映画『グレムリン』についてあなたの知らない10のこと

2017年12月7日更新

長く愛され続けるキュート(で危険な?)グレムリンにまつわるあまり知られていない10の事実をお伝えします。

怖カワイイ!?人気映画『グレムリン』

『グレムリン』とは1984年に1作目、1990年にはその続編となる2作目が公開され、アメリカをはじめ日本でも話題となった映画です。最近では3作目を制作するという情報も出てきています。 ある日、プレゼントとして子供のところに贈られた不思議な動物・モグワイ。モグワイには「真夜中にはえさを与えない」「水に濡らさない」「太陽光線にあてない」の3つの誓いがありました。 しかし、この誓いが破られ、モグワイは凶暴な怪物・グレムリンとなり人々を襲い始めるのでした。 製作総指揮を担当したのは巨匠・スティーブン・スピルバーグで監督はジョー・ダンテが担当しました。また、1作目が公開された1984年には有名なサターン賞の1つであるサターンホラー映画賞を受賞しています。

1.クリスマス映画になるはずだった?

『グレムリン』は’クリスマス映画’では無いかもしれませんが、ホリデーシーズンに見る人たちも多いのではないでしょうか。『ダイハード』のようにクリスマスらへんに見るけれども、クリスマス映画ではない、そんなカテゴリーに分類されるのが『グレムリン』です。 当初ワーナーブラザーズはクリスマスの時期にリリースをする予定だったのですが(その方がもっとクリスマスらしさがあって良かったかもしれませんね。)、1984年の夏を戦い抜けるだけの『インディ・ジョーンズ』や『ゴーストバスター』への対抗馬が無いことに気づき、急遽『グレムリン』のリリースを夏に前倒ししたのでした。

2.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と同じセットが使われている

あれ?この風景見覚えあるなぁと『グレムリン』を見て思った方もいるでしょう。そうなのです、なぜなら『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と一部同じセットを使って、ワーナースタジオの近くの屋外撮影所で撮られました。 この事実からファンとしては、2つの世界が同時に存在していて、近い将来ドクがタイムトラベルをしてモグワイの暴挙を阻止するなんてシナリオの映画ができたら是非見たいと思います。

3.一作目はあまり良い評価では無かった

『グレムリン』のことが好きであれば、キャストもまあ良いし、ギズモもかわいいし、楽しい映画だなと1作目も楽しんで見ると思いますが、公開時の世間の反応はどうやら違ったようです。批評家の中には辛辣に批判するものもいました。中でもレオナルド・マーティンは劇中の暴力的な描写を批判し、さらに映画自体を’気持ち悪い’とさえ形容しました。 結果的になぜか、マーティンが2作目にゲスト出演する運びとなり、1作目への彼自身の批評を読み上げグレムリンに攻撃されるという遊び心あふれるシーンが誕生したのでした。

4.ギズモが凶悪ストライプに変身!?

1作目のグレムリンでは悪グレムリンのリーダー’ストライプ’はギズモの変身後として設定されていました。観客はずっとかわいいギズモでいてほしいと思うのでは無いかとプロデューサー側が考えて構想を変更したのでした。 昨今ハリウッド界においてはヒーローがダークサイドに転落していく姿を描くものも多いですが、ギズモがその例にならずよかったと心からほっとしています。

5.ホーウィー・マンデル

『Deal or No Deals』の司会者などで有名なカナダ人コメディアン、ホーウィー・マンデルがギズモの声を担当しています。彼のギズモの声はかわいくてぴったりですが、この声どこか他でも聞いたことがないでしょうか。 『Bobby’s World』のボビー役や、『Muppet Babies』のスキーター役といったアニメ等で声優としての活躍の場を広げています。 マンデルは「基本的にはギズモの声なんだ。ひとつの声で3つの役ができちゃうなんて得だ」と言っていますが、キャラクターはそれぞれ違う訳ですからね。ボビーやスキーターに夜中にエサを与えたり、水をかけちゃだめな理由なんてどこにも無いですもんね。

6.PG-13の誕生に一役かっている

PG-13という分類レートが無かった時代があるなんて今となっては信じがたい話ですが、できてから30年かそこらしか経っていないのです。以前はG、PG、R、Xというカテゴリーしか無く、暴力的な描写も多々ある『グレムリン』を上手く分類するすべがありませんでした。Rにするにはそこまでだし、PGにするには小さい子も見て良いよと言えるか怪しかったのです。 劇中でグレムリンは電子レンジに入れられたり、シュレッダーにかけられたり、ストライプに至っては陽光でドロドロに溶けてしまいますからね。 1984年はRとPGの間に位置するカテゴリーとしてPG−13が出来た記念すべき年でした。 正式にPG−13にカテゴライズされたのは『レッド・ドーン』ですが、『グレムリン』も同年公開の『インディ・ジョーンズ』等とならんで、その分類を作る一因となったのでした。

7.クリス・コロンバスの出世作

クリス・コロンバスは今でこそ『ハリー・ポッター』や『ホームアローン』『RENT』などの作品により有名ですが、80年代は名もなき映画学校を出たばかりの夢を見る青年に他なりませんでした。『グレムリン』は彼の初めての興行的に成功した作品であり、脚本も手がけました。 コロンバスはグレムリンの動きを家にいたねずみの動きにヒントを得て考えついたと言っています。 『グレムリン』はもともと『素晴らしき哉、人生!』を風刺する狙いがあったと言われています。

8.理解が難しいモグワイルール

モグワイを飼うにあたっての3つのルール。1.真夜中を過ぎてエサを与えないこと。2.水をかけないこと。3.強い光に当てないこと。2と3は比較的簡単に守れますが、エサの時間に関してはいつから与えていいとは明確に述べられていません。真夜中過ぎということは次の日のいかなる時間も当てはまるからです。 この矛盾が2作目を作る時にファンや製作陣から指摘され劇中にジョークとして描かれています。私としては未だに明確な時間の区切りを判断することが出来ませんが...。

9.ギズモへの”復讐”

オリジナル作で素晴らしいシーンの一つと言えば、バーをグレムリン達が乗っ取った場面です。テーブルゲームも、バーカウンターもすべてグレムリン達が占領していました。そんななか、グレムリンがギズモをダーツの的にくっつけて矢を投げるシーンがありましたが、それは制作側のストレス解消となっていたようです。 当初、ギズモがストライプに変身するという設定だったため、ギズモの動き等は最初の前半部分しか考えられておらず、後半はそのギズモ人形達を動かすのに苦戦したんだとか。ちょっとした”仕返し”となっていたと言われています。

10.エンディングが最高!

『グレムリン』シリーズで特に素晴らしいシーンは2作目のエンディングシーンです。ビリーとファッターマンがグレムリン達を水攻めにし、電気を流して感電させて爆発の末、退治したというこの終わり方は最高にクールでした。 しかし、当初の構想はセメントで固めてやっつけるという実につまらないアイディアだったそうです。ですが、製作陣が光るグレムリンを作れると言ったアイディアから感電の案が出てきて決定したのです。