2025年8月19日更新

『北の国から』名場面&名言14選!泣けるシーンをランキングで紹介

このページにはプロモーションが含まれています
『北の国から』

『北の国から』に登場する数え切れないほどの泣けるシーン&名シーンをオリジナルランキングで紹介!忘れられない名シーンを連続ドラマ&スペシャルドラマから厳選し、その魅力とともに解説していきます。

AD

『北の国から』感動の名場面・名シーンTOP10

『北の国から』は1981年に放送された田中邦衛主演の大人気ドラマシリーズです。北海道富良野を舞台に、厳しくも雄大な自然の中で生きる一家の物語で、2002年までドラマスペシャルが放送されていました。 インターネットが普及した現代、改めて自然とのつながりを教えてくれる作品として注目を集めている不朽の名作です。 数多くの名シーンを生んだ本作から、今回はciatr編集部が厳選した泣けるシーンをランキングでお届けします!

第10位:笠松のじいさんが馬を売るシーン

連続ドラマの15話。黒板純(吉岡秀隆)の親友・笠松正吉(中澤佳仁)の祖父・杵次(大友柳太朗)は、涙ながらに18年苦楽をともにした老馬をその日の朝、手放したことを黒板五郎(田中邦衛)に語ります。 最後の晩餐にとご馳走を出すと、愛馬は自分の末路を悟った様子だったそう。翌朝には杵次に頬を寄せ、涙を流しながしていたと、最後の別れの様子を語る杵次。彼の目にもまた涙が浮かんでおり、女房として18年連れ添った愛馬への愛情が伝わってきます。 そのまま雨の中帰宅した杵次が、愛馬の後を追うように亡くなったのも印象的でした。

第9位:結婚前夜に布団を並べて眠るシーン

「'98時代」でのワンシーン。正吉との結婚が決まった黒板螢(中嶋朋子)は、結婚式まで久しぶりに五郎の家で暮らします。式の前日には、父娘水入らずで布団を並べて眠ることに。これまでなかなか聞くことができなかった母・令子(いしだあゆみ)と五郎との新婚当時の話を尋ねる螢の姿にほろり。 実はこのとき螢は別の男の子どもを身ごもっていました。正吉もそれを知ったうえで、自分の子だと周りに言っていたのですが、五郎は親の勘で正吉の子どもでないことに気づいていたのです。それでも優しく声をかける五郎の愛に泣かされます

AD

第8位:蛍の結婚式後、令子の遺影を抱えながら眠る五郎

9位に続き「時代」でのシーンです。結婚披露宴は事前に亡き草太兄ちゃんこと北村草太(岩城滉一)があれこれ根回しをしていたため、五郎はへそを曲げてしまいます。ようやく出席した披露宴でも酒をあおってばかり。 最後は寂しさを紛らわすように陽気に酔っ払う五郎でしたが、その胸には別れた妻・令子の遺影が入っていました。帰宅後、五郎を介抱した純が写真の存在に気づいたのです。 娘の晴れ姿を見せてあげたいという五郎の思いや、その後、五郎と純が手を繋いで眠るシーンも含めて号泣必須の名シーンです。

第7位:風呂を炊きながら暴力事件を告白する純

純が東京へ行ってからの出来事が描かれる「'89帰郷」。上京した純は傷害事件を起こし、富良野に帰ってきます。五郎は事前に事件の一報を聞いていましたが、温かく息子を受け入れるのみ。 純は五郎の風呂に薪をくべながら、事件のことを告白します。東京では誰も理由をちゃんと聞こうとしてくれませんでしたが、五郎は静かに理由を聞いてくれました。純が「大事な物」を盗られたからだと答えると、五郎はそんな純の気持ちを肯定してくれるのでした。 純が守りたかった大事なものが、上京時に五郎がくれた泥のついたピン札だったというのもグッときます

第6位:蛍の結婚式で流れる草太のスピーチ練習のテープ

「時代」での螢の結婚式シーンです。この結婚式の前、正吉に螢へアプローチするよう背中を押した草太は事故で亡くなってしまいます。この頃には考え方の違いから関係は悪化していましたが、幼い頃は純も螢も実の兄のように慕っていた草太。 そんな今は亡き草太のスピーチ練習のカセットテープには、純や螢との軌跡を振り返るように2人との思い出がたくさん詰め込まれていました。 まさにこのスペシャル回のタイトル「時代」を象徴するようなシーンです。草太のスピーチを聞きながら、初回放送からここまでの時代の変化に思いを馳せると余計に泣けてきます。

AD

第5位:泥がついた1万円札のシーン

中3となった純の成長と巣立ちにスポットを当てた「'87初恋」。このシーンはラストで登場します。 純が富良野を後にし、上京するシーン。五郎が手配した長距離トラックが走り出してしばらくすると、運転手は五郎から謝礼として受け取った封筒を純に渡しました。中には泥がついた新札の1万円札が入っていたのです。 運転手はその泥は五郎についていたものだろうと話し、「おら受け取れん。お前の宝にしろ」と一言。純が幼き日の父との記憶を思い出し、助手席でポロポロと涙をこぼすシーンは、涙なしで観られません。

