)
身長・体重 不明
年齢 不明
分類 不明
初登場 14巻120話

「深淵の者・クル編」のラストで初めて名前と姿が明かされたサンジェルマン伯爵。紫がかった髪と整った顔立ちが特徴的で、中世ヨーロッパ貴族のような服装をしています。一見すると普通の人間にしか見えませんが、その素性はほとんど不明。 いったいどの時代から生きているのか、そもそも人間なのか怪異なのか。彼にまつわる情報はほとんど出回っていないのです。 ちなみに、サンジェルマン伯爵を見たターボババアは、彼を「ハイパージジイ」と呼んでいました。これがサンジェルマン伯爵の秘密を解き明かす、大きなヒントになるかもしれません。

【初登場回】三丈目先生として現れるサンジェルマン伯爵

サンジェルマン伯爵の名前と姿が初めて描かれたのは14巻120話ですが、本人が作中に初登場したのは15巻121話です。彼は白いスーツに身を包んで「三丈目」と名乗り、オカルンやモモが通う学校に教師として紛れ込みます。 周囲の人々は三丈目先生を不審に思いながらもなぜか受け入れてしまう、なんとも不思議な感覚に襲われていました。

苗字「三丈目」の読み方とは

サンジェルマン伯爵の偽名は「三丈目(さんじょうめ)」と読みます。おそらく、これは「サンジェルマン」という読みをうっすら残しつつ、日本人の苗字風に仕上げたものなのでしょう。そのため、使用されている漢字などにも特別な意味はないと思われます。

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【目的】タイトル『ダンダダン』を探すサンジェルマン伯爵

19巻163話において、サンジェルマン伯爵は自身の目的をほのめかしています。彼は「オカルトコレクター」を自称しており、「全ての謎を知りたい」「呪物・UFO・妖怪の力などあらゆるものが欲しい」と発言。 この目的を達成するために、サンジェルマン伯爵は妖怪たちの力を奪い続けているようです。さらに、このシーンにはもうひとつ気になるセリフが存在。彼は目の前にいる妖怪・メルヘンカルタに向かって、「ダンダダンをご存じで?」と言い放ったのです。 これまで様々な考察がなされてきた「ダンダダン」の意味ですが、どうやらこれは「オカルト関連のアイテム」もしくは「怪異そのもの」を示している様子。前後の場面から推測するに、サンジェルマン伯爵の1番の関心は「ダンダダンを手に入れること」にあるようです。

【正体】サンジェルマン伯爵は何者?深淵の者(クル)との関係

ダンダダン
(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

結論から言うと、現時点ではサンジェルマン伯爵の正体は明らかになっていません。ただ、作中では数々の星を侵略してきた宇宙人、「深淵の者(クル)」と行動を共にしていたことが匂わされています。 さらに、サンジェルマン伯爵はセルポ星人にもその存在を知られているなど、宇宙のなかではかなり有名な人物のようです。これらの情報を見ると「サンジェルマン伯爵=宇宙人」に思えますが、ターボババアとの深い因縁を考慮すると妖怪の可能性も浮上します。 さらに、サンジェルマン伯爵の元ネタが人間という点を考えると、普通の人間であるという説も否定できません。彼の正体はいったいなんなのか。もしかしたら妖怪・宇宙人・人間、そのどれにも属さない特殊な立ち位置の存在なのかもしれません。

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【正体】セルポ六郎が警戒するのはなぜ?

『ダンダダン』、セルポ星人

モモと深い関わりを持ったことがきっかけで、他のセルポ星人たちから離れることになったセルポ六郎。彼はサンジェルマン伯爵をよく知っているようで、19巻162話で対面した際に「サンジェルマン伯爵。なぜこんなところに」と驚きと不安が入り混じったようなセリフを発しています。 また、サンジェルマンの名前が初登場した14巻120話では、セルポ星人が彼を深く警戒する様子を見せていました。おそらくセルポ六郎個人というより、セルポ星人全体がサンジェルマン伯爵に対する恐怖心を抱いているのでしょう。 サンジェルマン伯爵はオカルトコレクターとして暗躍しているので、セルポ星人たちを倒して彼らの重要アイテムを奪ったという可能性もありそうです。

【正体】ターボババアとの因縁?ハイパージジイと呼ばれた過去

サンジェルマン伯爵の名前と姿が初めて登場した14巻120話。ここで彼を目にしたターボババアは鬼のような形相になり、「ハイパージジイ…‼」と吐き捨てていました。 ターボババアの目は憎悪と狂気に満ちており、ハイパージジイに対する途方もない恨みが伝わってくるかのよう。彼らの関係性は現状不明ですが、そこに深い因縁があることは間違いないでしょう。 本作に登場する妖怪たちの多くは元・人間で、それぞれに悲しい過去を抱えているキャラばかり。もしかしたらターボババアにもそういった過去があり、そこにサンジェルマン伯爵が関わっているのかもしれません。

