2020年10月23日更新

ハリーポッターに登場する有名な先生とちょっとヤバい先生一覧【ホグワーツ】

このページにはプロモーションが含まれています

イギリスを代表するベストセラー小説シリーズとして世界中で人気を集めた「ハリー・ポッター」シリーズ。2001年から実写映画化され、その映画シリーズも国際的に大ヒットを収めました。 また、2016年にはスピンオフである「ファンタスティック・ビースト」シリーズがエディ・レッドメイン主演で映画化。2作目が2018年に、3作目が2022年に公開されています。 そんな大ヒットファンタジーシリーズで、世界中で多くのファンを獲得し続ける「ハリー・ポッター」シリーズに登場する、ホグワーツ魔法魔術学校の個性豊かな先生たちについて本記事では紹介します。 先生の中には教育的に問題のある人も。いったい誰が?どんなところに問題があるのか?気になる事実についても言及していきます。 ※キャラクター死亡場面への言及など、ネタバレ情報を含みます。ご注意ください。

AD

アルバス・ダンブルドア

魔法使いの中の魔法使い

ダンブルドア、ハリー・ポッター

ホグワーツ魔法魔術学校の校長先生で、正式な名前はアルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア。魔法使いの中の魔法使いと称され、魔法使いたちの間でも偉大なる存在として知られています。 通称「例のあの人」である闇の魔法使い・ヴォルデモートが唯一恐れる人物でもあり、数々の業績を築き上げています。 ポッター夫妻がヴォルデモートに殺されたあと、ひとり残ったハリーをペチュニア・ダーズリー一家に預け、またホグワーツ入学後もハリーに目をかけるなど、長年に渡ってハリーを保護し続けてきました。 しかし、ヴォルデモートの計画を阻止するために、セブルス・スネイプに自分を殺すことを命じ、それにより『ハリーポッターと謎のプリンス』の終盤で死亡します。 そんな偉大な魔法使いにも問題が。ダンブルドアに質問すると、難解な答えが提示されます。そして、質問する以前よりも頭が混乱してしまう恐れがあります。

セルブス・スネイプ

二重スパイとして物語のカギを握る人物

ホグワーツ魔法魔術学校の教師で、魔法薬学の教授兼スリザリンの寮監。自身もスリザリン出身のためスリザリン生への贔屓(ひいき)が多く見られ、他の寮生、特にハリーやロン、ネビルなどのグリフィンドール生へは厳しく当たることも。そのため、ほとんどの生徒から嫌悪感を抱かれていました。 ハリーの母であるリリーに幼少の頃から恋心を抱いているものの、後のハリーの父であるジェームズとは折り合いが悪く、学生時代はジェームズたちからいじめを受けていました。そのため、ハリーとジェームズを重ねて憎しみを呟くシーンも見受けられます。 過去に闇の魔法使いとなり、ヴォルデモートに傾倒していたものの、最愛のリリーがヴォルデモートに命を狙われていると知ったのをきっかけにヴォルデモートを裏切り、二重スパイとしてダンブルドアへの協力を開始。 またダンブルドアの教えに倣い、リリーの血を受け継ぐハリーを守る抜くことを誓い、打倒ヴォルデモートのためにダンブルドアを殺害するという役目を担いました。 そのため、一時はハリーたちから裏切者として扱われていましたが、死に際に計画の全貌が発覚。最後はリリーと同じ瞳を持つハリーに看取られ、死亡しました。

AD

ミネルバ・マクゴナガル

変身学の教師で気高き魔女

変身学の教師でありグリフィンドールの寮監。規則やマナーに厳しい真面目な性格でありながらも、ハリーにニンバス2000を贈ったり、授業履修のためにハーマイオニーに逆転時計を貸すなど、優しく情が深い一面も。 正義感が強く、ダンブルドアを心から尊敬しており、また学生時代から評価されていた明晰な頭脳と高い身体能力、優れた戦闘能力を生かして不死鳥の騎士団にも参加しています。 ダンブルドア亡き後は校長代理を務め、当時は裏切者とされていたスネイプを学園から追い出すなど、ホグワーツを守ることに尽力。ヴォルデモートが死亡し闘いが終わった後は、正式にホグワーツの校長に就任しました。 映画版のキャストは、「天使にラブソングを…」シリーズや『ミス・シェパードをお手本に』などで知られる名女優のマギー・スミスが務めています。

