「ハリー・ポッター」出演キャスト14人の現在!30代に突入した彼らのその後はいかに

2001年からシリーズがスタートし、約10年もの間続いた「ハリー・ポッター」シリーズ。 第1作の時にはキュートな少年少女だった登場人物たちが、物語が進むにつれてだんだんとたくましく、美しい男性・女性へと成長していくのを見ることができるのも、本作の魅力の1つではないでしょうか? 本シリーズが完結した後、それぞれの俳優人生を歩み始めた彼らですが、その活躍度はまた人それぞれ。 本記事ではそんな「ハリー・ポッター」シリーズ出演俳優たちのその後を紹介!意外な活躍を見せている俳優も……!?
目次
- 1.ダニエル・ラドクリフ (ハリー・ポッター役)
- 2.ルパート・グリント (ロン・ウィーズリー役)
- 3.エマ・ワトソン (ハーマイオニー・グレンジャー役)
- 4.マシュー・ルイス (ネビル・ロングボトム役)
- 5.トム・フェルトン (ドラコ・マルフォイ役)
- 6.イヴァナ・リンチ (ルーナ・ラブグッド役)
- 7.ドーナル・グリーソン (ビル・ウィーズリー役)
- 8.ロバート・パティンソン(セドリック・ディゴリー役)
- 9.ケイティ・リューング(チョウ・チャン役)
- 10.ヒュー・ミッチェル(コリン・クリービー役)
- 11.ジェームズ&オリバー・フェルプス(フレッド&ジョージ・ウィーズリー役)
- 12.ボニー・ライト(ジニー・ウィーズリー役)
- 13.ルーク・ヤングブラッド(リー・ジョーダン役)
- 14.アルフレッド・イーノック(ディーン・トーマス役)
- 現在はそれぞれの道を歩んでいる「ハリー・ポッター」キャストたち
1.ダニエル・ラドクリフ (ハリー・ポッター役)

生年月日 | 1989年7月23日 |
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出身地 | イギリス ロンドン |
身長 | 165cm |
公式SNS | なし |
ハリーを演じたダニエル・ラドクリフはシリーズ終了前後から、舞台俳優としても活躍するようになりました。 舞台『エクウス』ではヌードシーンを披露し大きな話題を呼び、2011年にはミュージカル『努力しないで出世する方法』でブロードウェイデビュー。『夢の島イニシュマーン』では、演劇界の栄誉ある賞、ドラマ・デスク・アワード賞で主演男優賞にノミネートされました。 また「ハリー・ポッター」以降の映画では、風変わりな役を演じることが多くなっています。『キル・ユア・ダーリン』では実在の詩人アレン・ギンズバーグ役を熱演し、同性とのベッドシーンにも挑戦。『スイス・アーミー・マン』での死体役や、『ガンズ・アキンボ』で演じた両手に拳銃が固定された男の役でも、観客を驚かせました。 ラドクリフは、こうした変わった役柄を選びつづけていることについて、EMPIRE誌のインタビューで次のように語っています。「あまりにも大きな成功を、ものすごく早い段階でおさめることができましたから」「今は、自分がしていて本当に幸せだと感じることに重点を置いています」。 また、多くの監督たちから「ハリー・ポッターにしか見えない」、「ダニエルにこんな風変わりなキャラを演じられるだろうか?」という声からの影響もあり、現在のような役選びをしているそうです。
2.ルパート・グリント (ロン・ウィーズリー役)

生年月日 | 1988年8月24日 |
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出身地 | イギリス ハートフォージャー |
身長 | 173cm |
公式SNS | @rupertgrint |
ハリーの親友として主要人物を演じたルパート。彼が出演した舞台『It's Only a Play』は複数回リバイバル公演が行われるほどの人気作となりました。 その後、2017年には英テレビドラマ『Sick Note ~診断書で人生復活?!~』に主演。2019年からはM・ナイト・シャマランらが監督を務めるApple TV+のテレビシリーズ『サーヴァント ターナー家の子守』にメインキャストとして出演しています。 2021年グリントは俳優引退をほのめかす発言をし、ファンを騒然とさせました。彼は前年5月にパートナーとの間に女の子が誕生し、パパになったことで心境の変化があったのだとか。彼は現在継続中の仕事は楽しんでいるとしたうえで、若くして有名になったことで名声と向き合うのが難しいとThe Sunday Times紙に語りました。 グリントは、2010年には英ヒート・マガジンが発表した「最もリッチな30歳以下のイギリス人スターランキング」4位にランクイン。その後も不動産投資などで資産を築いているようです。
3.エマ・ワトソン (ハーマイオニー・グレンジャー役)

