2020年8月4日更新

アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』メインキャラ&歴代声優を一挙紹介!【1期から6期まで】

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『ゲゲゲの鬼太郎』メインキャラクターと歴代声優を一挙紹介!【6期までの最新版】_サムネイル

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アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』メインキャラを演じた歴代声優(1期~6期)をまとめて紹介

ゲゲゲの鬼太郎
(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

『ゲゲゲの鬼太郎』の原作は水木しげるによる漫画作品で、墓場から生まれた幽霊族の末裔の少年・鬼太郎が様々な妖怪たちとバトルや触れ合いを繰り広げる物語です。 1954年の紙芝居から始まり、1965年から1997年までの間に多くの雑誌で連載。1996年には日本漫画家協会賞・文部大臣賞を受賞しました。原作の漫画やアニメを中心に様々なメディア展開を見せ、誰もが知る国民的作品として半世紀以上にわたり愛されています。 当初は『墓場鬼太郎』というタイトルで連載していましたが、アニメ化に伴い変更され、怪奇・ホラー要素が強かった作風も、鬼太郎と妖怪の対決を主にして、コメディ要素も少し見受けられるようになるなど変化しました。

『ゲゲゲの鬼太郎』の生みの親!巨匠、水木しげる

ゲゲゲの鬼太郎
(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

水木しげるは1922年3月8日に大阪府で生まれ、太平洋戦争で兵役に就き、左腕を失うなど過酷な体験をしてきました。 そんな中、1958年に『ロケットマン』で貸本漫画家としてデビュー。 1960年には『ゲゲゲの鬼太郎』の原型となる「墓場鬼太郎」シリーズを発表します。その後も『悪魔くん』や『河童の三平』等多くの名作を世に出してきました。 「妖怪」という存在、キャラクターを世間に大きく広めたパイオニアであり、数多くある「妖怪漫画」の生みの親とも言える人です。 妖怪文化のみならず漫画界へも大きく貢献した功績が称えられ、「紫綬褒章」「旭日小綬章」「アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞」など多くの賞を受賞してきました。 さらに妖怪研究の第一人者として世界妖怪協会会長、民族芸術学会評議委員、日本民俗学会会員なども歴任。 2010年には文化功労者にも選ばれました。戦争という悲惨な体験を通じ、非凡な感性や人生観を持っていた水木しげる。2015年11月30日に93歳でこの世を去った後も多くの人に影響を与えています。

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時代を映し続けてきたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』。その船出は意外なものだった

『ゲゲゲの鬼太郎』が初めてアニメ化されたのは1968年1月。実はもっと前にアニメ化の話は出ていたようですが、『墓場鬼太郎』の「墓場」という単語が入った作品をアニメにするのはどうだろうとスポンサーが付かず断念。再度話が上がった際にタイトルを変更することで話が落ち着き、アニメ化にこぎつけました。 「ゲゲゲ」というフレーズが採用された経緯は、水木しげるが幼少期に自分の名を上手く言えず「げげる」と発音しており、あだ名がそのまま「ゲゲ」になったことが由来だそうです。 その後は1960年代から2010年代まで、各年代ごとに6つのシリーズとして放送されてきました。2期は1期の続編、3期以降はリメイク版。キャラクターデザインは勿論、鬼太郎達の性格や脚本も年代ごとに変化しており、まさに時代とともに歩んできた作品と言えます。

『ゲゲゲの鬼太郎』メインキャラクター&声優【1期~5期】

何度もリメイクされ、長年にわたって愛される『ゲゲゲの鬼太郎』。2018年4月1日から2020年3月29日まではアニメ6期が放送され、斬新なキャラクターデザインや現代社会をも風刺した深い脚本に注目が集まりました。 本記事では『ゲゲゲの鬼太郎』のメインキャラクターと、その魅力を支える声優陣を1期から6期まで紹介します! まずは1期から5期まで、メインキャラクターとその声優陣をおさらいしていきましょう!特に有名な声優に関しては、解説も加えていきます! ※本記事は『ゲゲゲの鬼太郎』の一部ネタバレを含みます!ご注意ください。

