『果てしなきスカーレット』聖(ひじり)はなぜ迷い込んだ?主人公を支える看護師の日本人青年に迫る

細田守監督率いる「スタジオ地図」の劇場アニメ最新作『果てしなきスカーレット』が、2025年11月21日に劇場公開されます。この記事では、本作の主人公スカーレットとともに旅をする青年・聖について紹介します。
『果てしなきスカーレット』聖(ひじり)とは

本作のメインキャラクターの1人で、スカーレットと「死者の国」を旅することになる聖(ひじり)。現代の日本から死者の国に来た青年です。 困っている人には何の見返りもなく手を差し伸べるような、理想に燃える心優しい看護師。復讐に燃えているスカーレットとは真逆の人物で、彼女には反発されながらも支えて寄り添おうとします。 スカーレットの復讐の結末は、おそらく聖の動向に隠されているはず。彼女の命運を握っている重要なキャラクターと考えられます。
『果てしなきスカーレット』聖はなぜ「死者の国」に迷い込んだ?

時を超えて「死者の国」で巡り会ったスカーレットと聖。どうやら死者の国には「時間」の概念がないようです。 死者の国は力のない者や傷ついた者が「虚無」となって、その存在が消えてしまう世界。聖はどんな者でも敵も味方も関係なく助けようとする理想主義を掲げる看護師であり、もしかしたら傷ついた者たちを救う使命感が彼を死者の国に迷い込ませたのかも。 誰よりも傷つき、復讐にのみ生きるスカーレットを癒すことこそが、聖の最大の使命となるのかもしれません。
『果てしなきスカーレット』聖とスカーレットの関係は

本作のキャッチコピーが「愛を知りたい。」であることから、スカーレットは聖を通して「本当の愛」を知っていくと予想できます。本当の愛とは、聖が理想とする見返りを求めることのない「無償の愛」といえるでしょう。 そう考えると2人の関係性は、恋愛感情というよりは人類愛に近いものに成長していくような予感はします。聖の無償の愛が、スカーレットの凍り付いた心を溶かしていくことになるのでしょうか。
『果てしなきスカーレット』聖の声優は岡田将生が担当

心優しき看護師・聖の声優を務めるのは、俳優の岡田将生です。長編アニメ映画の声優を務めるのは、本作が初めて。2006年に俳優としてデビューして以来、『ホノカアボーイ』(2009年)や『1秒先の彼』(2023年)など数多くの映画に主演しています。 テレビドラマでは「ゆとりですがなにか」シリーズや「ザ・トラベルナース」シリーズなどで主演を務めており、2025年10月3日には主演したNHKドラマ『地震のあとで』の映画版『アフター・ザ・クエイク』が公開されます。
細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』は2025年11月21日公開!
「スタジオ地図」による劇場アニメ最新作『果てしなきスカーレット』は、2025年11月21日から全国の劇場で公開!主人公のスカーレットの命運を握る重要なキャラクターである聖にも注目して、ぜひ劇場でご覧ください。