スティーヴン・ユァン、『ウォーキング・デッド』のグレン役で有名なアジアの星に迫る

2017年7月6日更新

人気ドラマ『ウォーキング・デッド』に出演し、注目が集まっている韓国系俳優スティーヴン・ユァン。ドラマで彼が演じているグレンについてや、意外に知らない事実などをご紹介します。

スティーヴン・ユァンのプロフィール

スティーヴン・ユァン

スティーヴン・ユァンは、韓国出身のアメリカの俳優です。

1983年12月21日に韓国ソウルで生まれたユァンはトロイで育ちます。両親はデトロイトで美容洋品店を経営していました。

地元のカラマズー大学に進学し、心理学を専攻する傍ら2年生から即興劇団Monkapultで活動を始めます。

大学卒業後も演劇を続けたいと両親に伝えたところ、2年間の猶予を与えられました。2005年にシカゴに移住し、アジア系アメリカ人で構成されたスケッチグループStir Friday Nightに参加しました。

2009年10月にロサンゼルスに移住しています。

『ウォーキング・デッド』への出演で一躍スターに!

『ウォーキング・デッド』

ゾンビが溢れる終末の世界を描く大人気ホラードラマ『ウォーキング・デッド』にスティーヴン・ユァンはシーズン1から最新のシーズン6まで出演しています。

ユァンが演じる韓国系アメリカ人の青年グレンは、主人公リック(アンドリュー・リンカーン)が病院を脱出した後、キャンプまで案内したメンバーのひとりです。グレンは非常に身軽で、物資の調達やおとり、偵察など幅広く活躍しています。

もともと真っ直ぐな性格のうえに、作品世界の危機的状況から仲間思いな面もたびたび見られます。グリーン農場で出会い、仲間となったマギー(ローレン・コーハン)と深い仲になり、後に結婚しました。

最初はリックの指示に従うだけでしたが、徐々に強さを身につけ、ダリル(ノーマン・リーダス)に次ぐ頼れる存在となっていきました。リックに対して意見できる数少ないキャラクターのひとりでもあります。

荒廃した世界の中で、人間らしい感情を見失わずにいるグレンは、非常に人気のあるキャラクターになりました。それはユァンの好演のおかげでもあるでしょう。

スティーヴン・ユァンについての意外に知らない10の事実

「スティーヴン・ユァン」は彼の本名ではない

スティーヴン・ユァン

「スティーヴン・ユァン」は彼の本名ではありません。ユァン・サン=ヨプはソウルで生まれましたが、とても幼いときに家族とともに北アメリカに移住します。短い間カナダに住んだ後、アメリカのミシガン州に移りました。

『ウォーキング・デッド』のグレンも似たような設定となっています。グレンはピザ店で宅配の仕事をしている、ミシガン州出身の韓国移民の2世です。ユァンの両親は、彼がカラマンズー大学で心理学の学位を取得するまで、デトロイトで2つの美容用品店を経営していました。

キリスト教精神とボクシングを使って集中力を高める

スティーヴン・ユァン

これらはあまり関連がないように思えますが、キリスト教精神とボクシングはユァンにとって、ゾンビと戦うハードな1日を乗り切るための大きな助けです。彼はニューヨーク・タイムズにこう語りました。

「私はクリスチャンの家庭で育ったので、たくさんの賛美歌を聞いてきました。だから、それらを聞くと気分を高めることができるんです。オーストラリアにヒルソングという教会があって、そこでは現代風の賛美歌に力を入れています。彼らの音楽はよく聞きます。もし撮影のためにすごくテンションをあげなければいけないときは、ヒップホップやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとか、クレイジーな音楽を聞きます」

「撮影には体力がいるので、ボクシングをしています。走り回ったり、暑さもこたえますし、大声を出したり、泣き叫んだりしていますから。7ヶ月間休みなくアドレナリンを出して走り続けて、それがいきなり終わります。それから回復したら、また次のシーズンに向けて撮影が始まります」

シェルドン・クーパーのルームメイトだった

ユァンは小さな役で様々な作品に出演することも楽しんできました。ショートフィルム『The Kari Files(原題)』やコメディ映画『My Name Is Jerry(原題)』、コメディシリーズ『Lemons The Show(原題)』などに出演してきましたが、『ウォーキング・デッド』以前にユァンがゲスト出演したことで有名なのは、CBSの人気コメディシリーズ『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』ではないでしょうか。

ユァンが演じたのは主人公レナード・ホフスタッター(ジョニー・ガレッキ)が来る以前にシェルドン・クーパー(ジム・パーソンズ)のルームメイトだった青年で、回想シーンに登場しました。彼のセリフは「逃げろ。速く、遠くに逃げるんだ」。彼の部屋の壁に赤いスプレーで書かれた”シェルドン死ね”という不吉な落書き以外には、ユァンの出演はこれだけでした。

テレビや映画の前はテレビゲームの声優をしていた

驚いたことに、ユァンの名前が最初にクレジットされた役は、テレビでも映画でもありませんでした。彼は人気テレビゲーム『Crysis(クライシス)』で声優をつとめました。彼の役は韓国の兵士で、好評だったため2008年に発売された続編『Crysis Warhead(クライシス ウォーヘッド)』にも出演しています。

テレビゲームの仕事をしたのはこの2回だけでしたが、このことで彼の俳優としてのキャリアが開けました。『Crysis(クライシス)』から2年を待たずに『ウォーキング・デッド』への出演が決まりました。

デトロイト・ピストンズのファン

スティーヴン・ユァンとスコット・ウィルソンが、ポップコーンを持って、バスケットボールの試合で笑いあっている、これ以上に素敵な光景があるでしょうか?あり得ることではありますが、それでも生きたハーシェルがドラマ中での義理の息子とジョークを言い合っているのは素晴らしい光景です。