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鬼太郎

シリーズ 声優
1期 野沢雅子
2期 野沢雅子
3期 戸田恵子
4期 松岡洋子
5期 高山みなみ

作品の主人公・鬼太郎。幽霊族の妖怪の少年で、先祖の霊毛で編まれた黄色と黒のちゃんちゃんこがトレードマーク。 母親はすでに亡くなっており、肉親は目玉だけ生き延びた父親の目玉おやじのみ。彼は妖怪と人間の共存を望んでおり、妖怪ポストに入れられた依頼によって妖怪退治をしています。 また彼は、すさまじい生命力と高い戦闘力の持ち主。妖怪を察知する妖怪アンテナや、髪の毛を使った毛針などを駆使して戦います。

野沢雅子(1~2期)

様々な媒体で音声化・映像化されてきた本作で、初めて鬼太郎に声を吹き込んだのが、野沢雅子です。3期から声優が変更になりましたが、2008年に放送された1期以前の鬼太郎を描く『墓場鬼太郎』で再び鬼太郎役を担当。第6期ではオーディションの末、目玉おやじ役を射止めました。 野沢は他にも「ドラゴンボール」シリーズの孫悟空・御飯・悟天の1人3役や、『銀河鉄道999』の星野哲郎役などを担当するなど、日本を代表する大御所声優です。

戸田恵子(3期)

3期の鬼太郎役は戸田恵子です。正義感が強い熱血漢気味の3代目鬼太郎を好演。 声優としては実写版『眠れる森の美女』のオーロラ姫役が声優デビュー作。『それいけ!アンパンマン』のアンパンマン役のほか、『きかんしゃトーマス』のトーマス役、『機動戦士ガンダム』のマチルダ・アジャン役が有名です。 ドラマでは『ショムニ』や『ちゅらさん』などで個性派女優として活躍しています。

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松岡洋子(4期)

原点回帰をテーマとした4期の鬼太郎役は松岡洋子(写真左)が演じました。彼女は舞台女優を経て1977年から声優として活動。『まんが猿飛佐助』の佐助役が初主演。 『ハックルベリー・フィン物語』のハックルベリー・フィン役や『ヒカルの碁』の越智康介役、『ONE PIECE』のアルビダ役などが有名です。 アニメ以外にも『スタートレック:ヴォイジャー』のキャスリン・ジェインウェイ役など、吹替を多数担当しています。

高山みなみ(5期)

クールでいて、どこか子供っぽい5代目鬼太郎役は高山みなみ(写真右)が担当。 彼女は他にも『名探偵コナン』の江戸川コナン役や『忍たま乱太郎』の猪名寺乱太郎役で、20年以上続くアニメの主人公を担当。鬼太郎も含め少年役を多く演じていますが、『魔女の宅急便』のキキ役・ウルスラ役や『らんま1/2』の天道なびき役など少女役もこなします。 リニューアル後の『ドラえもん』ではスネ夫のママ役に抜擢。大人の女性も得意としています。

目玉おやじ

シリーズ 声優
1期〜5期 田の中勇

目玉おやじは鬼太郎の父親です。人間の前に繁栄していた幽霊族の生き残りで、500歳以上。長く生きていることもあり博学で、鬼太郎にとっての良き相談役でもあります。また、昔から存在する妖怪であればほとんどが顔見知りという顔の広い妖怪です。 普段は鬼太郎の左眼に入っているため、彼の髪の毛を掻き分けて顔を出すことも。彼は清潔好きで、アニメでも入浴シーンがよく登場します。

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田の中勇(1〜5期)

長年に渡り目玉おやじを演じたのは田の中勇です。大手声優プロダクションのひとつ青二プロダクションの創立メンバーのひとりで、2010年に死去しています。 田の中はアニメ版だけでなく、実写版などでも目玉おやじ役を担当。その特徴的な演技で多くの人の記憶に刻まれています。 『天才バカボン』の本官さん役や「ペルソナ」シリーズのイゴール役、「ドラゴンボール」シリーズの老界王神役やビビディ役が有名です。

