2018年4月17日更新

『ウォーキング・デッド8』全話あらすじネタバレ【ニーガンは生き残る?】

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ウォーキング・デッド
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『ウォーキング・デッド8』全話ネタバレあらすじまとめ

2010年から放送されている大ヒット海外ドラマ『ウォーキング・デッド』。 『ウォーキング・デッド』シーズン8が日本でも2017年の秋から放送されています。第二部の放送が2018年2月26日からスタートする今シリーズ全話のあらすじを徹底紹介したいと思います!果たして、リックとニーガンの全面戦争の行方や如何に! ※こちらの記事は『ウォーキング・デッド』シーズン8最新話までのネタバレを含みます。

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『ウォーキング・デッド』シーズン8前半:第1話「全面戦争」【ネタバレ注意】

リック率いるアレクサンドリア、マギー率いるヒル・トップ、エゼキエル率いる王国の3チームが遂にサンクチュアリーに突入しようと一致団結していました。彼らは用意周到に、2手に別れます。バリケードを作った車に乗ってサンクチュアリーに向かったリックらと、サンクチュアリーを壊滅させるために用意をしていたダリルやモーガンらです。リックたちはサンクチュアリーにたどり着くと、ニーガンを呼びだします。 出てきた彼と救世主の上層部は驚き、リックは彼らに「ニーガン以外は降伏すれば助ける」と交渉します。しかし、交渉するどころかマギー達を裏切ったグレゴリーが出て来て「救世主を支持する。歯向かうものはヒル・トップから追放だ」と宣言します。

ただ、グレゴリーは事実上もうヒル・トップのリーダーではありません。交渉は決裂し、リックがニーガンに銃を発砲してから全面的に戦争がはじまります。撃ち合いの中、ニーガンはなんとか物に身を隠してその場を凌いでいました。近づいて彼の息の根を止めようとするリックを、神父ガブリエルが止めます。実は、ダリルらが率いてきた大量のウォーカーの群れがサンクチュアリーに向かっていたのです。「脱出できなくなるし、ニーガンはこれでどこに逃げる事もできない」と彼に説得されたリックは、渋々皆と共にその場を退去します。 しかし、ガブリエルはまだ現場で逃げ回っていたグレゴリーを見つけ、車に一緒に乗せようと助けにいきます。するとグレゴリーは恩を仇で返して、神父をその場に置き去りにして逃げます。もう群れがサンクチュアリーにたどり着き、必死で神父は近くにあったトレイラーの中に逃げ込みました。しかし、その中には逃げてきたニーガンがいたのです……。

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シーズン8前半:第2話 「予期せぬ再会」【ネタバレ注意】

リックとダリルは、銃器が保管されているとドワイトに教えてもらったビルに潜入します。その間、アーロンが率いるアレクサンドリアチーム、ジーザス率いるヒル・トップとタラ、モーガンのチーム、エゼキエル率いる王国とキャロルのチームは、各々救世主の基地を襲います。 アレクサンドリアチームは相手を欺くような、とある作戦を決行。しかし銃撃戦の中アーロンの恋人であるエリックが撃たれてしまいます。ジーザス一行は、以前リックたちが寝込みを襲った基地に再来し、中にいた救世主チームを捕虜として捕らえます。 一方、リックは銃器を探す中で男に襲われて殺します。隣の部屋に赤ん坊が寝ているのを発見すると、鏡に映った血まみれな自分の姿に呆然としてしまいます……。しかし、直後に彼はシーズン1で旅を共にしたモラレスと再会を果たします。彼は救世主の一員として生き残っていたのです!

