2020年9月14日更新

「思い思われふりふられ」1巻から12巻までのあらすじを紹介!【ネタバレあり】

『思い、思われ、ふり、ふられ』 サムネイル

咲坂伊緒の少女漫画『思い、思われ、ふり、ふられ』は、4人の高校生の淡く切ない群像劇を描く青春ストーリー。実写映画化やアニメ映画化と話題の尽きない「ふりふら」のあらすじを、漫画1巻から12巻まで紹介します。

目次

『思い、思われ、ふり、ふられ』のあらすじを紹介!【1巻から12巻までネタバレあり】

『思い、思われ、ふり、ふられ』は『ストロボ・エッジ』や『アオハライド』で知られる咲坂伊緒(さきさかいお)による少女漫画。性格も恋愛観も異なる2人の女子高生がヒロインで、彼女たちと2人の男子高校生4人の群像劇がみずみずしく描かれています。 2020年8月に実写映画版が公開され、同年9月18日にアニメーション映画版が公開予定です。実写映画では由奈役を福本莉子、朱里役を浜辺美波、理央役を北村匠海、和臣役を赤楚衛二(あかそえいじ)が演じたことが話題になりました。 メディアミックスでも盛り上がりを見せる「ふりふら」のあらすじを、ネタバレありで1巻から最終巻まで紹介します。 ※本記事では『思い、思われ、ふり、ふられ』のあらすじが含まれますので、ご注意ください。

正反対なヒロイン2人!切ない片思いの結末に注目

「ふりふら」のヒロインは市原由奈(いちはらゆな)と山本朱里(やまもとあかり)の2人。由奈は自分に自信がなくて、おとぎ話のような恋愛に憧れている内気な性格の女の子です。彼女のマンションに引っ越してくる同級生の朱里は、男子と話すことが苦手な由奈とは対象的に、恋の経験も多い快活な性格をしています。 初恋が絵本の王子様だという由奈が出会ったのが、朱里の弟・山本理央(やまもとりお)でした。彼はイケメンで面食い、顔が好みなら来る者拒まずといった恋愛観をしています。彼は由奈の初恋の王子様にそっくりだったこともあり、次第に惹かれていくことに。 もう1人のメインキャラクターが由奈の幼馴染で同じマンションに住む乾和臣(いぬいかずおみ)です。彼は天然な性格をしており、由奈を通して彼と知り合った朱里は、その読めない言動に少しずつ興味を持ち始めます。 恋愛観も性格も異なる4人の恋心が複雑に絡み合う青春ストーリーです。

1巻のあらすじネタバレ

同じマンションに引っ越してきた朱里と、ひょんなことで出会った由奈。これまで生身の人間に恋をしたことがなかった由奈は、近所ですれ違った理央が気になり始めますが、彼が朱里の同い年の弟であると判明します。 朱里はチャラい彼をおすすめできないと思いながらも、由奈を見守ることを決意。一方で朱里は引越しをきっかけに彼氏と破局してしまいました。意外にも引きずる様子のない朱里に、由奈は性格の違いを痛感します。同時に自分に自信のある彼女を羨ましいと思うのでした。 「自分なんか……」といつも下を向いてきた由奈は、理央への想いもなかなか恋だと認められません。しかし朱里との関わりの中で、叶わないと分かっていながらも自分の恋心を自覚するように。 朱里を通じて理央との関わりを持つようになる由奈は、やがて2人が血の繋がらない姉弟であると知ります。そして理央がこれまでに1度だけ本気で恋をした、告白することが許されない想い人が姉の朱里だと悟るのでした。

2巻のあらすじネタバレ

理央の朱里への想いという秘密を共有することになった由奈。理央は朱里と家族になると知った日、本当は彼女に告白するつもりでいたことを由奈に明かします。それを聞いた由奈は、自分の抱える秘密も彼に打ち明けるべきだと考え、理央に告白し「私をふって」と告げるのでした。 男子と話すことすら苦手だった由奈がどんどん前向きになっていく姿に、朱里も影響を受けていくことに。朱里は中学時代に憧れていた友達の兄・瑛士(えいじ)への想いの正体を確かめようと行動を起こします。その行動に対し理央は怒ってしまいますが、和臣は「言い分もちゃんと聞くから」と言ってくれるのでした。 瑛士への想いが現実逃避だったと自覚した朱里は、バツ2の母親のことや家庭のことで悩んでいる胸の内を和臣に話します。なぜか和臣相手だと素直に何でも話せることに気付き、誠実に話を聞いてくれる彼の言動にドギマギさせられっぱなしの朱里でした。