フィリウス・フリットウィック

生徒から愛される呪文学教諭

呪文学の教諭で、レイブンクローの寮監。わかりやすく親しみやすい授業を行うなど、生徒たちからも高い支持を集め、レイブンクローのみならず他の寮生から慕われている人物です。 ゴブリンの血が流れているため、身体は非常に小柄ながらも優れた戦闘能力があり、死喰い人の中でも特に強いとされている者を倒すなど、意外性のある人物としても知られています。

AD

ルビウス・ハグリッド

見た目に反した優しい性格の持ち主

ホグワーツの森番で、非常に大きな体と長い髪、顔のほとんどを覆う黒い髭が特徴的。第3弾の『ハリーポッターとアズカバンの囚人』からは、魔法生物飼育学の教授も兼任しています。 巨人の血が流れているため、手段を選ばない凶暴な一面がありながらも、純粋で優しい性格。巨人族である自分にも偏見を持たずに受け入れてくれたダンブルドアを心から慕い、お互いに絶大な信頼を置いています。 ハリーが物心ついてから初めて接した魔法使いであり、入学前からハリーのもとへ入学案内書を届けたり、杖などの学校生活に必要な物品を一緒に買い揃えに行くなど、歳の離れた友人として親しい関係を築いているようです。 また、ウィーズリー家とも親交があり、ロンの兄とは魔法動物好きという共通点があるため仲の良さが窺える場面も。 ホグワーツ在学時はグリフィンドール寮に在籍していましたが、3年生のときトム・リドル(のちのヴォルデモート卿)によって、ハグリッドが内密に飼っていた巨大蜘蛛のアラゴグが女性生徒を死亡させたという濡れ衣を着せられ、そのまま退学になってしまいます。 しかしダンブルドアのおかげで、森番としてホグワーツに留まることを許されました。 第2弾『ハリーポッターと秘密の部屋』で同様の事件が起こり、再犯を疑われ一時的にアズカバンへ収監されますが、ハリーとロンが事件の謎を解明したことにより、釈放されています。

AD

クィリナス・クィレル (闇の魔術に対する防衛術教諭その1)

ヴォルデモートの分霊箱のひとり

映画版では第1弾『ハリー・ポッターと賢者の石』で闇の魔術に対抗する防衛術の教師として登場。身体を失くしたヴォルデモートが身体に取り憑いており、それを隠すために常にターバンを巻いています。 また、おどおどした喋り方や気の弱い素振りはすべて演技であり、スネイプを悪役に仕立ててハリーを陥れようとしていました。 映画版ではハリーに倒され、ヴォルデモートの魂とともに死亡しました。

ギルデロイ・ロックハート (闇の魔術に対する防衛術教諭その2)

ホグワーツいちのペテン師

映画版では第2作目に登場する、闇の魔術に対抗する防衛術の教師。魔法能力は低く、ほとんどの呪文をろくに使えないものの、忘却術を駆使して他人の手柄を横取りする詐欺師。 多くの本を経験談として出版しており、またハンサムな外見からも女性からの人気が高く、ハーマイオニーも彼のファンのひとりでした。 作中に「秘密の部屋」への生徒の救出を命じられた際、失態から逃れるためにホグワーツからの脱出を画策。しかしロンとハリーに見つかったため、ふたりに忘却術を掛けようとしたところ術が逆噴射してしまい、すべての記憶を失ってしまいました。 それにしても、発する言葉のほとんどが嘘やデタラメ。先生としては大いに問題アリです。

リーマス・ルーピン (闇の魔術に対する防衛術教諭その3)

ジェームズの親友であり人狼

不死鳥の騎士団の創立メンバーであり、ホグワーツの元教師。ハリーの父ジェームズたちとはホグワーツ在学時からの親友で、人狼。 リーマスを受け入れてくれた数少ない友人の息子であるハリーも大切に思っています。また人狼でありながらも自身をホグワーツに導いてくれたダンブルドアを尊敬しており、彼の誘いでホグワーツで教員として一時在籍しました。 ホグワーツ退職後も不死鳥の騎士団のメンバーとしてハリーたちと共にヴォルデモート打倒のために闘うものの、ホグワーツでの戦いで死喰い人との闘いに敗れ、死亡しました。

