【ネタバレ】ドラマ『雪煙チェイス』真犯人と女神の正体は?前後編あらすじと相関図も解説!原作との違いは?
NHK・東野圭吾スペシャルドラマ『雪煙チェイス』作品概要
| タイトル | 『雪煙チェイス』 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年1月2日(金)・3日(土)夜10時~11時13分 |
| 脚本 | 森ハヤシ |
| キャスト | 細田佳央太 , ムロツヨシ , 醍醐虎汰朗 , 恒松祐里 , 前田公輝 , 武田玲奈 , 中山優馬 , 小林涼子 , 高田夏帆 , 吉田健悟 , 仲間由紀恵 |
| 原作 | 東野圭吾『雪煙チェイス』 |
身に覚えのない殺人容疑をかけられた大学生・脇坂竜実(細田佳央太)は、無実の鍵を握る女性を追い、日本最大級のスキー場へ向かいます。 一方、警察内部の権力争いに翻弄される所轄の刑事・小杉敦彦(ムロツヨシ)は、元スキー選手という食事処のおかみ・川端由希子(仲間由紀恵)の協力を得て独自に追跡を開始しますが――。 白銀の世界を舞台に、大学生、所轄、警視庁本部の三者が交錯する、予測不能のチェイスが幕を開けます。 『雪煙チェイス』はスキー場を舞台とした東野圭吾による長編小説「雪山シリーズ」の3作目かつシリーズ最終章。しかし、映像化されているのは、本作のみになります。原作の「雪山シリーズ」を読むと本作をより楽しめるかもしれません。
ドラマ『雪煙チェイス』ネタバレ解説
前編ネタバレあらすじ
東京の三鷹市で強盗殺人事件が発生。被害者は80歳の男性・福丸陣吉で、絞殺され現金を奪われていました。容疑者として浮上したのは、福丸の犬の散歩を請け負っていたアルバイトの大学生・脇坂竜実(細田佳央太)。脇坂には事件当日スキー場に居たアリバイがありましたが、それを証明できる人物がいませんでした。 その時、脇坂はその日偶然ゲレンデで出会い、写真を撮ったスノーボーダーの存在を思い出します。彼女こそアリバイを証明できる唯一の人物でしたが、名前も連絡先もわかりません。脇坂は彼女がホームゲレンデだと言っていた長野の里沢温泉スキー場へ、親友の波川省吾(醍醐虎汰朗)と向かいます。 その頃、この事件を担当していた刑事・小杉敦彦(ムロツヨシ)は極秘捜査を命じられていました。そこには所轄と本庁の思惑が絡んでおり、小杉は部下の刑事・白井琴音(恒松祐里)を伴ってスキー場へ向かうことに。極秘捜査のため探偵を装って聞き込みを始めます。 一方、捜査一課は脇坂と波川の共犯の線も視野に。里沢温泉スキー場は町興し企画のゲレンデウエディングの準備で賑わっており、脇坂たちの「ゲレンデの女神」捜索は難航していました。少ない手がかりをもとに穴場エリアへ向かう2人でしたが、警察も迫っていました。
後編ネタバレあらすじ
穴場エリアでゲレンデの女神を探していた脇坂と波川は、女神と同じスキーウェアを着ている女性を見かけて追いかけますが、途中で見失ってしまいます。その女性は女神のヘルメットにあったピンクの星型シールも付けていました。 極秘捜査を止めて本格的な捜査を開始した小杉たちは、元スキー選手の川端由希子(仲間由紀恵)の協力や地元住民の情報から、脇坂たちが里沢温泉スキー場に居ると確信します。小杉はついに脇坂たちを捕らえますが、脇坂の人柄と波川の友情を信じ、東京に戻って真犯人を追う意志を固めました。 ゲレンデウエディングのプランナーである瀬利千晶(武田玲奈)のヘルメットにも例の星型シールがあり、そのシールを作った人物・成宮莉央(高田夏帆)に会って確認しますが、彼女は女神ではありませんでした。しかし莉央は、女神は姉の葉月(小林涼子)ではないかと気付きます。 本庁の刑事に拘束されてしまった脇坂でしたが、波川の機転で切り抜けて逃走し、莉央の手引きでゲレンデの女神=葉月と再会。葉月はスノーボードを楽しみたいと妊娠を隠していたため、身元を明かしていませんでした。しかし本庁の刑事・中条(白洲迅)は2人が以前からの顔見知りであることを疑い、逮捕しようとします。 その時、容疑者を確保した小杉から連絡が入り、葉月の証言も採用されてアリバイは証明され、脇坂の疑いは晴れました。真犯人は福丸の友人・岡倉貞夫で、金銭絡みの諍いが原因で殺害したのでした。
ドラマ『雪煙チェイス』東野圭吾原作との違いは?