ねずみ男

シリーズ 声優
1期 大塚周夫
2期 大塚周夫
3期 富山敬
4期 千葉繁
5期 高木渉

ねずみ男はトラブルメーカーの半妖怪。鬼太郎にとっては基本的には仲間という立場ですが、欲望に忠実な小悪党な一面も。金や女性に目がくらみ鬼太郎たちを裏切ることもありますが、最終的には鬼太郎に助けられ、猫娘に懲らしめられ、仲間に落ち着くというのがお約束の展開。 マントをすっぽりとかぶり、ネズミに似た顔が特徴的。金儲けに目がなく、怪しい商売を始めて鬼太郎たちを巻き込むこともあります。

大塚周夫(1・2期)

1期・2期でねずみ男を演じたのは大塚周夫です。俳優としてドラマや舞台に立つ傍ら声優業もこなしており、晩年は声優に絞り数多くの役を担当しました。 『ルパン三世 』の石川五エ門役のようなクールで重みのある役や、ねずみ男のような憎めない小悪党が得意。『忍たま乱太郎』の山田先生役や『ぬらりひょんの孫』のぬらりひょん役なども有名です。 『ゲゲゲの鬼太郎』5期では白山坊、黒雲坊としてゲスト出演しました。

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千葉繁(4期)

4期のねずみ男役は、役者・音響監督など幅広く活躍する千葉繁です。 独特の高音とアドリブが有名で、『世紀末救世主伝説 北斗の拳』でのハイテンションなナレーションややられ役の断末魔はインパクト大。 アニメでは『ハイスクール!奇面組』の一堂零役や『幽☆遊☆白書』の桑原和真役、『ONE PIECE』のバギー役が有名。「ドラゴンボール」シリーズではピラフやラディッツ、ガーリックJrを担当しています。

高木渉(5期)

5期のねずみ男役は高木渉が演じています。1987年に『ミスター味っ子』で声優デビュー。ハスキーボイスをいかした役からコミカルな役まで幅広く演じる実力派声優です。2016年に大河ドラマ『真田丸』に出演したことが大きな話題に。 アドリブが有名で『名探偵コナン』の高木渉役は、彼がアドリブで自身の名前を名乗ったことに由来。同作では小嶋元太役も担当。『機動新世紀ガンダムX』のガロード・ラン役も有名です。

ねこ娘

シリーズ 声優
1期 山口奈々
2期 小串容子
3期 三田ゆう子
4期 西村ちなみ
5期 今野宏美

鬼太郎のガールフレンドで作品のヒロイン的存在。シリーズごとの容姿の変化がもっとも大きいキャラで、新シリーズ開始する度、彼女のビジュアルが大きな話題になります。 普段は人間の少女の見た目をしていますが、ネズミを見ると化け猫顔に。ねずみ男にとっては彼女は天敵といえる存在で、ねずみ男がなにかやらかすと彼女が爪牙でお仕置きをします。 爪牙を使ったひっかき攻撃をよく使うほか、猫に似た高い身体能力の持ち主です。

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山口奈々(1期)

初代ねこ娘役は山口奈々が演じました。青二プロダクションの創立メンバーのひとりです。 『ゲゲゲの鬼太郎』ではねこ娘役以外にも、花沢京子役や水木しげるの妻役など複数の役を担当。2期には月子役、3期には磯女役、4期にはタエ役など、シリーズにまたがり複数の役で出演しています。 ほかには『タイガーマスク』の初代若月ルリ子役や『キン肉マン』のキン肉王妃役などが有名です。

西村ちなみ(4期)

4期の猫娘役は西村ちなみが演じています。1992年に声優デビューし、『超くせになりそう』の白鳥なぎさ役で初主演を務めました。 少年・少女から動物の声まで、幅広い役を担当。『おじゃる丸』の2代目坂ノ上おじゃる丸役や『スマイルプリキュア』の青木れいか/キュアビューティ役などが有名。 「ポケットモンスター」シリーズでは、ワニノコやアチャモなど多数のポケモンの声を演じています。

砂かけばばあ

シリーズ 声優
1期 小串容子
2期 山本圭子
3期 江森浩子
4期 山本圭子
5期 山本圭子

砂かけばばあは、鬼太郎の仲間のひとりで、老婆の見た目をした妖怪です。鬼太郎にとってはおばあさん代わりの存在です。鬼太郎たちだけでなく、妖怪アパートの大家を経営したり、身近な妖怪たちの世話をしたりと人情家。 長年生きている目玉おやじや子泣きじじいとは旧知の仲で、お茶飲み仲間としてよく一緒に行動しています。 攻撃は砂を使ったものがメイン。多様な技で鬼太郎を助けています。

