2019年1月7日更新

「ホームアローン」シリーズのキャストの現在 マコーレー・カルキン以外も興味深い……

ホームアローン

クリスマスの定番映画『ホーム・アローン』が公開されてからすでに約30年のときが経ちました。あの時10歳だった主人公の子役も今はなんと38歳になっています。一体どんな風に変貌してるのでしょうか?出演していた主な俳優たちの今をまとめてみました。

名作コメディ映画「ホーム・アローン」シリーズのキャストたちは今

今ではすっかりクリスマスの定番映画となっている『ホーム・アローン』は、1990年公開のアメリカ映画で、世界的に大ヒットしました。 主人公のケビン少年を演じた子役は、制作当時たったの10歳。公開から約30年の時が経ち、マコーレー・カルキン(ケビン役)をはじめとするこの映画のキャストたちは、その後どのように成長、活躍したのでしょうか?キャスト達のその後の出演作などを見ていきましょう。

マコーレー・カルキン:ケビン役

1980年8月26日、7人兄弟の次男として生まれたマコーレー・カルキンは、4歳のころから子役として活動をはじめました。彼を一躍有名にしたのは、1990年公開の『ホーム・アローン』のケビン・マカリスター役。その後の『マイ・ガール』『ホーム・アローン2』も続けて大ヒット映画を記録し、スター子役として認知されました。 しかし、マネージャーをしていた実の父が母との間で金銭トラブルなどを起こし、その影響からか1996年マコーレー・カルキンは俳優を休業しました。 その後2004年『パーティモンスター』で俳優業を再開。

さらに2012年2月には、The velvet UndergroundのカバーバンドであるThe pizza undergroundをいうバンドを結成し、活動中です。

さらに詳しく!

ジョー・ペシ:ハリー役(泥棒の一人)

泥棒ハリー役として出演したジョー・ぺシは、1943年2月9日生まれ、アメリカ合衆国ニュージャージ州出身です。 彼は『ホーム・アローン』に出演する以前に、すでにハリウッドで素晴らしい経歴を築いていました。ロバート・デ・ニーロとマーティン・スコセッシがタッグを組んだ映画『レイジング・ブル』に出演し、英国BAFTAで新人賞を、その後も『グッドフェローズ』でアカデミー助演男優賞を受賞しています。初期はスコセッシがらみの出演が多いですね。 その後も映画『JFK』『リーサル・ウェポン3』『リーサル・ウェポン4』に出演していたジョー・ペシ。そして再びロバート・デ・ニーロとマーティン・スコッセシと一緒に仕事をし『カジノ』に出演しています。

ジョー・ペシ
©︎Philip Vaughan/ACE Pictures/Newscom/Zeta Image

2010年の『ラブ・ランチ 欲望のナイトクラブ』に出演したりしていますが、近年は目立った活動はありません。名優の復活が望まれています。

ダニエル・スターン:マーブ役(泥棒の一人)

泥棒役マーブを演じたダニエル・スターンは1957年8月28日生まれ、アメリカ合衆国メリーランド出身の俳優です。 1990年に『ホーム・アローン』に出演する前からハリウッドでのキャリアは長く、1979年の映画『ヤング・ゼネレーション』でデビュー後、『キャット・ピープル』『バウンティフルへの旅』『ミラグロ/奇跡の地』など出演していました。

2018年にアダム・ディヴァイン主演のコメディ映画『ゲームオーバー!』に出演し、元気な姿を見せています。

ジョン・ハード:ピーター役(ケビンの父)

主人公の少年ケビンの父ピーターを演じたのは1945年3月7日生まれのジョン・ハードです。(写真右) 1975年にテレビ映画でデビューを飾り、その後『レナードの朝』『バウンティフルへの旅』『特捜刑事マイアミヴァイス』『特捜刑事マイアミヴァイス』『プリズン・ブレイク』など多数の映画・ドラマ作品に出演しています。 上記の通りジョン・ハードは『ホーム・アローン』『ホーム・アローン2』に出演後も、様々な映画に出演してきましたね。

後年もジョン・ハードはベテラン俳優にもかかわらず、相変わらず様々な役をこなしていました。2013年には、パロディ画像が続出したディザスタームービー『シャークネード』にも出演しています。

ジョン・ハード
©︎FayesVision/WENN.com

しかし2017年、高血圧とアテローム性動脈硬化に伴う心臓疾患でこの世を去ってしまいました。

ロバーツ・ブロッサム:マーリー役(不審な老人)

一作目『ホーム・アローン』のキーマン的存在である不審な隣人、マーリーを演じたのは、1924年3月25日生まれのロバーツ・ブロッサム。彼はアメリカ合衆国出身の俳優であり詩人です。