AD

アラスター・ムーディ (闇の魔術に対する防衛術教諭その4)

通称:マッド・アイ

不死鳥の騎士団の創立メンバーのひとりで、過去にはかなりの数の死喰い人を相手にしてきた非常に戦闘能力の高い人物。 1年間という期間限定でホグワーツで教師を務めることになりました。しかし前日にピーター・ペティグリューと死喰い人であるバーテミウス・クラウチ・ジュニアに服従の呪いと失神の呪文をかけられ、トランクに閉じ込められてしまいます。 第4弾『ハリーポッターと炎のゴブレット』の作中ではポリジュース薬を飲んだバーテミウス・クラウチ・ジュニアが代わりに教鞭を取っていました。そしてハリーの機転により、本編の終盤で救出されました。 その後は不死鳥の騎士団のメンバーとしてハリーたちと共に闘いますが、作戦の最中にヴォルデモートに死の呪文をかけられ、死亡しました。 また、問題点といえば、マッドアイはかなりエキセントリックな授業を行います。生徒たちの前で3つの許されざる呪いを披露した教師は彼の他いないでしょう。

ドローレス・アンブリッジ (闇の魔術に対する防衛術教諭その5)

魔法省の純血派

魔法省から派遣された、闇の魔術に対する防衛術の教師。マグル嫌いを公言しており、魔法省でも差別的な発言や法案を提案するなど、残忍な人物として描かれています。 ダンブルドアが学園を去った際は、校長の座を自称。生徒たちを多数の規則で縛り上げ、ハリーに対しては真実薬を使おうとしたり許されざる呪文を使うなど、残酷で意地の悪い行動を繰り返しますが、森でケンタウロスたちから襲撃を受け、そのままホグワーツを追放されます。 そして、ヴォルデモートの復活が魔法省内でも既知のものとなったあと、過去の数々の悪事を暴かれた末にアズカバンに収容されました。

AD

アミカス・カロー (闇の魔術に対する防衛術教諭その6)

死喰い人の一人

原作本では第7巻で闇の魔術に対する防衛術の教師に就任しました。聖28一族のひとつであるカロ―家の出身で、死喰い人のひとり。生徒には磔の呪いで体罰を行うなど、残虐な性格です。 映画版では『ハリー・ポッターと謎のプリンス』と『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』に登場し、マクゴナガルの魔法を受けて気絶するシーンもありました。

ポモーナ・スプラウト

薬草学教諭

薬草学の教師で、ハッフルパフの寮監であるポモーナ・スプラウト。ふわふわとしたヘアスタイルとつぎはぎの帽子がトレードマークで、第2作では石にされた生徒を助けるために必要なマンドレイクを育てたことでダンブルドアから感謝されるなど、陰ながら活躍しています。 またホグワーツの最終決戦にも参加しています。

シビル・トレローニ

占い学

ホグワーツのレイブンクロー寮出身の占い学の教師。やや挙動不審で、普段は非常に細い声を発しますが、トランス状態に入り「本物の予言」をするときは野太い声になり、そのときの予言はかなり高い的中率を発揮します。 過去にはダンブルドアの前でハリーが誕生することを、『ハリーポッターとアズカバンの囚人』の作中ではハリーにピーター・ペティグリューの存在を予言として残しており、またトランプ占いでダンブルドアの死も言い当てました。 しかし、占い学を教える側にもかかわらず、当たらないことがしばしばあるというのは問題だと言えるでしょう。

AD

アーガス・フィルチ

嫌われ者の管理人

ホグワーツの管理人で、魔法が使えない「スクイブ」。非常に気難しい性格の持ち主。 意地が悪く、生徒たちに積極的に罰を与えることを好み、それを生きがいにしているため、ペットの猫のミセス・ノリスとともに生徒たちから嫌われています。しかし映画版ではホグワーツ最終決戦に参加するなど協力的な一面も窺えます。

マダム・ポンフリー

ホグワーツの校医

ホグワーツの校医で、どんな傷や怪我の手当にも対応できるため、治療に関しては生徒たちから厚い信頼を寄せられている存在。また怪我の原因を深く問い詰めることはないため、ハリーやロンが治療を受ける場面が作中でも多く登場します。