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小串容子(1期)

1期で砂かけばばあを演じたのは小串容子です。1960年代から声優として活動していましたが、1980年代以降はフランスに渡り、以降表立った活動はしていません。 1期では砂かけばばあを担当していた彼女でしたが、2期では猫娘としてレギュラー出演しています。2期で砂かけばばあが初登場した第2話では、彼女が猫娘と砂かけばばあの1人2役を担当していました。後に、2期の砂かけばばあ役が山本圭子に決まったことで、以降は猫娘のみを演じています。

山本圭子(2期・4期・5期)

もっとも長く砂かけばばあ役を演じているのが山本圭子です。それ以外にも、1期では少年役で出演しており、3期の同じエピソードでも同役を担当。また3期はシーサー役でレギュラー出演しており、5期では砂かけばばあと2役を掛け持ちしています。 『サザエさん』の花沢花子役や『天才バカボン』のバカボン役、『ちびまる子ちゃん』の山田くん役などを担当。1970年代に人気を博した『がんばれ!!ロボコン』のロボコン役も有名です。

子泣きじじい

シリーズ 声優
1期 永井一郎、北川国彦、富田耕吉
2期 矢田耕司
3期 永井一郎
4期 塩屋浩三
5期 龍田直樹

子泣きじじいは鬼太郎の仲間の妖怪のひとり。腹掛けと箕(み)を着ていて、赤ちゃんのような顔にヒゲを生やした老人の見た目をした妖怪です。 人や妖怪に抱きつくと、次第に彼の身体は石になって重くなっていきます。この力で相手の動きをとめたり、石のように硬い頭で頭突きをしたりと、鬼太郎をサポート。 彼は酒好きで、アニメでも酒を手にしているシーンがよく描かれています。家賃を滞納するなどだらしない一面もある妖怪です。

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永井一郎(3期)

子泣きじじいを3期で演じたのは、声優界の重鎮であった永井一郎です。彼は1期でも何度か同役を演じていましたが、当時はまだ声優が定まっておらず、3期で正レギュラーとなりました。3期ではナレーションも担当しています。 長いは他にも、『サザエさん』の初代磯野波平役や「スターウォーズ」シリーズのヨーダ役、『名探偵コナン』の初代鈴木次郎吉役などが有名です。

龍田直樹(5期)

5期の子泣きじじいを演じたのは龍田直樹。上の写真だと、右下にいるのが龍田です。 彼は本作と関わりが深い声優のひとりで、4期・5期と続けてぬりかべ役を担当。同時に4期では一反もめん役、5期では子泣きじじい役を演じ、2期続けて1人2役の準レギュラーキャラを演じることに。6期にもブエル役や油すまし役など、複数の役で出演しています。 『ハイスクール!奇面組』の大間仁役や『ドラゴンボール』のウーロン役などが有名です。

一反(いったん)もめん

シリーズ 声優
1期 富田耕生/富田耕吉
2期 山田俊司
3期 八奈見乗児
4期 龍田直樹
5期 八奈見乗児

一反もめんは鬼太郎の仲間で、10mの空飛ぶ布の妖怪です。鬼太郎が敵のもとに赴く際、彼に運んでもらうことが多く、鬼太郎にとって相棒ともいえる存在。 アニメでは2期まではあまり出番がありませんでした。3期以降、鬼太郎にとって欠かせない存在として描かれていきます。 飛行のほかにも、巻き付き攻撃や、刃物のように相手を切断することも可能。九州弁を話し、ひょうきんな一面も持ち合わせています。

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富田耕生/富田耕吉(1期)

1期で一反もめんを演じたのは富田耕生(当時は富田耕吉名義)でした。 いまでこそ鬼太郎ファミリーの一員であることが定着している一反もめんですが、1期では登場回数はわずか7回。そのうち喋ったのは2回のみで、彼は22話の声を担当しました。 手塚治虫作品に登場するヒゲオヤジ役や日本テレビ版の『ドラえもん』の初代ドラえもん役などが有名です。