ミシガンで育ったユァンは、自然な流れでデトロイト・ピストンズのファンになりました。しかもかなりの大ファンです。彼はADWeekのインタビューでこう答えています。

「私はミシガンで育ったので、バスケットボールはデトロイト・ピストンズのファンですし、フットボールはデトロイト・ライオンズ、ホッケーはレッド・ウィングス、野球ならタイガースのファンです」

ミュージシャンになりたかった

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スティーヴン・ユァンはいろいろな才能を持った、面白い人物です。彼は、テレビや映画、ゲームの世界での俳優業に情熱を持っていますし、スポーツへの強い関心もあります。もしそれでも足りなければ、彼は音楽でも成功を収めたいと思っていました。2012年にユァンはDa Man Magazineにこう語っています。

「私は音楽をやりたいと思っていましたが、他の人も才能がありました。教会で演奏をしたり、友達とセッションしたりしていましたが、そんなに真剣なものではなかったんです。音楽は商業的なものですが、俳優もそうです。音楽についてはいつかまたチャレンジしたいです」

犬を飼っている

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ファンたちはため息をついています。そう、スティーヴン・ユァンはインスタグラムをやっています。それは彼の個人秘書やエージェント、ドッペルゲンガーとは違います。彼は実際にこのかわいいわんちゃんを飼って溺愛しています。

しかし彼女の名前はなんでしょう?もちろん、アグネスです。アグネスは普通の犬ではありません。アグネスはゴールデン・レトリバーとプードルの二重純血種である(見たところでは)ゴールデン・ドゥードルで、ユァンの忙しい生活を見物する悪友です。

マギー役のローレン・コーハンとは実生活では親友

Lauren Cohan

誰でも好きなドラマのキャラクターを演じる俳優には、実生活でも仲良くあってほしいと思うものですが、いつもそうとは限りません。もし彼らが友人でも、ドラマの中のようなラブラブのカップルではないこともあります。『フレンズ』でロスとレイチェルを演じたデヴィッド・シュワイマーとジェニファー・アニストンのように。グレンとマギーを演じるスティーヴン・ユァンとローレン・コーハンも同じです。

ふたりはドラマのなかでは素敵なカップルですし、カメラが回っていないところではいつも一緒にふざけ合っています。周囲から実際に付き合っていないことをからかわれたりもしています。正式なカップルになることはないかもしれませんが、最高の親友ですね。

幽霊を見たことがある

ユァンが演じるグレン・リーは『ウォーキング・デッド』のキャラクターのなかで、最もゾンビの血を浴びていますが、彼自身はあまりホラー映画、特に幽霊のものは好きではないようです。ユァンはAMCのインタビューで、ゾンビと幽霊とどちらかと戦うとしたらどちらがいいか、という質問に素早く、明確に答えました。

「もちろんゾンビのほうがいい。顔を殴ることができるものの方が、拳がすり抜けてしまうものよりずっと怖くない」

幽霊を見たことがあるかという質問に対しては次のように答えています。

「ええ、あります。あれはー何て言うんでしたっけー金縛りですか?目が覚めたのに動けませんでした。それだけなら多くの人によく起こることです。でも私が目を開けると、黒い影が部屋の入り口で笑っていました。怖くなって起き上がってのですが、そこには何もありませんでした。夢だったのかもしれません。でも私にはそれで十分でした」

また、USA Todayでは映画『ザ・リング』を最初に見たときのリアクションをこう説明しています。

「もっと怖い映画はありますが、私は幽霊が苦手なんです。実際、あの映画を見た後は1週間ほどシャワーを浴びれませんでしたし、水に関係するものは全てダメでした。大の大人が蛇口かなにかから小さな女の子が出てくるんじゃないかと怯えていたんです」

「ハリコン」では来日を果たした!

スティーヴン・ユァンは、2015年の12月28日から29日にかけて開催された『ハリウッド・コレクターズ・コンペティションNo.8』に、カール役のチャンドラー・リッグス、アーロン役のロス・マーカンドとともに来日しています。ユァンにとっては、ノーマン・リーダスと来日した2014年に続いて2度目のハリコン参加になりました。

そのときの様子は、日本のメディアでも次のように伝えられています。

今回は日本でも大人気のドラマ「ウォーキング・デッド」に出演中のスティーヴン、チャンドラー、ロスの3名が、写真撮影やサイン会を行い、彼らの来日を待ちわびていた日本のファンとの交流を多いに楽しんだ。各ゲストのブースには長蛇の列ができあがり、本人が登場すると、会場からは歓声が沸き起こっていた。

スティーヴン・ユァンの今後の出演作

『ウォーキング・デッド』に引き続き出演!

『ウォーキング・デッド』シーズン6

スティーヴン・ユァンの人気を確実なものにした『ウォーキング・デッド』のシーズン6後半が2016年2月15日から日本でも放送されます。主戦力のひとりとなり、マギーとの関係も大きく前進したグレンが、今後どのような活躍をみせるのか見どころとなっています。

また、同シリーズはシーズン7の制作も決定しています。

アニメーション映画『Chew(原題)』

クライム・アニメーション映画『Chew(原題)』は、食べた物から霊的な直感を得る探偵、トニー・チュウの物語です。彼は捜査のために殺人被害者の遺体をかじることもいとわない奇妙な探偵です。トニーはFDA(米国食品医薬局)の特別捜査班に召集されます。そこで彼は、今まで見たことがなく、不気味で、奇抜な事件に向き合うことになります。

この作品でユァンは主人公のトニー・チュウの声を担当します。