3巻のあらすじネタバレ

これまで自分に対して下心がある相手としか恋人関係になったことがない朱里は、下心なく天然でドキドキさせてくる和臣に翻弄されっぱなしです。こんな人を相手に恋なんてありえないと思いながらも、彼女はドキドキせずにはいられない日々を送ります。 理央と友達関係を続けている由奈は、もっと楽しく理央と会話ができるような人に変わりたいと思い合コンに参加。朱里はその合コンをきっかけに、和臣への気持ちを自覚することに。 そして理央もまた、朱里が和臣にこれまでにない想いを抱いていることに気が付きます。そんな理央の苦しむ様子を見た由奈も、理央への恋心が少しも消えていないことを自覚するのでした。 マラソン大会をきっかけに少しだけ距離を縮めた朱里と和臣。以前より甘い空気が漂い始めた2人の関係に、理央は苛立ちを隠しきれません。家族でいようとする朱里に対し、理央は思わずキスをしてしまいます。

4巻のあらすじネタバレ

キスの一件をきっかけにぎくしゃくしていく理央と朱里と由奈。朱里は以前から理央の気持ちに気づいていながらも、知らないフリをすることで家族を守ってきたことを由奈に打ち明けます。 朱里のこれまでの苦悩を知った由奈は、自分の気持ちを朱里にぶつけようとする理央を叱咤(しった)。それがきっかけで理央もこれまで朱里が努力してきたことを知り、朱里に弟として謝ります。 仲直りできたことを由奈に報告した理央は、これまで誰にも話せずにいた気持ちを由奈に話しました。そして由奈はより一層、友達ではなくもっと特別な存在になりたいと自分を変える努力をします。 一方で本音を由奈に話した理央はその晩、かわいくなった由奈とデートをして彼女に抱きしめられる夢を見ました。

5巻のあらすじネタバレ

由奈が夢に出てきたことで、理央は彼女のことが気になり始めます。一方で朱里は、本心が掴めない和臣との心の距離の縮め方が分からなくて困惑していくことに。 そこで近所の夏祭りに4人で行こうと計画する由奈と朱里。以前由奈が参加した合コンにいた、理央の友人の我妻(あがつま)を含めた5人でお祭りに行きます。我妻が由奈と距離を縮めることに嫉妬する理央は、自分の由奈への想いに薄々気付き始め……。 一方で和臣といい感じになった朱里は、遠回しな言い方で好意を確認しようとしますが、はっきりとふられてしまいました。和臣は以前、理央が朱里にキスしたのを目撃していたのです。友人と同じ人を好きになりたくないという気持ちから、和臣は朱里への気持ちを封印します。 和臣は理央が朱里を好きだと勘違いする中、理央は屈託のない笑顔で接してくれる由奈への好意をついに自覚。振られたことを気にしていないと和臣に伝えにきた朱里は、ひょんなことから部屋に2人っきりになってしまいます。

6巻のあらすじネタバレ

2人っきりになった部屋で、朱里は和臣の兄の話を聞きます。自分の家庭環境と通じる部分を感じた朱里は、だからこそ彼の側にいるためにも恋愛感情を消さなくちゃいけないと思うのでした。そして彼女は夏祭りのことを「忘れてくれていい」と伝え、お互いに人知れずその言葉に傷ついていきます。 文化祭の準備中、同じ係になった朱里と和臣。朱里は彼への気持ちを過去のものにしようと振舞う中、元カレから連絡が……。それを見た和臣は衝動的に朱里にキスをします。 自分の気持ちを抑えきれないと思った和臣は、理央に朱里が好きなことを打ち明け、理央もまた本当は由奈が好きなことを告白。理央への遠慮は消えた和臣ですが、元カレが文化祭に遊びに来ると知り複雑な気持ちに。 文化祭当日、理央とライバル宣言した我妻は積極的に由奈に接近。理央が後夜祭で由奈に告白しようと決意する中、アクシデントで由奈と我妻は手錠で繋がれてしまい、2人っきりになってしまいます。

