2025年11月17日更新

【ドラマ・原作】『推しの殺人』結末ネタバレ&全話あらすじ!弁護士の正体・連続殺人の犯人を考察

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ドラマ『推しの殺人』作品概要・あらすじ

タイトル 『推しの殺人』
監督 柴田啓佑 , 頃安祐良 , 的場政行 , 遠藤健一
脚本 泉澤陽子 , 神田優
キャスト 田辺桃子 , 横田真悠 , 林芽亜里
原作 遠藤かたる『推しの殺人』(宝島社)

『推しの殺人』のあらすじ【ネタバレなし】

大阪で活動する3人組アイドル「ベイビー★スターライト」。高宮ルイ(田辺桃子)、早川テルマ(横田真悠)、沢北イズミ(林芽亜里)の3人は様々なトラブルを抱えつつも、ステージに立ち続けていました。 そんな中、彼女たちは“殺人”を犯してしまうという大問題に直面!自分たちの罪を隠蔽しようと誓い合いますが、警察や探偵からの追求や元メンバーの裏切りなどの苦難が襲いかかります。さらに時を同じくして、とある未解決連続殺人事件が世間を騒がせていて……。

【原作小説】『推しの殺人』結末ネタバレ

共有する罪と深まっていくアイドルたちの絆

地下アイドルグループ「ベビスタ」の古株メンバー・ルイは、自身の年齢や他メンバー同士の不仲といった事情もあり、引退を考え始めていました。 そんな中、センターのイズミから「事務所社長の羽浦を殺してしまった」との連絡が……!以前イズミが言っていたDV彼氏の正体は羽浦で、彼から薬物まで強要されていました。遅れてテルマも到着し、3人は羽浦が失踪したと偽装するため遺体を山中に遺棄します。 それからイズミとテルマに友情が芽生え、「ベビスタ」のパフォーマンスも向上。すべてが上手く進むと思った矢先、マネージャーの土井が羽浦の件を興信所に相談します。 ルイたちは興信所の調査や(イズミ逮捕の)ドッキリ番組の企画もこなし、結束を深めていくのでした。

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青年実業家の裏の顔とアイドルたちの選択

まだ10代だった頃、両親と妹を間接的に死に追いやった過去を持つルイ。上京した彼女はラウンジ嬢として働き始め、そこで青年実業家の河都と出会います。 河都は裏稼業として「アテンド業」をしており、財政界の大物に女性をあてがっていました。 その女性の1人だったルイを羽浦に紹介したのは、彼女が苦しむ姿を見たかったから。羽浦に薬物を横流ししたのも河都で、羽浦が落ちぶれる様を楽しんでいました。 ベビスタの4周年記念ライブ当日。河都は羽浦の死の真相に気付き、テルマやイズミにも顧客の相手をさせようと3人を脅迫します。ルイたちは暴力に訴えてくる河都を殺害し、すべてを承知の上で支えると決めた土井に見送られ、ライブのステージに立ったのでした。

原作の違いは?ドラマの考察ポイントを紹介

小説を原作としたドラマ『推しの殺人』ですが、話の流れは完全には一緒でありません。ドラマオリジナルキャラクターも登場し、ドラマ独自の考察ポイントが多くなっています。 ここでは、現時点で明らかになっているドラマ版の考察ポイントを、原作版との違いを比較しながら紹介。連続殺人犯と、3人の罪を知り脅迫している人物は、果たして同一なのでしょうか……。

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違い①:弁護士・矢崎と麗子の関係は?

人気ミステリー小説を原作としたこのドラマですが、ドラマオリジナルキャラクターの弁護士・矢崎恭介役として増田貴久が出演しています。 弁護士の矢崎は、城田優が演じる河都潤也の大学の同級生。河都は原作にも登場しており、有名なマーケティング会社の社長です。矢崎は河都の出資を受けて弁護士事務所を立ち上げていて、河都に恩を感じている役どころです。 しかしドラマ第4話では。矢崎が河都の妻・麗子(加藤ローサ)と何らかの関係がある、もしくは麗子に好意を抱いているような描写がありました。また第7話では、矢崎に「6年前のあの日」と言いかけている麗子。2人は確実に過去で接点があり、麗子は河都に言えない秘密を抱えているようにも見えます。 弁護士として、「ベイビー★スターライト」の3人に優しく接していく矢崎ですが、犯人として注目すべき存在であると考えます!