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サンジェルマン伯爵は味方か敵か?ラスボス説を考察

『ダンダダン』
©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

サンジェルマン伯爵はその得体の知れなさから、「本作のラスボスではないか」と噂されています。確かに彼は様々な妖怪の力を得るために暗躍し、オカルンたちを大いに苦しめてきました。 さらに、「ダンダダン」という本作のキーアイテムと思しきものを狙っている点から、ダンダダンを巡ってオカルンたちと戦うことになる可能性が浮上。これらの点を考慮すると、「サンジェルマン伯爵=ラスボス説」の信頼性はかなり高そうです。 ただ、この説が絶対に正しいと言い切ることはできません。もしダンダダンがとんでもない強さを誇る怪異に関わっているとしたら、オカルンとサンジェルマン伯爵が共闘する展開もあり得るでしょう。ダンダダンの正体次第で、サンジェルマン伯爵の立ち位置は大きく変わりそうです。

サンジェルマン伯爵の強さ・能力を解説

『ダンダダン』
©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

まだまだ強さの全容が見えないサンジェルマン伯爵ですが、作中の随所で高い戦闘力を披露しています。メルヘンカルタ戦ではオカルンたちの助っ人として現れ、戦況を大きく変える働きを見せていました。 さらに、オカルンたちの日常に自然と入り込んでくる不気味さなど、単純な強さとは違う特殊能力の片鱗も見せています。ここからはそんなサンジェルマン伯爵が作中で見せた、様々な能力について解説!その強さの秘密に迫っていきます。

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移動「地獄の門」?

サンジェルマン伯爵は移動の際、巨大な門を利用しています。この門にはワープ機能が備わっているようで、その見た目はオーギュスト・ロダンが作った「地獄の門」にそっくりです。 この作品は世界に7つあり、日本では国立西洋美術館と静岡県立美術館に飾られています。サンジェルマン伯爵は、屋外に設置されている「地獄の門」を利用していました。おそらくこれは国立西洋美術館に飾られているものと思われます。

記憶操作能力

サンジェルマン伯爵は周囲の人々の記憶を操ることができます。彼はこの力を利用して周囲に「三丈目先生」の記憶を植え付け、学校へ潜り込むことに成功していました。 またこれとは逆に、相手の記憶から自分の存在を消し去ることも可能です。ただ、これも絶対的な力ではないようで、ターボババアやセルポ星人たちはサンジェルマン伯爵のことを覚え続けています。

オカルトコレクター!怪異の能力を奪う

サンジェルマン伯爵は「阿修羅(あすら)」という妖刀の力を利用し、怪異の力を奪うことができます。能力奪取の条件は、「相手に負けを認めさせたうえで小刀を刺す」こと。ちなみに、この刀には「黒」と「白」の2種類があり、黒で刺すと能力が手に入り、白を刺すと能力を譲渡することができます。

武器は日本刀!謎の注射

サンジェルマン伯爵が愛用している武器は日本刀です。こちらの刀は鍔のあたりに、注射器らしきものを刺す穴が存在。ここに妖怪の力を収めた注射器を刺すことで、その能力を自由に使うことができるようです。作中ではジャンピングババア・黒髪切り・水虎などの力を使用していました。 ここで使われている能力は、前述した「怪異の能力を奪う力」で収集したものと思われます。

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サンジェルマン伯爵の元ネタはヨーロッパの都市伝説?

サンジェルマン伯爵の元ネタは、18世紀頃のヨーロッパにいたと噂される「サンジェルマン伯爵」です。彼は不老不死とも囁かれる都市伝説的存在で、何世紀にもわたりこの世のどこかで生き続けていると言われていました。 伯爵はとても博識で数多くの言語を操るほか、音楽や化学などあらゆる分野に精通。数え切れないほどの逸話が残っており、一部では「全知全能の存在」「タイムトラベラー」と主張されることも。とにかく謎だらけの人物で、『ダンダダン』のサンジェルマン伯爵の底知れなさと通ずる部分があります。 ちなみに、『ダンダダン』内で彼の別名として挙げられている、「ハイパージジイ」の元ネタは不明。都市伝説や妖怪の一種だと思われますが、本作オリジナルの怪異という可能性が高いです。

『ダンダダン』サンジェルマン伯爵(ハイパージジイ)は物語の鍵を握るキャラ

本作の鍵を握るキーマンとして暗躍するサンジェルマン伯爵。 果たして彼の正体は何なのか、ラスボスとしてオカルンたちと戦うことになるのか。どう転ぶにせよ、サンジェルマン伯爵が今後の物語を大きく左右することはほぼ確実です。彼の動向に気を配りながら、最新展開をチェックしていきましょう!