2025年10月20日更新

ジョジョ7部「スティール・ボール・ラン」最終回まであらすじネタバレ!パラレルワールドでジョジョじゃない?【ジョジョの奇妙な冒険】

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ジョジョの奇妙な冒険 スティール・ボール・ラン
(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SBR製作委員会

アニメ化決定で盛り上がりをみせている『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』。これまでとは違う世界線で繰り広げられる、大規模な大陸横断レースが見どころの作品です。 _ネタバレありで本筋を知りたい!という人向けに、本記事ではあらすじをまとめて解説!_最新のアニメ情報も紹介します。

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「ジョジョの奇妙な冒険(第7部) スティール・ボール・ラン」とは?

全24巻で描かれる「スティール・ボール・ラン」は、_西部劇の時代を舞台とした「ジョジョの奇妙な冒険」の第7部にあたる作品_です。第6部はラストで宇宙が一巡し、平行世界へ突入して終了しました。本作はその平行世界の延長線上に位置します。 青年向けの『ウルトラジャンプ』へと移籍した影響も色濃く見受けられる作品です。

ジョジョ7部「スティール・ボール・ラン」あらすじ

ジョジョの奇妙な冒険 スティール・ボール・ラン ジョニィ ジャイロ
(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SBR製作委員会

舞台は19世紀末のアメリカ。6000kmにも及ぶ過酷な北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」(SBR)での激闘が描かれます。 主人公は_下半身不随で引退した元天才ジョッキーのジョニィ・ジョースター。_彼はSBRの見学中に、レース参加者のジャイロ・ツェペリが使う不思議な鉄球の回転の余波を受け、わずかに足が動いたのを感じます。ジャイロの鉄球に希望を見出したジョニィは、急遽SBRへの参加を決意するのでした。

ジョジョ7部「スティール・ボール・ラン」最終回までネタバレ

【1~4巻】レース序盤でジョニィがスタンド能力に目覚める

全9ステージでの獲得ポイントを競うレースがスタート。1stステージ、ジャイロは天才ジョッキー、ディエゴ・ブランドー(ディオ)と接戦に。違反行為で降格処分を受けたものの、ジャイロの活躍は多くの人の目に止まりました。 レースを通して協力関係となったジョニィとジャイロは、2ndステージで殺人鬼ブンブーン一家の襲撃を受けます。そこで2人はスタンド能力について知り、さらにジョニィは「聖人の遺体」との接触でスタンド「タスク(爪)」を発現するのでした。

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【5~7巻】レースの真の目的が明らかに

殺人鬼をけしかけたのは、アメリカ合衆国大統領ファニー・ヴァレンタインでした。彼がレースを開催した真の目的が、_「聖人の遺体」を全て回収すること_だと判明。 ジョニィたちがこの思惑を知った際、大統領は心臓を、ジョニィは左腕を手にしていました。ここから2人は大統領から差し向けられるスタンド使いの刺客たちと戦うことに。3rdステージではジャイロも遺体の右目を得てスタンド「スキャン」が発現します。

【8~15巻】激しいスタンド対決が勃発

4thステージでは独自に遺体を追うホット・パンツがジョニィたちに接触。共闘を経て2人との間に縁ができます。一方表向きの主催者の妻、ルーシー・スティールは大統領の真の目的を知るとともに、遺体の脊椎を入手。大統領に追われる立場となりました。 左眼を入手したディオも大統領を利用しながら、遺体総取りを水面下で計画。ジョニィはスタンドを進化させながら刺客と戦いますが、ついに現れた大統領に遺体を全て横取りされてしまいます。

【16~22巻】悲しき死別が勝利を呼び込む

大統領のスタンド「DD4C(いともたやすく行われるえげつない行為)」は平行世界を行き来したり、他者を移動させたりできる強力な能力でした。さらに全遺体を手に入れ、無敵状態となれる新能力「D4C-ラブトレイン-」を獲得した大統領を前に、ディオとホット・パンツが敗北。 さらにジャイロまで死んでしまいます。_ジョニィは親友の遺志を受け継ぎ、スタンドを進化させることで大統領を倒しました。_勝利とともに、彼の足も治ります。

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【23~24巻】最後の敵は並行世界からやってきたディオッ!

ところが大統領が並行世界から連れてきていたディオが現れ、遺体を奪取。再開したレースの中で、世界ディオとジョニィが最終決戦を繰り広げます。ジョニィは戦闘不能となり、レースはディオが優勝。 そこに基本世界のディオの生首を持ったルーシーが現れます。別世界のもの同士が触れると消滅するというルールに則り、生首と接触したディオは消滅しました。 レース後、ジョニィはジャイロの亡骸と彼の愛馬を連れ、ヨーロッパ行きの船に乗船したところで物語は終わります。

【考察①】「ジョジョ 7部」はパラレルワールド?