八奈見乗児(3期・5期)

ひょうきんな一面を持つ一反もめんが定着することになったのは、八奈見乗児が演じた3期から。彼は3期と5期で同役を演じたほか、4期にも複数のキャラで出演しています。 アドリブが有名で、「タイムボカン」シリーズの三悪のグロッキー役やボヤッキー役では、「ポチッとな」など記憶に残るセリフを残しました。 『巨人の星』の伴宙太役や「ドラゴンボール」シリーズの初代ナレーション、北の界王役などを演じています。

ぬりかべ

シリーズ 声優
1期 北川国彦、内海賢二、富田耕吉
2期 キートン山田/山田俊司
3期 屋良有作
4期 龍田直樹
5期 龍田直樹

ぬりかべは、土壁に手足と目がついた姿をした妖怪。戦闘では、鬼太郎たちの前に壁として立ち敵の攻撃を防いだり、自身の巨体で敵を押しつぶしたりと活躍しています。 通常時は高さ3m、重さは1トン。伸縮自在なので、場面によって身体のサイズを変えることができます。 温厚な性格をしており、仲間思い。シリーズによって違いは多少ありますが、基本的に無口で間延びした口調でしゃべります。

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キートン山田/山田俊司(2期)

2期のぬりかべ役は、大御所のひとり・キートン山田(当時は山田俊司名義)です。2期はぬりかべの活躍が少なく、登場シーンは1期より増えたもののセリフはほとんどありませんでした。ぬりかべ初登場となった2話で、彼の演じたぬりかべの声を聞くことができます。 『ゲッターロボ』の神隼人役や『ちびまる子ちゃん』の軽快なナレーションが有名。アニメ以外にもバラエティ番組のナレーションで活躍しています。

屋良有作(3期)

ぬりかべが準レギュラーからレギュラー扱いとなった3期で、同役を演じたのが屋良有作です。本作からおなじみの「ぬりかべ~」の口癖が登場しました。 屋良は父親役を演じることも多く、『ちびまる子ちゃん』のさくらヒロシ役や『キテレツ大百科』のパパ役、最近では『賢者の孫』のマーリンなどを演じています。 ほかにもニュース番組や警察を追うドキュメンタリー番組でのナレーションでも有名です。

【6期】メインキャラ&声優一覧!ねこ娘のデザイン変更や、新キャラの登場も!

キャラクター 声優
鬼太郎 沢城みゆき
目玉おやじ 野沢雅子
ねずみ男 古川登志夫
ねこ娘 庄司宇芽香
犬山まな 藤井ゆきよ
子泣きじじい&ぬりかべ 島田敏
一反もめん 山口勝平
名無し 銀河万丈

6期の『ゲゲゲの鬼太郎』が注目された大きな要因の一つに、物語の奥深さが挙げられます。 2話や3話のような悪役の妖怪を倒す王道の展開から7話「幽霊電車」のような「鬼太郎」では欠かせないホラーチックな回、8話「厄運のすねこすり」では一匹の妖怪と一人の老婆を描いた切なくも感動を呼ぶ回等、まるで違うアニメの様な多岐に渡るストーリーは見る人を飽きさせません。 奥深い物語に加え、本作の見どころとして「社会風刺」があります。人間と妖怪の境界、対立を軸に展開される中で、現代社会の歪みや闇を見事に溶け込ませているのです。 7話「幽霊電車」や9話「河童の働き方改革」ではいじめやブラック企業、13話「欲望の金剛石!輪入道の罠」では欲にまみれた人達の末路や子供向けアニメで扱うのが驚きとも言える裏市場の闇や貧民街の子供、難民等の人身売買をさらっと取り上げています。 前述の8話では「すねこすり」という妖怪の性質と「地方の過疎」という社会問題を組み合わせ、切なすぎる物語が描かれました。妖怪の性質と社会風刺を上手く組み合わせた話は多く、人々の心に問いかけてきます。 ただの妖怪物語ではない、本シリーズ特有の奥深さは6期の『ゲゲゲの鬼太郎』になっても健在なのです!

