2022年1月13日更新

「ヒロアカ」内通者の正体が確定!過去の伏線や共犯者について考察

ヒロアカ 内通者

『僕のヒーローアカデミア 』の作中で、度々チラついていた“内通者”の存在。ついに336話で内通者の正体が明らかになりました。 そこで本記事では「ヒロアカ」の作品内で息を潜める内通者について明らかになった経緯、内通者となった理由などを徹底解説していきます。また「もう1人の内通者」についても紹介していくので、合わせてチェックしてみて下さい! ※本記事は『僕のヒーローアカデミア』のネタバレを含みます。読み進める際は十分に注意して下さい。

336話で内通者が確定

長らく謎に包まれていた「内通者」の存在ですが、336話でその正体が青山優雅だったことが明らかになりました。皆が戦いに向けて訓練をするなか、葉隠が様子のおかしい青山のあとをつけ、彼と彼の両親の会話を聞いてしまったのです。 会話の内容は、実は無個性だった青山がオールフォーワンから個性をもらっていたということ、それ以来AFOの指示を受けて雄英の情報を流していたという、衝撃的なものでした。 その後、葉隠から内通者=青山だと聞き駆け付けたデクに対し、青山は自分が「クズの敵(ヴィラン)」であることを告白します。 青山が他の内通者候補と比べてさほど疑われていなかった人物だからこそ、真相を知ったファンのあいだでは驚きの声が多くあがりました。

これまでの伏線を振り返る

内通者=青山だという事実を知ったうえで物語を読み返してみると、たしかにこれまで作中で怪しい描写はいくつもあります。そこでここからは青山に関する伏線を振り返っていきます。

①「USJ襲撃事件」「夏の林間合宿」での怪しい行動

まず、はじめて内通者の存在が浮かび上がってきた「USJ事件」では、A組の生徒たちが必死で戦うなか、なぜか青山はどこにも姿をみせませんでした。のちに自分がいた場所について、「どこだと思う!?」「秘密さ!!」と聞かれてもいないのに勝手にしゃべる姿がコミカルに描かれたせいで、当時は怪しさに気づく人も少なかったのではないでしょうか。 さらに「夏の林間合宿」で、青山は荼毘と目が合ったにもかかわらず見逃されています。その後、怯えながら敵連合に攻撃を仕掛けたことで疑惑が薄れたように思われましたが、すべては作者によるミスリードだったというわけです。

②真夜中のチーズ事件(168話)

青山はある日の真夜中、デクの部屋にチーズで「ぼくはしってるよ☆」という文章を残していったことがあります。この行動は友達であるデクのためのサプライズとされていましたが、青山がAFOから個性を受け取ったことを踏まえると、また意味合いが変わってきます。 おそらく青山は当時、デクが自分と同じようにAFOから個性を与えられたのではないかと考えていたのでしょう。そのため、デクが自身の仲間だと思い込み、上記のようなメッセージを送ったのです。

③名前に関する伏線

ヒロアカの世界では、爆破の個性を持つ爆豪勝己、炎と氷の個性を持つ轟焦凍をはじめとして、自身の個性と結びついた名前を持つ人物が多いです。 そんな中、もともと無個性だったデクの名(緑谷出久)は、当然自身の持つ「ワン・フォー・オール」とはまったくつながりがありません。そして青山優雅も、「ネビルレーザー」と結びつけようがない名前です。こんな細かいところにも、内通者に関する伏線が隠されていました。 また、青山とデクの名字に注目してみると、それぞれ「青」と「緑」、「山」と「谷」で関連を持たされていることがわかります。同じように他人から個性をもらったにもかかわらず、正反対の道を行くことになった2人が対比されているようで、今後の展開が不安です。

他にも細かい伏線がたくさん

その他、青山が個性を使うとお腹を壊す設定には、「ネビルレーザー」が彼が生まれ持ったものではないという事実を示唆していたのではないかと考えられます。 また、伏線は作中に隠されたものだけに留まりません。コミックスの背表紙では毎回キャラクターが描かれているのですが、10巻で描かれた青山は他の登場人物とはちがい視線を下に向けています。さらに『週刊少年ジャンプ』の扉絵では、A組のなかでひとりだけ背を向けているイラストもありました。 こうして細かい描写を丁寧に確かめていくと、青山が内通者であることがずっと前からほのめかされていたとわかりますね。

青山が内通者になった理由は?