エゼキエル率いる王国チームは森の中を歩いていました。エゼキエルは勝利を確信し、敵は彼らが基地に向かってくるのを知っていました、それを王も知っていながらも前進する事のみをチーム全体に語りかけるのでした。

『ウォーキング・デッド』シーズン8前半:第3話 『歪んだ正義』【ネタバレ注意】

リックはモラリスを説き伏せようとするも、「あんたは変わった、怪物だ」と言われます。サテライトに奇襲をかけ、彼の仲間を殺した事を責めながら、モラリスはリックをニーガンに突き出そうとします。動きを止めていたリックでしたが、背後から近づいたダリルによってモラレスは殺されます。しかし、モラリスが呼び出した救世主がビルに向かってきます。 一方、ジーザス達は降伏した救世主をヒル・トップに連れていく途中でウォーカーの奇襲に遭い、数名を逃がしてしまいます。モーガンとジーザスが後を追って捕まえますが、そこで彼らを生かしておけないというモーガンと降伏した人間を殺すことが出来ないというジーザスは対立。

彼らが着く一足先に、グレゴリーがヒル・トップにやってきます。マギーは渋々彼を中に入れてやる事に。その後、捕虜たちがやってくるも彼女はヒル・トップ内に敵を入れる事に些か躊躇します。 その頃、撃たれてしまったエリックを離れた所に連れていくも、彼に説得されて戦いに戻ったアーロンが彼の安否を確かめにエリックの元に戻ってきます。しかしその場にエリックの姿はなく、少し先の場所にウォーカーとなって彷徨っていました。アーロンは悲しみに暮れ、リックがビル内で見つけた赤ん坊を連れてヒル・トップに戻るのでした。

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シーズン8前半:第4話 『王への忠誠』【ネタバレ注意】

エゼキエル王率いる王国チームとキャロルは、誰一人失う事なく基地までたどり着きました。実はこの基地にこそ、リック達が探していた銃器があったのです。全ては順調にいくと思われましたが、射撃者によってキャロル以外の王国チームが皆殺しに。エゼキエルは部下が自分の身を庇って撃たれてくれたため、生きていました。屍になった部下をみて、呆然とする彼も敵に捉えられます。しかし、そこに唯一の生き残りであるジェリーが助けました。 その頃キャロルは基地の中に身を隠し、敵を暗殺していました。しかし、複数の敵に見つかって一人で戦うことが難しくなってしまいます。

「英雄が求められたら、英雄になれ」そう言われて王になる事を決意したエゼキエル。もともとは動物園の飼育員だった自分を思い出し、自信を喪失します。キャロルが二人と合流して、三人で王国に向かう中で足を気がするエゼキエルは自分が足止めをすると言って止みません。そんな彼を助けにシヴァが表れ、ウォーカーに立ち向かいます。しかし、ウォーカーの数が多く、シヴァは彼らにやられてしまうのでした……。

『ウォーキング・デッド』シーズン8前半:第5話「懺悔」【ネタバレ注意】

1話でウォーカーの群れから逃れるために、トレイラーに逃げこんだガブリエル神父。しかし、その中にはニーガンがいたのです。ニーガンは彼に危害を与えるつもりはない事を伝え、二人はしばしの間助けが来るのを待つのでした。その時、ガブリエルは自分の死ぬ前の使命を確信し、ニーガンに対して「お前の懺悔を聞く」と言います。ニーガンは、自分が不要な殺しをする事を好まず、リックは自分の仲間を死に至らしめる弱さがあると説きます。そして、自分が過去に子供達を指導していた教師である事を話します。

ガブリエルが「懺悔しておくべき事がないのか、最初の妻はいたのか」と聞くと、ヘラヘラと笑っていたニーガンの表情が変わります。触れてはいけない部分に触れたガブリエルは、怒れるニーガンから逃れるために隣の部屋へ逃げて立てこもります。そして教会で犯した自分の罪を告白します。そして、「懺悔をすれば協力し、一緒にここを出る」事を約束するのです。 それを聞いたニーガンは、自分の最初の妻ルシールについて話します。彼は浮気を繰り返し、彼女を裏切っていました。彼女が末期の癌にかかり、アポカリプスが始まった後に帰らぬ身となった時、彼はウォーカーになる彼女を殺す事ができなかった、それが自分の最大の罪だと告白しました

懺悔を受け取ったガブリエルは、ニーガンと共にウォーカーの内蔵をかぶり、互いに協力しながらサンクチュアリーの中に無事戻ります。サンクチュアリーの内部では、ニーガンの不在から人々が揺らいでいましたが、無事に戻ったリーダーをみて、安心するのでした。そして、内部に裏切りものがいる事に上層部が気づきます。牢に入れられたガブリエルを心配してユージーンが様子を見に行きますが、彼はどうやら深刻な病気にかかったかのように汗まみれになって震えていました。

