2019年11月30日更新

アニメ「化物語」シリーズの名言を厳選して紹介!

このページにはプロモーションが含まれています

AD

「物語」シリーズとは?人気作家・西尾維新によるライトノベル

「物語」シリーズとは人気作家西尾維新原作の『化物語』に端を発する長寿シリーズです。皮肉屋のようでいて実際は心の熱いスケベ、主人公の阿良々木暦と彼を取り巻く個性豊かなヒロインたちがメインの作品です。アニメ化も大好評となっています。 今回は、そんな「物語」シリーズから飛び出した名言をキャラごとにまとめて紹介していきます!

阿良々木暦(あららぎこよみ)の名言

失敗や不幸を、犠牲や悲しさを、『いいもの』だとは思えないし――思っちゃ駄目だろ。どうせなら成功して成長したいよ

阿良々木が蛇神となった千石撫子と戦ってきたここ数か月を振り返って言った台詞です。斧乃木余接(おののきよつぎ)から「いろんなものを代償に、いろんなものを失いながら成長してきたってことなのかな」と言われた返答がこちら。 撫子の件では特に強く責任を感じていた阿良々木だからでこそこの言葉が出たのでしょう。成功して成長することができたらベストですよね。

戦場ヶ原、蕩れ(とれ)

「I love you」いうひたぎの告白に対する返事がこの台詞。「見蕩れる(みとれる)」の「蕩れる」を「萌える」の上をいく、次世代を担うワードだと言ったひたぎの言葉を借りて、阿良々木は洒落を聞かせたわけです。

これまで僕がしてきたことが間違いじゃなかったと言うのなら 今、こうしていることも、きっと間違いじゃないはずだ。 僕は、間違えてない

阿良々木が忍野扇の正体を知っても、なお助けようとしたときの台詞です。これまで自分の命を投げうってでも、他人を助けてきた阿良々木。だからでこそ扇を助けるという行動も間違えていないという彼の主張でり、自分に対する言い聞かせです。どんな時も自分の考えを貫くとは、カッコいいですよね!

AD

戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)の名言

これまでの私の人生はあんまり幸福とは言えないものだったけれど……だからこそ阿良々木くんと知り合えたのだと考えると、それを、全部、チャラにしてもいいと思えるのよ

戦場ヶ原が阿良々木暦と初デートした日、満点の星空を彼にプレゼントした時に言った台詞です。この日、2人は初めてキスをしました。普段は暴言ばかりの戦場ヶ原ですが、本当は彼のことを唯一無二の存在だと思っています。

銅四十グラム、亜鉛二十五グラム、ニッケル十五グラム、照れ隠し五グラムに悪意九十七グラムで、私の暴言は錬成されているわ

戦場ヶ原ひたぎが、阿良々木暦の「どんな等価交換だー!」という言葉に対して発した台詞です。「等価交換」と「錬成」から連想されるアニメのパロディを含んでいます。この時は、まだ阿良々木のことを少しも信頼していなかった戦場ヶ原は、忍野メメのところへ連れていってもらっても暴言を吐きまくっていました。

騙される方も悪いのよ。私は正義の味方じゃない、悪の敵よ。

戦場ヶ原ひたぎが宿敵・貝木と対峙した時の台詞です。ちなみに「私は今から世界一ひどい事を言うわよ」という言葉が前にあります。ハッキリとしていて、子供嫌いのひたぎならではの台詞です。 しかしこの言葉には、昔何の知識もなく貝木に騙された戦場ヶ原自身に向けられています。そういう経験から彼女はこの言葉が言えるほど強くなったのでしょう。

羽川翼(はねかわつばさ)の名言

なんでもは知らないわよ。 知ってることだけ

羽川が作中何度もいう台詞です。基本的に阿良々木からの「羽川は本当になんでも知ってるな」という言葉の返答がこの言葉。 しかし物語後半になり、本当になんでも知っている臥煙伊豆湖(がえんいずこ)が現れた時は、「なんでもは知らないわよ。なんにも知らない」という後ろ向きなパターンもありました。

AD

だれにでも優しいって、やっぱり無責任だからね

羽川が彼女ができたにも関わらず、神原と仲良くしすぎなことを指摘した台詞です。阿良々木暦は目の前で困っている人がいたら必ず助けてしまう性格。そして羽川もまた阿良々木に優しくされて、好きになってしまった1人なのです。 この言葉は一見戦場ヶ原の友達として言ったように聞こえますが、本当は彼を好きな羽川自身の言葉でしょう。