336話での青山と両親の会話の内容から、彼がAFOから個性を与えられた存在であることが明らかになりました。かつて、「無個性」として生まれた青山の“皆と一緒”になりたいという願いを叶えるため、彼の両親は何らかの方法でAFOに接触したようです。 両親がAFOを明らかに恐れていること、そして青山の「ママンとパパンを守りたくて」という発言からは、彼が敵側にみずから望んで情報を流していたわけではないことがわかります。AFOが個性を渡したことと引き換えに、青山家に脅しをかけているのでしょう。

もう1人内通者がいる?いるとしたら誰?

336話で青山が内通者であることが明かされましたが、内通者は必ずしも1人というわけではありません。AFOの「友達が多いんだ」発言もあり、ファンのあいだでは青山以外の内通者が存在するのではないかという声もあがっています。 以下では、本当に「2人目の内通者」はいるのか、そしているのだとすれば一体誰なのかについて予想していきます!

①葉隠透

明るく天真爛漫な性格ながら、未だ他生徒に比べると印象の薄い葉隠透(はがくれとおる)。“透明化”というスパイ向きの個性を持つ葉隠は、2人目の内通者の候補として挙げられています。その1番の根拠が、彼女がついた嘘です。 USJ襲撃時、散り散りにされてしまったA組メンバー。その際にどこに飛ばされたのか描かれていない2人の人物、それが葉隠と青山優雅(あおやまゆうが)でした。 その後、葉隠はと共にいたと語っていますが、他の皆が飛ばされた時近くにいたメンバーと一緒になる中で、葉隠と轟は真逆の位置にいました。これはあまりにも不自然です。 葉隠は透明化の個性を利用して、ヴィラン連合と密会していたのではないでしょうか。

透明化の個性の疑惑

アニメ5期の第113話「空、高く群青」で、鍋パーティーをしていたA組の面々。そこで葉隠はつついていた鍋自体を透明化するというイタズラをしていました。 一見すると和気あいあいとしたシーンですが、葉隠の個性が自分の身体以外も透明化できるという可能性が浮上。物質や第三者も透明化できるとなると、スパイ活動ではかなり重宝する個性です。登場時から透明でその素顔が誰にも割れていない点も含め、内通者候補として囁かれています。

③瀬呂範太

地味な見た目と優秀な実力のギャップがキラリと光る、A組のムードメーカー・瀬呂。作中ではあまり目立たないタイプだった瀬呂ですが、彼もまた原作第319話での言動から、有力な内通者候補とされています。 仲間がオール・フォー・ワンに害されるのを危惧し、デクは1人で無茶な戦いを続けていた場面。A組の生徒はそんなデクを心配し、エンデヴァーを呼び出します。 デクとオールマイトを2人にした危険性をエンデヴァーに訴える爆豪。そこでエンデヴァーが取り出したGPSに、1番最初に反応し飛びついたのが瀬呂でした。 自身はあくまでデクが心配だからと話していたものの、瀬呂の必死さは少々不自然さがあります。この場面を見て、読者の間では瀬呂内通者説が濃厚になったのでした。

④根津校長

雄英のトップである根津校長も内通者の候補として名前が挙がっています。根津校長は個性“ハイスペック”が出現した「ネズミ」になります。 根津校長が内通者候補として挙げられている理由には①雄英の内部事情を全て知れるため②オールマイトを雄英に誘った張本人であるための2点があります。 教師のカリキュラムや林間学校の詳細などは、雄英高校の生徒であれ簡単に知れるものではありません。しかし根津校長は漏洩した全ての情報を知る術を持っているのです。またヴィラン連合の標的であったオールマイトを、雄英に誘い入れたのも根津校長でした。 根津校長はオールマイトの動向を把握するため、彼を自分の手中に収めておきたかったのではないでしょうか

