2023年7月28日更新

『今際の国のアリス』ネタバレあらすじ!最終回まで分かりやすく解説【Netflix実写版】

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『今際の国のアリス』は麻生羽呂による大人気サスペンスホラー漫画。 本作の舞台は、一度でもゲームに負けてしまうと命を落とすという「今際(いまわ)の国」。キャラクター達の命が賭かったデスゲームならではの緊張感が見どころです。 この記事では、『今際の国のアリス』を最終回までネタバレあらすじ解説していきます。

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『今際の国のアリス』1分で分かるあらすじ

今際の国のアリス
(C)麻生羽呂/小学館

友人のチョータとカルベと共に夜遊びに出ていたアリスは、駅での休憩中、突然花火のような強烈な光に包まれます。目が覚めると、そこには一緒にいた友人以外誰もいない廃墟の街が広がっていました。 辿り着いた神社で出会った女性・シブキにここが現実であることを教えられた3人。すると目の前に「げぇむ」と表示された電光掲示板が現われ、彼らは「くらぶの3」のゲームに参加することになります。 誤答すると矢が飛んでくる危険なゲームの最中、アリスはゲームのメカニズムを発見。彼の機転によって「げぇむくりあ」となった4人は、ひとまず難を逃れます。 そしてアリス達は、シブキから「今際の国」と「げぇむ」について教えられることになったのです。

ネタバレ①:ふぁあすとすてぇじ【1巻~8巻】

1~2巻ネタバレ「げぇむの始まり」

「くらぶの3」をクリアしたアリス、チョータ、カルベ、シブキの4人。クイズの回答中に怪我をしてしまったチョータと看病役のシブキを残し、アリスとカルベは次の「げぇむ」に参加することにします。 次の「げぇむ」は、身体能力が鍵となる「すぺえどの5」でした。

すぺえどの5「鬼ごっこ」の舞台は廃墟のマンション。マシンガンを持った鬼から逃げながら、30分以内に鍵の掛かっていない部屋にある「じんち」に「たっち」出来れば「げぇむくりあ」となります。 次々と「ぷれいやぁ」がマシンガンの餌食となって倒れていく中、カルベの活躍によって「じんち」を発見したアリス。しかし、「じんち」は2つあり、2人の「ぷれいやぁ」が一度に「たっち」しなければいけないことに気がつきます。 生き残っていたカルベや謎の男・チシヤなどが「じんち」に近づけないまま、「げぇむ」の制限時間が迫ってきていました。しかし、残り1秒の所でウサギという少女が飛び出して「じんち」に「たっち」します。 無事に「げぇむくりあ」したアリスはウサギを仲間に誘いますが、「情が移るから」と拒否されてしまい、別れることになりました。

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3巻ネタバレ「親友たちとの別れ」

アリス、カルベ、チョータ、シブキの4人は、次の「げぇむ」、はあとの7「かくれんぼ」に参加。「おおかみ」1人が鬼となり、「ひつじ」となった残りの3人を追いかけるというシンプルなルールですが、制限時間の10分が過ぎると鬼以外が全員死亡してしまうという残酷なゲームです。 最初は口論していた4人でしたが、アリスの友達を殺したくないという思いから出た「ゲームを降りる」という発言に感化された3人はアリスに勝ちを譲ることに。「おおかみ」になったアリスは最後まで「ひつじ」である3人を捕まえられず、「げーむくりあ」時には彼1人だけが生き残りました。 友人を失い絶望しかけたアリスでしたが、ウサギと再会して希望を取り戻し、何が何でも生き残ることを決意。そして2人は、カルベが死に間際に残した「ビーチ」という言葉を頼りに、楽園と呼ばれるその場所を目指します。

4~8巻ネタバレ「楽園から地獄へ」

「ビーチ」に辿り着いたアリス達は、そこのNo.2権力者のアグニに目を付けられてしまったため、No.1のボーシヤ一味に荷担することに。しかし、その直後にボーシヤが何者かによって殺されてしまいます。 また、謎の男チシヤによって罠に嵌められたアリスは捕まってしまい、彼を探しに来たウサギも襲われるという事態に。絶体絶命のピンチの中、「ビーチ」が次の「げぇむ」の舞台に選ばれます。 はあとの10「まじょがり」は、モモカという少女を殺した犯人を吊し上げるという内容です。全員殺していけばいつかはクリアすると考えたアグニによって、「ビーチ」で殺戮行為が始まります。 混乱に乗じてウサギがアリスを助け出すと、アリスは「ボーシヤを殺した犯人がアグニであること」「モモカは自殺で亡くなったこと」を突き止めます。 そしてこの国のゲームを取り仕切る「でぃいらあ」の存在も判明した所で、アリス達は「げぇむくりあ」となり、「せかんどすてぇじ」へ進むことになりました。

