『ホームアローン』子役マコーレー・カルキンの現在

2017年5月16日更新 66115view

1990年「ホームアローン」のキュートな演技で世界中を虜にした、マコーレー・カルキン。ローティーン以降、家族トラブルなどから失速し、現在は映画の世界から距離を置いている模様。しかし現在は彼なりに充実し、安定した生活を送っているようです。

『ホーム・アローン』子役マコーレー・カルキンのプロフィール

『ホーム・アローン』シリーズの主人公・ケヴィン役などが有名なマコーレー・カルキンは、1980年8月26日、7人兄弟の一人としてニューヨークで生まれました。 彼がショービズ界への第一歩を踏み出したのは4歳の時。初舞台はオフブロードウェイのショーでした。 8歳の時にはドリュー・バリモア主演の映画『いくつもの朝を迎えて』(1989)に出演。批評家から大絶賛される演技を披露しました。当時、脇役の子役がこんなにも評価されることは大変珍しいことだったのです。 その後出演した映画『おじさんに気をつけろ』(1989)でさらに注目を浴び、マコーレー・カルキンは子役の世界で、頭一つ出た存在になりました。

『ホーム・アローン』で大ブレイク!

1990年マコーレー・カルキンに大きな転機が訪れます。 当時、映画『ホーム・アローン』制作するにあたり、主人公ケヴィン役の選考は難航していました。そこで脚本家の ジョン・ヒューズが、マコーレー・カルキンはどうかと監督のクリス・コロンバスに提案します。監督は最初その提案に懐疑的だったものの、マコーレー・カルキンの台本読みをきいて「他のどんな子役も、この子ほど主人公のケヴィンに近い子はいないだろう!」と確信し、マコーレー・カルキンの採用を決めたそうです。 こうして初めて映画の主人公に抜擢されたマコーレー・カルキン。 遊び心が溢れていて子供にも大人にもうけるハラハラドキドキの展開と、マコーレー・カルキンの子どもらしい可愛らしさがうまくリンクし、この映画はファミリー層に大受けし大ヒット。製作費の20倍を超える興行収入を生み出しました。

両親が離婚するなど波乱に満ちた10代を送る

ギャラの高騰と家族トラブル

マコーレー・カルキンは、父子家庭で育った少女と病役な少年との甘酸っぱい初恋を描いた感動作『マイ・ガール』(1991)や、のちに『ロード・オブ・ザ・リング』で活躍するイライジャ・ウッドとの共演が話題になった『危険な遊び』(1993)などの話題作に次々と出演。そして彼の出世作となった『ホーム・アローン』の続編、『ホーム・アローン2』も大ヒットし、瞬く間に彼の評価はうなぎのぼりに。 子役からスムーズにローティーン俳優に成長したかと思いきや、6億円を超えるギャラをたたき出した1994年の映画『リッチー・リッチ』あたりから、マコーレー・カルキンは失速し始めます。 彼の膨大なギャラの扱いを巡って、マネージャーだった父と彼の母が争いを始めてしまったのです。 マコーレー・カルキンは「僕の成功前からそうだったんだが、パパは威圧的で、僕をなんでもコントロールしたがった」とのちにインタビューで語っています。 お金をめぐりコントロール不能になった両親。ちょうど思春期と重なる時期にこのようなトラブルがおこり、心を痛めたマコーレー・カルキンは、問題が決着するまでどの作品にも出演しないことを決断します。 結局争いは1997年まで続きました。裁判所が「マコーレーの稼いだお金は家族ではなくマコーレーの会計士が管理するように」と命じ、父親がマコーレー・カルキンの財産を放棄することで決着がつきました。

17歳で結婚、そして離婚。その後の恋愛と不安定な時期

裁判の決着がついた際、インタビューで「12歳までに稼げるだけのお金を稼いだから、もう僕は働く必要がないね」と言っていたマコーレー・カルキン。普通の学生になりたいという願いを叶えるため高校に入学し、そこで出会ったレイチェル・マイナーと17歳の若さでそこで結婚。しかし家族として安定したいレイチェルと、俳優業に未練のあるマコーレー・カルキンとの間にすれ違いが生じ、わずか2年で離婚してしまいます。

2002年からは、女優ミラ・クニスと8年間交際。良い関係を築いていましたが、2003年の映画『パーティーモンスター』収録前に破局。

薬物中毒と死亡説という噂が広まる

ミラ・クニスと関係が崩れて安定性がなくなったマコーレー・カルキンは、2004年にはオクラホマで友達とドライブ中にスピード違反で警察に止められた際、マリファナなどの所持で逮捕。刑務所に拘留された後、保釈金4000ドル(約44万円)を支払い保釈されたと報道されました。 本人はCNNのインタビューで以下のように述べており、麻薬中毒であることを否定してました。