7巻のあらすじネタバレ

我妻から告白されたことで勇気をもらった由奈は、理央が好きな人にところに行ってしまう前にもう1度告白しようと決意。我妻から由奈には好きな人がいると聞かされた理央も、由奈を探します。お互いに両思いなのを知らないまま告白し合った2人は、ついに恋人になりました。 一方で朱里は文化祭に遊びに来た元カレ・亮介(りょうすけ)に、本心を出さないズルい所を指摘されます。もう1度告白しようと頑張る由奈の姿がかっこよく見えたこともあり、朱里もきちんと変わらないといけないと決意。 和臣の後押しもあり、亮介や引越し前の地元の友人たちに本音を打ち明けることができた朱里。そんな彼女の姿に、亮介は人知れず惹かれていきます。 文化祭の翌日、4人は遊園地へ出かけることに。緊張のせいで少しぎくしゃくしながらも、由奈と理央は距離を縮めます。和臣と朱里も以前より良い雰囲気になる1日でしたが、その帰り道にはなぜか亮介の姿があり……。

8巻のあらすじネタバレ

カップルとなった由奈と理央はラブラブで、トラブルがありながらも思い出に残るクリスマスを過ごし、ついに初めてのキスを交わします。 一方で和臣は、なにかと理由をつけて朱里と会おうとする亮介の出現で焦りを感じます。彼に会いに行く用事があるという朱里を止め、代わりに和臣が亮介の元へ。亮介に「もたもたしていると先に行く」と煽られてしまった和臣は、さらに焦りを募らせます。しかし同時に彼を縛り付けている家庭の事情が降り掛かってきます。 和臣には兄がいましたが、その兄は大学を中退し役者になるため勘当に近い状態で家を出ていました。本当は映画関係の道を目指したい和臣でしたが、親は兄のようになるなと釘を刺し、家庭内は険悪な雰囲気が流れています。 同じく朱里の両親も離婚を口にするほど不穏な空気が流れており、彼女は1人ぼっちのクリスマスを過ごすことに。そこで朱里は勇気を出して和臣を誘い、2人は公園で家庭や将来の夢について語り合い、子供のように鬼ごっこを楽しみます。告白一歩手前の空気が漂う、甘い時間を過ごしました。

9巻のあらすじネタバレ

バレンタインが近づく中、由奈はモテる理央が自分を選んでくれたことにいまいち自信が持てません。さらに和臣が朱里のことを好きだと知る理央は、由奈に朱里のチョコのことについて探りをいれます。それによって由奈は朱里にヤキモチを焼き、バレンタイン当日に2人は初めてのケンカ&仲直りをするのでした。 和臣も朱里からのチョコが欲しいとさり気なくアピールし、朱里もチョコを用意していました。ところがバレンタイン当日、和臣は大切にしていた映画のDVDを親に無断で捨てられてしまいバレンタインどころではなくなります。 さらに朱里の両親の離婚がいよいよ現実的に。これまで母親の言葉に従ってきた朱里は、今回こそは自分の意志で父側に残って皆と離れない選択をしようとします。しかし由奈が理央のことで朱里に妬いていたことを知り、どうすればいいのかわからなくなってしまいました。 朱里は誰にも言えない愚痴を亮介に打ち明けます。2人の会話を偶然聞いてしまった和臣は、急いで朱里を追いかけました。

