2026年7月8日更新

【ネタバレ】映画『スチームボーイ』ラスト結末は?エンドロールを解説!スカーレットはその後どうなる?

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スチームボーイ、大友克洋
(C)2004大友克洋・マッシュルーム/STEAMBOY製作委員会

大友克洋監督が『AKIRA』『MEMORIES』に続き手掛けたアニメ映画『スチームボーイ』。大友監督らしいスチームパンクSF冒険活劇を描く本作のあらすじをネタバレありで紹介するとともに、エンドロールについても解説します! ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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映画『スチームボーイ』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

公開年 2004年7月17日
上映時間 126分
キャスト 鈴木杏 , 小西真奈美
監督 大友克洋

産業革命目覚ましい19世紀イギリスに暮らすレイは、発明家の父と祖父を持つ発明好きの少年です。レイのもとに謎の金属のボールが祖父から贈られてきたことで、レイは大きな事件に巻き込まれることに。 実はレイが受け取った金属のボールは、世界の常識を塗り替えてしまうかもしれない、とんでもない発明・スチームボールで――。

【ネタバレ】『スチームボーイ』を結末まで解説

【起】スチームボールとオハラ財団

レイの父エディと祖父ロイドは、オハラ財団に招かれ新型蒸気機関研究をしています。イギリスが世界初の万博開催を控え盛り上がるなか、レイのもとに父からスチームボールと設計図が送られてきました。 同封された手紙には、ボールをオハラ財団に渡すなと警告文が。直後、オハラ財団の男2人が現れ、さらにロイドが帰宅します。ロイドはスチームボールを持って逃げるよう伝え、レイは慌てて家を飛び出すことに。 しかし財団の仲間が蒸気自動車で追いかけてきます。レイは財団に捕まり、万博内のパビリオンのなかに幽閉されるのでした

【承】スチーム城での父・エディとの再会

幽閉された場所は「スチーム城」と呼ばれる、スチームボールを原動力にあらゆるものが動く建物でした。そこでレイは財団会長の孫娘、スカーレットと出会います。 さらにエディにも再会しますが、実験事故により義眼義手となったエディはその言動までもが別人のようになっていました。 スチーム城はエディとロイドが発明したスチームボール3つが揃い稼働するというもの。エディが恍惚と技術の素晴らしさを語る姿にワクワクしたレイは、エディに誘われるままスチーム城の完成を一緒に目指すことにします。

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【転】オハラ財団の真の目的

レイは高飛車でわがまま放題なスカーレットに気に入られ、ある日一緒に城を抜け出します。そこでレイは、母親宛の手紙が財団によって捨てられていたことを知ります。 翌日、監禁されていた祖父ロイドが脱走しバルブを緩めたことで、城内の圧力が崩れ大騒ぎに。バルブ点検に向かったレイはロイドと再会。そこでレイは財団とエディの真の目的が、スチームボールを兵器開発に活用し膨大な利益を得ることだと知らされます。 レイはスチームボールを1つ奪い、命からがら城外へ脱出。エディのライバルである発明家・ロバートに助けられます。

【結末】イギリス軍とオハラ財団の戦い

ロバートはもともとイギリス政府に強いパイプを持つ人物。レイから事情を聞いたロバートはイギリス軍を動かし、オハラ財団との戦いへ。万博会場は戦場となります。 科学は人の幸福のために使われていない現状に、レイはロバートに預けたスチームボールを再度奪いました。一方のスチーム城は動力を欠いた状態で空を飛び崩壊寸前。中にいる家族や市民を助けようと、レイは城へ乗り込みます。 レイは市街地への被害を食い止めますが脱出できずピンチに。間一髪でスカーレットとともに空中に逃げ出すと、城は爆発。蒸気の冷却で街が凍り、物語が終わります。

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【ラスト】エンドロールを解説!その後どうなった?

物語は城がテムズ川に沈んでいくところで終わります。エンドロールでは人々のその後の様子が描かれました。エンドロールといっても、その内容はほぼ続編のダイジェスト版です。 公開当時は続編制作が決まっていましたが、本作の興行成績が振るわず計画は白紙になっています。本来であれば、エンドロールが続編への予告の役割を果たしており、期待を煽ったうえで続編公開!と持っていきたかったのでしょう。

エディは生きている?

