2017年7月6日更新

ダニエル・ブリュールに注目!映画『キャプテン・アメリカ3』の悪役に抜擢!

© 2009 The Weinstein Company

これまで数々の映画に出演してきたドイツの俳優、ダニエル・ブリュール。彼が2016年4月29日公開の『キャプテン・アメリカ』シリーズ3作目に悪役として出演することが決まりました。ヨーロッパ映画で経験を重ねてきた彼の経歴とプライベート、今後の出演予定をまとめました。

ダニエル・ブリュールのプロフィール

ダニエル・ブリュールは、1976年6月16日、スペインのバルセロナで生まれました。彼の父はテレビプロデューサーのハンノ・ブリュールで、母はスペイン人で教師をしていました。後に、一家はドイツのケルンに移り住み、ブリュールはそこで育ちました。多言語の環境で育ったため、ドイツ語、英語、ポルトガル語、フランス語、スペイン語、カタルーニャ語を話すことができます。

2003年の『グッバイ、レーニン!』に出演しその演技力が話題となったダニエルですが、実はそれ以前にも10本以上の映画に主演級・端役と様々な立場で出演しています。しかし、そのどれもが2015年現在日本では公開されておらず、ソフト化もされていません。

ダニエル・ブリュールの主な出演映画

『グッバイ、レーニン!』(2003)

母が心臓発作で昏睡状態の間に、ベルリンの壁が崩壊し、社会がなにもかも変わってしまった東ドイツ。息子のアレックスは、目覚めた母にショックを与えまいと、ドイツ統合の事実を必死で隠そうとします。

主人公のアレックスをダニエル・ブリュールが演じ、ヨーロッパ映画賞男優賞を受賞しました。

『サルバドールの朝』(2006)

スペインの反政府活動を行う青年サルバドールは、活動資金を稼ぐため武装強盗を繰り返していました。スペインで実際に起こった事件に基づいた物語です。

主人公のサルバドールをブリュールが演じています。

『パリ、恋人たちの2日間』(2007)

マリオンとジャックのカップルは、ヴェネツィアへの旅行帰りにマリオン故郷パリに立ち寄ります。フランス語のわからないジャックは彼女の家族や友人に会うたびに困惑するというフランス・ドイツ合作のロマンチック・コメディ。

ブリュールは、ファストフード店でジャックと相席になる男性ルカを演じています。本作へのカメオ出演はカンヌでも話題となりました。

『ボーン・アルティメイタム』(2007)

記憶を失った元CIAの暗殺者、ジェイソン・ボーンを主人公としたサスペンス・アクション『ボーン』シリーズの第3作目。

ブリュールの役どころは、ボーンの恋人マリーの兄弟マーティン・クルーツでした。

『イングロリアス・バスターズ』(2009)

クエンティン・タランティーノ脚本・監督、ブラッド・ピット主演の戦争映画です。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツ占領下のフランスで、ユダヤ系アメリカ人のチームがナチスのリーダーたちを暗殺しようとします。

本作でダニエルは、ブラッド・ピット演じる主人公らの敵にあたるナチスドイツのフレデリック・ツォラー国防軍一等兵を演じていており、この印象的な演技によって世界中に広くその名を知らしめました。

『コッホ先生と僕らの革命』(2012)

2011年のドイツ映画。「ドイツサッカーの父」と称されるコンラート・コッホと彼の生徒たちとの交流を描いた作品です。イギリス留学中に彼が知ったサッカーを子どもたちに教えながら、技術のみならずより大切なものを教える素晴らしい教師の物語になっています。

ダニエル・ブリュールは、主人公であるコッホ先生を演じました。

『Rush ラッシュ/プライドと友情』(2013)

1976年のF1世界選手権での、ジェームズ・ハントとニキ・ラウダのライバル関係を題材にしたアクション映画です。ハント役は『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』のクリス・ヘムズワースが演じ、ダニエルはラウダを演じました。この作品で彼ははゴールデン・グローブ賞や、英国アカデミー賞にノミネートされました。

『イングロリアス・バスターズ』で知名度が大幅に上がったダニエルですが、本作への出演がきっかけで大スターの一人となったと言っても過言ではないでしょう。皮肉屋で気難しい役柄であるニキ・ラウダを完璧に演じ切り、主演のクリス・ヘムズワースに劣らぬ演技を披露してくれました。

『フィフス・エステート/世界から狙われた男』(2013)

内部告発サイトウィキリークスと、ベネディクト・カンバーバッチ演じるその創設者、ジュリアン・アサンジを描いたスリラー映画。

ダニエルは、元ウィキリークスのNo.2であった天才プログラマーのダニエル・ドムシャイト=ベルグを演じています。

『誰よりも狙われた男』(2014)

フィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作となったスパイ映画。ドイツ、ハンブルグの諜報機関でテロ対策チームを率いるギュンター・バッハマン(ホフマン)。彼が目をつけた密入国者の青年イッサは、イスラム過激派として国際指名手配されていました。

バッハマンと共にテロ対策チームで働くマキシミリアンを、ダニエルが演じています。

『天使が消えた街』(2015)

イタリアで実際に起きた、イギリス人留学生が殺害された事件を元にした社会派ドラマ。事件を映画化しようと現地を訪れた若き監督トーマス(ダニエル・ブリュール)は、メディアの過剰な報道を目の当たりにし、被害者と遺族に寄り添った作品を作ろうと決心します。

『バーント(原題)』(2015)

傲慢な態度と薬物使用でキャリアを台無しにしてしまったシェフ、アダム・ジョーンズ。リハビリを受け、ロンドンに戻ってきた彼は、再び頂点に返り咲こうと奮闘します。

ブラッドリー・クーパー主演で、ブリュールはアダムのレストランの給仕長トニーを演じています。

マーベルが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の悪役にダニエル・ブリュールを抜擢!

