2025年7月23日更新

『果てしなきスカーレット』あらすじを紹介!原作はある?細田守・新作映画の結末が気になる!

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『時をかける少女』(2006年)や『サマーウォーズ』(2009年)などで知られる細田守監督の新作『果てしなきスカーレット』が、2025年に公開されます。 前作『竜とそばかすの姫』(2021年)以来4年ぶりとなる本作。ティーザービジュアルも公開され、期待が高まる『果てしなきスカーレット』は、どんな作品なのでしょうか。あらすじ・見どころを紹介します。

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映画『果てしなきスカーレット』の作品概要

タイトル 『果てしなきスカーレット』
公開日 2025年11月21日
上映時間
監督 細田守
キャスト 芦田愛菜 , 岡田将生 , 役所広司

細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』は、2025年11月21日に公開されます。 詳しいあらすじやキャストはまだ発表されていませんが、冒険、アクション、ロマンスなど多くの要素があるエンタメ作品になるとのこと。 2024年12月23日に行われた「全世界配給&製作発表会見」では、細田監督は壮大なストーリーと新たなビジュアルへの挑戦が詰まった作品として、「生きづらい世の中、先行きの見えない世界で、それでも見る人に前を向いてほしいと思って、作っている」と話しました。 声優として、主人公スカーレット役を芦田愛菜、彼女とともに旅をする現代日本から来た看護師・聖役を岡田将生が務めることが発表されました。

映画『果てしなきスカーレット』あらすじ紹介!原作はあるの?

『果てしなきスカーレット』は原作のないオリジナルストーリーを描く作品です。細田監督は事前に「生と死に踏み込んだようなテーマを扱っている」と語っていましたが、その言葉通り本作は主人公・スカーレットの過酷な旅路を描き出します。 王女スカーレットは父を殺され、その復讐にも失敗します。彼女が目覚めたのは「死者の国」。そこは宿敵への復讐を果たし、さらに「見果てぬ場所」にたどり着かなければ存在が消えてしまうという残酷な場所でした。 スカーレットは自らの存在が消えて虚無になる前に、復讐を果たせるのか。そしてその先に何が待っているのか。彼女は苦難待ち受ける復讐の旅に身を投じていきます。

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映画『果てしなきスカーレット』の元ネタはとある有名な古典?

未来のミライ 細田守
©️ciatr

『果てしなきスカーレット』は、細田監督によれば「誰もが知っている、世界的なとある古典をモチーフにしている」そうです。 元ネタとなっている作品が何かは明かされていませんが、「とある国の王女」であるスカーレットが、彼女とは対象的なもう1人の登場人物とともに冒険を繰り広げるストーリーになる様子。また、「生と死にも踏み込んでいくような、大きなテーマになる。あらゆる人に共通する普遍的な、誰しもが持っている気持ちを映画のなかで表現したい」と語りました。 『竜とそばかすの姫』も『美女と野獣』をモチーフにしていたので、『果てしなきスカーレット』の元ネタもそのレベルで有名な作品なのではないでしょうか。

【声優キャスト】芦田愛菜や岡田将生が決定!

スカーレット役/芦田愛菜

スカーレットは中世を生きるとある国の王女。19歳。父を殺されたうえに、「死者の国」をひとり旅することになる少女です。彼女の目的は宿敵に復讐を果たすこと。 特報が解禁された際、最後にスカーレットの「ここは?」のセリフが流れ、声優は誰なのか話題となりました。 同役を演じるのは芦田愛菜(あしだまな)です。中世を生きる19歳のスカーレットを演じるにあたり、ジャンヌ・ダルクやエリザベス1世などを調べて役作りに挑んだそう。

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聖役/岡田将生

聖(ひじり)は現代の日本から「死者の国」へとやってくる青年です。現代では看護師をしていた人物で、復讐のために旅するスカーレットと行動をともにします。 聖役を演じるのは岡田将生(おかだまさき)。長編アニメの声優を務めるのはこれが初めてとなります。細田作品ファンを自称する彼にとっては、初参加の細田作品です。 困っている人は見過ごせない、誰にでも優しく差し伸べる聖を岡田がどう演じているのかも注目ですね。