その頃、ようやく救世主の持っていた武器を手に入れたリックとダリルは、互いの意見の食い違いから口論になっていました。ダリルはサンクチュアリーの中にウォーカーを入れて、壊滅させる事を望んでいました。しかし、リックは従業者など罪のない人々をも巻き込むので、反対します。自分の計画通りにしろという、リックに反発するダリルは遂に取っ組み合いに。その流れで、せっかく手に入れた銃器を乗せたトラックが爆発してしまいます。彼らはそのまま仲直りもせず、リックはある場所へと歩いて向かいます。その時、彼はヘリコプターが上空を飛ぶのを見かけるのでした。

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シーズン8前半:第6話「分かれ道」【ネタバレ注意】

リックは包囲したサンクチュアリーに2日後に奇襲をかけて最後の戦いをする事を皆に伝えます。彼はやはり、救世主の幹部以外の人間の安否を気にかけていたのです。そんな彼が向かったのはゴミ山でした。以前、ジェイディスと交渉し裏切られましたが、また同じように自分側に着くように交渉しに行ったのです。しかし、ジェイディスは断り、リックを捕らえます。 ヒルトップでは、ジーザスが連れてきた捕虜の事でマギーは悩んでいました。ヒルトップの住民を脅かす事になるのを気にしていた彼女でしたが、手製の牢屋を作り、その中に捕虜を入れて見張る事を条件に彼らを中に入れます。そしてアーロンとイーニッドはオーシャンサイドへと向かいます。

アレクサンドリアでは、ミショーンとロジータもサンクチュアリーの様子が気になって街を出ます。同じく、ダリルとタラは一刻も早く決着をつけたいがためにサンクチュアリーへと向かいます。  カールはリックが威嚇行為で発砲したせいで、驚いて逃げてしまった少年と森の中で再会します。彼はセディクと名乗りました。彼らはアレクサンドラに帰る途中でウォーカーの大群に襲われ、カールは押し倒されます。間一髪で彼らは全ウォーカーを倒しましたが、カールは何故か動揺していました。 一方、ミショーンとロジータは救世主の秘密兵器「オペラ」を見つけます。オペラとは、大音量のオペラを流すステレオを積んだ車両の事で、サンクチュアリーを包囲するウォーカーたちをこれによって引き離す事が出来ると考えた救世主は、ロジータとミショーンを振り切って逃げます。そこに、タラとダリルの乗ったトラックが突っ込み、オペラは破壊されました。 その後完全にウォーカーに包囲されたサンクチュアリーを確認する、ダリル、タラ、ミショーンにロジータ。ダリルは、このまま決着をつけると言って、前を見据えました。

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『ウォーキング・デッド』シーズン8前半:第7話「心の葛藤」

サンクチュアリーでは、マギーの医者であるカーソンをヒルトップに連れ帰らねばと、ユージーンを説得するガブリエルがいました。彼自身の様態は悪化の一途を辿っています。ユージーンはこれを受けて自分の良心と葛藤するのですが、ニーガンに頼まれたように、サンクチュアリーを囲むウォーカーを対処しようとします。

しかし、それをドワイトが阻止しようとするも時は既に遅し。携帯ミュージックプレイヤーを乗せた手製のリモコン飛行機が敷地内を飛び出し、ウォーカーを誘導する作戦は遂行されました。ドワイトはユージンを撃つ事が出来ず、ユージンも彼が裏切り者である事を黙っておく事にします。 外では救世主の全滅を望むが故にリックの計画を無視して集まったダリル、タラ、ミショーン、ロジータに、モーガンが合流します。しかし、ロジータとミショーンはリスクを冒すより待つ事を選び、計画から外れます。ダリルとタラ、モーガンの3人はそのまま計画を実行し、トラックでサンクチュアリーに突っ込み、ウォーカーを建物内に誘導するのでした。 サンクチュアリーの中にウォーカーがなだれ込み、ユージンはパニック状態に。そのままガブリエルに一切協力をしないという事を表明し、ニーガン側につく事を決意しますが、自室に戻るや否やワインを一気飲みして吐くという荒れ具合。

