『ウォーキング・デッド』ダリルは死亡する?恋人との関係やダリル役のノーマン・リダースに迫る
『ウォーキング・デッド』ダリル・ディクソンとは
名前 | ダリル・ディクソン(Daryl Dixon) |
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家族 | メルル・ディクソン(兄) |
俳優 | ノーマン・リーダス(Normal Reedus) |
吹き替え声優 | 小山力也 |
ダリル・ディクソンはシーズン1から登場している初期メンバー。ギャングだった兄のメルルを慕い、ゾンビが世界を侵食するアポカリプス以前も彼と行動を共にしていました。 アポカリプス後は所謂“初期メンバー”に兄弟揃って加わり、その後主人公のリックが加わります。最初、リックがメルルをビルの屋上に置き去りにしたことを恨み嫌っていましたが、徐々に信頼関係を築いていくのです。クロスボウを武器にし、バイクで移動するのが特徴です。 口数も少なく、ぶっきらぼうな性格。群れることより1人でいることを好む1匹狼ですが、兄と違って仲間思いの一面もあります。
ダリルは死亡してしまう?
ダリルが死んだと言われる理由は?
ネットで「ウォーキングデッド ダリル」と検索すると「死亡」や「最後」といったキーワードがヒットします。しかし最新シーズンまで見ている人ならご存じの通り、ダリルはシーズン11の時点でも生存している人気キャラ。 ではなぜダリルが死んだという噂が持ち上がっているのでしょうか?実はシーズン6の15話のラストに、あたかもダリルが殺されたように見える演出があったのです。 救世主に囲まれたリックたちを助けに向かったダリルは、背後に回り込んでいたドワイトに気付かず銃で撃たれてしまいます。そして血が飛び散り画面が赤く染まるという演出で15話はエンディングへ。 結果的に傷は致命傷に至らずダリルは生還しますが、このシーンが放送された直後に「ダリル 死亡」と検索する人が続出したため、現在もキーワードが残ってしまっているんです。
シーズン11・ダリルの最後を予想!
2022年9月現在、シーズン10の本編に続き、特定のキャラクターにフォースした追加エピソードが放送中。主人公リックが離脱した今、シリーズを引っ張っていくキャラクターはダリルなのです。 本ドラマは、メインキャラでさえ容赦無く死んでしまう悲しい展開を迎えるのですが、ダリルも例外ではありません。しかし、ノーマン・リーダス本人が「番組終了の日まで残りたい」と告白。 この発言によって、よっぽどのことがない限りダリルが最後まで生き延びることがほぼ確実との見方がなされています。番組を支える次なる主役として期待が高まる一方ですね。 ただしダリルは原作コミックには登場していないオリジナルキャラクターなので、今後どうなるのかはあくまで予想の域を出ません。どれだけ視聴者から人気があるキャラクターでも容赦なく殺してしまうのが、本ドラマの見どころでもあり辛いところ。 個人的には絶対に生き残って欲しいキャラクターですが、ダリルの男らしくて仲間想いな性格を考えると、最後の最後でキャロルたちを守って死んでしまうという可能性も捨てきれません。
ダリルの恋人はキャロル?リア?
キャロルとの関係は親友?それとも……
ファンとしては作品を通してずっと気になるのが、ダリルとキャロルの関係性ではないでしょうか。「キャリル(Caryl)」などの相性で親しまれているこの2人は、唯一の初期メンバーの生き残りでもあります。
シーズン1では、DV夫からキャロルを守ったり、失踪した彼女の娘ソフィアを誰よりも懸命に探し出そうとしたりしたダリル。 わかりやすい恋愛行動は2人ともとっていませんが、たまに強くハグをしたり常にお互いの考えを理解したりと、恋愛以上に深い絆を持っていると考えられます。 シャワーを浴びられる環境をやっと手に入れたのに、何故か断固として体を綺麗にしようとしない(?)ダリル。そんな彼もキャロルが風呂に入れと言えば入る。基本的に1匹狼でチームワークを苦手としてきたダリルですが、彼女のおかげで徐々に周囲に心を開いていったのです。 シーズン10の追加エピソードでも、ダリルとキャロルの2人をメインとした回がありました。追加エピソードの特別インタビューで、ノーマン・リーダスが2人の関係について「何でも言い合える関係の2人だが、ダリルは彼女に言っていない事がある」と話しています。 そんな2人がそれぞれ抱える苦悩や秘密が、今後の2人の関係を変えることになるのでしょうか?今後もますます気になるポイントです!