違い②:連続殺人事件の発生・犯人の謎

そもそも原作では女性の連続殺人事件は起こっておらず、ドラマは原作以上に先の読めない展開へと動いています。 連続殺人事件の被害者の女性たちは違法薬物に関連しており、隠し口座にお金が振り込まれていたことが分かりました。恐らく裏社会と繋がっているのでしょう。 第3話では、元メンバー・ミチル(なえなの)は自身の借金返済のために、 テルマとイズミをデートクラブで働かせようと契約を強要しました。ここは裏社会と繋がっていて「裏切れば存在を消される」という脅しもあったことから、連続殺人事件と関連していると思われます。 また第6話で死んだとされる河都が犯人のように見えますが、証拠や動機もあるため、ミスリードの可能性が高いと予想。3人へ脅迫文が届いたのも河都がいなくなった後からであるため、実は生きていた河都が送っていると考えがちです。しかし、河都が送っている可能性は低いでしょう。 さらにミチルでもなかったことから、ベビスタを恨んでいる人物が他にいるのかもしれません。先述した通り、麗子と過去に何かあり、謎の多い矢崎などが怪しいと考えます。すべては“6年前に何があったか”ということにつながってくるのではないでしょうか。

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違い③:河都の死体が消えた⋯⋯

ベビスタの3人と激しくもみ合った末、彼女たちの攻撃によって動かなくなった河都。しかしその後河都の死体は消えてしまいます。 原作では、河都が死亡するのはラストです。しかしドラマでは6話の時点で河都の死が描かれ、さらに遺体がどこかに消えてしまうというオリジナル展開となりました。 その後も3人が脅迫され、ミチルが殺されるという原作にはない展開が続きます。加えて河都が確実に死んでいたかどうかは明確にされておらず、どこかで生きている可能性も否定できません。 果たして河都は生きていて自ら身を隠しているのでしょうか。それとも死んでいて何者かが遺体を隠したのでしょうか。後者だとすれば、「もうすぐパパに会える」と話す麗子や、彼女に関係している矢崎が怪しいと予想します!

違い④:羽浦を殺した経緯

社長・羽浦を殺した経緯にも違いが。 原作ではつねに暴力を振るってきた恋人の羽浦に耐えかねず、イズミ1人が彼を殺します。そしてそのあと「べビスタ」のメンバー3人で死体を埋めたのでした。 一方ドラマ版では、羽浦がイズミに暴力をふるう場面にルイ・テルマも遭遇。そして3人で連携して殺人を犯していました。

ドラマ『推しの殺人』全話ネタバレあらすじ

1話ネタバレあらすじ

ルイ、テルマ、イズミの3人はアイドル「ベイビー★スターライト」、通称ベビスタとして活動しています。しかし人気も売上も伸び悩み、3人は心身ともに追い詰められていました。 ある日、イズミは所属事務所の社長で恋人でもある羽浦と揉め、暴力を振られたうえに麻薬を飲まされそうになります。テルマとイズミが助けに入りますが、3人は最終的に羽浦を殺してしまったのです。 さらにその現場を社長に金をせびりに来た元メンバー・ミチルに見られてしまった3人。ミチルに口止め料を払い、死体遺棄を手伝わせることにしますが……。 羽浦の死体を山に埋めた一蓮托生の3人は、イズミのマンションで共同生活を始めます。そんな中、世間では女性ばかりを狙う連続殺人事件が起きていました。

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2話ネタバレあらすじ

羽浦が行方不明となったことで、ベビスタのマネージャーである土井は警察に行方不明届を提出し、調査会社にも依頼をかけます。調査会社の下谷は、ルイ、テルマ、イズミの3人に聴取を行いました。羽浦の携帯電話がなくなっていることに気づいたルイたちは動揺を隠せません。 その後、マーケティング会社の河都はや、河都の知り合いの弁護士である矢崎らも、羽浦が失踪したことを知ります。一方ルイの幼なじみである刑事・望月は、連続殺人事件を捜査していました。 そんな中、台風の影響を心配したルイが遺棄現場に行くと、遺体を掘り返した痕跡があり……!