一方、ゴミ山のジェイディスに、またアレクサンドリア側につくよう交渉しに行ったリックでしたが、交渉は決裂し、身ぐるみを剥がされたうえで拘束されます。そして再び鉄で武装したウォーカーと一騎打ちさせられるのですが、今回もリックは素手でそれを倒しただけでなく、ジェイディスの命までもを握ります。降参した彼女は、渋々彼に協力する事にするのでした。 しかし、ジェイディスとゴミ山の人間を率いてサンクチュアリーの様子を見に行ったリックの目に映ったのは、周りからウォーカーが一切いなくなってしまったサンクチュアリーだったのです。

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シーズン8前半:第8話「暗夜の口笛」

建物を包囲していたウォーカーが排除されていたことから、リックは作戦が思わぬ方向に向かっただけでなくニーガンらが脱出した事を知ります。しかも、残っていた救世主から銃撃を受け、撤退。脱出したニーガンはアレクサンドリアへ、サイモンはヒルトップ一行のもとへ、ギャビンは王国へと向かっていました。 6話でオーシャンサイドに協力を求めに向かっていたアーロンとイーニッドは、シンディのおばあさんであるナターシャを殺害してしまいます。それがきっかけとなって彼らは拘束されます。 その頃、ヒルトップ一行は救世主に捕まり、マギーはサイモンからキツくお灸を据えられます。ギャビン一行もエゼキエル王を捉え、王国は壊滅状態に。

リックが未だ帰らないアレキサンドリアにはニーガンが到着し、降伏を要求します。カールは自分が父の代わりに指揮をとり、仲間や住人を非難させます。そしてニーガンの前に立ちはだかり、もうこれ以上戦争をするのはやめようと彼を説得します。「こんな自分に本当になりたかったの?」そうカールに聞かれたニーガンは、少し複雑で神妙な顔つきに。更に、「それでおさまるのであれば、自分を殺せ」というカールにショックを隠せませんでした。 しかし、彼のスピーチが時間稼ぎのものだと知って激怒。カールの作戦通り、ダリル達は囮でトラックにのり裏から街を脱出します。ドワイトがいくつかの救世主を連れて彼らを追いますが、それは罠でした。ドワイトを含め待ち伏せしていたダリルたちが、救世主を一網打尽にするも、一人逃してしまいます。

その頃アレクサンドリアにはグラネードが投降され、街は火の海に。カールはガスを巻き散らして身を隠します。ようやく街に戻って来たリックは自分の家に向かうと、待ち伏せていたニーガンに襲われます。取っ組み合いになるも、リックは窓から逃げ出し、ミショーンと合流して皆が隠れている地下に向かいます。 ところが、そこで彼を待っていたのはウォーカーに噛まれたカールだったのでした……。

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『ウォーキング・デッド』シーズン8後半:第9話「夢」

死期を悟ったカールは、家のポーチにジュディスとの手形を残したり、リックたちに手紙を別れの書いたりと、その準備を進めていました。 リックとミショーンがカールを家に連れて行こうとしたとき、彼が助けたセディクは以前は研修医だったとわかります。リックは、それを知っていて彼を助けたのか訊きますが、カールはひとりでは生きられないから助けたと言います。 一方王国では、エゼキエルを救うためにキャロルとモーガンが救世主と戦っていました。無事にエゼキエルを救出した2人でしたが、不殺の誓いを立てたはずのモーガンが迷いなく相手を殺す姿を、キャロルは不安げに見ていました。

リックたちは家までたどり着くことができず、ある小屋で最期の時を過ごすことにします。カールはリックに、以前のように人を許して受け入れる彼に戻ってほしい、救世主との戦いをやめてほしいと話しました。 そしてカールは夢を語ります。それは、今からもう少し先の将来、アレクサンドリアと王国、ヒルトップなどがお互いに協力し合って大きなコミュニティを作ることでした。リックはそれを必ず実現するとカールに誓います。その後カールの決意を聞き外に出たリックとミショーンは、小屋の中から一発の銃声を聞きます。 カールの夢見たコミュニティには、笑顔で農作業に参加するニーガンの姿もありました。