スピンオフ企画進行中!ダリルとキャロルの物語に
ドラマ『ウォーキング・デッド』はシーズン11で終了してしまいますが、リックを主人公とした映画版や、スピンオフドラマの製作が決定しています。『ウォーキング・デッド』ユニバースはまだまだ拡大する予定なのです。 そのうちのひとつとして発表されているのが、なんとダリルとキャロルがメインとなるスピンオフドラマ!内容はまだ不明ですが、シーズン10でこの2人がニューメキシコへ向かっている事から、ニューメキシコが舞台となるのでは、などと予想されています。 また、『ウォーキング・デッド』ユニバースのクリエイターであるスコット・M・ギンプルはインタビューにて「現在のドラマでお馴染みの顔も登場するかもしれない」と、ダリルとキャロル以外のキャタクターの登場も示唆していた模様。 タイトル未定のダリル&キャロルのスピンオフドラマは、メインシリーズ終了後の2023年にアメリカで放送予定。ファンには嬉しいニュースですね! しかし2022年4月に報じられた新情報で、スケジュールの都合によりキャロル役のメリッサ・マクブライドが降板することがわかりました。スピンオフ制作は引き続き進行中なので、ダリルが単体でメインを張ることになりそうです。
シーズン10初登場のリアがまさかの恋人?
シーズン10第18話で、ダリルの回想シーンに初登場したリア。リアはダリルが4年前に出会った女性です。 これまでダリルがゲイではなくストレートである事は明かされていましたが、恋愛描写があまりないため「アセクシャル(無性愛者)ではないか」などとも言われていました。そんな彼の新たな一面が、リアとのシーンで描かれたのです。
4年前、目の前に現れた犬を追って小屋にたどり着いたダリルは、犬の飼い主でありその小屋に住んでいたリアに出会いました。そしてその数か月後にも再開した2人。 冬のある日、再度ダリルと出会ったリアは、野営するダリルの凍傷を心配して小屋に泊めます。それから一気に急接近。この辺りのシーンでは2人が上半身裸で手をつなぐ映像もあり、ダリルとリアが男女の仲になったことが示唆されました。 しかし、その数か月後、リアは姿を消してしまいます。ダリルは今、彼女が残したドッグを連れて彼女を探しているのです。明確に「恋人同士」かどうかは不明ですが、恋愛のような関係になった事はほぼ間違いないでしょう。
ダリルにとってリックは第二の兄
そしてダリルを語る上で欠かせないのが、リックという存在です。実の兄メルルとはシーズン3で再会するも、彼はガバナーに殺されてしまいました。兄の死に酷く落ち込んでいたダリルを支えたのはリックでした。そしてダリルは次第に、リックを第二の兄のように慕い始めます。 2人の絆は固く、お互いの背中を常に守り合う間柄。ただ、リックの意見や判断が常に正しいと信じていたダリルも、徐々に意見が食い違うようになります。そして喧嘩をするのですが、そういう時は大抵ろくなことが起きません。 それでも2人は本当の兄弟のように支え合ってきました。シーズン8でリックに近い“あの”人物が死んでしまった際も、メルルを失った時のように男泣きしたダリル。見ているこっちが、思わず涙腺が緩みます。
『ウォーキング・デッド』シーズン10での活躍【ネタバレ注意】
シーズン9では、ダリルはリックの遺体が見つかっていないことに納得がいかず、コミュニティを離れて川沿いで野営をしながら彼を探していました。 しかし、ヘンリーの面倒を見る事に決めてコミュニティに戻った後、アーロンらと共に行方不明のユージーンの捜索にあたります。 シーズン10では、以前のようにコミュニティのみんなの力に。特に初期から支え合ってきた女性陣を彼なりに守る姿が印象的です。そして追加エピソードでは、リアやキャロルとのサイドエピソードが描かれました。シーズン11以降の活躍にも期待が高まります。
ダリルは原作にはいないオリジナルキャラ!