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ネタバレ②:せかんどすてぇじ【9巻~17巻】

ここからはドラマにおけるシーズン2に当たります。その為「ドラマしか視聴していない」という方には、重大なネタバレになります。読み進める際は注意してください。 絵札を除くトランプの「げぇむ」を全てクリアしたアリス達は、絵札12枚分のゲームが待つ「せかんどすてぇじ」に進むことに。ここからは、運営側である「でぃいらあ」との対決ではなく、絵札の人物との直接対決になります。

9~11巻ネタバレ「アリスの決意」

「今際の国」の謎を聞き出すために、アリスはまず口の軽そうなクラブのKに会いに行きます。アリス、ウサギ、タッタ、クイナ、ニラギの5人で挑戦することになったゲームは、「すうとり」でした。 各チームの持ち点10000点がメンバーに分配され、敵チームのメンバーに触ることで相手から点を奪って最終的な点を競うというルール説明が行われます。 最初は優勢だったアリスのチームですが、敵チームの捨て身の作戦により一気に点差が開いてしまいます。絶望的な点差でしたが、アリスが隠し持っていた死んだ仲間の腕でクラブのキングと握手し、勝利することが出来ました。 しかし、腕を失ったタッタが死亡してしまったため、責任を感じたアリスはゲームを降りることに。残りの「びざ」が切れるまで、ウサギと穏やかに過ごすことにしました。

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12巻ネタバレ「共闘と裏切り」

ゲームへの参加をやめたアリスとウサギが穏やかに生活している間にも、次の「げぇむ」が始まっていました。 はあとのJ「どくぼう」は、独房に入れられた参加者が、自分の首に浮かび上がったマークを言い当てられれば次のターンに進むことが出来、マークを言い間違えると死んでしまうというゲームです。 マークは自分から見えないため、周りの人に教えてもらうしか知る方法は無いのですが、「ぷれいやぁ」の中に「はあとのJ」が隠れていることもあり、参加者達は疑心暗鬼状態になります。最終的には、20人の参加者のうち2人しか生き残りませんでした。

「どくぼう」が終わると「ねくすとすてぇじ」は開催6日目となり、「ぷれいやぁ」の人数も97人にまで減っていました。残る「げぇむ」は6種類、6人の絵札との戦いが始まります。

13~14巻ネタバレ「最大の脅威・すぺぇどのK」

プロの狙撃手が務めるすぺぇどのK「さばいばる」は、「ぷれいやぁ」はどこにいても狙撃されるため、常にゲームに参加している状態です。生への未練を断ち、苦痛から救うために「ぷれいやぁ」を殺し続けるすぺぇどのKに対して、立ち上がったのはアグニでした。 すぺぇどのKの頭上には飛行船があるため居場所は特定できますが、1人では近づくこともままなりません。そこでアグニは堂道隼人と塀谷朱音と協力することで、なんとかすぺぇどのKを倒すことに成功します。

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15~16巻ネタバレ「天才VS天才」

だいやのK「びじんとうひょう」では、「ビーチ」のNo.3の権力者だったクズリューが「でぃらぁ」として「ぷれいやぁ」の前に立ちふさがります。このゲームに参加したのはアリスたちとはぐれ、単独行動をとっていたチシヤ。 5人で0~100のうち好きな数字を選び、平均値の0.8に近い数字を選んだ人物が勝利、それ以外の人物は減点され、マイナス10ポイントとなったら「げぇむおおばぁ」となります。計算能力が高いクズリューの前に次々と参加者は倒れていき、最後にはチシヤ1人で挑むことに。 ここでチシヤは、だいやのKの「相手を殺す決断をしたくない」という心理につけ込み、自分の選んだ数字をあえて公開することで勝利を収めます。

16~17巻ネタバレ「エキシビジョン」

ウサギと共にゲームを放棄していたアリスはクズリューとの闘いを終えたチシヤと再会します。そこで偶然出会ったニラギの仕掛けてきたエキシビジョンで三つ巴の殺し合いをすることに。 アリスは何とか戦いを回避しようと奮闘しますが、暴走したニギラを止めることはできず、結果的にチシヤとニギラは致命傷を負ってしまいます。 生き残ったアリスは2人を救うためにも、出国できる可能性に賭けて全ての「げぇむ」のクリアを目指すことを再び決意し、ウサギとともに最後の「げぇむ」に向かいました。