『未知との遭遇』『アルカトラズからの脱出』『ドク・ハリウッド』など多くの映画作品に出演しましたが、1995年の『クイック&デッド』が出演映画としては最後になります。 俳優業をリタイアしたあと彼は、カリフォルニア州バークレーに居を構え、詩を書いて暮らしていました。2011年7月8日カリフォルニア州サンタモニカで死亡。享年87歳でした。

キャスリン・オハラ:ケイト役(ケビンの母)

1954年3月4日生まれのカナダ出身の女優キャスリン・オハラ(写真左)は、『ホーム・アローン』で主人公の8歳の男の子ケビンを家に忘れて大慌てする母親ケイトを演じています。 この映画以前にも、ティム・バートン監督の映画『ビートルジュース』でゴスファッションに身を包んだウィノナ・ライダーの母親役を演じています。

数々のドラマや映画に出演している彼女ですが、特に声優としてのキャリアは長く、ティム・バートン監督作品『ナイト・メア・ビフォー・クリスマス』ではサリーの声を演じています。 キャスリンの最近の目立った活動としては、『シックス・フィート・アンダー』でのキャロル・ウォード役、2012年に公開されたティム・バートンの映画『フランケンウィニー』での声優業、ジブリ映画作品の英語版『思い出のマーニー』で老婦人を声を英語版に吹き替えたりしています(日本版では森山良子が声を演じたキャラ)。

アンジェラ・ゴーサルズ:リニー役(ケビンの姉)

1977年5月20日生まれのアンジェラ・ゴーサルズは、ケビンの姉を演じています。ちなみにリニーはケビンの家族で唯ひとり『ホーム・アローン2』出演しなかった人物です。 アンジェラは映画『ホーム・アローン』出演後に、テレビのシットコム『Phenom』に出演し、注目を浴びます。 そして大学卒業後に仕事に復帰、『シックス・フィート・アンダー』『FBI失踪者を追え』などに出演しました。

アンジェラの近年の出演作は、エズラ・ミラーがブレイク前に出演していたことでも話題のテレビドラマ『救命医ハンク2 セレブ診療ファイル』(2010年~2011年にアメリカで放送)。

デヴィン・ラトレイ:バズ役(ケビンの兄)

1977年1月11日生まれのデビン・ラトリー演じるバズは、主人公ケビンのいじわるな兄役でした。 この役が俳優デビンにとって最も有名な役です。両親が俳優だったこともあり9歳の時、映画『Where are the Children?』でデビュー、その後テレビに出ながら子役として活躍しました。

2018年現在ももデヴィンは俳優を続けていて、『LAW & ORDER:犯罪心理捜査班』『スーパーナチュラル』『サード・ウォッチ』などの人気ドラマに出演。 ブルース・ダンがアカデミー主演男優賞に選ばれた『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(2014年)やジョン・レノン殺害に関する映画『The Lennon Report』(2016年)など近年の話題作にも出演し、脇役ではありますが堅実にキャリアを更新しています。

ゲリー・バンマン:フランクおじさん役(ケビンの伯父)

1941年9月18日生まれのゲリー・バンマンは、ケビンの意地悪なおじさんフランクを演じました。映画『ホーム・アローン』『ホーム・アローン2』出演後も、映画やオフブロードウェイの舞台で活躍しています。 彼のもっとも知られている舞台は『ベニスの商人』で、その舞台ではヴェニスの公爵を演じています。

ヒラリー・ウルフ:ミーガン役(ケビンの次姉)

1977年2月7日生まれのヒラリー・ウルフはアメリカ合衆国の女優であり、柔道選手です。異色!! 彼女は『ホーム・アローン』でケビンの姉ミーガンを演じました。もしかすると兄弟姉妹のなかでただ一人、ケビンの不在を心配してくれた役柄かもしれません。 ヒラリーは、『ホーム・アローン2』にも同じくミーガン役で出演します。 『マイ・スイートファミリー』に出演後、ヒラリーは真剣に柔道をやることに決めました。 1996年オーストリア国際で優勝を飾るほどの実力者なのです。現在は、Wolf Judoという柔道教室をひらき、柔道の先生をしています。

ジョン・キャンディ:ガス・ポリンスキー役(ポルカ奏者)

1950年10月31日カナダ出身の俳優・コメディアンであるジョン・キャンディは、一作目『ホーム・アローン』にポルカ演奏者のガス・ポリンスキーとしてカメオ出演しました。 ジョンがカメオ出演するに至った経緯は、『ホームアローン』の脚本・制作者であるジョン・ヒューズの別の映画『大災難P.T.A.』にジョン・キャンディが出演しており、ヒューズが彼を大好きになったからだと言われています。 『ホーム・アローン』以前から話題の映画に出演していたジョン・キャンディですが、『ビッグ・ランニング』という映画を撮影後、1994年3月4日に亡くなっています。