生年月日 | 1990年4月15日 |
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出身地 | フランス(5才まで)、イギリス オックスフォード |
身長 | 165cm |
公式SNS | @emmawatson |
エマ・ワトソンは「ハリー・ポッター」シリーズ後も様々な役に挑戦しています。 なかでも、ソフィア・コッポラがメガホンをとった『ブリングリング』では今までとは正反対の悪女を演じ、女優としての幅を見せつけました。2017年公開の映画『美女と野獣』では主人公ベルを好演。2019年には『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』で4姉妹の長女メグを演じました。 また、ランコムの広告塔をつとめたことも記憶に新しく、国連の親善大使に抜擢されるなど、活動も多岐にわたっています。 2020年6月には、グッチやサンローラン、ボッテガ・ヴェネタなど数多くのブランドを傘下に持つケリング社が、エマを取締役に迎えたことを発表。同時にサステイナビリティ委員会の会長も務めています。
4.マシュー・ルイス (ネビル・ロングボトム役)

生年月日 | 1989年6月27日 |
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出身地 | イギリス ヨークシャー |
身長 | 183cm |
公式SNS | @mattdavelewis |
劇中を通じて大きく成長するネビル役を演じたマシューは、現在でも英国でキャリアを重ねています。BBCのドラマシリーズや映画に出演しているほか、ロンドンのウエストエンドで舞台デビューも果たしました。 その後ルイスは、映画『世界一キライなあなたに』や『アニー・イン・ザ・ターミナル』などに出演しています。 2018年には、一般人女性アンジェラ・ジョーンズと結婚。ルイスは米フロリダ州にあるユニバーサル・オーランド・リゾートの「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のイベントで、プランナーをしていた彼女に出会いました。
5.トム・フェルトン (ドラコ・マルフォイ役)

生年月日 | 1987年9月22日 |
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出身地 | イギリス エプソム |
身長 | 175 cm |
公式SNS | @t22felton |
マルフォイの印象が強いのでしょうか、「ハリー・ポッター」終了後も『猿の惑星:創世記』や『ベル 〜ある伯爵令嬢の恋〜』などで、悪役を演じています。 他にも、幼い頃から歌が得意だったためFeltbeats名義で歌手活動を始めたりと、演技以外の分野でも活躍がみられます。 実際にはマルフォイのイメージとは違った気さくな性格で、初来日した際にはインタビューを受けた際には名古屋城について「日本のホグワーツみたいだ」とコメントし、場を和ませました。また、2010年に再来日した際にも、各地のファンミーティングに積極的に参加し、ファンを喜ばせています。 またチャリティ活動にも熱心で、東日本大震災の際には直筆メッセージ入りのチャリティTシャツを販売。利益の全額を『あしなが育英会 東日本大地震・津波遺児募金』に寄付しました。
6.イヴァナ・リンチ (ルーナ・ラブグッド役)
生年月日 | 1991年8月16日 |
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出身地 | アイルランド ターモンフェキン |
身長 | 158 cm |
公式SNS | @evannalynch |
ルーナを演じたイヴァンナ・リンチは、「ハリー・ポッター」シリーズ出演後、2015年に故郷アイルランドの映画『My Name is Emily(原題)』で主演を務めました。 動物好きの彼女は、動物愛護活動にも積極的に取り組んでいます。また、肉などの動物性の食品を口にしない完全菜食主義者(ヴィーガン)であることでも知られており、2018年には動物実験をしていない化粧品の発売を発表しました。 「ハリー・ポッター」シリーズでハリーの父、ジェームズ・ポッターを演じたロジャー・デービスと交際していましたが、2016年には破局してしまったようです。
7.ドーナル・グリーソン (ビル・ウィーズリー役)

生年月日 | 1983年5月12日 |
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出身地 | アイルランド ダブリン |
身長 | 185 cm |
公式SNS | なし |
ビルを演じたドーナル・グリーソンの登場シーンは『ハリー・ポッターと死の秘宝』のみでしたが、この“ホグワーツ出身”俳優の中では大成功しているといえるでしょう。 映画『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』で主演を務め、アンジェリーナ・ジョリーが彼を気に入って自身の監督作『不屈の男 アンブロークン』にキャスティングしています。 そしてなんといっても『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』への出演!続編となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも出演しました。 そのほかにも『不屈の男 アンブロークン』や『レヴェナント:蘇えりし者』、『エクス・マキナ』、『ブルックリン』と、そのフィルモグラフィーは輝かしいものになっています。
8.ロバート・パティンソン(セドリック・ディゴリー役)