第4位:蛍と正吉の結婚報告で号泣する五郎

「時代」の中盤に登場するシーンです。シングルマザーとして生きるつもりだった螢と、家族として一緒に生きていく覚悟を決めた正吉は、純への報告のあと、純、螢とともに五郎のもとへ向かいます。 「螢をください」という正吉の言葉、そして螢の妊娠の報告を受けた五郎は、何も言わずに正吉の手を握りしめ、順に螢、純の手を握って笑いました。 直後、五郎は家に引っ込んで令子の遺影の前で号泣します。純から見ても、そんなに喜んでいる五郎を見るのは初めてだそう。むせび泣く五郎の背中が随分と小さく感じることもあって、ジーンとします。

第3位:母の列車を見送る蛍

連続ドラマの17話。離婚協議のため富良野にやってきた母・令子が東京へ戻る日。螢は浮気をした母への許せない思いもあり、見送りには行きませんでした。 令子が何気なく車窓から外を眺めていると、並走する川の向こうに螢の姿があったのです。子どもながらに割り切れない思いを抱えて冷たい態度を取っていたとしても、やっぱりたった1人の母親を嫌いになんてなれないのです。 涙を流しながら一生懸命列車を追いかける螢の姿にも、そんな娘を見つけて窓から身を乗り出して「螢!!!」と叫ぶ母の姿にも、胸が締め付けられます。

AD

第2位:不倫相手と駆け落ちした蛍を五郎が尋ねる

「'95秘密」後半に登場するシーンです。看護士になった螢は勤務先の医師と不倫の末、駆け落ちをしていることが発覚。それを知った五郎は、純とともに螢を訪ねます。 五郎は駆け落ちを知った際は大きな衝撃を受けていた様子でしたが、螢に会っても彼女を咎めることはありませんでした。五郎は螢に「今幸せか?」と問い、「幸せ、それが一番何よりだぁ」と言います。何よりも娘の幸せを願う五郎の思いがひしひしと伝わってきます。 別れ際にも、いつでも富良野に帰ってこいと声をかけており、五郎の子に寄り添う姿勢に感動しきりです。

第1位:母の葬儀で捨てられた靴を探す純と蛍

連続ドラマの23話で、母・令子の葬儀の様子が描かれます。葬儀のために上京した兄弟は、母の再婚相手・吉野に新しい靴を買ってもらいます。古い靴は五郎が買ってくれたもので、壊れても修理しながら履いていたボロボロのものでした。 交通費節約のために汽車で来たという五郎の話を聞いて、兄妹は居ても立っても居られず捨てられた靴を夜の街で探し始めます。声をかけてくれたお巡りさんが一緒になって靴を探してくれる姿も印象的でした。 富良野で暮らしはじめて約1年。父と子ども3人での時間が紡いだ絆が深く心に突き刺さる名シーンです

【名言編】心に残るセリフ4選

「子供が、まだ食ってる途中でしょうが!」

五郎のセリフの中でも印象的なのが、「'84夏」でのこのセリフ。純が勇気を振り絞って、自分の弱さや至らなさを五郎に告白します。そのタイミングで、閉店間際の店員が丼を下げようとしたのです。すると五郎がこのセリフとともに一喝。 他責なところがあった純が、自分の非を認めて丸太小屋を全焼させたことを謝るという、純の成長を印象付けるシーンです。五郎からしたら、子どもの成長の大事な局面を邪魔するなという思いがあったのでしょう。

AD

「お前が帰る部屋はずっとあけとく」

「初恋」での五郎のセリフです。中学卒業後に上京したいという純に対し、五郎は「疲れたらいつでも帰ってこい。くにへ帰ることは恥ずかしいことじゃない」とエールを贈ります。 いつでも帰れる場所があるというのは、純にとってどれほど救いとなったことでしょう。送り出す五郎の寂しさも考えると、よりいっそう胸に刺さるセリフです。 ここから続くラストの泥のついた1万円札までのシーンは、この「初恋」屈指の名シーンです。

「石鹸で落ちない汚れってもンもある」

「秘密」での五郎のセリフです。ごみ収集車の仕事をしている純は、知り合った小沼シュウ(宮沢りえ)の過去を知ってしまいます。 そのことに自己嫌悪を感じる純に対し、五郎は「お前の汚れは石鹸で落ちる。けど石鹸で落ちない汚れってもンもある。人間少し長くやってりゃ、そういう汚れはどうしたってついてくる」と語るのでした。純の仕事にも重ねながら、どんな生き方も肯定する五郎の懐の深さに頭が下がる思いです。

「昔のこと消せる消しゴムあるといい」

「秘密」でシュウが呟いたセリフです。このときシュウは純と交際中でしたが、アダルト作品に出演していたという過去を純に知られてしまうことになります。当然、この過去を知った純は動揺し、2人の間にはなんともいえない空気が流れることに。 そんなときにポツリとこぼしたのがこのセリフで、演じる宮沢のミステリアスな雰囲気も手伝って印象深いシーンになっています。「秘密」はこのセリフ以外にもシュウの印象的なセリフが多いエピソードでした。

AD

『北の国から』もう一度見たい!感動の名シーンを解説

厳しい自然とともに共生しながら、親子の移り変わりを描く壮大なドラマ『北の国から』。ネットやスマホがある今の時代に改めて思い出したい大切なものがたくさん詰まっている作品です。気になるシーンがあったら、ぜひ本編を追いかけてみてください!