0は数えなくていい。私の勝ち

羽川が忍野扇との対決時に言った台詞です。扇は阿良々木暦が老倉育(おいくらそだち)の所に一緒に行く相手として、自分ではなく羽川を選んだことが間違いだと言いました。それに対し、羽川は「扇ちゃん、10秒ちょうだい。証明するわ。私を選んだ阿良々木くんが正しかったこと」と返し、老倉の母親失踪の謎を考えます。 扇が10からカウントダウンを始めるなか、羽川は公園の足洗い場で頭から水を浴びて必死に思考を巡らせました。そして扇が「0」というと同時に言ったのがこの言葉。彼女の天才ぶりと、扇という謎の存在から阿良々木を守りたいという強い意志を感じます。

八九寺真宵(はちくじまよい)の名言

阿良々木さんと楽しくおしゃべりしていたこの3ヶ月は、わたしが1人で道に迷っていた11年を、十分埋め合わせてくれましたから

八九寺が成仏する時にいった台詞です。11年間も1人でさまよっていた彼女にとって、阿良々木との他愛もないやりとりがたまらなく幸せだったのでしょう。 この時、「いつもの掛け合いをしましょう」といった八九寺が阿良々木にキスをして、涙を流し消えてしまいます。

AD

失礼。噛みまみた

八九寺といえばこの台詞です。阿良々木の名前を間違うことから始まり、この台詞で終わる八九寺の定番のやりとりの一部。しかしその前後のパターンはさまざまで、他のアニメのパロディを含む時もあります。

幽霊になったことは不幸せです。 でも、阿良々木さんに会えたことは幸せですね。

八九寺が、阿良々木の「お前は幽霊になって幸せか?」という質問に対する答えがこの台詞です。「悔いを残して死んだことで、阿良々木さんと会えたんですから」と続けます。八九寺にとって阿良々木は、本当に大切な存在なのです。

神原駿河(かんばるするが)の名言

阿良々木先輩!頼むから、助けるべき相手を、間違えないでくれ

神原が、蛇切縄(じゃぎりなわ)と戦う阿良々木に対して言った言葉です。撫子を解放するための儀式の最中、蛇切縄が暴走。しかし優しすぎる阿良々木は、「蛇切縄を追い払うと、呪いをかけた相手を殺しに行く」という忍野の言葉を思い出してしまいます。 そしてあろうことか重傷を負っているにも関わらず、“撫子に呪いをかけた相手”まで救おうとしていたのです。それに気づいた神原は、この言葉で彼の目を覚ましました。

私は明るいエロスを追求する妖精だ

神原が阿良々木暦にした自己紹介の一部です。ちなみに最初は「私は明るいエロを追求する者だ!」と言い、言い方を変えたのがこの台詞です。 しかし「なんてことだ!エロをエロス、者を妖精と言い換えただけで、なんだか崇高なことを言われているような気が……してこない!」と、阿良々木にツッコミを入れられてしまいます。

AD

千石撫子(せんごくなでこ)の名言

暦お兄ちゃんはもう大人だから……、撫子の裸を見て、いやらしい気持ちになったりは、しないんだよね?

撫子が体に浮かび上がる紋様を見せるために、阿良々木の部屋でブルマーだけの姿になった時の言葉です。暦は「当たり前じゃないか!」と返答しますが、一緒にいた神原に「それはそれで失礼ではないのか?」と言われてしまいます。 本当は暦のことがずっと好きな撫子の精一杯の照れ隠しの一言だったのではないでしょうか。ちなみにこの後撫子は泣き出しますが、決して阿良々木の失言が原因ではありません。

片想いをずっと続けられたら……それは両想いよりも幸せだと思わない?