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ネタバレ③:最後のゲーム【18巻】

参加者無制限のはぁとのQ「くろっけぇ」では、犠牲者を最小限に抑えるために、アリスはウサギと2人だけで挑むことに。 クロッケーを3セット最後までプレイするだけで勝利できるという簡単なルールでしたが、はぁとのQが「自分は未来人で、この世界は1000年後の未来人が娯楽のために作った世界である」などと嘘を並べ立てたことで、アリスは段々と正気を失っていきます。 休憩中に盛られた薬によって、アリスは生存欲求さえ失ってしまいますが、ウサギの身体を張った説得で意識を取り戻し、最後までやり遂げることに成功。そして、生き残っていた「ぷれいやぁ」は全員、「今際の国の永住権を得るか、それとも放棄するか」という選択に迫られたのです。

ネタバレ④:「今際の国」の正体とは?【18巻/最終回】

「今際の国」の永住権を放棄したアリスが目を覚ますと、目の前に映ったのは荒れ果てた元の世界でした。 巨大隕石の落下により、東京では死者2000人以上の被害が発生。今際の国はこの災害で、“今際の際に瀕した”人たちが臨死体験していた、いわゆる三途の川の手前の世界だったのです。 「げぇむ」が行われていたのは、生と死の境にいる滞在者たちに「生きる意志」を問うため!アリスたちは生還しますが、げぇむ内で死んだ者は災害で死亡した扱いになっていました。 それから2年後、「なぜ生きるのか」という街頭インタビューに応えるアリスの姿が……。アリスは臨床心理士を目指し、現役の大学生として勉強に励んでいます。今際の国での記憶は失ったまま現実世界でウサギと再会し、2人は惹かれあっていくようです。

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『今際の国のアリス』見どころ

『今際の国のアリス』の1番の見どころは、やはり作中で登場するさまざまな「げぇむ」なのではないでしょうか。人間たちが突如謎の世界に飛ばされたかと思えば、訳の分からないまま参加させられる「げぇむ」を想像しただけでもゾッとします。 「げぇむ」の種類は毎回異なり、それぞれが壮絶な人間ドラマを生み出しています。「げぇむ」には生死がかかっていることもあり、人間の本性が垣間見えるところも恐ろしいです。 もう1つの見どころとして注目してほしいのは、登場人物たちの人間ドラマ。ストーリーが進むごとに明かされていく登場人物たちの過去によって、物語にグッと深みが増しているところもポイントの1つとなっていますよ。

Netflix版と原作との違いは?

Netflix版では何巻まで実写化されてる?

今際の国のアリス
© 麻生羽呂・小学館/ROBOT
シーズン1 1巻〜7巻
シーズン2 8巻32話〜18巻(最終巻)

Netflix版の『今際の国のアリス』のシーズン1では、7巻の「まじょがり」までの内容が実写化されていました。シーズン1は40〜50分程度のものが全8話で、1話につき約1巻分の内容が映像化されていることが分かります。 シーズン1は続きが気になる部分で終了しており、シーズン2はその続きとなる8巻32話からの内容となっています。アリスとウサギたちが渋谷で襲撃を受ける「ネクストステージ」からシーズン2はスタート。シーズン2からの新たなキャラクターとして山下智久演じるキューマが登場したことでも、話題になりました。 シーズン2は前回よりもさらに見どころたっぷりになり、最終巻である18巻まですべて描かれていますよ。シーズン1と同じく少し原作とストーリーや演出が異なる部分もあるので、比べてみるのも面白いかもしれませんね。

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シーズン1

『今際の国のアリス』
© 麻生羽呂・小学館/ROBOT

ドラマ版は基本的に原作である漫画に則って展開されています。しかしシーズン2への繋ぎ方に関しては、相違点があるのです。 原作ではモモカの遺体を火葬した後、インターバルが訪れます。 しかしドラマ版では魔女狩りにてアリス達がディーラー側に勝利した後、彼らは残された手がかりを元にディーラーのアジトに向かいます。 しかしその場所で判明したのは、ディーラーもまた「げぇむ」の参加者であり、黒幕は別にいるということでした。 その直後、仲里依紗演じるミラがモニターに現れ、アリスたちに絵札のトランプを用いた、新たなげぇむを始めると宣言をしました。 再び最初の地のスクランブル交差点に戻され、上空にクラブのキングが示された飛行船が現れたところで、シーズン1の幕が閉じます。

