「サカモトデイズ」四ツ村暁(よつむらさとる)は死亡した？悲惨な過去を背負う元殺連No2を解説

2020年より『週刊少年ジャンプ』で連載されている『SAKAMOTO DAYS』は、「次にくるマンガ大賞」などでも入賞経験のあるコメディ・アクション漫画です。本作は、2025年1月よりアニメ化もされており、漫画・アニメファンの間でますます注目を集めています。 この記事では、そんな本作に登場する重要人物の1人でもある四ツ村暁について、徹底解説します！ ※この記事は「サカモトデイズ」のネタバレを含みます。

四ツ村暁は殺連の元ナンバー2で、キンダカと同じくORDER創設者のひとり。目深に被ったチューリップハットから見える伸ばした黒髪と無精髭が特徴的な猫背・長身の男性で、武器は三節棍を使用します。 神々廻をORDERにスカウトした張本人でもあり、以前は彼を家に招くなど仲良くしていました。しかし、8年前に起きた殺連の内部抗争に巻き込まれ、その際に実は敵であった妻を殺害。その後、幹部暗殺未遂事件の濡れ衣を着せられたことで追放され、現在は抹殺対象となっています。

結論から言うと、四ツ村はまだアニメ版には登場していません。そのため、誰が彼の声を担当するのかについてはまだ明らかになっていないのですが、渋い風貌から想像すると、低めの声色を持つベテラン声優がCVを担当する可能性が高いのではないでしょうか。 SNS上で彼のCVを予想する声は多く、実際に山路和弘や大塚明夫、津田健次郎あたりの名前が上がっていました。いずれの声優の声も、渋い雰囲気だけではなく大人のセクシーさが感じられますね。

四ツ村は神々廻をORDERにスカウトした張本人であり、2人は以前師弟関係にありました。当時は神々廻を家に招くなど仲良くしていましたが、彼がORDERを追放されてからは疎遠になってしまっています。 しかしそんな2人は、京都・嵐山で再会を果たし、そこから激しい戦闘を繰り広げます。その際、圧倒的な攻撃力で最初は優勢に立っていた四ツ村でしたが、成長して着実に実力をつけた神々廻から次第に追い詰められていくのでした。

その後四ツ村は神々廻との激闘の末に致命傷を負い、命を落としたかに思われましたが、生きていました。実は彼は南雲によって命を救われており、以降秘密裏に彼の協力をすることに。 南雲からは「ある友人の死の真相を探る」という取引を持ちかけられた彼は、表向きは死亡していることになった上で諜報活動を開始します。 もちろん四ツ村が対戦後にどうなったのか神々廻は知らないため、今後2人が再度対峙した際に物語がどう動くのか今から楽しみですね。

最愛の妻である慈乃と暮らしていた彼ですが、ある日慈乃が殺連会長暗殺計画に関与していたことが明らかに。実は反体制派の一員であった彼女は四ツ村を利用し、計画を進めようとしていたのでした。 しかし、自身の正体がばれた慈乃は、あろうことか実の息子である周を人質にとって四ツ村を脅迫。周にさらなる危害が及ぶことを恐れた四ツ村は、苦渋の決断をした上で自ら慈乃を殺害します。 その後、彼が妻を殺してでも守ったはずの息子・周は、真実を知らないために、母を殺害されたことをきっかけに四ツ村に深い憎悪を抱くようになるのでした。

「息子に会うこと」を原動力にしている四ツ村が殺連を潰そうとしている理由にも、息子である周が絡んでいます。 幹部暗殺未遂事件の濡れ衣を着せられ殺連を追放された彼は、今もなお殺連から命を狙われる身。そのため、普段は彼は身を隠しながら生活しなければなりません。 しかし殺連が潰れれば自分のことを追う人間はいなくなり、自由の身となって太陽の元を大手を振って歩けるようになると考えた彼は、それ以降殺連を潰すことを目標に掲げます。 「息子に会いたいから」という理由で組織を壊滅させようとしている彼からは、恐ろしさと共に父親の愛が感じられます。

本作の中でも屈指の実力者として描かれている四ツ村ですが、彼が使用する武器は三節棍型槍。扱いが非常に難しいと言われているこの武器は、普通の殺し屋であればまともに使うことすら困難です。 しかし彼はその難しい武器を自分の体の一部かのように自在に操り、長いリーチを活かして周囲の敵を一瞬で制圧する圧倒的な技術力を保有。 例えば、京都における神々廻との戦闘では建物や障害物をうまく利用し、戦場全体を支配しながら戦っていました。彼の攻撃の正確さと力強さは、三節棍をただの武器ではなく、戦術の一部として見事に使いこなしていることが分かります。

長年培ってきた技術と扱いが難しい武器を使いこなす戦闘センスはもちろん、戦闘中の冷静さと柔軟性も彼の強さのひとつでもあります。 特に敵の弱点を的確に突く技術に長けており、神々廻との戦闘の際には、敵の動きを封じるだけでなく、致命的なダメージを与える高度な技術を発揮していたことも記憶に新しいです。 高い能力を持つとされるORDERの神々廻と南雲を同時に相手をしても、渡り合えていたことから、経験と技術力に裏打ちされた確かな実力があることが分かりますね。

四ツ村の息子である周は、母親を殺害した父親に対して強い憎悪を抱いており、親子としての関係性は破綻していると言えるでしょう。 しかし、四ツ村は息子との再会を生きる目的として、現在はその目的に向けて動いている最中。現在は完全に断絶してしまっている2人の関係性ですが、いつか四ツ村が母親殺害の真実を周に話し、父子の絆を取り戻せる日は来るのでしょうか……。 まだ2人が交わる様子は作中で描かれていませんが、いい方向に進んでいってくれることを願うばかりです。

この記事では、『SAKAMOTO DAYS』の登場人物である四ツ村暁について徹底解説しました！彼はまだアニメには登場していませんが、彼のCVや迫力のあるアクションシーンを観られるのが今から楽しみですね。 アニメの続編が放送される前に、原作をしっかり読んで今のうちにおさらいしておきましょう！