実はダリルは原作コミックには登場しないオリジナルキャラなのです。 もともと、ダリル役を演じているノーマン・リダースもメルル役のオーディションに参加していましたが、落ちてしまいます。しかし彼の演技力や存在感が魅力的だと感じたプロデューサーは、この時彼のための役を作ることを決意。そうして生まれたのが、ダリル・ディクソンでした。 オリジナルキャラを作らせてしまうほどの魅力をもつ、俳優ノーマン・リーダス。そんなノーマンの素顔をここからは深掘りしていきます。
ノーマン・リダースのプロフィール
『ウォーキング・デッド』のダリル役として、現在世界的に人気の高い俳優ノーマン・リーダス。彼は1969年1月6日生まれです。 画家としても活動しており、画材代金のために舞台に出演したのが俳優をはじめたきっかけ。『処刑人』や『ブレイド2』の出演で話題を集め、2010年開始のドラマ『ウォーキング・デッド』のダリル・ディクソン役で一気にブレイクしました。
日本との意外な関係
そんなノーマンは、実は親の仕事の都合で日本の千葉県習志野市の本大久保という町で暮らしていたことがあるそうです。当時は、よく東京にも出かけていたことのこと。 そんなこともあって日本食が大好きなノーマンですが、特にウナギ、和牛、しゃぶしゃぶ、すき焼きが大好物らしく、今でもよく食べるようです。 また、「メタルギア」シリーズで世界的に知られているゲームクリエイターの小島秀夫のことが大好きなノーマン!実際に2人は仲が良く、互いに国を行き来して交流を深めています。 ノーマンは彼の新作ゲーム『デス・ストランディング』に主演しています。
鼻にはボルトが入っている!?壮絶な事故を経験
2005年、ノーマン・リーダスはベルリン国際映画祭に出席するためにドイツに滞在していました。 その時、重大な自動車事故車に遭い、重傷を負っています。 乗っていた車が追突された衝撃でフロントガラスを突き破り、車外へと体が投げ出されるほどの大事故。ノーマン・リーダスはすぐに病院へ運ばれ、鼻に4本のボルト、眼窩をチタンで代替するなど大手術が行われました。 ノーマンは当時のことを「Inside the Actors Studio」という番組でこう語っています。 「僕の顔は本当にひどい状態だったよ。絶望し、“終わりだ、俳優にはもう戻れないだろう”と思ったんだ」 結局ノーマン・リーダスは数か月入院。当時ドイツ語が話せなかったため、監督のクリスチャン・アルバートが通訳を務めてくれていたそうです。
胸のタトゥーには意味がある
ノーマン・リーダスの体には腕にデビル、手に星、足にヘビ、背中のデーモンなど、いくつものタトゥが彫られています。また、胸には「ノーマン(Norman)」という文字が刻まれています。これは決して自身へのナルシシズムではなく、父親へ捧げたものです。 ノーマン・リーダスは自身のタトゥーについてこう語っています。 「タトゥーには全て異なる意味があるんだ。息子ミンガスや死んだ父親。父の名であるノーマンは僕の心臓の上に刻んだよ。」 ちなみに彼の息子ミンガスは前妻のスーパーモデル、ヘレナ・クリステンセンとの子供です。
パートナーは女優ダイアン・クルーガー!さらに元妻は有名モデル
ノーマンは1998年から2003年まで、90年代を代表するモデルのヘレナ・クリステンセンと結婚していました。もともと交際期間も長く、2人の間には息子ミンガス・ルシアン・リーダスが誕生。 その後、モデルのジェラ・マリアーノと2008年から2009年まで交際。続いて交際したグレン・ロブリッチもモデル!2011年1月から2012年12月まで交際していたようです。 2013年の10月から2015年にかけてはまたまたモデルのセシリア・シングリーと付き合っていましたが、破局。その後は現在のパートナーである女優ダイアン・クルーガーと結ばれます。彼らは入籍はしていませんが、2018年に第1子が誕生しています。
ノーマン・リダースの性格
無口で少し影のある役のイメージが強いノーマンですが、実際はとってもお茶目! ドラマ『ウォーキング・デッド』で共演しているアンドリュー・リンカーンとの来日時のインタビュー時、アンドリューに「トイレハドコデスカ」という文を「お招きいただきありがとうございます」という意味だと教えたり インタビュー中にチョコを投げ出したりするなど、役柄のイメージとは正反対に明るくおちゃめな人なのです。 他にもキティちゃん柄のスマートフォンケースを使っていたり、来日時にはぬいぐるみを抱っこしていたりとかわいいものが大好き。このギャップに萌えてしまう女性が世界中で続出しています。
イタズラ癖がある
さらに、このアンドリュー・リンカーンとはプライベートでも本当に仲が良く、ノーマンはいつも彼にイタズラを仕掛けているのだとか。彼らのいたずらのやりとりは「Prank wars(いたずら戦争)」としてファンの間で親しまれています。 その発端となった最初のいたずらを、ノーマンはジェームズ・コーディンが司会の「THE LATE LATE SHOW」に出演した際に以下の様に語っています。 「誰かが80's風の、髪をなびかせているダリル・ディクソンのライセンスプレートを送ってきたんだ。それをアンドリューの車につけたんだけど、彼が全然気がつかなくて。その状態のまま何ヶ月も車を運転してたんだ(笑)」 さらに、その後ノーマンが仕掛けた第二のいたずら「アンドリューの撮影用トレーラ車を生きた鶏で埋め尽くす」についても上の動画内で語っています。
女性の胸が好きらしい?