3話ネタバレあらすじ

ルイは遺体が掘り返された可能性があることを、テルマとイズミには言えずにいました。そんなルイのもとに河都がやってきます。実は過去に関係を持っていた2人。しかし現在、河都には妻子がいます。 その河都の妻・麗子は、弁護士の矢崎と会っていました。2人の間にもただならぬ関係があるようで……。 そんな中、羽浦の部屋からトロフィーがなくなっていることに気づいた下谷。トロフィーは羽浦を殺した凶器です。下谷はルイたちの住む部屋を調べますが、なんとかトロフィーを隠しきることに成功。しかしその後、下谷は何者かに突き落とされ、階段の上から転落してしまいます。 さらにライブを終えた3人を待ち受けていた警察が、「沢北イズミさん、あなたに逮捕状が出ています」と警察手帳を出し……。

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4話ネタバレあらすじ

イズミは手錠をかけられ、パトカーがやってきます。絶体絶命の状況に覚悟する3人でしたが、なんとドッキリ番組の撮影でした。河都が「ベビスタをプロデュースしたい」と言ってテレビ局に推薦していたのです。 その後、下谷が何者かに襲われ、意識不明の状態であることを知った3人。ルイは遺体が掘り返されたかもしれないことを初めてテルマとイズミに打ち明けます。3人は掘り返した人物が下谷か、もしくは下谷を襲った人物ではないかと推測しました。 一方、連続殺人事件の被害者たちの共通点が判明し、ルイたちをストーカーしていた久保という男が関係していることもわかります。さらに下谷を突き落としたのも久保で……。

5話ネタバレあらすじ

久保は逃走し、行方がわかっていません。 そんな中、矢崎から河都との不倫関係を追及されたルイ。否定したルイですが、数日後2人が抱き合っている写真がSNSにアップされました。ルイは謝罪動画を投稿しますが、実はすべてルイの自作自演だったのです。矢崎の調査を終わらせ、河都にベビスタを支援してもらうにはこうするしかなかったのでした。 そんな中、久保が望月によって逮捕されます。下谷を突き落としたことは認めましたが、連続殺人事件の被害者2名の殺害は否定。被害者とはミチルが勤めているクラブ「ガーデン」で出会ったと久保は言います。 一方ルイは河都から「羽浦の死体が見つかった。君たちがやったんだね?」と聞かれ……!

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6話ネタバレあらすじ

遺体を見つけたことは嘘でしたが、羽浦の失踪当日にルイたちがレンタカーで山に向かったことは突き止めていた河都。ルイはテルマとイズミを守るため、事務所を辞めて家を出ました。 その後、1人で河都に会ったルイですが、性接待を強要させられたあげく、殴られ首を絞められます。しかしルイが気づいた時には河都は血を流して倒れていました。駆け付けたテルマとイズミが助けてくれたのです。 直後、起き上がり3人に襲いかかる河都。3人が必死で応戦した結果、河津は動かなくなりました。 一度現場から逃げた3人が遺体を隠すために戻ると、すでに河津の姿はありません。驚く3人ですが、すぐに河津の失踪はニュースになり、彼が「ガーデン」に出入りしていた事実が公になりました。河都は連続殺人事件の最有力容疑者となったのです。

7話ネタバレあらすじ

河都の被害者として世間から同情されたベビスタ。6周年記念ライブも大成功し、東京進出が決まります。 しかしイズミのお腹に羽浦の子供がいると判明。さらに「お前たちの罪を忘れるな」という謎の脅迫文まで届き、3人は新たな試練を迎えたのです。一方、河都の会社を麗子の父が引き継いだため、ルイは麗子にベビスタのスポンサーになってもらうことに。 脅迫文の送り主がミチルだと考えたルイたちは、彼女をおびき出しました。しかし送り主はミチルではなかったのです。 その後、ルイとテルマはイズミの休養をごまかしつつ、アイドル活動を継続。イズミは無事に子供を出産しました。そんな中でも3人への脅迫は続きます。 さらにミチルが何者かに斧で襲われ……。

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8話ネタバレあらすじ

放送後に更新します!