原作では小杉敦彦刑事の相棒が大柄な男性刑事
原作小説では小杉刑事の相棒・白井は大柄な元ラガーマンの男性刑事でしたが、ドラマでは恒松佑里演じる女性刑事に置き換えられていました。現代的な信頼関係が強調されており、小杉と白井の凸凹コンビでの会話シーンが生き生きと描かれています。 また、小杉刑事のやる気なさげな外見と反比例した内面の熱さのギャップも、ムロツヨシが演じたことでコミカルに増幅されていた点が、ドラマならではの良さだったのではないでしょうか。
原作はもっとミステリー要素が強い
原作小説はスリリングな雪上チェイスと巧妙なトリックがメインで描かれていますが、ドラマでは追われる脇坂たちと追う小杉たちなど人間ドラマを丁寧に織り交ぜており、彼らの間に生まれる絆の形成過程を重視していました。 脇坂と波川の友情も前面に描かれており、彼らの奮闘ぶりも含めて共感できる人間ドラマが生まれていました。
【ネタバレ】強盗殺人事件の犯人の正体・動機とは?
本事件の真犯人は、被害者である福丸陣吉の囲碁仲間、岡倉貞夫という老人でした。 動機は借金をめぐる金銭トラブルです。岡倉は福丸に借金を申し込みましたが断られ、さらに「息子に連絡する」と告げられたことで、突発的に福丸の首を絞めて殺害してしまいました。 犯行後、岡倉は証拠隠滅を計ります。自分が持参した囲碁番組の録画DVDを回収し、代わりに囲碁の教本を仏壇に置いて立ち去りました。しかし、仏壇やDVDを動かしたこと、また被害者が酷評していた囲碁の教本だったことなど証拠隠滅が裏目に出て、岡倉は逮捕されてしまいます。
東野圭吾・原作小説『雪煙チェイス』結末までネタバレ!ゲレンデの女神は誰?
【起】空白のアリバイを救う「ゲレンデの女神」
東京都三鷹市で独り暮らしの老人・福丸陣吉が殺害される強盗殺人事件が発生し、過去に福丸が飼っていた犬の散歩アルバイトをしていた大学生・脇坂竜実が容疑者として浮上します。 脇坂はバイトをクビになった後に、懐かしさから被害者宅へ侵入。福丸宅から亡くなった犬のリードを持ち去る、という犯人と思われても仕方がない行動をしていました。 しかし、脇坂には「事件当日に新潟の新月高原スキー場にいた」というアリバイがあったのです。1人でいたため証明が困難でしたが、スキー場で出会い写真を撮ってあげた「ゲレンデの女神」が唯一の希望となります。 脇坂は自身の冤罪を晴らすため、友人の波川省吾と共に、彼女がホームゲレンデだと語った長野の里沢温泉スキー場へと向かうのでした。
【承】スキー場で始まる捜索劇
脇坂たちは警察の追跡を避けるため、後輩の車を借りて、里沢温泉スキー場へ乗り込みます。一方、所轄署の刑事・小杉敦彦は、本庁に先んじて手柄を立てたい上司・南原の命を受け、部下の白井と共に脇坂を追うことに。 脇坂が持っている情報は「白地に赤の水玉柄ウェア」「星形シールが付いたヘルメット」などのわずかな手がかりのみでした。シリーズおなじみのパトロール隊・根津昇平や、元スノーボードクロス選手の瀬利千晶などの協力を得ながら捜索を続けます。 千晶は、知人のゲレンデ・ウェディングの準備のためやってきていたのですが――。
【転】星形シールが示す真実
脇坂はゲレンデ・ウェディングのスタッフ達が、水玉柄ウェアを着ていると気づきます。千晶の協力で確認するも該当者は見つかりませんが、彼女自身のヘルメットに「星型シール」が付いていました。 千晶は、かつてのライバル・成宮莉央もおそろいで付けていると明かします。さらに、莉央がゲレンデ・ウェディングのプロデュースでスキー場にいることも判明。 脇坂は確認に向かいますが、莉央は探している女性ではありませんでした。その後、一度は警察に確保されますが、諦めきれない脇坂は波川の助けで脱走し、再び莉央と接触。そして、"あの女性"と顔立ちが似ていることに気づき「脇坂が会ったのは、莉央の姉・葉月ではないか」という説が浮上します。
【結末】女神の正体&事件の真犯人は?