鬼太郎:沢城みゆき

6期の鬼太郎役は沢城みゆきです。声優アワードで複数の賞を受賞するなど、高い人気と実力を誇る声優のひとり。七色と形容される声色の持ち主です。 鬼太郎役のほか、『ルパン三世』の3代目峰不二子役に抜擢。『デュラララ!!』のセルティ・ストゥルルソン役や『Go!プリンセスプリキュア』のキュアスカーレット役、「ソードアート・オンライン」シリーズのシノン役、『PSYCHO-PASS サイコパス』の唐之杜志恩役などが有名です。

目玉おやじ:野沢雅子

5期まで目玉おやじ役を続投していた田の中勇の後を継ぎ、2代目目玉おやじ役となったのは野沢雅子です。野沢は1・2期では息子の鬼太郎役を演じており、時を越えて親子役を演じることになりました。 目玉おやじ役はオーディションで決まったとのこと。これまで目玉おやじ役は代役やゲーム版などで、田の中以外が演じることもありました。しかしいずれも男性声優だったため、野沢が目玉おやじ役初の女性声優となっています。

ねずみ男:古川登志夫

6期のねずみ男役は、1970年代から活躍する大御所のひとり古川登志夫です。当初は俳優としてドラマに出演、ほかにも海外ドラマの吹替などを担当していました。 ねずみ男のような憎めない3枚目から、ニヒルな役まで幅広くこなします。 「ドラゴンボール」シリーズのピッコロ役や『ONE PIECE』のポートガス・D・エース役、『うる星やつら』の諸星あたる役などが有名。

ねこ娘:庄司宇芽香

6期のねこ娘役は、青二プロダクション所属の庄司宇芽香です。2008年の『美肌一族』でアニメ初主演を務めました。 当初は6期から登場したもう1人のヒロイン犬山まな役でオーディションを受けていた庄司。どうしてもねこ娘を演じたいと思っていたところ、オーディションの声がかかり同役に抜擢された経緯があります。 『霊剣山 星屑たちの宴』ではヒロインのひとり・あや役を演じました。

6期の「ねこ娘」は大人っぽくデザイン変更!

ゲゲゲの鬼太郎
(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

『ゲゲゲの鬼太郎』第6期で大きな反響を呼んだのが鬼太郎ファミリーの一員である「ねこ娘」のデザイン変更です。今までは鬼太郎たちとほぼ同じ等身で、子供っぽいデザインだったのが大幅に変更。等身が上がり、モデルのような体形になり、容姿が端麗になったこともあり、一気に大人っぽくなりました。 時代と共にキャラクターデザインが変化してきた鬼太郎達ですが、ここまでの大幅な変更はあまりなく、初見のインパクトは絶大。発表されるや否や大きな話題になりました。ある意味で6期『ゲゲゲの鬼太郎』の象徴的な存在と言えます。 等身が上がったことにより戦闘シーンの迫力が上昇。さらに性格面でもより大人らしくなり、頼りがいがある面を見せ、まなから「ねこ姉さん」と呼ばれ慕われるなど新たな魅力を発揮。一方で鬼太郎への恋心や次節魅せる猫妖怪らしさはそのままであり、視聴者からの反応も好評のようです。

犬山まな:藤井ゆきよ

6期から登場するオリジナルキャラクターでメインキャラクターのひとりとして活躍する犬山まな。同役を演じているのが、藤井ゆきよです。 彼女はもともとドラマなどで活動していましたが、2011年から本格的に声優業へ。劇場アニメ『サカサマのパテマ』で初主演を務めました。 『美少女戦士セーラームーンCrystal』の土萠ほたる/セーラーサターン役や『けものフレンズ』のアルパカ・スリ役などが有名です。

ヒロインでありもう一人の主人公?「犬山まな」が生まれた経緯

ゲゲゲの鬼太郎
(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

「犬山まな」は、「ねこ娘」と共にWヒロインとして注目を浴びました。彼女は普通の中学校に通うごく平凡な少女ですがふとしたことから鬼太郎達と接点を持つことに。 その後、持ち前の積極性と優しさから妖怪の世界と関わるようになっていきます。3話「たんたん坊の妖怪城」ではとっさの判断から子供たちが救われるきっかけを作ったり、12話「首都壊滅!恐怖の妖怪獣」では鬼太郎を救ったりもしました。 また物語中盤、犬山は謎の新キャラクター「名無し(後述)」に謎の紋を埋め込まれたり、名無しの成仏で活躍を見せるなど、6期ストーリーのキーパーソンとして活躍を見せました。

