2020年6月9日更新

アニメ映画『AKIRA』は未来を予言していた?都市伝説をまとめて紹介!

『AKIRA』(1988)
© Streamline Pictures/zetaimage

近未来の日本を描き、「未来を予見していたのでは?」とも言われるアニメ映画、『AKIRA』。一体どんなところが未来を予見しているのか紹介していきます。2020年東京でのオリンピック開催や、その中止など、脅威の的中率です。

目次

アニメ映画『AKIRA』の都市伝説!恐ろしいほど当たる予言?

『AKIRA』(1988)
© Streamline Pictures/zetaimage

大友克洋(おおともかつひろ)による同名漫画を、大友自身が監督し映画化したアニメ映画『AKIRA』。 1988年の公開以降、日本国内にとどまらず、海外でも大きな注目を集めるとともに、人気を獲得。後のクリエイター達にも大きな影響を与えました。 超能力による戦闘、荒廃する巨大都市といった近未来の姿を描いた本作はまた、「この作品は未来を予見していたのでは?」といった都市伝説を生んでいます。 特に近年は、本当に的中していったとも思えるようなエピソードが多発。今回は気になる情報をピックアップして紹介していきます。

まずは『AKIRA』のあらすじをおさらい

『AKIRA』(1988)
© Streamline Pictures/zetaimage

舞台は、1988年に勃発した第三次世界大戦を経た、2019年のネオ東京。軍では超能力者を兵器として利用する研究が進められていました。 ある日、職業訓練校の生徒だった鉄雄はバイクで走っていたところ、超能力研究の実験体の1人であるタカシと遭遇。重傷を負った鉄雄は軍の管理下に入り、超能力の訓練を受けることになります。 訓練の果てに鉄雄が手に入れた力は、自身にも誰にもコントロールできない強大なものとなってしまいます。鉄雄の友人である金田はゲリラと手を組み、なんとか鉄雄を止めようとしますが……。

東日本大震災と原発事故

『AKIRA』で登場するネオ東京は、第三次世界大戦後に復興したという設定。これを、東日本大震災からの復興と見る人も。 また『AKIRA』では、超能力研究の実験体がコントロール不能な状態に陥り暴走し東京が壊滅。その後、その実験体は地下深くに冷凍保存される、という筋書をたどります。 それが、福島第一原発での事故と、その後の事故処理と符合して見える、という意見も。

2020年東京オリンピック

2020年のオリンピック開催都市が東京に決定以降、話題となったのがこちら。『AKIRA』の舞台は2019年のネオ東京で、そこではオリンピック開催を“翌年”に控え、大規模な都市開発が進められています。 そう、『AKIRA』作中では2020年に東京でオリンピックが開かれることが示されていたのでした。

さらに五輪延期が的中!?

『AKIRA』の舞台となる2019年のネオ東京は、1年後にオリンピックを控えている状態。これは、2020年に東京五輪が開会される現実と、奇遇にも一致しています。 しかし、2020年3月下旬、東京五輪は1年間の開催延期が決定。この状況は、またしても『AKIRA』の描く通りだったのです。 作中に出てくる、東京オリンピックの開催をカウントダウンする看板は有名でしょう。「中止だ中止」と落書きされた看板は、本作を象徴するものの1つとなっています。 結果として、現実の2020年五輪開催は延期に至りました。作中の中止を叫ぶ声は、延期という形ながら、開催の難しい状況を言い当てています。 もしかしたらオリンピックがこのまま中止となる可能性もまだゼロではありません。そうなれば、『AKIRA』の世界と現実世界はいよいよシンクロし始めるのです。

コロナウイルスを示唆?

マスク ウイルス

2020年現在、世界は新型コロナウイルスの脅威にさらされています。そして、今回の東京五輪の開催延期決定は、新型コロナウイルスによるもの。実は『AKIRA』には、このコロナウイルスに関しても予言めいた描写がみられるのです。 延期が決定される直前、世界保健機関(WHO)は、日本などに名指しの声明を発しました。ウイルスの封じ込めに失敗している国として、強い不安を示したのです。 こうしたWHOが日本を非難する姿は、実は『AKIRA』の世界でも描かれています。作中の新聞には、伝染病対策に関してWHOから非難される記事が書かれていました。 このことから、本作はコロナウイルスについても予見していたのではないかと考えられるのです。作中のWHOの姿勢は、コロナウイルスの流行を見据えて描かれたのかもしれません。

もしかしたら当たっちゃうかも?「消費税増税」

『AKIRA』(1988)
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『AKIRA』は、オリンピックからコロナウイルスまで、現代を次々と“予言”してきました。そして、本作はさらにもう1つ、現代日本の実情と一致する可能性が残されています。それこそが、税制政策に失敗した内閣退陣の可能性です。 本編のネオ日本では、前総理が行った税制改革が歴史的失敗に終わっています。そして現実世界、現安倍政権は2019年に消費税を10%に引き上げました。この消費税増税は、歴史的に見ても間の悪い愚策と捉えられかねない状況になりつつあるのです。 日本経済の冷え込みは、コロナのみならず消費税の影響も大きいところ。仮に安倍総理が引責辞任するとなれば、これまた『AKIRA』と一致するのです。 経済への打撃は予想以上に大きく、この予想が的中する可能性は低くありません。もし、これまでもが現実となれば、『AKIRA』からはある種の恐ろしさすら感じられることでしょう。 ネオ東京で描かれるのは、失業率が増加しドラッグが蔓延する荒廃した都市。景気の停滞や雇用の不安定化など、現在の社会状況を一部言い当てているとも言えそうです。

21世紀に起こる革新的科学進歩、「反重力装置」

バイク

人類はこれまでに、ほぼ100年周期で社会全体の仕組みや生活を大きく変える新技術を開発し、普及させて来たと言われています。 19世紀には蒸気機関。20世紀には核エネルギー。そして今後21世紀に現れるとされる革新的進歩の1つとされるのが、「反重力装置」。 『AKIRA』に登場する超能力者は、手の中で反重力を扱う力を持っており、これがこの先の未来を予見しているということなのですが果たして……。

新アニメプロジェクト始動!『AKIRA』ふたたび

2019年7月、センセーショナルなニュースが飛び込んできました。アニメ制作会社のサンライズが、新作SF長編アニメ―ジョン映画の制作決定を発表したのです。『ORBITAL ERA』と題された新作映画は、なんと大友克洋が監督を務めるとのこと。彼が制作を手掛けるのは、2004年の『スチームボーイ』以来です。 そしてこのとき、『AKIRA』の新アニメ化プロジェクトも発表されました。1988年に公開された本作は、2019年を舞台とした近未来SF作品。その2019年を迎え通り過ぎていった今、本作が新たに蘇るということは、なんとも感慨深いものがあります。 『AKIRA』は、公開から30年以上経った今なお、カルト的な人気を誇る作品です。現実として2019年を迎えたこの時代に描かれる新たな『AKIRA』に、期待せずにはいられません。