脇坂が新潟のスキー場で会ったのは、やはり成宮葉月でした。妊娠していた葉月は、滑ることを禁止されていたものの、我慢できずに妹の水玉柄ウェアと星型シール付きのヘルメットを被り、こっそり滑っていたのです。脇坂の写真も見つかり、晴れてアリバイが立証されました。 一方、小杉たちはとある一軒家に到着します。被害者と仲の良かった岡倉貞夫という老人が真犯人([正体・動機の解説はこちら)でした。 事件が解決した里沢温泉スキー場では、体調を崩した葉月に代わり、根津と千晶がゲレンデ・ウェディングの代役を務めたことがきっかけとなり婚約。無実が証明された脇坂は、サークルのメンバーと改めて里沢のゲレンデを堪能するのでした。
【相関図】ドラマ『雪煙チェイス』登場人物・キャスト解説!

脇坂竜実役/細田佳央太

細田佳央太が演じる脇坂竜実は、開明大学に通う大学4年生です。 身に覚えのない罪の容疑者となってしまい、警察から追われる立場に。「事件当日は事件現場ではなくスキー場にいた」というアリバイを証言できる「ゲレンデの女神」を探すため、長野にある里沢温泉スキー場へと向かいます。
小杉敦彦役/ムロツヨシ

ムロツヨシ演じる小杉敦彦は、所轄の刑事です。 上司である南原から捜査一課よりも早く事件を解決するよう命じられ、刑事という職業を隠して捜査にあたります。バディを組んだ刑事の白井は、原作の大柄な男性刑事からドラマ版では恒松祐里演じる女性刑事に設定変更されています。
【評価】ドラマ『雪煙チェイス』は面白い?犯人の動機があっさりしすぎ?
好評である理由
ドラマ版ではやはり映像で魅せられるスピード感があり、雪上でのチェイスが疾走感満点で描かれていたことが好評の一因だったようです。また、ちょっと頼りないけど人柄の良い脇坂ややる気なさげなのに内面は熱い小杉など、魅力的な登場人物の配役がピッタリ!その人間関係に引き込まれること間違いなしです。
不評である理由
その一方で、真犯人の岡倉の犯行動機が割と単純な「金銭トラブル」だったため、動機があっさりしすぎているようで物足りなさを感じたようです。殺害後の隠蔽工作もそこまで複雑なものではなく、犯人・動機の意外性や複雑なトリックなどが欠けているという声もあるようでした。
ドラマ『雪煙チェイス』犯人やゲレンゲの女神をネタバレ解説!
東野圭吾の人気ミステリーを実写化したドラマ『雪煙チェイス』。今回は、本作のあらすじや登場人物の相関図、原作ネタバレなどをまとめて紹介しました。 原作小説は「雪山シリーズ」第3作目ですが、単体でも非常に完成度が高く、シリーズ初見の方でも問題なく楽しめます。ぜひドラマでも小説でも、東野圭吾の極上のミステリーを堪能してください。