シーズン2

『今際の国のアリス』 シーズン2  土屋太鳳 山崎賢人 
© 麻生羽呂・小学館/ROBOT

シーズン2では、港で行われるゲーム「すうとり」より、物語がスタート。そこでアリスたちは、クラブのキングであるキューマのチームと対決することになりました。アリスたちは一時ピンチに陥ったものの、最終的には「ばとる」に勝負しています。 次に行われたゲームは、刑務所が舞台のゲーム「どくぼう」。多くのプレイヤーたちが疑心暗鬼になりながらゲームを進めていくなかで内通者がいましたが、最終的には絵札の主であるヤマシタがパンダとヤバに日詰められて自爆してしまうのでした。 この他にもさまざまな「げぇむ」が繰り広げられますが、最終的にはアリスとウサギの2人にとって少し希望が感じられるようなラストシーンでシーズン2は幕を閉じています。

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『今際の国のアリス』感想・レビュー

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平凡な世界から突如デスゲームが行われる世界に飛ばされ、理不尽な世界に翻弄される主人公たちの姿がたまりません。斬新な発想の連続にハラハラさせられっぱなしで、とにかく続きが気になる内容になっています。

キャラクターたちも皆魅力的で、それぞれの本性や過去などが明らかになっていくところも本作の面白さを底上げしてると思います。

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正直このような「デスゲーム」系の漫画には飽き飽きしていたところでしたが、『今際の国のアリス』は一味違いました。とにかく1つ1つのゲームがよく練られていて、完成度が高いです。緊張感も半端なく、ドキドキしながら読み進めることができます。

結末には賛否両論あるかもしれませんが、私にはこれ以上のオチは思い浮かばないし大満足です。

「げぇむ」の特徴・ルールを解説

基本ルール

①「げぇむ」の難易度はトランプのカードで表され、スートがジャンル、数字が大きいほど難易度が高いことを示す。 ②絵札を除いた「げぇむ」が行われる「ふぁあすとすてぇじ」では、「げぇむ」は日没後に開催される。 ③絵札12枚分の「げぇむ」は「ねくすとすてぇじ」で行われ、開催時間は日没後に限定されない。

♤:肉体 体力や体術が鍵となる
♢:知能 知識や頭の回転が鍵となる
♧:バランス 身体能力と頭脳の両方が要求される
♡:心理 生存欲求を翻弄するような残酷なゲーム内容が特徴

「ぷれいやぁ」が「げぇむくりあ」出来た場合、参加した「げぇむ」の数字分の日数が「びざ」として与えられ、「びざ」が切れるまで「げぇむ」に参加しなくても生きることが出来ます。 しかし「びざ」が切れると死んでしまうため、「びざ」が切れる前に「げぇむ」に参加しなければいけません。 「ぷれいやぁ」が全員死亡した場合や、制限時間内に「げぇむくりあ」出来なかった場合は、「げぇむおおばぁ」となります。

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「ぷれいやぁ」と「でぃいらあ」

絵札以外の「げぇむ」が行われる「ふぁあすとすてぇじ」では、「ぷれいやぁ」は「でぃいらあ」と戦います。「でぃいらあ」は「げぇむ」の運営者であり、「ぷれいやぁ」の全員殺害を目指す立場です。 しかし、「ぷれいやぁ」が「ふぁあすとすてぇじ」を全てクリアした場合や、「ぷれいやぁ」に正体を知られた場合は、「でぃいらあ」はレーザー照射されて死んでしまいます。 「でぃいらあ」が誰なのか「ぷれいやぁ」には分からないため、「ぷれいやぁ」同士で疑心暗鬼になり、殺し合いに発展する展開も少なくありません。

「くりあ」した者だけがいける「ビーチ」

訪れた者を強制的に「げぇむ」に参加させる「今際の国」で、アリスは元の世界と変わらない生活を送れるという「ビーチ」の噂を耳にします。 「ビーチ」と呼ばれるその集団は、「げぇむくりあ」後に貰えるトランプのカードを持ち寄って出国を目指していました。トランプを全種類集めても出国できるのは1人だけですが、様々な特技を持つ滞在者同士で協力することで、彼らは多様な「げぇむ」に対応していたのです。 楽園かと思われた「ビーチ」ですが、武闘派とカルト派の対立や、「げぇむ」の開催地に選ばれるという問題が積み重なり、最終的には殺戮の現場と化してしまいます。