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シーズン8後半:第10話「託された手紙」

悲しみに暮れながらカールの遺体を埋葬したリックとミショーンは、ジェイディスと交渉し武器と人員を確保するため、ゴミ山へ向かいました。別れの手紙を読めずにいたリックは、カールと約束したにも関わらずまだ戦いをやめる気にはなれません。 そのころサンクチュアリーでは、対立するサイモンとニーガンのもとにヒルトップから大きな木箱が届きます。箱には「あと38人いる。撤退せよ」と書かれていました。中身はウォーカーとなった救世主のひとり。全員殺すと息巻くサイモンに、ニーガンはゴミ山の清掃人たちを従わせるため、殺すのは1人だけだと念を押します。

しかしゴミ山に到着したサイモンは、ニーガンの命令に背いてジェイディス以外の全員を殺して去って行きました。その後、ゴミ山にたどり着いたリックとミショーンは、彼女から事情を聞きます。彼らがゴミ山から脱出する際に自分も連れて行ってほしいと懇願するジェイディスを、リックは置き去りにしました。 一方、8話でオーシャンサイドに囚われたイーニッドとアーロンは、殺さないだけありがたいと思えと、にべもなく協力を断られてしまいます。それでもアーロンは食い下がろうと、イーニッドを帰してひとりオーシャンサイドの外で待つことにしました。

ヒルトップへ向かう途中、リックは決心してカールからの手紙を読みます。自分宛てとニーガン宛ての2つを読んだリックは、無線でニーガンに連絡をとりました。カールが死んだことを伝えると、ニーガンの顔が曇ります。カールは2人が和平を結ぶことを望んでいたが、それはできないとリックは言います。ニーガンはそれよりもカールがどうやって死んだのかを気にし、彼には自分の計画に加わって欲しかったと語りました。 カールが死んだ経緯を知ったニーガンは、そばにいて守ってやらなかったリックは父親失格だと言います。また、多くの犠牲者を出しているこの戦いを始めたのはリックで、彼はリーダー失格だとも言いました。

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『ウォーキング・デッド』シーズン8後半:第11話「捨て身」

アレクサンドリアの住民とともにヒルトップを目指すダリルの一行。救世主を裏切ったドワイトも同行しますが、彼にデニースを殺されたタラは復讐の機会を狙っていました。救世主は沼地を通らないというドワイトの情報を信じ、ダリルたちは危険を承知で沼地を通ることに。 しかし、サンクチュアリーから脱走したガブリエルとカーソン医師の捜索隊が沼地までやって来ます。ドワイトは裏切りが知られれば殺されるとわかっていながら、救世主たちをダリルの一行から遠ざけるために彼らとともに沼地を離れました。 一方、カーソンとともにヒルトップを目指していたガブリエルは、感染症で視力が低下していました。神の導きを信じて森に入っていた彼は小屋を見つけ、その中で抗生物質と車の鍵、地図を発見します。よろこびも束の間、捜索隊に見つかりカーソンは殺されてしまいました。

一方ユージーンは、ニーガンから弾丸の製造を開始するよう言いつけられます。作業中にニーガンが現れ、捕まったガブリエルも作業要員として連れてこられます。また、弾丸の製造が追いつかないことを責められたユージーンは、ニーガンに殺傷能力はなくとも精神的にダメージを与えられるものを投げ込んではどうかと提案。その言葉にニーガンは、ウォーカーの体から内臓を抜き取り、それを使う作戦を考えます。 ダリルたちは無事ヒルトップに到着しますが、カールが死んだと聞いてヒルトップの面々は大きなショックを受けました。

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シーズン8後半:第12話「生残る鍵」

広範囲に見張りを立てたリックは、救世主の一団のなかからニーガンが1人で乗った車を発見。リックは彼を追って車を走らせ、横から激突します。その衝撃でニーガンの車は横転し、集団から外れてしまいました。 壊れた車から這い出したニーガンは、近くの倉庫のなかでリックと戦うことに。リックとの戦いの中でニーガンは、ルシールを地下に落としてしまいます。さらにリックの攻撃を避けるため手を離し、落下してしまいました。 暗い倉庫の地下でルシールを探しながら、リックに新たな取引を持ちかけるニーガン。しかし、ルシールを見つけたのはリックでした。彼はルシールに火をつけ、取りに来いとニーガンを挑発します。怒ったニーガンは、リックがウォーカーを解き放った場所に踏み込み、死闘を繰り広げます。ルシールを取り戻したニーガンは倉庫の外に逃げ、リックは彼を見失ってしまいます。