蛇神になった撫子が貝木に言った台詞です。ちなみにこの問いに対し、死んだ女性を想い続けている貝木は「そうだな」と答えます。 「叶わなければ、永遠に冷めることはない」というのが撫子の考え。両想いを目指さずに、叶わない恋をし続けることで楽をしている……それが彼女の生き方なのです。

忍野忍(おしのしのぶ)の名言

死ぬときは一緒なのじゃから、生きるときは、尚一緒かの

忍野忍が別の時間軸で、世界を滅ぼしていた忍ことキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに会いに行く時、阿良々木暦にいった台詞です。ちなみにその世界では阿良々木が命を落としていて、キスショットは全盛期の力を取り戻していました。 阿良々木と忍はリンクしていて、文字通り一心同体。さまざまな苦難を乗り越え絆も固い2人は、今からキスショットに殺されるかもしれないと感じながらも、笑顔で彼女の元へ向かいました。

AD

なんじゃ。うぬ、眼鏡で三つ編みのあの携帯食……持って来んかったのか?

忍野忍がまだキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとよばれていた時、阿良々木暦に言った台詞です。阿良々木は、吸血鬼・キスショットを追っていたハンターの亡骸を食べている彼女を見てしまい驚愕。 そして追い打ちがこの言葉です。彼女が羽川のことを携帯食だと思っていたことを知り、阿良々木が改めて“吸血鬼を助けた”という自分の行いの重大さに気づかされました。

儂(わし)らは過去を水に流してはならんのじゃ。それでも、歩み寄ってはならん理由はなかろうよ

忍が幼女の姿になってから、初めて阿良々木と話した時の台詞です。阿良々木は忍のせいで半吸血鬼となり、忍は阿良々木がいるから本来の力を発揮できません。この事をお互いに許すことはできなくても、歩み寄ることはできるという意味。ここから忍と阿良々木の絆はどんどん深まっていきます。

阿良々木火憐(あららぎかれん)の名言

任せておけ!兄ちゃんからの命令には絶対服従の火憐ちゃんさ!

火憐が兄・阿良々木暦に「絶対誰も通すな」と、月火の護衛を頼まれた時の言葉です。2人の妹である阿良々木月火が命を狙われていると知り、阿良々木は火憐に「月火ちゃんのために死ねるか?」と聞きました。すると、火憐は「死ねるぜー」と即答。 そんな火憐を信用して月火を任せ、阿良々木は月火を狙う者たちの元へ向かったのでした。もともと兄のことが大好きな火憐ですが、蜂の一件以降は、彼の言う事をよく聞くようになりました。

AD

他人のために動いて何が悪い、自己犠牲の何が悪い、それで兄ちゃんに迷惑をかけたか?

火憐が兄・阿良々木暦とケンカになった時の台詞です。この言葉に対し、阿良々木は「迷惑はいつもかけられているが、悪いとは言っていない」と返し、火憐に今回は自分に任せるようにと説得しました。 抱きしめながら火憐の事を「誇りだ」と話す阿良々木に、彼女はすっかり大人しくなり兄の言うことを聞くのでした。

あたしの状態?ああ、確かに通常じゃない。……頭はぼやーっとしているし。身体は火照るように熱い、服が今にも燃え上がりそうだ。あちこちがだるくて一歩踏み出すだけで倒れそう――眼球から水分が飛んでいるのか、兄ちゃんの姿もまともに見えやしない。次に瞬きしたら、もう二度と目を開けないかもしれねーな。つまり、ベストコンディションだ。

火憐が「囲い火蜂」によると思われる高熱に侵された時の台詞です。正義感がとにかく強い火憐は、視界がかすむほどの状態でも、学校で起きた事件の犯人・貝木泥舟の元へ向かおうとしたのです。 こんな状態を「ベストコンディション」と言える彼女の強さを感じますね。いくら正義感が強いといっても、なかなかここまでできる人はいません。ちなみにこの言葉に阿良々木暦は、「カッコいいよ、お前。妹じゃなければ惚れてたかもな」と返しました。

阿良々木月火(あららぎつきひ)の名言

公平と平等は、愛ではあっても恋ではないよ

月火の台詞で、この言葉のあとには、「かけがえのない誰かひとりを選ぶことは、 言ってしまえば差別だもん」と続きます。確かに「家族を愛する」「自然を愛する」など、愛の形はさまざまです。しかし“恋をする”というのは、それとは違うと言いたかったのでしょう。

私の信じる正義は――火憐ちゃんの正義であり、そしてお兄ちゃんの正義なんだよねえ

月火が初めて自分の「正義」に対する価値観を語った台詞です。正義の味方・ファイヤーシスターズの片割れである彼女が実は、あいまいな正義感を持っていたことが発覚。しかし反面阿良々木暦と可憐に対する絶対的な信頼を感じさせます。