「確かに、未成年で酒も飲んだし、マリファナもやったよ。でも、依存するほどやってるわけじゃない。10代でやってる奴なんて山ほどいるのに、自分がたまにやると、中毒! 中毒!って大騒ぎされる」

しかしやはり、マコーレー・カルキンが不安定な生活をしていたことは、彼を知る関係者や友人たちの発言から事実なようで、1日に60本ものタバコを吸っていることなど不健康な生活を送っていました。 そして急に痩せこけて衰弱した外見に変化なったこともあり、死亡説や麻薬中毒で余命半年説などの噂も出ました。 2012年には、マコーレー・カルキンが「死にたい」と口にしながらヘロインや薬物を過剰摂取し自殺未遂をしたと、アメリカメディアが報じました。その他のメディアでもヘロインと処方箋薬で中毒になっており、1か月に6,000ドル(約48万円)も薬物に使っていることから余命半年であることなどを報じられました。

そのこともあり、マコーレー・カルキンが遺体となってニューヨークのアパートで発見され34歳という若さで死亡した、というデマのニュースが流れました。しかしその報道がされた際、マコーレーの代理人は「根も葉もない作り話」だと否定しており、マコーレー自身もツイッターで笑顔の自撮り写真とともに「僕たちは今ツアー中だよ、おバカさんだな」とデマだということを証明しました。

マイケル・ジャクソンとの怪しい噂

2005年には、マイケル・ジャクソンの性的虐待疑惑裁判に巻き込まれ、証言台に立ったこともあったマコーレー・カルキン。『ブラック・オア・ホワイト』のミュージックビデオに出演したことからマコーレーは10歳くらいの頃からマイケルとは交流があり、家族とともにマイケルのネヴァーランドを度々訪れていました。マイケルの寝室で一緒に寝たこともあったが、性的なことは何もなかったという彼の証言の甲斐もあり、マイケルは無事無罪を勝ち取ります。 薬物中毒、余命半年説、死亡説などに加えマイケルとの噂もあった、波乱万丈な人生を送っているマコーレー・カルキン。本業の俳優業以外で世間を賑わせていた彼ですが、2011年には、全てアイフォンで撮影された『ロング・フェラーリ』というウェブムービーに出演し、話題を呼びました。

マコーレー・カルキンの現在

いろいろな噂が飛び交うマコーレー・カルキンですが、現在は世間の心配に反して、本人としてはわりと充実した日々を過ごしているようです。 2013年、突然ユーチューブに、マコーレー・カルキンがピザを食べている動画がアップされました。実はこの動画は、カルキンの次のプロジェクトであるバンド「The Pizza Underground」のイントロダクションだったのです。 「The Pizza Underground」は、「The Velvet Underground」楽曲のカヴァーバンド。歌詞を必ず「ピザ」に関連づけるというコンセプトのコミックバンドでもあります。 ライブのさいにピザを観客に配ったり、ドラムの女性が叩くのはピザの箱だったりとユニークさが評判をよび、全米をツアーしています。有名バンドの前座で出ることもあり、そのメインバンドよりも盛り上がってしまうこともあるとか。 マコーレー・カルキンは主に笛とパーカッションとボーカルを担当。フェイスブック、ツイッターなどでこまめに情報発信をしています。

『ホーム・アローン』のオマージュ?

配車サービスの「Uber」などをパロディ化するウェブドラマシリーズ『DRYVRS(原題)』第一弾に、マコーレー・カルキンが運転手役で出演。携帯の着信音は『ホーム・アローン』のテーマ曲であり、8歳のクリスマスに家族に家に置いてきぼりにされたと話すなど、明らかに『ホーム・アローン』のケヴィンがおとなになったような役を演じていました。

マコーレー・カルキンの今後

一時期死亡説まで出たことがあったマコーレー・カルキンですが、最近の写真を見る限りヘルシーな生活を送っている模様。新しいガールフレンド、ジョーダン・レイン・プライズとの関係が良好なようで、パパラッチされる写真を見る限りいつも二人の幸せそうに笑っていますし、カルキンもとてもリラックスしている様子が伺えます。 2016年には映画『Adam Green's Aladdin』に出演予定です。私たちが『ホーム・アローン』で見た8歳の頃のマコーレー・カルキンのように、無邪気でのびのびとした心で、彼がこれからの人生を楽しんでくれることを祈っています。