ドラマ『推しの殺人』キャスト・登場人物【相関図】

推しの殺人 相関図
高宮ルイ役/田辺桃子 「ベイビー★スターライト」のメンバー。クールな性格。
早川テルマ役/横田真悠 「ベイビー★スターライト」のメンバー。向上心の塊。
沢北イズミ役/林芽亜里 「ベイビー★スターライト」のメンバー。センター。
望月直哉役/曽田陵介 警視庁捜査一課の刑事。ルイの幼馴染。
駒場ミチル役/なえなの 元メンバー。借金を抱えている。
下谷武史役/テイ龍進 民間の調査会社の代表。
久保茂役/水間ロン 箱推しのファンだが怪しさ満点。個人投資家。
羽浦悟役/田村健太郎 所属事務所の社長。河都の大学の後輩。密かにイズミと交際しDVをしていたため、イズミ、ルイ、テルマに殺害される。
河都潤也役/城田優 マーケティング会社の社長で、ルイにアイドルの仕事を勧めた張本人。
河都麗子役/加藤ローサ 河都の妻。
矢崎恭介役/増田貴久 「矢崎アーク法律事務所」の弁護士。河都の大学時代の同級生で親友。

高宮ルイ役/田辺桃子

高宮(たかみや)ルイは頭脳派クール系アイドル。“あるトラウマ”をきっかけに感情を無くし、特にやりたいこともないまま惰性で生きてきました。アイドルになったのも、10代の頃に「アイドルに向いている」と河都に言われたからです。 演じる田辺桃子は小学3年生でデビューし、ドラマ「ゆるキャン△」シリーズなどに出演しています。

早川テルマ役/横田真悠

可愛らしい見た目と裏腹に、激しい怒りと成功への野心を持つ早川(はやかわ)テルマ。何事にも努力を惜しむことなく、「歌もダンスも上手い」という自負があります。素人同然でセンターに抜擢されたイズミを敵視し、きつく当たっているようです。 テルマを演じる横田真悠は、ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(2024年)などの話題作に出演する注目の若手女優です。

沢北イズミ役/林芽亜里

沢北(さわきた)イズミは「ベイビー★スターライト」で最も人気があるメンバー。裕福な家庭に生まれ、大学へ進学後は広いマンションで一人暮らし中です。一方で、母親の病死や父親の若い女性との再婚などもあり、埋められない孤独を抱えています。 イズミを演じるのは、2024年にドラマ『先生さようなら』で女優デビューした林芽亜里です。

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河都潤也役/城田優

城田優演じる河都潤也(かわと じゅんや)は、かつてルイをアイドルの道に引き込んだ人物です。 有名なマーケティング会社の社長で、イケメンな上に親しみやすさも兼ね備えたジェントルマン。テレビ番組のコメンテーターとしても知られます。

矢崎恭介役/増田貴久

増田貴久演じる矢崎恭介(やざき きょうすけ)は河都の大学時代の同級生。当時は同じ音楽サークルに所属しており、卒業後も親しい付き合いをしているようです。現在は河都から出資を受け、小さな個人事務所を開業している弁護士です。 矢崎はオリジナルキャラクターなので、その正体が気になりますね。

ドラマ『推しの殺人』の結末はいかに?ドラマならではの展開にも注目

ドラマ『推しの殺人』は、2025年10月から日本テレビ系列で放送スタートしました。 遠藤かたるの「このミステリーがすごい!」文庫グランプリ受賞作が早くもドラマ化!アイドルであり続けることを選んだ3人の運命はどうなるのか、ぜひその目で確かめてください。