Netflix『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』ネタバレあらすじ!韓国リーガルドラマの見どころは?

Netflixで配信中の韓国ドラマ『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』。法廷ドラマでありながら、人間同士の関わり合いによって心の傷を癒し、成長していくストーリー展開が見どころです。 本記事ではそんな『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』について、全話あらすじをネタバレありで解説していきます。
『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』作品概要・あらすじ
タイトル | 『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』 |
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公開日 | 2025年8月3日 |
監督 | キム・ジェホン |
脚本 | パク・ミヒョン |
キャスト | イ・ジヌク , チョン・チェヨン |
原作 | - |
あらすじ【ネタバレなし】
ロースクールを首席で卒業し、大手法律事務所ユルリムの新人弁護士となったカン・ヒョミン(チョン・チェヨン)。そんなヒョミンが志願した訴訟チームのリーダーは、完璧主義者のパートナー弁護士ユン・ソクフン(イ・ジヌク)でした。 時間や身だしなみに厳しいソクフンにとって、だらしない面を持つヒョミンは不快な存在です。しかし、持ち前の頭脳と集中力で案件をこなし、弁護士として成長していくヒョミン。ソクフンも彼女の姿に少しずつ感化されていき……。
Netflixドラマ「エスクワイア」見どころを解説
心の治癒を描くリーガルドラマ
本作は法廷ドラマでありながら、主に「愛にまつわる問題」を多く扱っています。不妊治療に励んでいた夫婦や、父親に虐待されている女の子などを救っていくソクフンやヒョミン。その中で、男女の愛や、親子愛など、さまざまな愛の形について考えさせられる内容になっているのです。 そのためNetflixドラマ「エスクワイア」は法廷ドラマ特有の固さや冷たさはあまり感じられず、じんわりと心が温まるストーリーになっています。事件や訴訟を通して、依頼主だけでなく、弁護する側のソクフンやヒョミンたちも心が癒され、人間として成長していく新しいリーガルドラマです。
監督は『財閥×刑事』のキム・ジェホン
本作の監督を務めたキム・ジェホンは、過去にアン・ボヒョン主演のドラマ『財閥×刑事』(2024年)や、キム・テリ主演の『悪鬼』(2023年)などを手がけた人物です。コメディの要素を巧みに取り入れつつも、重厚感のあるシリアスな演出に定評があります。 またキム・ジェホンは登場人物の繊細な心情を表現するのも得意です。本作でも本格的な訴訟や裁判を再現する一方で、キャラクターの成長や人間味に重点を置いた演出となっています。
1話完結で見やすい!
本作は、基本的に1話完結となっており、途中からでも見やすい作品です。取り上げられる事件や訴訟は、1話ごとに変わっていきます。さらに脚本を担当しているパク・ミヒョンは現役の弁護士。そのため訴訟ケースがかなりリアルで、没入感も抜群です。 一方で、登場人物が抱える問題や人間関係の変化、ユルリムでの権力闘争など、気になる展開は全話を通してつながっていくため、最後まで目が離せません!
1話「インダクション」あらすじ・ネタバレ
大手法律事務所ユルリムの採用面接当日、カン・ヒョミンは遅刻してしまいます。訴訟チーム長のユン・ソクフンは、時間を守れないヒョミンの面接を拒否。 しかし、他のパートナー弁護士は、ヒョミンがロースクールを首席で卒業した優秀な人材であることに気付きます。そして面接の機会を得たヒョミンは、お題として出された訴訟問題に対して優れた知識と回答を披露し、見事内定を勝ち取ったのです。 そして訴訟チームに志願したヒョミンは、さっそく担当した裁判で見事な手腕を披露。ソクフンは彼女をチームの一員として認めるのでした。
2話「紅茶も愛も試されてこそ」あらすじ・ネタバレ
病院で暴れて医療器具を壊し、4億ウォンの損害賠償を請求されたパク・ギボムの弁護を引き受けることになったユルリムの訴訟チーム。勝訴が難しい案件のため、ソクフンたちは頭を悩ませます。 しかしギボムと面談をしたヒョミンは、彼と妻の事情を聞き出し、逆に病院側へ5億ウォンの賠償を主張できる手がかりをつかみました。そしてソクフン、ヒョミンらは夫婦が望む条件での和解を成立させたのです。 その後、ヒョミンはギボム夫婦の愛と自分の境遇を比較し、落ち込んでいました。リー&ソの弁護士である彼氏ソンチャンは、ヒョミンに聴覚障害者の姉がいることを知って急に態度を変えていたからです。 しかしソクフンから「愛する人を見捨てるやつは、ただの薄情者だ。」という言葉を聞いたヒョミンは、少し心が癒されたのでした。
3話「チョウのさなぎ」あらすじ・ネタバレ
