『ストレンジャー・シングス』ナンシーは「嫌い」？彼氏や友達との関係で悩む彼女の死亡説を解説

いよいよ2025年11月27日(木)から最終章が幕を開けるNetflix『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。 シーズン1から物語を牽引してきたナンシーは、裏側の世界との激しい戦いはもちろん、スティーブとジョナサンとの間で揺れ動く「三角関係」の行方でも大きな注目を集めています。 この記事では、ナンシーのプロフィールからシーズンごとの活躍、さらに一部から「嫌い」と言われる理由やその魅力まで、徹底的に解説・考察していきます！ ※「ストレンジャー・シングス」シリーズのネタバレを含みます。

ナンシーはマイクの姉で、ジャーナリスト志望の成績優秀な優等生。シーズン3では地元紙「ホーキンス・ポスト」でインターンも経験しました。恋愛面では、スティーブとウィルの兄・ジョナサンの間で揺れています。 芯の強い性格で裏側の世界の脅威にも怯まず、ショットガンなどの銃火器を巧みに操り、最前線で戦うタフな一面も持っています。

シーズン1では学校の人気者スティーブと交際していましたが、失踪事件を通じてジョナサンと絆を深め、シーズン2で恋人同士になります。 しかしシーズン4では、遠距離恋愛中のジョナサンとすれ違う一方、元彼スティーブと行動を共にし、再び微妙な距離感に。この優柔不断なムーブに、一部の海外ファンからは「尻軽」とまで言われてしまっています。

ナンシーの周囲への冷たい態度もマイナスイメージの1つのようです。 シーズン1では恋愛に夢中になり、弟や友達に冷たくしてしまい、シーズン4ではロビンがスティーブと付き合っていると思い、最初は冷たく対応してしまいます。 普段は冷静なナンシーなだけに、時折見せる未熟さによる冷たい態度を「嫌い」と思うファンがいるのかもしれません。

ナンシーは完璧なキャラクターではなく、迷い傷つきながら成長する等身大のティーンエイジャーとして描かれています。 冷たく見える言動や行動も、シーズンが進むにつれ成長している姿もあり、「シーズン1では嫌いだったけど、シーズン3以降は好き」という視聴者も。その人間味あふれる姿こそが、ナンシーを誰よりも魅力的なキャラクターにしています。

1983年、普通の高校生だったナンシーの生活は、親友・バーブの失踪により急変します。弟のウィルを探すジョナサンと協力して調査を進める中で、彼女は裏側の世界から来た怪物・デモゴルゴンの存在に気づいたのです。 しかし、ウィルは生存していたものの、バーブは既に殺害されていました。親友を殺した怪物に復讐を誓うナンシーは、ジョナサンと共にデモゴルゴン迎撃の罠を準備。最後はスティーブの加勢も得て、3人で怪物に深手を負わせることに成功しました。

1986年、新聞社に勤務するナンシーは遠距離のジョナサンとのすれ違いに悩みつつも、連続変死事件の謎を追います。 スティーブらと調査を進め、元凶が「裏側の世界」のヴェクナであることを突き止めました。その後、裏側の世界へ迷い込んだナンシーは、ヴェクナから「4つのゲートがホーキンスに広がる」恐るべき幻覚を見せられます。 ナンシーは、マックスを囮にヴェクナを倒す作戦に参加して撃退に成功。帰還したジョナサンと再会を果たしたのも束の間、裏側の世界が現実を侵食し始める光景を目の当たりにし、物語は絶望の中で幕を閉じました。

シーズン4で、ナンシーはヴェクナとの直接対峙を経験しているため、シーズン5で標的になる可能性が噂されています。 そして気になるのは「ママとホリーとマイク、みんな……」という悲惨なヴェクナによるビジョン。家族の死に直面したナンシーは、最前線で戦うことになると予想されます。予告でも「苦しみを味わわせるまで」という怒りに満ちたセリフもありました。 そして、ナンシーはこれまでも現実的で冷静な判断力を持つキャラとして描かれており、彼女の知性と判断力を活かして最後の戦いも生き延びるのではないでしょうか。

シーズン4ラストでは2人の関係性を再確認したナンシーとジョナサン。しかし、ジョナサンは大学の合格通知が届いていないと嘘をつきました。一方、ナンシーは一緒に行動していたスティーブについて「(性格が)変わった」と擁護する様子もあり……。 製作総指揮のダファー兄弟はシーズン4の公開直後に「(シーズン5は)シーズン1へ「原点回帰」するような設定になっています。ウィルだけでなく、他の数名のキャラクターの物語においても、それが見て取れるはずです」と語り、さらにこう続けています。 「スティーブとナンシー、そしてまだ完全には決着がついていないジョナサンとの関係についても。ウィルのように、キャラクターたちはある程度前進したかもしれませんが、その旅はまだ終わっていません。来シーズンで物語を完結させるにあたり、そのすべてが非常に重要な役割を果たすことになるでしょう」 上記の発言によって、シーズン5で三角関係もしっかりと決着をみせると予想できます。シーズンの中で自立してきたナンシーが、どちらも選ばない可能性もあるのではないでしょうか。

シーズン1でバーバラを失ったことは、ナンシーの心に深い傷を残しています。シーズン2以後のナンシーは「誰かを守れなかった自分」を責め続け、だからこそシーズン4では、仲間を守るために自ら危険に飛び込む“行動派”のリーダーへと成長したのでした。 ヴェクナが過去の過ちやトラウマを幻覚として見せる中で、ナンシーの前にはバーバラの遺体が登場しており、いかに彼女の中で大きな心の傷となっているのかがうかがえるシーンでした。

ナンシーを演じたのは、女優のナタリア・ダイアーです。1995年生まれで、シーズン5時点では30歳。映画では『アイ・ビリーブ・イン・ユニコーンズ(原題)』(2014)や『ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書』(2019)などで主演を務めています。 シーズン2の頃から「痩せすぎ」とファンから心配されるナタリア・ダイアー。恋人との破局報道などが痩せた原因と噂されていますが、その真相は不明です。 一方で、シーズン5でのレッドカーペットでは脇から背中が大きく開いたドレスを着用しており、本人は自身の体型をポジティブに捉えているのではないでしょうか。

ナタリア・ダイアーと付き合っている彼氏が、なんとチャーリー・ヒートン。ナンシーとジョナサンは、プライベートでも付き合っているのです。 一時は破局騒動もありましたが、シーズン5のレッドカーペットでは2人で写真に映る姿もあり、2025年現在も恋人関係は続いているようです。

日本語版の吹き替え声優は、ふじたまみです。 ディズニーの『ディセンダント ライズ・オブ・レッド』(2024)のウーマ役、アニメ『回復術士のやり直し』(2021)のブレイド役、映画『ホウセンカ』(2025)の健介役などを担当しています。

「ストレンジャー・シングス」シリーズに登場するナンシーを紹介しました！ バーバラの死を経験し、たくましく成長したナンシー。2025年11月27日(金)からNetflixで独占配信が始まるシーズン5でのヴェクナとの対決、そしてジョナサンとスティーブとの三角関係の行方に注目です。