そのころヒルトップのマギーたちは、「食料かレコードと交換に“未来への鍵”を渡す」というメッセージを見つけます。怪しみながらも待ち合わせ場所に行くと、ジョージーという女性がいました。彼女は、マギーたちと交換するのは「知識」だと言います。しかしイーニッドをはじめヒルトップの面々は、彼女たちを信用できません。 とりあえず彼女たちをヒルトップに連れて行くことにしたマギーたち。彼女たちを殺して食料を奪おうというイーニッドをミショーンが説得し、取引をすることにしたマギーたちがジョージーのもとに戻ると、彼女は条件を変更すると言い出します。 ジョージーはレコードをもらう代わりに、食料と「未来への鍵」をヒルトップに渡すと言います。「未来への鍵」とは、風車など生活に役立つものの建築方法が書かれたファイル。次に会うときまでにヒルトップを整備すると約束し、彼女たちは別れました。

ニーガンのやり方に不満を持つサイモンは、行方不明のニーガンを探す間にもドワイトに不満をこぼし、前進するためにはリックたちを殺し、新たなコミュニティを従わせる必要があると言います。ドワイトは賛成するでも反対するでもなく、複雑な表情に。 ニーガンが見つからないまま仲間のもとに戻ったサイモンは、救世主の団結を確認し、ニーガンを奇襲したリックたちのコミュニティは潰さなければならないと、もともとの命令を曲げてしまいます。 リックとの一騎打ちで消耗してしまったニーガンが車の中で目を覚ますと、彼の頭に銃を突きつけながらハンドルを握っていたのはジェイディスでした。

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『ウォーキング・デッド』シーズン8後半:第13話「空虚な朝」

夜になりサイモンたちがヒルトップに到着。マギーは、撤退すれば38人の捕虜は解放すると言いますが、サイモンは拒否しました。皆殺しにすると息巻くサイモンをドワイトは止めようとしますが、彼は聞く耳を持ちません。 そのとき、機関銃を連射しながらダリルがバイクで走り抜けていきます。ダリルが門の中に入る隙に、救世主たちもヒルトップに侵入しようとしますが、スクールバスに行く手を阻まれてしまいました。ミショーンたちの部隊は、物陰に隠れて救世主に向かって機関銃で総攻撃を開始。これにひるんだサイモンたちは、一旦車の中に避難します。 攻撃が収まったのをみて反撃に出た救世主たちの武器は、なんと弓矢やナイフでした。

ヒルトップのなかで激しい戦いをくり広げる救世主とキャロルら戦闘部隊。後方からはリックたちが攻撃を仕掛けます。戦いが激しさを増すなか、サイモンが放った矢でタラが傷を負ってしまいました。 サイモンたちが撤退し、静けさを取り戻したヒルトップ。しかし診療所では、寝ていた怪我人のひとりがウォーカーに転化。他の怪我人たちや医者、建物内で雑魚寝していた住民たちが襲われ、次々とウォーカーが増えていきます。 事態に気づいたリックやダリル、キャロルはウォーカーを退治していきます。騒ぎが収まった後、原因は救世主の武器にウォーカーの血が塗られていたことだと気づいた面々は、タラを見つめました。

シーズン8後半:第14話「涙のわけ」

ヒルトップでは、捕虜が逃げた際にいなくなってしまったヘンリーを探すかどうかで、キャロルとエゼキエルがもめていました。そんななか、モーガンは逃げた捕虜たちを追うと言い、キャロルもついていくことに。森でヘンリーの足跡を見つけた2人でしたが、彼の生存を信じるキャロルとそうでないモーガンは別れてしまいます。 マギーたちは、救世主との戦いに備えて作戦を立てていました。相手側も弾不足と考えていましたが、ロジータは彼らのもとにいるユージーンが弾を作れることを指摘。偵察に行くことにします。 そのころ、カールからの手紙を読んで泣いているミショーンのもとにリックがやってきます。彼はまだ自分宛の手紙をきちんと読んでいなかった様子。リックが食料を調達すると言って出て行こうとした矢先、残った捕虜から彼らの仲間を見つけても殺さず連れ帰ってくれと頼まれ、了承しました。