クリスティン・ミンター:ヘザー役(ケビンの従姉)

クリスティン・ミンターは1965年11月22日アメリカ合衆国出身の女優です。 おそらく成長した彼女を見て、多くの人が『ホーム・アローン』に出演していた子役だとは想像がつかないほど、当時と現在とで雰囲気ががらりとかわった人物の一人。 『ホーム・アローン』出演後、多数の映画やテレビに出演しています。主な作品は、『クール・アズ・アイス』『ER』。2016年公開の映画『デビルズ・シティ』に出演しています。

ダイアナ・レイン(当時ダイアナ・キャンビーヌ):ソンドラ役(ケビンの従姉)

ダイアン・レイン
©︎atricia Schlein/WENN.com

ダイアナ・レインは、1978年4月30日生まれアメリカ合衆国の女優であり、シンガ・ソング・ライターでもあります。 『ホーム・アローン』『ホーム・アローン2』にはダイアナ・キャンビーヌ名義で出演していました。

2018年現在もダイアナ・レインという名前で女優業をしていて、たくさんのショートフィルムに出演しています。音楽活動にも熱心なようです。

ジェディダイア・コーエン:ロッド役(ケビンの従兄)

1976年生まれのジェディダイア・コーエンはアメリカ合衆国の俳優です。 「ホーム・アローン」2作への出演後は後紆余曲折あり、ハーバード大学を出た後、Rocket Hubというクラウドファンディングプラットホームを経営中です。

キーラン・カルキン:フラー役(ケビンの従弟)

いとこのフラー役を演じたのはマコーレー・カルキンの実の弟キアラン・カルキン。兄と同じく子役としてスタートした、1982年9月30日生まれの俳優です。 『花嫁のパパ』『シーズ・オール・ザット』『マイ・フレンド・メモリー』『17歳の処方箋』などに出演し有名になりました。 2015年にはテレビドラマシリーズ『FARGO/ファーゴ』に出演していました。

センタ・モージズ:トレイシー役(ケビンの従姉)

センタ・モージズは1973年8月8日生まれ、アメリカ合衆国出身の女優です。 『ホーム・アローン』『ホーム・アローン2』などに出演後も様々なテレビドラマで活躍。2015年は『ガール・ミーツ・ワールド』『faking it』『Bella and the Bulldogs』『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』などの話題のドラマに出演しています。

アンナ・スロットキー:ブルック役(ケビンの従妹)

1981年6月30日生まれのアメリカ合衆国出身の女優です。もっとも有名な彼女の役は、『ホーム・アローン』後に出演した『The Torkelsons』というシットコムでのルース・アンでしょう。 近年はロサンゼルスで不動産業を経営に仕事がシフトしたようです。

テリー・スネル:レスリーおばさん

1944年生まれのテリーは『ホーム・アローン』後も様々な映画やドラマに出演していました。 2008年の映画『エージェント・ゾーハン』を最後に女優をやめて芸能事務所を経営しています。

ジェフリー・ワイズマン:ミッチ・マーフィ役(向かいの家の少年)

1958年10月2日生まれのジェフリーワイズマンは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』でのジョージ・マクフライ役や、クリント・イーストウッドの映画『ペイルライダー』などに出演していることで知られています。 映画を作るのも演じるのも大好きなジェフリー・ワイズマンは、『ホーム・アローン』出演後も数え切れないほどの出演作品があります。 ワインの世界を描いたワイン・モキュメンタリー映画『croked』での演技を自画自賛していましたが、見た人もまた絶賛。本当におもしろいようです。ジェフリー本人のオフィシャルサイトでも紹介されています。

『ホーム・アローン』のキャストがみんな輝いていて嬉しい。

今回色々なキャストのその後を追っていきましたが、「ホーム・アローン」シリーズに限って言えば、俳優業から足を洗った人々を含め、「輝いてるなぁ!」と素直に思える人たちばかりでした。 マコーレー・カルキンでさえも、一時は落ちぶれたキャストの象徴のように語られていましたが、今は今で等身大にのびのびと活動している姿にしびれます。

28年後の素敵なクリスマスプレゼント

そんなことを言っていたら、『ホーム・アローン』の28年後の2018年12月19日に、実際のキャストが演じたCMが突如googleから届けられました。 38才のケビン!まさに「人に歴史あり」と感動してしまいました。年とったね……。