ノーマン・リーダスが子供の頃から好きな数字は3。何故かというと、3という数字を回転させると、おっぱいに見えるというまさに子どものような理由でした。 今でも「ノーマン・リーダスはおっぱいが大好き。ある作品の撮影中、粘土のおっぱいを作って遊んでいた」というエピソードがあるほどです。 それを知ってか、ノーマンのもとにはファンからたくさん奇妙なギフトが送られてくるそうです。あるファンからはなんと豊胸用のインプラントが。 ノーマン・リーダスはそんなファンの好意を無駄にしないため、『ウォーキング・デッド』撮影トレーラーの中の電話置きとして使用していたと言います。 他にも子宮のぬいぐるみなど、彼のもとには、女性の体に関するギフトが数多く送られてくるようです。
親友は黒ネコ 動物が好きな一面も
ノーマン・リーダスは“アイ・イン・ザ・ダーク”という名前の黒ネコと暮らしていて、彼が親友だそうです。 愛猫のアイ・イン・ザ・ダークちゃんだけでなく、動物全般が大好きなノーマン。来日時に訪れた六本木のペットショップでサルを見て、「どうにかして連れ帰りたいなぁ……けどうちの猫とけんかするかも」とつぶやいたりと、動物愛が伝わってきます。
ノーマン・リーダスの主な出演作
俳優を始める前、ノーマンはバイクブランド「ハーレーダビッドソン」の店で働きながら画家・写真家として活動していました。その画材費を稼ぐために出た舞台がきっかけで、彼の俳優人生はスタートしたのです。 その後、以下の作品に出演しながら徐々に注目を集めるようになります。
『処刑人』(1999年)
1999年に製作、2000年に全米公開された映画『処刑人』にショーン・パトリック・フラナリーとダブル主演を果たし注目を集めました。 本作は、ボストンの裏路地に住む双子が悪人を殺害していくというストーリーで、バイオレンスシーンや倫理的な観点から日本ではPG-12指定作品となっています。
『ブレイド2』(2002年)
2002年に公開された『ブレイド2』にスカッド役で出演しています。スカッドは、ヴァンパイアハンターの主人公ブレイドの相棒という重要な役どころで、ノーマン・リーダスの代表作の1つとなりました。
『Air』(2015年)
2015年8月に全米公開されたSFスリラー映画『Air』にノーマン・リーダスは主演しています。空気がなくなった近未来を舞台にした本作では、ジャイモン・フンスーとともに、人類の最後の望みをつなぐエンジニアの役を演じています。
『トリプル9 裏切りのコード』(2016年)
ケイト・ウィンスレット主演映画『トリプル9』。警官が撃たれるという非常事態を表すコード「999(トリプルナイン)」。これを使った強盗事件が発生するというクライムアクション作品です。 ノーマンはギャング集団のサブリーダー、ラッセル・ウェルチ役で出演しました。
ダリルの男気が全開!『ウォーキング・デッド』シーズン11でも皆を守り抜く
おそらく今後も『ウォーキング・デッド』がメインの出演作となりそうなノーマン・リーダスですが、ドラマ撮影中にも少しずつ他作品への出演を重ねているノーマン。 2022年9月現在で53歳ですが、アクションもバリバリにこなす彼が今後も色々な作品で活躍していくことを期待したいですね。