マダム・フーチ

飛行術

飛行術の担当教師。短い白髪が特徴で、クディッチや箒の知識が豊富であり優れた飛行技術を持っています。 原作本では2巻以降も登場シーンがありますが、映画版ではキャストと制作側のトラブルがあったため、第1弾『ハリーポッターと賢者の石』のみに登場しました。 マダム・フーチにもある問題点があります。彼女が担当する授業で、1年生のネビルは大けがを負いました。あの事故は完全に彼女の監督不行き届きでしたが、それを反省するような様は一切なかったのです。

ホラス・スラグホーン

魔法薬学

魔法薬学の教師で、スネイプの後を継いでスリザリンの寮監になった人物。 スリザリン寮の出身でありながらも、マグルへの差別意識は強くなく、自分が才能を認めた人物を集めた「スラグ・クラブ」を開くなど、どの寮生でも関係なく接しています。しかしその一方で、お気に入りの生徒をコレクションするという不気味な趣味を持つ人物です。 さらに、ダンブルドアから非常に優秀な魔法使いと評されるほど優秀である一方、のちのヴォルデモートであるトム・リドルに分霊箱の存在とその分割方法を教えてしまったという、過去の過ちに苦しめられるワンシーンも登場します。

AD

イルマ・ピンス

ホグワーツの司書

ホグワーツの司書で、図書館での一切の話し声やいびきを許さないうえに、生徒たちが本を探すのに全く協力しないなど厳格で気難しい性格。そのためアーガス・フィルチと仲が良く、生徒たちからは嫌われています。 登場シーン自体は少ないながらも、原作本やゲームなどにはコンスタントに登場しています。

ゴドリック・グリフィンドール(創始者その1)

ホグワーツの創設者のひとりで、グリフィンドール寮の象徴ともなった人物。「西の荒野」出身の魔法使いで、勇敢な性格であり、マグルにも寛容だったとされています。 赤毛が大きな特徴で、当時は「最強の決闘者」という呼び名が付けられていました。また、ホグワーツ入学時の通過儀礼である組み分けに使う組み分け帽子は、もともとゴドリック・グリフィンドールの物であったとされています。

ヘルガ・ハッフルパフ(創始者その2)

ハッフルパフ寮の象徴となる人物。魔法はどんな者に対しても平等であるべきと考え、真面目で努力家であることを第一の目標としていました。料理に関する魔法で大きな評価と実績を残したともされています。 ヘルガ・ハッフルパフの金のカップはヴォルデモートの分霊箱にされてしまい、そのままグリンゴッツの銀行で厳重に保管されていましたが、ハリーたちがそれを盗み出しハーマイオニーの手によってバジリスクの牙を用いて破壊されました。

AD

ロウェナ・レイブンクロー(創始者その3)

レイブンクローの象徴となる人物で、頭脳明晰で冷静沈着な魔女。非常に美しい反面、威嚇的で畏怖の念を与える存在としても知られていた人物です。 彼女の髪飾りは長きに渡って行方不明となっており、「失われた髪飾り」とも呼ばれていましたが、ヴォルデモートによって分霊箱として使われていました。

サラザール・スリザリン(創始者その4)

スリザリン寮の象徴となる人物で、蛇と話すことができる能力「パーセルマウス」の持ち主。魔法使いの血筋こそが最高のものだという価値観を持つ、純血主義者として知られています。 「魔法族の者にのみ魔法を教えるべきだ」という考えがあるため、グリフィンドールをはじめとする他の3人の創設者と対立し、グリフィンドールと激しい対決の末、ホグワーツを去ることとなりました。 サラザール・スリザリンのロケットはのちにヴォルデモートの分霊箱とされてしまいましたが、ロンによってグリフィンドールの剣で破壊されました。

「ハリー・ポッター」の先生たちは味わい深いキャラクターばかり

本記事では、ホグワーツ魔法学校の先生について紹介してきました。ダンブルドアやスネイプなど、物語の重要なカギを握る主要人物の他にも、個性豊かで味わいの深い先生たちが多く「ハリー・ポッター」シリーズに登場しています。 これからもホグワーツの先生たちの活躍が描かれることが期待されます。