ジェイディスはニーガンを捕らえ、ゴミ山で拘束していました。ここでなにが起こったのか自分は知らない、必ず償いをすると言うニーガンですが、ジェイディスは発煙筒などを用意して、なにかの準備を始めます。 しかしその間ニーガンが落ちていた鞄の中にあった銃を手にし、発煙筒に火をつけて彼女の宝物である写真を燃やそうと脅します。 彼女はニーガンから発煙筒を奪おうとしますが、水たまりに落ちて火が消えてしまいました。そこに現れたのはなんと一機のヘリコプター。ジェイディスは新しい発煙筒をつけ助けを求めますが、間に合いませんでした。彼女は怒りに身を任せ、ニーガンの大切なルシールを焼こうとします。彼はルシールの名前が元妻に因んだものであるとジェイディスに明かし、許しを請い、彼女は思いとどまることに。 放心状態のジェイディスに、ニーガンは自分と一緒に来いと言いますが彼女は拒否。すると彼は、いつでも来ていいし、自分もたまにゴミ山を尋ねると言って帰っていきました。

キャロルと別れたモーガンは森の中でリックに出会い、2人で逃げた捕虜たちを追うことに。切断された子供の手足を見て2人が戸惑っていると、何者かに殴られて気を失ってしまいます。リックが目を覚ますと、彼らは逃げた捕虜たちに拘束されていました。捕虜たちは救世主に戻るため、リックをニーガンに差し出そうとしていたのです。リックは彼らにヒルトップに戻り、協力し合おうと説得。そこにウォーカーの群れが現れ、戦うためにリックとモーガンも拘束を解かれました。ウォーカーを全て倒した後、彼らは捕虜たちも皆殺しにします。 一方ヘンリーの捜索を続けていたキャロルは、血のついた彼の防具を発見。その近くで助けを求める声を聞き、無事にヘンリーとヒルトップに帰りました。 サンクチュアリーに帰る途中、ニーガンは誰かと再会し車に乗せます。彼は出迎えた門番に、帰ってきたことは誰にも言うなと口止めします。 家に戻ったリックは、やっとカールからの手紙を読むことができました。

シーズン8後半:第15話「偽りの顔」

カールからリックへの手紙の内容は、ニーガンとの和解を促すものでした。 サンクチュアリーに戻ったグレゴリーは、サイモンに取り入ろうとします。ニーガンは勝手に作戦を変更したサイモンを責めますが、一旦は許すことに。幹部に新たな作戦を伝え、ドワイトを部屋に残して賢く立ち回れと念を押します。その後、ドワイトの部屋にサイモンがやってきて、半ば強制的にニーガン暗殺に加わることに。 同じ頃、作業場で弾丸を作っていたユージーンを、ロジータとダリルが連れ去りました。彼の知識は必要ですが、裏切り者である彼にきつくあたる2人。ユージーンは自ら口に指を入れ、ロジータに吐瀉物を浴びせ、彼女が驚いた隙に逃げてしまいます。

そのころ、オーシャンサイドの外で住民が出てくるのを待っていたアーロンは、空腹でウォーカーと戦い、気を失っていました。オーシャンサイドの人々に取り囲まれ気がついた彼は、救世主に復讐するため共に戦おうと訴え、また気を失ってしまいます。 ニーガン暗殺を企み、中庭に集まったサイモンたち。しかし、そこにニーガンが姿を現します。ドワイトは彼にこの件を伝えていたのでした。サイモンとニーガンは決闘することになり、激しく殴り合います。最初はサイモンが優勢だったものの、裏切りに怒り、計画を変更せざるを得なくなったニーガンはサイモンの首を強く締めます。 決闘の最中、こっそり逃げようとするグレゴリーに、ドワイトは新たな作戦の情報を書いた地図を渡し、リックに託けました。