エディとロイドも城の爆発から逃れ、生き残っていると考えられます。本編ラストではテムズ川に潜る潜水艦が描かれ、2人がそれに乗って脱出したことも示唆されました。 エディのその後は明確に描かれていませんが、エンドロールではエディらしき人物の写真が差し込まれるので、生存していると考えられます。 ちなみに祖父のロイドはその後、死亡したようで、レイに光る発明品らしきものを託した後、墓地の様子が描かれました。

スカーレットはパイロットに?

新たに発明された乗り物が複数登場します。そのうちのひとつが、機体にスカーレットと書かれている飛行機。その前にはパイロット姿の女性の姿が描かれており、セピア加工のせいか赤髪に見えますが、スカーレットだと考えられます。

【考察】ロイドとエディが対立した理由は?作品のテーマとは

ロイドとエディが対立した理由は、科学の発展の捉え方の違いによるものです。ロイドはもともとエディと協力関係にありました。 しかし、開発時の事故をきっかけに、ロイドは「科学の発展よりも人の心の成長が先」、エディは「科学は力である」と意見を違えることに。 どちらか一方が悪であるとは描かれていません。それぞれの立場の違いから、「科学に対する人間の立場」というテーマが浮き彫りになっています。

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【続編】スカーレットを主役にした『スチームガール』を制作?

本作パンフレットで監督が構想として語っていたのがヒロインを主人公にした『スチームガール』です。ただ具体的に決まっていたわけではなく、あくまで構想。その後の動きを見ても実現するのは難しそうです。

【原作】漫画と映画の違いは?

本作はオリジナル映画で原作はありません。映画公開後、メディアミックスとして衣谷遊が作画を務めた漫画版が『月刊マガジンZ』にて連載されました。単行本は上下2巻で発売されています。 内容は映画の前日譚にあたり、発明好きのレイが幼馴染のエマや友人のポールとともに、少年らしい小さな冒険を繰り広げるというもの。スチームボール自体は登場せず、レイが蒸気車レースに参加したり、ロンドンに行ってみたりといった様子が描かれます。

【キャスト】『スチームボーイ』登場人物・声優一覧

レイ 鈴木杏
スカーレット 小西真奈美
エドワード(エディ) 津嘉山正種
ロイド 中村嘉葎雄
ロバート 児玉清
デイビッド 沢村一樹

レイ役/鈴木杏

鈴木杏

主人公の少年レイ、13歳。発明一家の生まれらしく発明好きです。声優は俳優の鈴木杏(すずきあん)が務めました。

スカーレット役/小西真奈美

小西真奈美

ヒロインのスカーレットは14歳の高飛車な女の子。オハラ財団会長の孫娘です。声優は俳優の小西真奈美(こにしまなみ)が担当しました。

エドワード(エディ)役/津嘉山正種

エディはレイの父親。洋画吹き替えや「ワンピース」ロジャー(2代目)役などで知られる津嘉山正種(つかやままさね)がエディ役です。

ロイド役/中村嘉葎雄

レイの祖父ロイド。財団の目的に気づき、レイにスチームボールを託しました。演じたのは役者・中村嘉葎雄(なかむらかつお)です。

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ロバート役/児玉清

エディとライバル関係にある発明家・ロバート。演じたのは名司会者としても有名な児玉清(こだまきよし)です。

デイビッド役/沢村一樹

沢村一樹

デイビッドはロバートの部下で野心家な人物。声優は俳優の沢村一樹(さわむらいっき)が担当しました。

【監督】『AKIRA』を手掛けた大友克洋

AKIRA
©MASH・ROOM KODANSHA ©Kosuke Kawamura ©︎AKIRA ART OF WALL EXHIBITION

本作を手掛けたのは映画『AKIRA』でアニメ監督として世界に知られるようになった大友克洋(おおともかつひろ)ですジャパニメーションの先駆けとして、独特なカメラワークと近未来的デザインを確立しました。

アニメ映画『スチームボーイ』ラスト考察&ネタバレ解説

『スチームボーイ』について解説しました。あらすじは文字で追えても、監督の画作りはやはり本編で体感してこそ。スチームパンクな世界観を存分に味わえる『スチームボーイ』をぜひチェックしてみてください!