砂かけばばあ:田中真弓

よりアクティブな印象が強い6期の砂かけばばあ役は、田中真弓が担当しています。 ハスキーボイスをいかした少年役が多く、『ONE PIECE』のルフィ役は有名。ほかにも、『天空の城ラピュタ』のパズー役や『ドラゴンボール』のクリリンやヤジロベー役、『忍たま乱太郎』のきり丸役といった少年を演じています。 女性を演じる際は、『うる星やつら』の藤波竜之介のような男勝りなキャラや老女などがほとんどです。

子泣きじじい&ぬりかべ:島田敏

セリフが少ないことからぬりかべは他キャラとの兼役体制となっており、6期でも島田敏が子泣きじじいとぬりかべの2役を担当しています。 洋画の吹替を経て、『宇宙魔神ダイケンゴー』のユーガー役でアニメデビューを果たしました。 「ドラゴンボール」シリーズのブロリー役や『ONE PIECE』のワポル役、「スーパー戦隊シリーズ」の敵幹部役などが有名。『ちびまる子ちゃん』の2代目さくら友蔵役でも知られています。

一反もめん:山口勝平

女好きな一面が強調された6期の一反もめん役は、1980年代から活躍する山口勝平です。デビュー翌年に『らんま1/2』の主人公・早乙女乱馬役に抜擢され、以降主役級キャラを次々と演じていきます。 ハイトーンボイスをいかした少年・青年役、コミカルな3枚目キャラをよく演じている人物です。『犬夜叉』の犬夜叉役や『名探偵コナン』の工藤新一役や怪盗キッド役、『ONE PIECE』のウソップ役などが有名。

名無し:銀河万丈

6期『ゲゲゲの鬼太郎』のストーリーで不気味な存在感を示している、顔に仮面を付け、黒いマントを羽織った謎の怪人。人間なのか妖怪なのかも不明なこの新キャラクターを演じたのが、ナレーターでもおなじみの銀河万丈です。 TBSの人気番組『プレバト!!』やテレビ東京の長寿番組『開運!!なんでも鑑定団』でナレーションを務めている他、『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビ役や『北斗の拳』のサウザー役としても知られています。

暗躍する影……6期の鍵を握る「名無し」の存在!

名無しは当初、公式でもその素性が一切明かされていないキャラクターでした。第1話「妖怪が目覚めた日」で(致命傷にはなりませんでしたが)鬼太郎を突然矢で射抜くという強烈な初登場を飾って以降、凶悪な妖怪を次々に復活させるなど暗躍。12話では初めて言葉を発しましたが意味不明な言葉のみで謎だらけに終わり、その目的は依然不明なままとなっていました。 しかし犬山まなに目を付けている節があり、彼の登場する回の殆どがまなも登場する回となっています。初めて言葉を発する直前には妖怪獣の遺恨らしきものをまなの身体に送り込んだり、彼女を使い何かを起こそうとしているようです。しかし49話「名無しと真名」において、名無しの正体が判明することとなりました。

49話で、名無しはかつて人間の母親と妖怪の父親の間に宿った子供であったことが判明しました。しかし妖怪の大反対にあった両親は殺されてしまい、名無しは生まれる前に名付けられることもなくこの世を去ったのです。 名無しは物語序盤から、自分の母親を先祖に持つ犬山につきまとっていましたが、49話で彼女に名前を授けられ無事に成仏しました。

魅力的なキャラクターと、声優陣の好演が光る『ゲゲゲの鬼太郎』!

アニメに命を吹き込む声優。本記事では1期から6期にわたり、『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するメインキャラクターと歴代の声優を紹介してきました! 声優たちの好演によってさらに魅力を倍増させた6期『ゲゲゲの鬼太郎』は、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「第57回ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)を受賞するなど高い評価を得ています。 作者の水木しげるは2015年11月30日にこの世を去ってしまいましたが、彼の生み出した『ゲゲゲの鬼太郎』はこれからも人々に愛され続けることでしょう!