決闘の後、ニーガンと話しながらドワイトは部屋に向かいます。そこには、彼が殺したグループの生き残り、ローラがいました。前話の最後でニーガンが車に乗せたのは彼女だったのでしょう。ドワイトが密告者だと知ったニーガンは、先ほどの会議ではドワイトがリックに密告することを見越して嘘の作戦を伝えたのでした。 フェンスの外には、ウォーカーとなったサイモンがくくりつけられています。階段にいたニーガンのトランシーバーに、ミショーンから通信が入りました。彼女はカールからニーガン宛の手紙を読み、カールが和解を望んでいたと伝えます。しかし、ニーガンは皆殺しにすることだけが勝利だと言ってトランシーバーを壊しました。

『ウォーキング・デッド』シーズン8最終話:第16話「戦いの果て」

ドワイトから知らされた救世主の作戦が罠ではないかと疑ったリックは、先発隊を率いて偵察に向かいます。そこにはウォーカーで道をふさごうとする救世主の一団が。リックたちは彼らを殺し、本物の作戦が書かれた地図を見つけます。マギーに連絡し、リックたちは全員でニーガンのいる場所に攻め込むことに。 しかし、ここまですべてニーガンの読みどおり。彼はリックがドワイトからの情報を疑うこと、そして自分たちの裏をかく行動に出ることを見越していました。救世主の戦闘部隊は、全員ニーガンとともにリックたちがやってくるのを待ち伏せていたのです。

救世主は丘の上でリックたちを取り囲み、ニーガンの合図で一斉射撃を開始します。その時、彼らの銃がすべて暴発。ユージーンが弾丸に細工をしたと気づいたニーガンは、彼に殴りかかろうとしますがガブリエルがこれを阻止しました。武器がなくなった救世主は、ミショーンたちに全員降伏すると告げます。 一方ヒルトップでは、監視係が救世主の一団がやってくるのを発見。住民は地下や森に避難し、タラと元救世主の捕虜たちは彼らを迎え撃つために残りました。そのとき突然、救世主の周りで炎が上がります。タラが火炎ビンが飛んできた方向を見ると、そこにはアーロンとオーシャンサイドの面々がいました。

リックはニーガンを追い、木の下で格闘し始めます。2人は木から吊るされたステンドグラスを割りながら激しくもみ合いますが、リックはニーガンに話を聞いてくれと言います。 リックが語ったカールの思いに、目に涙をためて動きを止めるニーガン。その隙に、リックは割れたガラスでニーガンの首を切りつけます。ニーガンは大量に血を流しながら「カールは本当のお前をわかっていなかった」と言って倒れました。 セディクにニーガンの治療をするように言ったリックに、マギーが激しく抗議。しかし彼は、これまで共に戦ってきた面々、そして降伏した救世主に、これで戦いは終わり、平和で公平な新しい世界を築くと宣言します。

人々はそれぞれヒルトップやサンクチュアリーに戻ります。そんななか、ドワイトを森に連れ出したダリル。殺されると思ったドワイトは許しを請いますが、ダリルは彼に車のキーを渡し、次に会ったら殺すと言って去って行きます。車である家を訪れたドワイトは、そこで妻シェリーからの手紙を発見し微笑みました。 同じ頃、モーガンはジェイディスのもとを訪れ、リックが彼女をヒルトップに招いていることを告げます。ジェイディスはモーガンも一緒に来ると思っていましたが、たびたび幻覚を見るなど精神的に不調をきたしていたモーガンは、自分が仲間を傷つける可能性を考え、ゴミ山で独りで暮らすと断りました。

ヒルトップの一室では、マギー、ジーザス、ダリルが集まっていました。マギーはニーガンを生かしたリックの判断は間違っていると言い、他の2人も彼やミショーンに「時機を見てわからせる」ことに賛成します。 そのころ診療所では、セディクから治療を受けたニーガンが眠っていました。寝たふりだと見抜いたミショーンが声をかけ、彼が今後どうなるのかを言い渡します。救世主が他のコミュニティを植民地のように扱っていたことに怒っていたリック。彼の計画では、ニーガンは殺さず独房に監禁するとのこと。そこで大勢が協力しあい大きなコミュニティを築いていくのを目にし、彼が間違っていたことを思い知らせると言いました。