2020年2月18日更新

『ウォーキング・デッド』キャロルが平凡な主婦から最強の戦士になるまで【シーズン10】

 『ウォーキング・デッド』キャロル/メリッサ・マクブライド
© AMC/Photofest/zetaimage

夫とウォーカーに怯えるひ弱な主婦から、勇敢で時に残酷なサバイバーへ。本記事では「ウォーキング・デッド」史上、最強の変貌を遂げたキャロル・ペルティエについて、最新シーズン10まで解説していきます。「無双」とまで称されるその強さに隠された過去とは?

目次

キャロル・ペルティエ、『ウォーキング・デッド』最強の無双キャラとは

ウォーキングデッド シーズン8
©T.C.D / VISUAL Press Agency

ドラマ『ウォーキング・デッド』は2010年に放送を開始、2020年2月現在も最新シーズン10が配信中の人気ドラマシリーズです。 本作の舞台は、人々が“ウォーカー”と呼ばれるゾンビに変貌し、彼らによって世界は一度終末を迎えた後の世界。主人公の元保安官リックを始めとする、“人間”として生き残った仲間たちが、生存をかけて様々な困難と戦っていく姿が描かれています。 その中でも今回紹介するのは、シーズン1で登場し、最新のシーズン10まで活躍し続けている重要キャラ、キャロル・ペルティエ。シリーズ通して、ひ弱なただの主婦から、作品屈指の最強キャラクターへと変貌を遂げた彼女について、徹底的に解説します。

なお、本記事では『ウォーキング・デッド シーズン10』までのネタバレをガッツリ含みますので、未鑑賞の方は注意してください!

キャロル・ペルティエってどんな人物?年齢は?

キャロル・ペルティエの初登場はシーズン1。彼女は夫エドと娘ソフィアと一緒に、生存者キャンプで過ごしていました。彼女の年齢は非公開ですが、10代の娘がいることから30代後半〜40代後半あたりと考えられます。 キャロルは夫エドから暴力を受け、彼の言いなりに生きているひ弱な主婦でした。他の生存者の前で夫から暴力を振るわれ、ウォーカーが襲ってきたときは声を震わせて怯える、ただのか弱い女性だったのですが、この後襲った悲劇が彼女を1人の冷酷な戦士へと変貌させます……。

夫エドと最愛の娘ソフィアとの別れ【シーズン1・シーズン2】

そんな中、彼女の夫・エドは、シーズン1でキャンプがウォーカーに襲撃された際に噛まれてしまいます。キャロルは彼がウォーカーへと変貌を遂げる前に、自身の手で殺しました。その後、最愛の娘・ソフィアとともに、他の生存者と安全な場所を求めて移動します。 ところが、安全な土地を求めて移動するさなか、ウォーカーの襲撃に巻き込まれ、ソフィアが行方不明に。娘の身を案じながらもリックたちと共に農場に身を寄せたキャロルでしたが、捜索の結果、彼女が対面したのはウォーカーに変貌した娘ソフィアの姿でした。 その後、ソフィアはリックの手によって射殺されます。こうしてシーズン2までに、キャロルは全ての家族を失ってしまうのです。

『ウォーキング・デッド』随一のペア?キャロルとダリル

シーズン2でソフィアが行方不明になった時、最後まで諦めず必死に探し続けたのは、ボウガンの達人のダリル・ディクソン。 さらに、ソフィアの帰りを待ち続けるキャロルに、ダリルはチェロキーローズを贈ります。チェロキーローズの由来を話し、「この花はソフィアのために咲いている花」と言って彼女を励ますダリル。 そして大怪我をしながらもダリルは必死にソフィアを探し続け、捜索中に見つけたソフィアが持っていたぬいぐるみを持ち帰りました。ダリルの命がけの捜索と一生懸命さに心を動かされたキャロルはベッドで寝込むダリルの額に、キスをします。 いつも一人で行動し、今まで周囲にも冷たい態度をとってきたダリルは、家族を失ったキャロルにはとても優しく献身的な態度を見せます。このソフィア捜索をきっかけにして、全シリーズ通してこの2人の絆が築かれていくのです。