AD

今日火憐ちゃんが帰ってきたら、話し合おう。今後のファイヤーシスターズの進退について真面目に話し合おう

月火が兄・阿良々木暦に自分の正義感について語った後、出た結論がこちらです。「正義」に対する価値観の違いが露呈したため、今後の進退を話し合うべきということに。真面目で本当に仲が良い月火と火憐だからこその台詞ですね。 「囲い火蜂」の一件は、ファイヤーシスターズの転機となりました。

忍野メメ(おしのめめ)の名言

助けないよ、力を貸すだけ。君が一人で勝手に助かるだけだよ、おじょうちゃん

暦がひたぎを連れてきた時に、「私を助けてくれると聞いたんですけど」といったひたぎに返した台詞です。「人はひとりで勝手に助かるもの」というのは、忍野の理論。そして困っている人を放っておけないけど、恩着せがましいことはしない彼の性格がわかりますね。

人はひとりで勝手に助かるだけ。誰かが誰かを助けることなどできない

忍野メメの「人はひとりで勝手に助かるだけ」の理論を説明した言葉です。阿良々木暦をはじめ、さまざまな人たちに知識や技術を提供してきた忍野。しかしそれはあくまで、「助けた」わけではないというのが彼の考えです。根っからのお人よしだとわかりますね。

随分と元気が良いね〜。何か良い事でもあったのかい?

忍野メメが威勢のよい人を見ると使う言葉です。阿良々木暦が言われることが多いですが、戦場ヶ原ひたぎも初めて会った時にも言われていました。

貝木泥舟(かいきでいしゅう)の名言

人間は、人間だからいくらでもやり直せる

貝木が蛇神となった撫子に言った台詞です。大好きな暦お兄ちゃんに彼女がいると知った撫子はやけを起こしていました。それを知った貝木は、「唯一の人間なんて、かけがえのない事柄なんてない」という言葉の後にこの台詞を続けたのです。 悪人かと思われた貝木ですが、他に恋をしてもいいということを撫子に伝えたかったのでしょう。そしてそれは人間だからできることだから、つまり人間に戻れと言っているのです。

AD

人は真実を知りたがる。あるいは自分の知っているものを真実だと思いたがる

貝木が『恋物語』の冒頭で、語り手として発した台詞です。この後「つまり真実が何かなどは二の次なのだ」と続けます。リアリストな貝木らしいごもっともな言葉です。詐欺師ではありますが、仕事以外では「真実」を語っている印象です。

さて自問自答だ。

貝木泥舟が戦場ヶ原ひたぎから、危険度の高い仕事の依頼を受けるかどうか悩んでいた時の台詞です。この言葉のあとには、複数の自問自答が繰り返されていきます。「阿良々木と戦場ヶ原のために無償で働けるか?」「阿良々木の妹をいじめた償いとして働けるか?」「羽川のために働けるか?」など、すべての問いに対して「Noだ」と答えていきます。 しかし「神原駿河のために働けるか?」という問いに対してだけは「Yesだ」と答えたのです。貝木の先輩の娘にあたる神原駿河のために、ほぼ無償で働くことにした彼は真の悪人ではないのでしょう。

斧乃木余接(おののきよつぎ)の名言

教えるは一時の優越感、教えないは一生の優越感……とも言うよね?

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という有名なことわざを言った後に、発表した斧乃木余接オリジナルのことわざがこちらです。これには阿良々木から「そんな嫌なことわざはない」と辛辣なツッコミを受けました。

恩を返してもらったというよりは、さらに恩を着せてやったという感じかな。ずいぶんな厚着だね

斧乃木余接が「恩を返す」と言った阿良々木に、キスをした後に言った台詞です。阿良々木に恋人がいることを知っている余接は、信頼関係なんて簡単に壊れることを教えたから、さらに恩を着せてやったと言ったのです。

AD

僕はキメ顔でそう言った

初登場時に斧乃木余接の語尾は、常にこの台詞でした。しかしその次に登場した時は、「イェーイ、ピースピース」という言葉に変わっていました。 ちなみに「僕はキメ顔でそう言った」と言わなくなった彼女にこの台詞について阿良々木が聞くと、「黙れ。それは僕の黒歴史だ」と言われてしまいます。