10巻のあらすじネタバレ

朱里を追いかけた和臣は、それから彼女の葛藤や苦悩を聞きます。和臣は告白を決意しますが、その言葉を遮るように朱里が和臣のことを「同志」と表現したことで、またも2人の気持ちはすれ違ってしまいました。 あと一歩が出ない和臣に対して理央は「言い訳をしている」と言い、亮介も朱里に対して2人の関係は「傷の舐め合い」だと言います。互いの家庭の事情も動いていく中、2人はそれぞれ変わらなきゃいけないと決意。これまで背を向けていた家庭の問題に向き合っていきます。 事情を知った由奈も朱里がいつまでも側にいられるようにと奮闘。彼女の言葉が朱里に勇気を与えます。和臣もこれまで諦めていた夢のことを両親に話し、その問題が片付いたら朱里に告白しようと頑張ります。 その頃改めて朱里に告白していた亮介が、「俺にしなよ」と朱里に返事を迫り……。

11巻のあらすじネタバレ

親に少しだけ気持ちを認めてもらえた和臣は、そのまま告白しようと朱里に連絡しますが、ちょうどその頃彼女は亮介に告白の返事を迫られていました。亮介の告白を断った後、朱里と和臣は初めて2人が語り合った思い出の見晴台へ。 好きな気持ちを伝えられない理由を考えて遠回りしてきた2人。互いに両思いだとは全く思っていなかったため、本当の気持ちに驚きます。さらに両親のケンカも収束し、両カップルは平和な日々を送ることに。 2年に進級した4人。近所でデートをしていた由奈と理央は、同じマンションの噂好きの住人のターゲットになってしまい、良くない噂を広げられてしまいます。 好きな人と過ごしているだけで悪く言われることに納得できない理央でしたが、そこに帰宅した父親が近々引っ越すと言い出しました。なんと父親の急な海外赴任が決まったのでした。

12巻のあらすじネタバレ

47話までのあらすじ 理央の引っ越しはどうなる?

父親が単身赴任する方向で一度は話がまとまり、ほっとする4人。しかし依然として由奈と理央はマンションの噂話のタネになっています。理央は由奈の父親に苦言を呈され、謝ることしかできません。 ある日理央と朱里は大事な話があると、和臣と由奈を呼び出します。そして自分たちが引っ越すことを伝えるのでした。理央は由奈を守るためにも、近くの学生寮で下宿することにしたのです。2人は改めてこの先も一緒にいることを誓い合います。 一方で和臣は、通訳者になりたい朱里がアメリカに行かず日本に残ることが引っかかりました。離れるくらいなら夢を捨てるという朱里に、和臣はわざと冷たく「がっかりした」と伝え別れを口にします。 これまでの朱里だったら別れを受け入れていたかもしれませんが、彼女は由奈や和臣との恋を通して変わりました。だから彼女は和臣に「離れたくない」と素直に打ち明け、そして同時にアメリカに行くことを涙ながらに伝えます。

48話のあらすじ 朱里はアメリカへ!4人の結末は?

離れる不安はありながらも、2人なら大丈夫だと想いを確かめ合う朱里と和臣。そして「別れるなんて2度と言わない」と、2人は将来を誓い合います。由奈も朱里の決意を受け入れ、かけがえのない友情を確認し合うのでした。 2人がマンションを離れる日、4人は一緒に下校します。それぞれが出会った運命的な1日のことを思い返しながら、4人で最後の「ただいま」を言いました。 それから約1年後、カフェには由奈と理央の姿が。朱里がアメリカの大学に進学することを少し寂しそうに話す由奈に、理央は2人はいずれ義理の姉妹になるから縁は切れないとプロポーズめいた言葉を掛けます。 そして和臣も映画の勉強のためにアメリカの大学に進むことを決意していました。空港で待っていた朱里を、和臣が「捕まえた」と抱きしめるシーンで物語は終わります。

【ふりふら】色々な恋があっていい!読むと勇気がもらえる胸キュンストーリー

『思い、思われ、ふり、ふられ』の1巻から12巻までのあらすじを紹介しました。本作はタイプの違うヒロイン2人が主人公で、様々な恋の形を楽しむことができます。恋だけじゃなく家族との関わり方も印象的に描かれていて、読むとときめきと勇気がもらえるでしょう。 あらすじを追ってみて気になったという人は、ぜひメディアミックス作品を含め「ふりふら」の世界を楽しんでみてください。