トム・フェルトンとは
トム・フェルトンは1987年9月22日生まれの俳優です。出生名はThomas Andrew Felton (トーマス・アンドリュー・フェルトン)で、出身はイギリス南東部のサリー州エプソムです。 トムは『ハリーポッター』シリーズの人気キャラクター、ドラコ・マルフォイを演じたことで有名です。日本にも多くファンがいます。しかしその他の出演作品などは意外と知られていません。
ハリポタ前の活動は?
トム・フェルトンは8才から子役として活動をスタートさせました。400名以上が参加したオーディションを見事勝ち抜き、国際的な広告キャンペーンに参加し海外での仕事を経験します。 これをきっかけに、徐々にメディアへの露出を増やしていきます。
ハリポタの二年前にメインキャストでの出演
ハリー・ポッターのライバル、ドラコ・マルフォイ役としてヒット
"The famous Potter. Can't even go into a bookshop without making the front page." - Draco Malfoy pic.twitter.com/QrNsEgQl1Z
— Harry Potter Film (@HarryPotterFilm) July 3, 2013
オリジナル小説でも登場したキャラクターですが、ここまで悪役のキャラクターの人気が高いのはトム・フェルトンの功績も大きいと思われます。 いつもハリーたちに意地悪をするけど、どこか憎めないマルフォイはシリーズが完結した今なお愛されているのです。
トム・フェルトンがファンに謝罪?
小説の原作者であるJ.Kローリングはトムの人気に対する発言が話題になりました。それを受けてトム・フェルトンはファンに謝罪しています。いったいどういうことでしょうか?
J.Kローリングの意見
J.Kローリングは自分で生み出した『ハリーポッター』シリーズのキャラクターを批判することがあります。ドラコ・マルフォイもその対象になりました。 マルフォイの35回目の誕生日、J.Kローリングは以下のような旨の発言をしています。
ルックスの良い少年のトム・フェルトンと、どんな外見であろうと良い人間ではないドラコとを区別しようとしています。(J.Kローリング)
Tシャツで問題が再燃、そして謝罪へ
2015年8月21日にあるファンがトム・フェルトンに「ドラコ・マルフォイは私のボーイフレンド」と書かれたTシャツの画像を送ったことで再びこの話題が持ち上がりました。トムは少々遠まわしにファンに返信し、J.Kローリングにドラコ・マルフォイの人気を謝罪しています。
ドラコが良いボーイフレンドになるかは僕にはちょっとわからないな。ロンなら良いかもしれないけど? @jk_rowling 女の子達がマルフォイを好きでごめんなさい。
出典: twitter.com
このツイートに対してJ.Kローリングは以下のように反応しています。
あなたを責めるつもりはないわ、トム。トムのせいね。
出典: twitter.com
フォイフォイなんてキュートな愛称も!実はダークなドラコ・マルフォイの名前の由来とは!?
Losing my passport and my phone in one day, makes me feel.... pic.twitter.com/qg7KHu2Z2I
— Tom Felton (@TomFelton) April 28, 2015
日本のマルフォイ・ファンからは親しみを込めて、なんとフォイフォイなんて可愛らしい名前で今でも呼ばれてしまってるトム・フェルトン。 トムの人柄にはぴったりな愛称ですが、ドラコ・マルフォイの名前の由来はそのキャラクター同様にちょっとダークなものだったってご存知でしょうか? マルフォイはフランス語で”邪悪な”の意味である“mal foi”からきているのだとか。そしてドラコ・マルフォイの一族の名前が星座や星の名前から付けられているのと同様、ドラコ=“竜座”から来ているのだそうです。
ハリーポッター以外にはどんな映画に出てるの?
ホラー映画に出演!
ひどい嵐のせいで小屋に閉じ込められてしまった若者たち。そこに現れた招かれざる客によって、一人また一人と襲われていきます。 トム・フェルトンのファンにとっては貴重な出演作品なので、鑑賞しておくべきです。が、実は出演シーンはかなり限られています。
あの人気シリーズにも!
『ハリーポッター』シリーズ以外の大作出演といえば『猿の惑星 創世記』です。1968年『猿の惑星』の起源に迫る作品で、2011年に大ヒットしました。 トム・フェルトンは霊長類保護施設を管理するドッジ・ランドンという役で出演しています。送られてくる霊長類に対して虐待を行うヒールであり、さらに親子で経営しているという役であることもあり、まさにマルフォイをイメージしたキャラクターであることが言えます。
キリスト教の復活
ケヴィン・レイノルズ監督が独自の視点からキリスト教の復活を描いた映画『復活』にトム・フェルトンが出演しています。『恋におちたシェイクスピア』などで知られるジョセフ・ファインズと共演を果たしました。
人気TVドラマ『THE FLASH/フラッシュ』に出演!また憎まれ役!?