交通事故を起こしたトラックドライバーの弁護をすることになったユルリムの訴訟チーム。しかし被害者の男の子は身体に障害が出たにもかかわらず、トラックに接触していなかったのです。 ソクフンとヒョミンは、“思い込みだけで身体に症状が現れることがある”と知り、原因は過剰な反応をした母親にあると考えます。裁判でソクフンは、男の子の母親に対し、責任を問う厳しい言葉を次から次へと浴びせました。 裁判には勝ったものの、母親を責め立てたことに納得がいかないヒョミン。実はソクフンが「母親」というものに激しい感情をぶつけたのには、元妻との過去が関係しており……。
4話「目には目を」あらすじ・ネタバレ
今回ソクフンらが弁護するのは、大手ファンド会社の代表チェ・チョルミン。彼は娘を虐待したとして家政婦に告発されたのです。 一方的に家政婦を責め、誓約書まで書かせたソクフンに疑問を抱いたヒョミンは憤ります。しかしソクフンの行動は、すべて子どもを守るためでした。 そしてついに重症になった子どもを見たソクフンは、チョルミンを何度も殴ります。さらにソクフンは裏で手をまわしており、元ヤクザに捕らえられたチョルミンは、娘と同じ目にあわされたのです。 かつて子供を望まない妻と気持ちがすれ違い、離婚したソクフン。だからこそ親による虐待は誰よりも許せませんでした。ところがそんなソクフンの前に、別の男性との子供を妊娠した元妻が現れ……。
5話「サリエリの独白」あらすじ・ネタバレ
有名画家リュ・グァンモから盗作疑惑で訴えられた無名画家のチョンヘ。姉の友人であることから、ヒョミンはチョンヘを無償で弁護することにします。 しかしチョンヘは知的障害者であったため、うまく証言することができず、絶望的な状況に追い込まれるヒョミン。そんな時、ソクフンの「先入観を捨てて、本質を見ろ」という言葉を思い出したヒョミンは、ある重要な事実をチョンヘから聞き出すことに成功します。 実はチョンヘの絵には、暗闇でライトを当てると浮かび上がる父親の顔が描かれていたのです。裁判に完全勝利したヒョミンは、ソクフンから初めて「カン弁護士」と呼ばれ、最高の喜びを味わうのでした。 そしてその後、ユルリムでは代表のコ弁護士が引退を発表。後任として紹介されたのは、かつて権力争いに負けて飛ばされていた女性弁護士クォン・ナヨンで……。
6話「愛という名の錯覚」あらすじ・ネタバレ
ヒョミンの依頼人でモデルのウニョンは、DVによって身体に傷をつけた元カレを訴えたいと話します。しかし元カレの行為は、すべてウニョンの同意のもとに行われていました。 そんな中、ヒョミンは“愛によって理性的な判断が失われ、心神耗弱状態だった”と主張することに。ソクフンもヒョミンの意見に同調します。 しかしその後、ウニョンが元カレを訴えたのは賠償金のためではなく、心の傷によるものだと気づいたヒョミン。そしてヒョミンは「愛の前では誰もが弱くなる」とウニョンに共感を示し、彼女の心を癒したのでした。 一方ユルリムでは、新代表となったナヨンが、かつて自分を追い出したメンバーを追い出す方向に舵を切り始めます。
7話「愛は虹色に」あらすじ・ネタバレ
認知症になった妻を安楽死させ、義弟に告訴された夫の弁護をすることになったソクフン。過去に夫が不倫をしていたことが問題となり、遺産目当ての殺人ではないかと疑われたのです。 夫は法廷で認知症とは知らずに愛が冷めたと誤解し、不倫したことについて後悔の念を述べました。そして“愛は虹色”と表現し、情熱の赤から安らぎの色に変わっただけだったと語ったのです。 彼の言葉に感化され、元妻と完全に関係を断つソクフン。その夜、ヒョミンは「記憶は時間が忘れさせてくれます。」と言って、ソクフンを励ますのでした。 そんな中、ナヨンやソクフンを目の敵にし、ユルリム代表の座を狙う弁護士コ・テソプらは、ソクフンに罠を仕掛け……。
8話「ワンダーウーマン」あらすじ・ネタバレ
緊急でパートナー会議を招集したテソプ。彼を筆頭とする旧体制派は、ソクフンが部下と不適切な関係にあり、彼女から機密書類を受け取ったと主張します。 しかしソクフンは冷静に反撃。結果としてテソプ派の弁護士ドユンの不祥事が明らかになり、彼は追放処分になります。さらにソクフンは同じくテソプ派のヒチョルも左遷させることに成功したのです。 そんな中、訴訟チームはヒョミンの親友・ソラの姉であるソリョンを弁護することに。夫のDVに苦しんでいたソリョンは、精神薬の副作用で自分が暴力的になることを知りながらわざと服用し、夫に重傷を負わせていました。 不利な状況に悩むヒョミン。しかし「合法の範囲で守るべき人を守るのが正義」というソクフンの言葉を聞き、黙秘権を利用して事実を隠すことを思いつきます。ヒョミンは見事、無罪を勝ち取り、親友とその姉を守ったのでした。
韓国ドラマ『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』はNetflixで配信中
Netflixで配信中の韓国ドラマ『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』は、人間味あふれるキャラクターたちが、訴訟を通して成長していく法廷ドラマです。ヒューマン要素が強く、観ている側も心が癒されます。ぜひ本編をチェックしてください!