2016年4月29日に公開が予定されているマーベル映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。。アメリカンコミックのヒーローであるキャプテン・アメリカの単体映画の第3弾でありながらも、ロバート・ダウニーJr演じるアイアンマンや、新生スパイダーマン等のアベンジャーズメンバーも登場するとのことで非常に話題になっています。

前作に当たる『エイジ・オブ・ウルトロン』のエンディングから物語がスタートし、スーパーヒーローたちの管理機関を立ち上げた政治家たち。そんな中アベンジャーズのメンバーたちの間で対立がおこり、ヴィランであるバロンに付け入れられてしまうという物語になっています。

その作品のメインの悪役(ヴィラン)にダニエル・ブリュールがキャスティングされました。演じるのは、キャプテン・アメリカが20年のコールドスリープに陥る原因を作ったナチス党員のバロン・ジーモです。

原作コミックでは紫のコスチュームに身を包みマスクを外すことのないキャラクターであるものの、映画ではマスクをつけていないそう。原作ファンにも予想できない展開が待ち受けていそうです。

また、本作以降の出演に関して質問されたダニエルは、こう答えています。

「ありえると思うよ」「ストーリーはその方向で展開するんだ」
引用:top.tsite.jp

マーベル映画で長きにわたってダニエルの姿を拝むことが出来るかも!?ファンにとっては嬉しくも、ヒーロー達の立場で考えるとどうにもやりきれないかもしれませんね。

『黄金のアデーレ 名画の帰還』にフーバータス・チェルニン役で出演!

『黄金のアデーレ 名画の帰還』は、アカデミー賞女優ヘレン・ミレン主演でライアン・レイノルズらが共演する、クリムトの名画をめぐる実話を元にした感動作です。直接的に戦争を描いている作品ではないものの、戦争が人に対して与えた苦痛をひねりのある視点から描いたまぎれもない「戦争映画」となっています。

ダニエル・ブリュールが演じるフーバータス・チェルニンは、第二次世界大戦中にナチスに奪われた絵画を、そのモデルとなった女性の姪が取り返せるよう、取材記事を書いた最初のジャーナリストです。自分にメリットがあるわけでもないのに、彼の信じる正義のために主人公に手を貸す魅力的なキャラクターです。

ダニエル・ブリュールの彼女や結婚事情は?

ダニエル・ブリュールには、これまで結婚歴はありません。2001年の映画『Nichts bereuen』で共演したドイツの女優ジェシカ・シュワルツと交際し婚約もしましたが、2006年に破局してしまいました。その後、モデルのフェリシタス・ロームボールドと交際をスタートし、現在も仲良く過ごしているようです。

役のためにバイオリンを習得

『スイミング・プール』などに出演するチャールズ・ダンスの初監督作品『ラヴェンダーの咲く庭で』(2004)ダニエル・ブリュールはヴァイオリニスト青年アンドレアを演じる際に、一ヶ月でバイオリンを習得したと打ち明けています。

物語は1936年イギリス、コーンウォール地方を舞台に、マギー・スミスとジュディ・デンチ演じる老姉妹とアンドレアの出会いの物語です。

ユニクロのアンバサダーを務める!

ユニクロが2014年にドイツのベルリンにドイツ一号店をオープンさせた際、宣伝を務めた6人のアンバサダーの一人をダニエル・ブリュールが務めていたんです。現地で愛される俳優として、日本のアパレルブランドのユニクロを広報するという、隠れた日本との関わりがあったんですね。

今後のダニエル・ブリュール

2016年に話題作『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー(原題)』への出演が控えているダニエル・ブリュールですが、それより前にいくつか出演予定の映画があります。

『ザ・ズーキーパーズ・ワイフ(原題)』(2016)

1930年代、ナチス・ドイツの侵略が迫るポーランドのワルシャワ動物園で、多くの人と動物の命を救ったザビンスキー夫妻の物語。2007年に出版されたダイアン・アッカーマンのノンフィクション同名小説が原作となっています。日本では『ユダヤ人を救った動物園――ヤンとアントニーナの物語』というタイトルで出版されています。

ブリュールは、ヒトラーに雇われた動物学者ラッツ・ヘックを演じます。

『アローン・イン・ベルリン(原題)』(2016)

1940年。オットーとアンのクアンゲル夫妻は、一人息子が戦場で死んだことを知らされる。その後彼らは、ある変わった方法でナチスへの反対運動を始めることに。すぐにゲシュタポが彼らを危険人物として追われるようにになってしまいます。ハンス・ファラダの同名小説を原作としており、日本では『ベルリンに一人死す』というタイトルで出版されています。

ゲシュタポの調査員をブリュールが演じる予定です。

どの作品も日本での公開は未定ですが、期待して待ちましょう!