キャロル、覚醒。ただの主婦から、時に冷酷な戦士へ【シーズン3〜5】

『ウォーキング・デッド』キャロル/メリッサ・マクブライド
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夫とウォーカーに怯え、他の生存者に守ってもらうだけの気弱な人物だったキャロルですが、家族を失ったことを通じて、シーズン3では自ら武器を持ち、子供達にナイフの使い方を教え、ウォーカーと戦うまでに。さらには、自身の意見を相手に強く主張したり、敵に対して冷酷な一面を見せるなど、次第に心も体も強い戦士へと変わっていきます。 その後のシーズン4では、インフルエンザのように空気感染し死亡するという謎の感染症が蔓延。キャロルはその感染症かかった仲間2人を、助かる見込みがないと勝手な判断で殺害します。その事実を知ったリックに「そんなやつとは共に行動できない」と言われ、キャロルは一時的にファミリーからの離脱を余儀なくされてしまいます。

そしてそんななかでも移動中に怪しい行動をとる仲間(子供も)まで殺害してしまったりと、異様な残酷さを増していくキャロル。シーズン5にしてようやく、監禁され処刑される寸前でリックたちを見事救出させたことで再び認められ、仲間として迎えられました。 シーズン3〜5で守ってもらう側から、仲間を守る側へと成長したキャロル。命を守る為には仲間に手をかけてしまうという、生きることに貪欲な性格へと変貌しました。 一見非常に残酷な面を持つようになったように見えるキャロルですが、彼女の残酷さの裏には、「世界の厳しさや過酷さや人間の闇の部分と対峙しながらも、自分の一番大切なものを守って生きる」という強い意志があるのです。

戦うことに疲れ、孤独な生活を望んだキャロル【シーズン6〜8】

リックたちはシーズン5から、アレクサンドリアという共同体で一見平和に見える生活を送ることに。常に危険と隣り合わせの生活からの急激な変化に戸惑う彼らでしたが、ここでキャロルはトビンというパートナーを見つけ、平穏な日々を送ることに。 しかしながら、リックたちは自分たちの平和のために、他のコミュニティーの襲撃するなど、争いはなくなりませんでした。戦い続ける世界に疲弊した彼女は、シーズン6半ばでアレクサンドリアを去り、1人で暮らすという道を選択します。

その後、エゼキエル率いる王国という共同体と出会いながらも、1人で生き続けることにキャロルはこだわります。その裏には、「人といれば、守るために他の誰かを殺さなければいけない」という、戦い続けることに疲弊した彼女の想いが。 ですが、アレクサンドリアが新たな敵ニーガンら救世主からの襲撃を受けた際には、キャロルは彼らを助けに戻ります。その後シーズン8では、リックらとニーガンの戦いに身を投じ、彼らの勝利に尽力しました。

息子ヘンリーとの出会いと別れ、そして復讐の鬼へ【シーズン9〜10】

その後キャロルは、シーズン9で王国のエゼキエルと結婚し、ヘンリーという息子を育てることに。一度失ってしまった家族を再び取り戻し、キャロルは愛に満ちた日々を送ります。 ところが、シーズン9の最後に待っていたのは、王国に潜り込んだアルファ率いるマスク集団による、王国の住民たちの惨殺。地面に突き立てられた棒に刺された生首の列の中には、キャロルが自分の子供のように愛情を注いで育てた、ヘンリーのものもありました。その様子を目にし、キャロルは泣き崩れてしまうのです。 再び手にした家族をまたしても戦いによって失うことになってしまった彼女。最新のシーズン10では、そんな彼女が復讐の鬼と化すのです。

各シーズンの詳細は以下の記事をチェック!

キャロルを演じたのは、メリッサ・マクブライド

キャロルを演じたのはメリッサ・マクブライド、1965年アメリカ生まれ。女優、キャスティングディレクターとして活躍してます。代表作は、2005年ジョディーフォスターが出演・プロデューサーを務めた話題作の映画『イノセント・ボーイズ』、2007年SFホラー映画『ミスト』など。 『ウォーキング・デッド』で気弱な主婦から貪欲なサバイバーへ変貌を遂げるキャロルを好演し、世界的に注目を集めています。

『ウォーキング・デッド』のキャロルは、哀しき過去を持つ最強の女性!

『ウォーキング・デッド』のストーリーの中で一番変貌を遂げたであろう、キャロル・ペルティエ。 原作漫画ではひ弱なキャラクターとして描かれていた彼女ですが、ドラマ版の彼女はまさに「無双」ともいうべき、比類なき強さを見せる最強のキャラクターとして成長を遂げました。 家族を失い、傷つきながらも強く生きていこうともがくキャロルの姿には、生きるパワーを強く感じます。いつか彼女にも家族に囲まれた平穏な日々が訪れるのでしょうか?これからのシーズンにも注目ですね。