本作の位置づけについては_6部までの世界線のパラレルワールド_と捉えるのが一般的です。2004年、作者は本作が「第6部のメイド・イン・ヘブンによって一巡した世界」だと語っていました。「メイド・イン・ヘブン」は6部のプッチ神父のスタンドです。 ただ、一巡した世界だとすると7部以降の設定と齟齬が生じる部分もあり、読者の間では一巡した世界ともまた違うパラレルワールドが7部以降の舞台とする説がメジャーな解釈となっています。

【考察②】「ジョジョ 7部」は「ジョジョ」じゃなかった?

_連載開始時はタイトルに「ジョジョの奇妙な冒険」は入っていませんでした。_1話時点ではジョニィは登場せず、主人公がジョジョではなくなったことで、タイトルからナンバリングを外したのです。読者も混乱することとなり、1巻発売頃には、本作が「ジョジョ」のPart7であることが明言されました。 本作を機に複雑だったスタンド設定もシンプルに。スタンドの意味合いも「立ち向かうもの(stand up to)」へと変わっています。

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【考察③】ラストの意味は?遺体のゆくえとは

皮肉にも頭部だけが消滅したディオの末路が印象的な本作ですが、あれだけ競った聖なる遺体がどうなったかは不明です。シェルター施錠のタイミング的におそらくルーシーが所有権を持ったまま、80年は開かないシェルターに眠ったのでしょう。 一方で敗北を喫したジョニィは遺体は遺体でも親友の亡骸とともに、晴れやかな表情でジャイロの故郷を目指します。ジョニィの生き様からは、レースの勝敗以上に、納得して生きることの大切さが感じられました。

「ジョジョ7部」キャラクター・声優一覧

ジョニィ・ジョースター CV:坂田将吾

_ジョニィは本作の主人公。_競馬界では将来を期待されたジョッキーでした。高慢な性格が仇となりトラブルに巻き込まれ、下半身不随に。落ちぶれた人生を送っていたところでジャイロと出会い、レースへ参加します。8部「ジョジョリオン」でも名前が登場しました。 アニメ版では『チェンソーマン』の早川アキ役で知られる坂田将吾が演じます。

ジャイロ・ツェペリ CV:阿座上洋平

_ジャイロはもう1人の主人公で、ある目的のためにレースに参加した人物。_一族が代々受け継いできた「鉄球」を携帯しており、その鉄球の回転が1部の「波紋」のような効果を引き起こします。一時的にスタンドも手に入れますが、基本的には鉄球で戦いました。 「水星の魔女」のグエル役で知られる阿座上洋平が同役を演じます。

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ディエゴ・ブランドー(Dio) CV:石川界人

_ディエゴ・ブランドー、通称Dioはイギリス競馬界を牽引する天才ジョッキーです。_ジョニィたちのライバルとして立ち回る存在。本作では平行世界から連れてこられるディエゴも複数登場します。作者いわく、石仮面がない世界のディオ・ブランドーです。 ディエゴ役を演じる石川界人は、5部アニメではサーレー役を演じました。

スティーブン・スティール CV:三宅健太

_レースの表向きの主催者がスティーブン・スティールです。_妻はヒロイン的ポジションのルーシー。2人は年の差がありますが、これはスティーブンが身売りされそうになっていたルーシーを助けるために偽装結婚したからです。 スティーブンを演じるのは『僕のヒーローアカデミア』のオールマイト役が有名な三宅健太です。

ファニー・ヴァレンタイン CV:未発表

_国民から圧倒的な人気を誇るアメリカ合衆国大統領のファニー・ヴァレンタイン。_アメリカを世界の中心にすべく、「聖なる遺体」を求めレースを開催させた第7部における黒幕です。 強い愛国心を持ち正義感は強いものの、そのための犠牲は厭わない人物。作中でもその強力なスタンド能力がジョニィたちを苦しめます。 アニメ版声優は未発表です。

「ジョジョの奇妙な冒険(第7部) スティール・ボール・ラン」アニメが待ち遠しい!

_「ジョジョの奇妙な冒険(第7部) スティール・ボール・ラン」のあらすじを紹介しました。_本作は2026年にNetflixにてアニメ配信が決定。アニメにあわせて原作の予習復習をしておきましょう!