Just as they thought. #TheFlash pic.twitter.com/Nh66FyLhgu
— The Flash (@CW_TheFlash) May 10, 2017
超人的なスピードを使って犯罪者と戦う、フラッシュことバリーが主人公の人気DCコミックが原作のアメリカ人気テレビドラマシリーズ『THE FLASH/フラッシュ』。そのシーズン3への出演が話題になったトム。 トムは主人公バリーの正体を勘繰るセントラルシティ警察の鑑識ジュリアン・アルバート役を演じました。研究室をバリーと共有しながら、バリーをライバル視して毛嫌いするという役所を好演しましたが、残念ながら2017年10月から放送のシーズン4には続投なしとなってしまいました。
気になる素顔は?
役者として一つの成功に驕ることなく、着実にキャリアを重ねるトム・フェルトン。 彼は一体どんな人なのでしょうか?
スポーツ好き
スポーツにも熱心で、サッカー、アイススケート、ローラーブレード、バスケットボール、クリケット、水泳、テニス等を嗜んでいます。
ゴルフの腕前は相当なもので、来日時のプレーでは、80台で回ったそうです。
音楽の才能も
トムは役者業と平行して「Feltbeats」名義で、ミュージシャンとしても活動しています。
シンガーソングライターとしての才能もありそうです。
大の親日家でめちゃくちゃいい人!
初来日
トムの初来日は2009年7月です。 2010年11月に再来日すると、ファンとの交流を積極的に行い、マルフォイ役で付いていた悪役イメージを払拭しました。
東日本大震災
2011年3月に起きた東日本大震災では、直筆メッセージが入ったチャリティーTシャツを企画・販売し、その売上金全額を「あしなが育英会 東日本大地震・津波遺児募金」に寄付しました。 2014年にも来日し、震災支援のサイン会を開いています。
そして熊本地震でも
映画『復活』のトークイベントで来日した際には熊本地震への支援も行う旨の以下のようなコメントを残しました。
最近の熊本地震にも何かしたいと思っている。日本とアジアのファンは僕のことよく応援してくれる。感謝の意味も込めて何かしなきゃいけないと思っている
出典: www.daily.co.jp
どうやら、『ハリー・ポッター』シリーズで演じたマルフォイのイメージとは正反対の性格みたいですね。
最新作はシェイクスピアの名作「ハムレット」の新解釈版!
A new drama about #Ophelia (of Hamlet fame) starring #DaisyRidley is coming in 2018, co-produced by ourselves! https://t.co/QGJT0s3nbs pic.twitter.com/Fpl1w4DfgF
— The Fyzz (@the_fyzz) October 22, 2017
シェイクスピアの名作「ハムレット」を、ハムレットの恋人オフィーリアを主人公にその視点から描くという『オフィーリア(原題)』。主人公のオフィーリア役に『スター・ウォーズ フォースの覚醒』からの「スター・ウォーズ」シリーズ新3部作でヒロインのレイを演じたデイジー・リドリー、そしてトムはオフィーリアの兄レアティーズを演じます。 『オフィーリア(原作)』にはそのほか、王妃ガートルードをナオミ・ワッツ、ハムレットを『はじまりへの旅』のジョージ・マッケイ、ハムレットの叔父で父王の敵クローディアスを実力派俳優クライブ・オーウェンが演じることが決まっています。キャストは全員、シェイクスピアを生み出したイギリス出身とのこと! プラハですでに撮影が開始された本作。2018年公開予定ということですが、新解釈版とはいえシェイクスピアで最も有名な戯曲の一つである「ハムレット」を基にした『オフィーリア(原作)』でトム・フェルトンがどんな一面を見せてくれるのか、ファンには待ち遠しい限りです!
番外編:プラハで弾き語りするも誰にも気がつかれなかったトム・フェルトン……
『オフィーリア(原題)』撮影中のプラハでギターの弾き語りをした歌好きのトム。 しかしながら、なんと通行人は誰もトムだと気がつかなかったよう!その悲しい動画を自分のインスタグラムにアップ。 ほとんど無反応で過ぎ去っていく人々に思わず苦笑のトム。 トムが道端で歌ってくれてるのに無視だなんて、ファンとしてはなんとももったいない話ですよね!