⑤上鳴電気

“帯電”という超強個性を携えた、上鳴電気(かみなりでんき)。彼もまた有力な内通者候補とされています。彼が疑われる1番の理由は、ヒーロー側で唯一ステインを肯定する姿勢を見せていたためです。 ヒーローを粛清対象としたステインの思想や行動は、ヒーローからすれば見過ごすわけにはいかないほど不愉快なものでした。しかしその姿勢に唯一上鳴のみ「一本気っつーか執念っつーか、かっこよくね?とか思っちゃわね?」と肯定的な反応を見せています。 また超常解放戦線を率いるデストロが行う、手を拳銃のような形にして額に当てるポーズ。作中にて上鳴がこのポーズに酷似した動きを、行っています。上鳴には故意か天然かヴィランとの垣根を、大幅に超えている描写が多く存在するのです。

⑥口田甲司

最後に内通者候補として紹介するのが、A組イチ物静かで穏やかな口田甲司(こうだこうじ)です。口田が内通者と疑われる理由は、その個性や性格にあります。 口田の個性“生き物ボイス”は、動物を操れるとても便利なものです。授業のカリキュラムをヴィランに渡している内通者ですが、教師でなくても口田なら十分可能でしょう。 また青山がデクに残した「大人しい奴には気をつけろ」という意味合いのメッセージ。これに1番当てはまるのも、登場人物の中では口田です。他にもデクを必死に連れ戻そうとする不自然さなどから、内通者なのではという疑念が高まった口田。 しかし以前彼には、雄英に強い憧れを抱いていたモノローグが描かれていました。そのため根津校長を操っているとまで言われている口田ですが、彼が内通者である可能性は低いでしょう。

そもそも内通者がいると思われた理由は何だった?

理由①:USJ襲撃事件

僕のヒーローアカデミア

まず1回目の情報漏洩は、USJ襲撃事件の際に起こりました。 デクたち1年A組がUSJで実習している最中に、ヴィラン連合が襲撃してきます。そのときヴィラン連合の黒霧(くろぎり)が、「先日“頂いた”教師側のカリキュラムでは」と発言したのです。 このセリフから雄英にカリキュラムなどの情報を漏らしている人間がいることが、決定的になりました。

理由②:林間学校

僕のヒーローアカデミア

1年A組とB組のみで秘密裏に行われた、林間学校。その行先や詳細は教師陣とごく少数のプロヒーローしか知りませんでした。しかしその林間学校先で、雄英はヴィラン連合に襲撃され、爆豪を拉致されてしまいます。 この事件がきっかけとなり、プレゼント・マイクによって作中で初めて「内通者」という言葉が登場しました。

理由③:爆豪救出作戦

僕のヒーローアカデミア

林間合宿にてヴィラン連合に拉致されてしまった爆豪。そして雄英教師を含むプロヒーロー達は、爆豪救出のため極秘作戦を決行します。しかしその極秘作戦の詳細さえも、オール・フォー・ワンに筒抜けだったのです。 爆豪救出の際、死柄木弔(しがらきとむら)は本気で焦っている様子を見せていました。この点から死柄木は爆豪救出作戦を知らず、内通者はオール・フォー・ワンと直接接触していたであろうことが分かります。

青山の運命とは?今後の展開から目が離せない

今回の記事では、長らく隠されてきた内通者の正体が青山だったことについて、作中の伏線を紹介しつつ解説してきました。第2の内通者が存在するという可能性も浮上してきて、今後の展開がますます気になります。 ヒーロー側に対する裏切り行為をはたらいた一方で、そんな自分のおこないに苦しみ続けている様子の青山。彼が一体どんな結末を迎えるのか、一緒に最後まで見届けましょう。