『炎炎ノ消防隊』森羅日下部(森羅万象マン)の正体・能力は？結婚の真相や家族の悲劇も解説

森羅日下部(シンラクサカベ)は『炎炎ノ消防隊』の主人公。物語の世界に大きな変革をもたらしていくシンラについて解説！家族との過去やその能力、終盤での覚醒などについて紹介していきます。 ※この記事は『炎炎ノ消防隊』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

森羅日下部(シンラクサカベ)が新人隊員として第8特殊消防隊に配属になるところから物語が始まります。キザ歯と三白眼、さらに引きつった笑顔のせいで周りからは悪魔と呼ばれることも。初対面の人には怖がられる人相をしていますが、根はまっすぐで礼儀正しく強い正義感を持っています。

シンラはアドラバーストという第三世代能力者に稀に発生するレアな炎の使い手です。シンラたちと敵対する伝導者一派は、アドラバーストの使い手を柱と呼んでおり、彼らにとってシンラは集めるべき8柱のうち4柱目でした。

炎を足から発することができる第三世代能力者です。炎を発射する際の推進力で高速移動や空中移動も可能。戦闘時は、ヒーローは蹴りで戦うものというシンラ自身のこだわりもあり、基本的に蹴り技を多用します。

森羅万象マンはシンラが母のマリ・弟のショウと魂を共鳴させ融合した姿です。あらゆるものを創造する途轍もない力を宿しており、彼と対峙した絶望聖女はその能力を「神」と表現。他のキャラとは一線を画す、非常識な強さを誇ることがわかっています。 森羅万象マンは「神」と呼ぶにふさわしい常軌を逸した存在なのです。

森羅万象マンはあらゆる生命を創造し、大地ですら形作ることができる神のような能力を宿しています。ラスボスだった絶望聖女ですらまったく歯が立たず、完全に無力化されてしまいました。 本作のラストで森羅万象マンはこの力を使い、なんと世界の法則を上書き。「命の価値」を軽くし、「誰も死なない世界」に作り変えてしまいました。その結果、物語のなかで死んだキャラクターたちのほとんどが復活。希望あふれるハッピーエンドへ繋がっていきます。

大災害が発生する250年前、世界には「処女受胎で生まれた者が救世主になる」という伝説が存在していました。シンラの母であるマリは異性との交わりなく妊娠(＝処女受胎)していたことが判明済み。つまり、シンラは伝説上で語られていた救世主だったのです。 また、弟のショウも同じような経緯で生まれたと発覚しているため、救世主がシンラとショウの両者を指している可能性も考えられます。

『炎炎ノ消防隊』の最終話に、作者・大久保篤の過去作『ソウルイーター』のキャラ・死神様が登場しました。死神様は世界の英雄となったシンラをモデルに、自身の息子にあたるデス・ザ・キッドを生み出します。 このシーンが描かれたことで、『炎炎ノ消防隊』と『ソウルイーター』の世界が繋がっていること、そして両作品の主人公にも繋がりがあったことが判明しました。

12年前に起きた人体発火による火事で母親と赤ん坊だった弟を亡くしています。父親はいません。 現場では怪しい第三者の存在が目撃されていたものの、シンラが能力者だったため、周りはシンラが出火原因だと濡れ衣を着せていました。シンラは親族から悪魔と呼ばれるようになり、うまく笑えなくなってしまいます。

敵対する伝導者の灰焔(かいえん)騎士団団長の正体が、死んだと思われていたシンラの弟・ショウです。火事もショウが能力に覚醒したことが原因で起きていました。現場から伝導者一派によって誘拐され、育てられていたのです。 ショウは記憶を操作されており、再会してもシンラのことは覚えていませんでした。

シンラが誰と結婚したかは明言されていません。ラストでは2人の子供が登場しており、そのうちのどちらかがシンラの子供だと示唆されています。おそらくもう1人はアーサーの子供でしょう。 容姿や持ち物のモチーフから、シンラとインカ、アーサーとアイリスが結ばれたと考えられます。中には2人ともシンラの子供で、インカとアイリス両方と結ばれたとする説もあります。

アニメでシンラを演じているのは梶原岳人(かじわらがくと)です。声優デビュー年にアニメ『ブラッククローバー』のアスタ役に抜擢され大きな話題に。『呪術廻戦』では灰原雄を演じました。 アスタやシンラのようながむしゃらで熱血な少年漫画の主人公ボイスが似合うハツラツとした声質で、自然体な芝居が高く評価されています。

『炎炎ノ消防隊』の主人公森羅日下部について紹介しました。アニメ「参ノ章」の2クール目は2026年1月スタート。アニメでのシンラの活躍とあわせて、完結済みの漫画もぜひチェックしてみてください！