『桃源暗鬼』裏切り者(内通者)は遊摺部従児(ゆするべじゅうじ)?裏切りの理由やその後の展開を解説

アニメ版も好評を博し、人気がますます加速している『桃源暗鬼(とうげんあんき)』。 この記事では「裏切り者」と噂される重要キャラ・遊摺部従児(ゆするべじゅうじ)について徹底解説!基本的なプロフィールや内通者説の真相など、気になるポイントをまとめて紹介していきます。 ※この記事は『桃源暗鬼』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『桃源暗鬼』鬼の中に裏切り者(内通者)がいた!その正体は誰?
11巻からスタートした「華厳の滝跡地研究所編」。このエピソードのなかで、桃太郎機関の桃坂国領(ももさかこくりょう)に何らかの情報を渡した鬼機関側の人物が登場しました。姿は描かれなかったものの、ここで鬼機関にスパイがいると匂わされることに。 その正体はしばらく不明のままでしたが、のちの展開で主人公・一ノ瀬四季の級友である遊摺部従児(ゆするべじゅうじ)がスパイだったと発覚しました!
裏切り者は遊摺部従児で確定?基本プロフィールを紹介
| 名前 | 遊摺部従児(ゆするべじゅうじ) | 
|---|---|
| 所属 | 鬼機関(羅刹学園の生徒) | 
| 血蝕解放 | 汝、何処へ(なんじ、いずこへ) | 
| 初登場 | 1巻4話 | 
| 声優 | 花江夏樹 | 
鬼の血を引く子供たちが通う羅刹学園の生徒・遊摺部従児。眼鏡がトレードマークの青年で、周囲を索敵する血蝕解放「汝、何処へ」でサポート役として活躍していました。 とても真面目で勤勉な性格をしているのですが、クラスメイトの前で堂々とスケベな話をするなど変わった一面もあります。おちゃらけた行動をとることも多く、到底スパイとは思えない振る舞いをしていました。
杉並区の戦いで違和感?内通者判明の経緯
単行本19巻からスタートした「高円寺編」。ここで描かれた杉並区戦において、鬼側の偵察部隊隊長・淀川真澄(よどがわますみ)の能力が敵側にバレている、桃太郎機関の人間が鬼機関の地下通路を迷うことなく進むなど不可解な事象が多発。桃太郎機関に情報が漏れていることが確定的となりました。 さらに、四季の級友である皇后崎迅(こうがさきじん)が、桃太郎側の人間が遊摺部を見た瞬間に攻撃をやめた場面を目撃します。これにより、遊摺部に対して疑いの目が向けられ始めるのでした。
内通者に課せられた任務とは?
遊摺部は「鬼の本拠地などを含む情報の回収」と「四季の命」をターゲットに、内通者として暗躍し続けていました。これまで影を潜めて動いていましたが、皇后崎に疑われ状況が一変。のちに四季と皇后崎に情報奪取の現場を目撃され、内通者が遊摺部だったとバレてしまいます。 彼はそこで四季を誘拐し、完全に鬼側を裏切ることになるのでした。
遊摺部従児はなぜ裏切りを?右京(うきょう)の洗脳が苦しすぎる
遊摺部は好き好んで仲間たちを裏切ったわけではありません。彼は自身の妹・文乃(ふみの)を治療するために桃太郎機関に協力していたのです。彼女は鬼の血を継いでいない普通の人間で、大病を患っていました。 遊摺部はたった一人の家族を救うため桃太郎機関に接触。スパイ活動の代価として、妹の治療を支援することを約束させます。彼は「心が痛むよ。君が殺されるのも共に歩んだ人たちを裏切るのも。でも君たちと妹を選べと言われたら迷わず妹を選ぶよ」と語るほど、妹を大切に思っていました。 しかし、高円寺編の終盤で文乃がすでに死亡していたことが発覚。遊摺部が見ていた妹は、桃際右京(ももぎわうきょう)の洗脳能力による幻覚だったと判明したのです……。
まさかの伏線回収!制服デートは妹・文乃の願いだった
遊摺部は四季たちの前で、たびたび「制服デートがしたい」と語っていました。当初は彼のスケベな面が出たおちゃらけた発言と捉えられていたのですが、のちの展開で「制服デート」は文乃の憧れだったと発覚。遊摺部は妹の夢を自分の夢のように語り続けていたのです。 この発言は序盤で登場しているため、早い段階から「遊摺部に妹がいる」という伏線が張られていたことになります。
裏切り者はその後どうなった?繋ぎとめたのは仲間の言葉
スパイ活動の背景に「妹の治療」や「右京の洗脳」が隠れていたと発覚した後、羅刹学園のクラスメイトたちは遊摺部に温かな言葉をかけて鬼側へ引き留めようとします。それを聞いた遊摺部は友たちのもとへ戻ると決め、「自慢のお兄ちゃんになるよ…」と妹に別れの言葉を贈りました。 その後、遊摺部はスパイ行為による処罰を受けそうになりますが、記憶を覗ける鬼・万昴(よろずすばる)の協力により裏切りは右京の洗脳が原因と証明されることに。これで遊摺部は無罪となり、無事羅刹学園へ復帰できたのでした。
遊摺部が内通者なのは予想外?読者の感想と他の候補を紹介
遊摺部は真面目かつ明るいムードメーカーだったため、内通者と予想していた人はごくわずか。真相発覚時に多くの読者を驚かせました。 発覚前は彼よりも口数が少なくクールなキャラをしている、無陀野無人(むだのないと)や皇后崎迅を疑う声が多かったようです。 また、桃太郎機関所属でありながら鬼への理解を示す桃寺神門(ももでらみかど)や、彼と一時的に友人関係となった一ノ瀬四季を内通者と勘繰る、意外な意見もあがっていました。
『桃源暗鬼』裏切り者(内通者)は意外な人物!妹を想う気持ちに思わず涙
裏切り者と発覚し、一時的に四季たちと敵対した遊摺部従児。その後の展開でスパイ行為は妹を救うための苦渋の決断だったと発覚し、多くの読者を感動させました。 こちらの話がアニメ化するのは、まだまだ先のことになりそう。まずは原作で遊摺部関連のエピソードを予習してみてはいかがでしょうか!
        
        








