映画『ヘルボーイ ザ・クルキッドマン』あらすじ・ネタバレ感想！シリーズ史上最もダークなヒーロー誕生

人気アメコミヒーローの4度目の実写映画『ヘルボーイ ザ・クルキッドマン』が2025年7月4日に公開されました。根強い人気を誇るキャラクターの新たな戦いが描かれます。 この記事では、『ヘルボーイ ザ・クルキッドマン』のあらすじ、ネタバレ感想などを紹介します。

1950年代のアメリカ。地獄からやってきたヘルボーイ(ジャック・ケシー)は、超常現象調査防衛局(B.P.R.D.)の捜査官として、新人エージェントのジョー(アデライン・ルドルフ)とともにアパラチアの山奥の寒村にやってきます。 村では奇怪な事件が立て続けに起きており、住民は怯えて暮らしていました。そのすべては「歪んだ男」と呼ばれる悪魔の仕業だといいます。 そんななか、20年前に悪魔に魂を奪われたと語るトム・フェレル(ジェファーソン・ホワイト)という男が村に戻ってきます。彼の帰還は呪われた因縁を呼び起こし……。

悪霊憑きのクモを護送していたヘルボーイとジョーは、クモが逃げ出したことで呪われた村に偶然やって来ます。奇怪な事件が立て続けに起きるなか、20年前に悪魔に魂を奪われたというトム・フェレルが村に帰還。それ以来、怪奇はさらにひどくなっていきます。 グロテスクなホラー描写が多く、耐性のない人にはかなり見るのがきつい作品かもしれません。しかし、ミステリーとしての緊張感や迫力のあるアクションも見どころ。オカルトホラーが好きな人にはたまらない作品でしょう。 クルキッドマンとの最終決戦では、意外な人物が大活躍。ヘルボーイだけでなく、ジョーや村の牧師の奮闘にも注目です。

ヘルボーイは地獄からやってきた異形の者で、超常現象の専門家であるブルッテンホルム教授に育てられました。その後、教授が責任者を務める「超常現象調査防衛局(B.P.R.D.)」のトップエージェントとなり、世界中の魑魅魍魎と戦っています。 ヘルボーイを演じたジャック・ケシーは、『デッドプール2』(2018年)のブラック・トム役などで知られています。

ボビー・ジョー・ソング、通称ジョーは、B.P.R.D.の新人エージェントです。 ジョーを演じるのは香港生まれのアデライン・ルドルフ。香港出身でモデルとして活躍したのち、Netflixシリーズ『サブリナ：ダーク・アドベンチャー』(2018年〜2020年)で俳優デビューしました。

トム・フェレルは、20年前に悪魔に魂を奪われたという男です。 トム・フェレルを演じるジェファーソン・ホワイトは、テレビシリーズ『イエローストーン』(2018年〜2024年)や映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(2024年)などへの出演で知られています。

クルキッドマンに仕える魔女のエフィ・コルブ。 エフィーを演じるのは、アイルランド出身のリア・マクナマラです。彼女は映画『魔女の密約』(2021年)などに出演しています。

『ヘルボーイ ザ・クルキッドマン』の監督を務めるのは、ジェイソン・ステイサム主演の「アドレナリン」シリーズなどで知られるブライアン・テイラーです。 本作は彼にとって2013年の『ゴーストライダー2』以来のアメコミ映画となりました。

これまで「ヘルボーイ」はギレルモ・デル・トロ監督やニール・マーシャル監督によって映画化された3作がありましたが、どちらもエンタメに振り切ったものでした。 『ヘルボーイ ザ・クルキッドマン』は、原作シリーズのなかでも人気の高い「捻じくれた男」をもとにしています。そして本作の脚本には、原作者であるマイク・ミニョーラも参加。原作のダークな雰囲気をしっかりと取り入れ、ホラー要素が前面に押し出されています。

真っ赤な巨体に折れた2つの角、そして強大な力を秘めた右手を持つ異形のヒーロー、ヘルボーイの活躍を描いた『ヘルボーイ ザ・クルキッドマン』。原作ファンも納得のホラー描写が見どころです。 『ヘルボーイ ザ・クルキッドマン』は2025年7月4日公開です。