クローディアス役/役所広司

クローディアスは権力を求め、兄であるアムレットを殺害し、王位に就きます。何らかの理由で「死者の国」におち、スカーレットの命を狙うように。 クローディアスを演じるのは、『バケモノの子』(2015年)など、これまでにも細田監督作品に出演している役所広司(やくしょこうじ)。 収録がトップバッターだったという彼は、ほかのキャストの演技も含めて、映画の完成をとても楽しみにしているようです。

アムレット役/市村正親

アムレットはスカーレットの父で、とある国の心優しい王です。しかし弟のクローディアスに嵌められ、処刑されてしまいます。 アムレットを演じるのは、映像、舞台と幅広く活躍する市村正親(いちむらまさちか)です。

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ヴォルティマンド役/吉田鋼太郎

クローディアスの側近であるヴォルティマンドは、「死者の国」でスカーレットを狙います。 クローディアスを演じるのは、「おっさんずラブ」シリーズなどでおなじみの吉田鋼太郎(よしだこうたろう)です。

ガートルード役/斉藤由貴

ガートルードはスカーレットの母でアムレットの妻です。弱腰な夫を見限り、クローディアスの陰謀に加担します。 ガートルードを演じる斉藤由貴(さいとうゆき)は、近年では映画『変な家』(2024年)などに出演しています。

コーネリウス役/松重豊

クローディアスの側近で、腕っぷしの強いコーネリウス。 コーネリウスを演じるのは、「孤独のグルメ」シリーズなどで知られる松重豊(まつしげゆたか)です。

その他キャスト

そのほか「死者の国」でスカーレットを狙うクローディアスの側近を、山路和弘(やまじかずひろ)、柄本時生(えもとときお)、青木崇高(あおきむねたか)、染谷将太(そめやしょうた)が演じます。 また、「死者の国」でスカーレットたちが出会う少女を演じるのは白山乃愛(しろやまのあ)、老婆を演じるのは白石加代子(しらいしかよこ)です。 キャラクターやキャストについては、以下の記事で詳しく解説しています。

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映画『果てしなきスカーレット』の見どころを考察!

『果てしなきスカーレット』の大きな見どころの1つは、そのビジュアルになりそうです。 記者会見で細田守監督は、スカーレットの姿が描かれたティーザービジュアルを発表した際、「一見、ストーリーボードやコンセプトアートに見えるかもしれませんが、この絵がそのまま動く前提でがんばっている」と語っています。 前作『竜とそばかすの姫』ではCGと手書きアニメーションの融合に挑戦し、圧倒的なビジュアルを実現しました。今回は、それとはまた違った映像表現になるとのことで、大きな期待がかかります。 一方で同作は一部でストーリーが不評だっただけに不安の声もありますが、「世界的な古典をモチーフにした」とのことで、新作の物語がどうなるのか気になるところです。

映画『果てしなきスカーレット』監督・脚本は細田守!原作小説も発売

竜とそばかすの姫
(C)2021 スタジオ地図

細田守はこれまで、『バケモノの子』(2015年)、『未来のミライ』(2018年)、『竜とそばかすの姫』などで、監督だけでなく脚本も担当してきました。 これらの作品は、脚本の面では賛否両論ある作品が多い印象ですが、繊細な描写や映像の美しさには揺るがない評価がされてます。 『果てしなきスカーレット』は新たなルックを追求しているとのことで、映像面で大きな期待が寄せられています。脚本についても細田監督のこだわりが見られることを期待したいですね。

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原作小説が発売!

本作は細田監督のオリジナル作品です。11月の映画公開に先駆け、監督が自ら書き下ろした原作小説の発売が決定。こちらは10月24日に発売ということで、映画公開より先にストーリーを読むことができます。 通常の小説に加え、すべての漢字にふりがながついた児童文庫版の発売も決定。こちらも小説版と同時に発売予定です。

細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』の公開は11月21日

果てしなきスカーレット、ポスター画像
©2025 スタジオ地図

細田守が脚本・監督を手掛ける最新作『果てしなきスカーレット』。新たなルックに挑戦しているという本作は、映像面だけでなく、ストーリーにも期待がかかります。 『果てしなきスカーレット』は2025年11月21日公開です。