2025年9月6日更新

映画『8番出口』モデルの駅は大阪に?ゲームや小説の元ネタも徹底考察

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映画『8番出口』、二宮和也
©2025 映画「8番出口」製作委員会

二宮和也主演で映画化された『8番出口』。原作ゲームや映画を観たファンから「モデルは〇〇駅では?」と、これまで全国津々浦々の駅が噂されていました。しかし、2025年8月12日、ついに制作者本人からモデル駅について言及があったのです。 この記事では、映画『8番出口』のモデルとなった駅について徹底解説・考察していきます!

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映画『8番出口』モデルの駅はどこ?大阪にあり?

ゲーム製作者がモデルは「大阪の駅」と明かす

映画『8番出口』のモデルとなった駅について、原作ゲームの制作者・KOTAKE CREATE(コタケクリエイト)氏は「8番出口の大元のモデルとなったのは大阪の駅です」と、SNSのX(旧Twitter)にて明かしました。 これまで、8番出口のモデルは大阪や東京、名古屋、京都など、さまざまな憶測が飛んでいたため、いきなりの告白にファンは騒然。2025年9月1日時点で1.1万リツイート、7.4万いいねと、大きな反響がありました。

詳細な駅は明かされていない

映画『8番出口』、河内大和
©2025 映画「8番出口」製作委員会

詳細な駅は明かされていませんが、ヒントとなるのが「専門学生の時に通学で毎日通っていた地下通路」であること。どこを卒業したかは不明ですが、多くの専門学校が大阪の中心部に集まっています。 中心部の駅では「JR東西線・大阪天満宮駅」がよく似ています。8・9番出口への通路にはゲームと同じまっすぐに伸びる細長い通路が存在するのです。さらに、壁は小さいタイル、床は大きいタイルを使用しているのも同じ。 通路を通った先にある出口も、ゲームと同じように1段目の手前に段差や点字ブロックがあり、銀色の手すりも形がよく似ています。

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映画『8番出口』モデルの候補地一覧!清澄白河駅が有力だった?

映画『8番出口』、河内大和
©2025 映画「8番出口」製作委員会
東京・清澄白河駅 "照明の異変"のモデルとなった通路がある。KOTAKE CREATE氏のインタビュー記事で、「清澄白河駅が(全体の)モデル」と誤記載されたため広まった(訂正済み)。
大阪・天神橋筋六丁目(天六)駅 1番・2番出口への通路がまっすぐに伸びており、右側に扉。出口も似ている。
大阪・大阪天満宮駅 8・9番出口への地下通路がタイル、点字ブロックなどが酷似。9番出口の案内板や構造も似ている。
大阪・中之島駅 肥後橋駅への通路が白タイルの壁、点字ブロック。角を曲がると現れる配置も一致。
京都・神宮丸太町駅 白タイルの壁、左手に宣伝ポスター、右手に扉などが酷似。KOTAKE CREATE氏は「モデルではないが、京都の烏丸線に『8番出口』に似ているスポットがあると聞き、実際に行ったらかなり似ていた」と発言。
愛知・今池駅 8番出口への通路に白タイルの壁、点字ブロック。照明の暗さがゲームと酷似しているとの声もある。

KOTAKE CREATE氏のつぶやき以前に最もモデルとして最有力だったのが、東京の清澄白河駅でした。ゲームメーカーズのインタビューにて「照明の配置がバラバラになる異変は清澄白河駅がモデル」と明言しています。 ただ、現在は訂正済みですが、このインタビューにて「清澄白河駅がモデル」と、通路自体のモデルであるかのような表現になっていたため、ファンの間で『8番出口』のモデル最有力として噂が大きくなったのかもしれません。 また、同じインタビューにて、KOTAKE CREATE氏は「そのままモデルになった駅はない」と明かしています。

映画『8番出口』の撮影地はどこ?

映画の撮影地(ロケ地)は、セットでの撮影が有力です。VTuber事務所『ミリプロ / Million Production』 公式チャンネルでは、撮影地に潜入していますが、ゲームと同じ通路が登場します。通路は、現実にはないため、セットで再現したのでしょう。 左側に宣伝ポスターと防犯カメラ作動中の案内、右側に電気室や従業員用の扉に換気扇、消化器など、配置がゲームとまったく同じです。

映画『8番出口』の元ネタのゲーム&小説を解説

映画『8番出口』の元ネタは、KOTAKE CREATE氏が制作したゲームソフトです。ループする地下通路を舞台に「0番出口」の案内板がある通路からスタートし、「8番出口」を目指すシンプルな内容です。 しかし、通路に"異変"があれば引き返さなければなりません。異変を見逃す、または異変がないのに引き返すなどした場合には、またスタート地点に戻ってきてしまうのです。 大ヒットゲームは映画化だけでなく、ノベライズ(小説化)もされました。著者は映画の監督・脚本を務めた川村元気。これまで『世界から猫が消えたなら』(2012)や『四月になれば彼女は』(2016)などの小説も手掛けています。

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映画『8番出口』ポスターや地名の元ネタを解説

8番出口には、現実にありそうな広告ポスターが登場しますがオリジナルのものです。一部はデザインACの素材を使って制作されました。ちなみに、8番出口の続編『8番のりば』では実際に広告を募集し、コスメや専門学校、宿泊施設など18種の広告ポスターが配置されています。 また、ゲーム・映画ともに案内板には南武公園・水清(みずせ)中学校・米子(よなご)寺・成平ビル・八本木交差点、と施設名が記されていますが、これらはすべて架空の施設です。

映画『8番出口』モデルの駅は大阪!デザインはさまざまな駅から追加

8番出口 おじさん

映画『8番出口』のモデルとなった駅について解説・考察していきました! 原作ゲームの制作者・KOTAKE CREATE氏が「モデルは大阪の駅」と明かしましたが、その詳細は語られていません。大阪の駅を歩いていて、既視感のある地下通路が出てきたら、そこは『8番出口』の聖地かもしれませんね。