生年月日 | 1986年5月13日 |
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出身地 | イギリス ロンドン |
身長 | 185 cm |
公式SNS | なし |
セドリックを演じたロバート・パティンソンですが、彼の場合、「ハリー・ポッター」に出演していたというよりも、「トワイライト」シリーズ(2008年〜2012年)でヒロインの恋人役を務めた、といった方がしっくりくるのではないでしょうか。 その後、2019年に公開されたクリストファー・ノーラン監督作品『TENET テネット』への出演でも話題に。2022年春には、主演を務めるDCコミック原作の映画『ザ・バットマン(原題)』が公開されます。
9.ケイティ・リューング(チョウ・チャン役)
生年月日 | 1987年8月8日 |
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出身地 | イギリス ダンディー |
身長 | 164 cm |
公式SNS | @_katieleung_ |
チョウ・チャンはハリーより1つ年上のレイブンクロー生で、彼の初恋の相手です。 チャンを演じたのは、香港出身の両親のもとスコットランドで育ったケイティ・リューング。彼女は「ハリー・ポッター」シリーズ終了後、英国王立スコットランド音楽院の演劇コースに進学しました。卒業後は、中国人女性作家ユン・チアンの自伝的ノンフィクション『ワイルド・スワン』で、主演に抜擢され、舞台デビューを飾っています。 その後、2017年にはジャッキー・チェン主演の映画『ザ・フォーリナー/復讐者』でジャッキーの娘ファンを演じました。2019年には香港を舞台にしたイギリスのサスペンスドラマ『ホワイト・ドラゴン』にも出演し、アジア系女優として活躍をつづけています。 また、プライベートでも仲のいいイヴァナ・リンチとともにプライドパレードに参加するなど、LGBTQ+をサポートする活動もしています。
10.ヒュー・ミッチェル(コリン・クリービー役)
生年月日 | 1989年9月7日 |
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出身地 | イギリス ウィンチェスター |
身長 | 183cm |
公式SNS | @hughmitchellphotography |
ハリーより1つ年下のグリフィンドール生コリン・クリービーは、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場し、有名人であるハリーの写真を撮ろうと、いつもカメラを構えていた少年です。 コリンを演じたヒュー・ミッチェルは、「ハリー・ポッター」シリーズのほかに、映画『ダ・ヴィンチ・コード』やドラマ『ウェイキング・ザ・デッド 迷宮事件特捜班』などに出演しました。しかしその後、ドラマ2015年の『刑事ヴァランダー』への出演を最後に、俳優業は引退したようです。 現在彼は、風景専門のカメラマンとして活躍。コリンと同じようにカメラを携え、世界中を旅しています。
11.ジェームズ&オリバー・フェルプス(フレッド&ジョージ・ウィーズリー役)

生年月日 | 1986年2月25日 |
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出身地 | イギリス サットン・コールドフィールド |
身長 | 191cm |
公式SNS | @jamesphelps_pictures @oliver_phelps |
ロン・ウィーズリーの2人の兄を演じたジェームズ&オリバー・フェルプス兄弟。2人が演じたフレッドとジョージは、ウィーズリー家の4男と5男で一卵性双生児。 「ハリー・ポッター」以降は別々に活動しているようですが、2021年以降に公開が予定されている映画『Own Worst Enemy』には一緒に出演しています。
12.ボニー・ライト(ジニー・ウィーズリー役)
生年月日 | 1991年2月17日 |
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出身地 | イギリス ロンドン |
身長 | 168 cm |
公式SNS | @thisisbwright |
ロンの妹、ジニーはロンが入学した1年後にホグワーツに入学し、グリフィンドール生となりました。かわいらしいだけでなく、成績優秀でクィディッチが得意な彼女は、ホグワーツの人気者。 ジニーを演じたボニー・ライトは、俳優としては様々な映画に脇役として出演している程度ですが、貧困に苦しむ人々を支援する国際協力団体であるオックスファムと共にセネガルに渡ったり、ハフポストで自身の貧困撲滅キャンペーンに関する記事を書いたりと、多方面で活躍しています。
13.ルーク・ヤングブラッド(リー・ジョーダン役)
生年月日 | 1991年2月17日 |
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出身地 | イギリス ロンドン |
身長 | 162cm |
公式SNS | @luke_youngblood |
ルーク・ヤングブラッドは、ハリーの2学年上のグリフィンドール生、リー・ジョーダンを演じました。 「ハリー・ポッター」中ではそれほど目立たない脇役でしたが、ドラマ『Community』で有名になりました。映画「スクービー・ドゥー」の続編となるテレビ映画『Scooby-Doo! Curse of the Lake Monster』にも出演していたりと、地道に活動を続けています。
14.アルフレッド・イーノック(ディーン・トーマス役)

生年月日 | 1988年12月2日 |
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出身地 | イギリス ロンドン |
身長 | 193 cm |
公式SNS | @alfieenochofficial |
ディーンは半純血のグリフィンドール生で、ハリーたちのルームメイトでした。 ディーンを演じたアルフレッド・イーノックは、2013年の『ブロードチャーチ〜殺意の町〜』、2014年の『SHERLOCK シャーロック』など、イギリスのテレビドラマに多くゲスト出演していました。 2014年から2019年には、米ドラマ『殺人を無罪にする方法』でメインキャストとして活躍しています。
現在はそれぞれの道を歩んでいる「ハリー・ポッター」キャストたち
「ハリー・ポッター」シリーズで、若くして成功を手にした出演者たち。世界に強烈なインパクトを与えた「ハリポタ」の印象を払拭するのは並大抵のことではないでしょう。 その後、俳優として活躍をつづける人も、慈善活動などに力を入れている人も、別の道に進んだ人もいます。 今後も、彼らがそれぞれに選んだ道での活躍を期待したいですね。