ディメンター(吸魂鬼)、「ハリポタ」シリーズ史上最恐に怖い!アズカバンの看守の秘密

2017年11月30日更新

「ハリー・ポッター」シリーズに登場する黒いフードとマントを纏ったディメンター。人間の幸福や希望を糧としている彼らは、魔法界で最も忌み嫌われる存在です。そんなディメンターの生態や、彼らから身を守る方法をご紹介します。

「ハリー・ポッター」シリーズ最恐!ディメンターの正体とは

大人気ファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズに登場するキャラクターのなかで、最も恐ろしい存在のひとつといえば、ディメンターですね。 黒いフードとマントを纏ったような姿で宙に浮く、その不気味な姿は非常にインパクトがあり、一度見たら忘れられなくなってしまうのではないでしょうか。 今回は、そんなディメンターの恐ろしい生態や彼らの恐怖の攻撃、ディメンターから身を守る方法などをご紹介します。 いつか、あなたの前にディメンターが現れたときのために備えておきましょう!

そもそもディメンターってなに?謎も多いその生態

ディメンターは、魔法界でもっとも忌まわしく邪悪な存在とされる闇の生き物です。 ディメンターは周囲の人々の幸福な気持ちを食べ、絶望と憂鬱をもたらす存在で、彼らが現れると周囲の空気も冷たくなります。 彼らは、生きているわけでも死んでいるわけでもありません。そのため、彼らを攻撃したり、殺すことは不可能です。 黒いフードとマントを纏っていますが、その姿は魔法使いや魔女にしか見えず、マグルやスクイブには黒い霧に見えます。 ディメンターが長く周囲にいると、人間は抜け殻のようになってしまうとか。 また、ディメンターの力は特にハリーのように悲惨な過去を持つ者に大きな影響を与えるそうです。

アズカバン刑務所で看守を務めていたディメンター

ディメンターはイギリスの魔法省に雇われて、アズカバン刑務所の看守をしていました。 彼らは人の幸せや希望を吸い取って糧としているため、アズカバンの囚人たちは絶望を感じ、なにもする気が起こらなくなるため、事実上脱獄は不可能になります。 魔法省には、ディメンターがアズカバンにいる限り安心だと考える人もいましたが、ダンブルドア校長をはじめ、魔法省がディメンターのような怪物を雇うこと自体に反対する者もいました。 その後、ダンブルドアの代わりにホグワーツの校長となったドローレス・アンブリッジは、ヴォルデモート卿の脅威が迫っているとして、ディメンターをホグワーツの警備につけました。

ディメンターの顔を見た者はほとんどいない。なぜなら…

常にフードを被っているディメンターの顔を見た者はほとんどいません。 なぜなら、その顔を見た者の多くは「ディメンターのキス」と呼ばれる恐ろしい攻撃をうけ、魂を吸い取られてしまっているからです。 魂を吸い取られた者は、後にディメンターのようになってしまうとか。 映画で描かれたディメンターの顔には、眼孔はありますが目玉はなく、常にすぼめたような形の口があり、その口から相手の魂を吸い取ります。 原作では、ディメンターの顔は目があるはずの場所に口があると書かれています。 「ディメンターのキス」から逃れた人間は、ハリーをはじめ少数のようです。

ディメンターの弱点・できないこと

ディメンターは人の幸せや喜び、希望を糧として生きていますが、それ以外の感情を吸い取ることはできません。 そのためヴォルデモート卿に対する復讐心・執着を抱いていたシリウス・ブラックは、アズカバンに収容され、ディメンターに囲まれていても正気を保つことができました。 また、人間ほど複雑な感情がないためか、ディメンターは動物の感情を吸い取ることはできません。 アニメーガス(動物もどき)が変身してしまうと、動物との区別がつかないのか、その感情を吸い取ることもできなくなってしまいます。

ディメンターの攻撃から身を守るための呪文がある!

ディメンターは死なないため、彼らを攻撃するのは不可能です。 ディメンターから身を守るためには、「守護霊の呪文(パトローナス・チャーム)」を使って追い払うしかありません。 最も強力な防衛呪文のひとつ、「エクスペクト・パトローナム」で実体のある自分の守護霊を呼び出し、その力で追い払ってもらいます。 守護霊の動物は魔法使いの性格などを反映しているため、人によって様々。 この呪文は、もっとも難しい防衛呪文のひとつで、優れた魔法使いだけが守護霊を呼び出すことができるとか。 また、ディメンターに出会い憂鬱な気分になった時には、チョコレートを食べると一時的に気分が回復するそうです。

ディメンターとデスイーターはどう違うの?

なんとなく見た目が似ているディメンターとデスイーターですが、実際は全く違う存在です。 ディメンターは先述のとおり魔法界に生息する闇の生物で、デスイーターはヴォルデモート卿の手下である、闇の魔法使い集団のこと。 デスイーターは黒い服を身にまとい、戦闘時にはやはり黒のフードやマスクを着用します。 メンバーには、ハリーの同級生の父ルシウス・マルフォイやシリウス・ブラックのいとこ、ベラトリックス・レストレンジなどがいます。 原作小説の日本語版では、ディメンターは「吸魂鬼(きゅうこんき)」、デスイーターは「死喰い人」と翻訳されています。

ディメンターは原作者J・K・ローリングのある経験から生み出された

ディメンターの設定は、原作者であるJ・K・ローリングがうつ病を患った時の経験から生み出されたそうです。 うつ病になると、幸せな気分や喜び、希望が消え失せ、絶望し憂鬱な気分になります。そんな状態を目に見えないディメンターの能力としてローリングは描きました。 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)のDVDコメンタリーで、ローリングは「10代のころ、黒いフードを被った人影の夢を見た」と語っています。 また、チョコレートがディメンター影響を緩和すると先述しましたが、同じようにうつ状態の抑制にも一時的に効果があることが知られています。