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『今際の国のアリス』の作品情報

作品名 『今際の国のアリス』
作者 麻生羽呂
巻数 全18巻
掲載誌 サンデーS(2010年12月号 - 2015年5月号) 週刊少年サンデー(2015年19号 - 2016年14号)
連載期間 2010年から2016年まで

『今際の国のアリス』はNetflixオリジナルドラマとして、佐藤信介監督の元実写化されました。 実写版のキャストはは山崎賢人と土屋太鳳W主演。仲里依紗や村上虹郎などの人気俳優が多数出演しています。更にシーズン2からは山下智久の出演が決定するなど豪華なキャストから目が離せません。 原作は1度2016年に完結しているものの、その後2020年から2021年にかけて『週刊少年サンデー』で新章となる『今際の国のアリス RETRY』が連載されていました。

『今際の国のアリス RETRY』ネタバレ

「今際の国」で多くの人々に出会ってから8年、公認心理師として活躍しながら愛する妻とともに幸せに暮らしていたアリスでしたが、ある日再び「今際の国」へと迷い込んでしまいます。 彼は最初に5人の参加者と合流し、再び命をかけた「げぇむ」に挑んでいくことに。彼らはまずそこで、最高難易度の「ちきゅうしんりゃく」に挑戦します。 誰が生き残るべきかアリスたちが考えていたその時、1人が暴力行為で退場し、5人が次のステージへと駒を進めるのでした。 次のステージに進んだはいいものの、暴力行為によって致命傷を負った堀川は自分に「DEATH」を使ってほしいと提案。その提案を聞いたアリスは、「他人の命を奪ってまで生き残る覚悟はあるのか」と葛藤し……。

『今際の国のアリス』世界観を解説

『不思議の国のアリス』がモチーフ

不思議の国のアリス
©T.C.D / VISUAL Press Agency

『今際の国のアリス』はゲームではなく「げぇむ」、ビザではなく「びざ」などの奇妙なひらがな表記が多用され、かなり独特の世界観となっています。 本作のモデルは、世界的に有名な児童文学『不思議の国のアリス』。アリスやウサギ(白ウサギ)、チシヤ(チェシャ猫)らの名前も、同作のキャラクターが由来です。「げぇむ」の種類はトランプの柄で分類され、札の数字は難易度の目安として機能します。

『今際の国のアリス』登場人物

有栖良平(ありすりょうへい)

今際の国のアリス
(C)麻生羽呂/小学館

有栖良平は本作の主人公。現実の世界では、優秀な弟と比較されることに不満を抱いていながらも、夜遊びに出かけたり未成年飲酒をしたりする不良の高校3年生でした。 何事にもやる気が出ない毎日を送っていた彼ですが、「今際の国」で生死の危険に晒されているうちに、分析能力などの秘めていた力を発揮するようになります。彼の機転によって仲間の命が救われることも少なくありません。

宇佐木柚葉(うさぎゆずは)

宇佐木柚葉、通称ウサギは本作のヒロイン。現実世界ではクライマーとして運動神経を鍛えていた女子高生で、クライマーである父から教わったサバイバル技術と驚異的な身体能力で過酷な世界を生き延びています。 価値観の違いが許されない現実世界に嫌気が差していた彼女は、「今際の国」でも「情が移るから」という理由で1人で行動をしていました。しかし、アリスの「居場所がなくても、仲間を失っても生きたい」という発言に共感し、共に行動するようになります。

Netflixで実写版シーズン2が配信!

実写版『今際の国のアリス』の続編であるシーズン2が、2022年12月22日から動画配信サービス「Netflix」にて独占配信されています。 W主演を引き続き務めるのは、山﨑賢人(やまざきけんと)と土屋太鳳(つちやたお)です。山﨑は本作の主人公であるアリス、土屋はヒロインのウサギをそれぞれ演じます。 監督は映画「GANTZ」シリーズでおなじみの佐藤信介。佐藤と山﨑は、2019年に公開された映画『キングダム』(2019年)からの名タッグです。更に山﨑と土屋の共演は、テレビドラマ『黒の女教師』(2012年)から今回で4回目となります。

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理不尽なデスゲームを生き延びろ!『今際の国のアリス』シーズン2も楽しもう

理不尽なデスゲームによって命の危険に晒され、友人も失ってしまったアリス。そんな彼が、紆余曲折を経てなお生きようと藻掻く姿は、現実に絶望していた人々の心を動かしました。Netflix版は原作と少し異なる部分があるため、見比べてみるとより両方楽しめるかもしれませんね。 登場人物達の心理描写やストーリー展開、伏線回収など、様々な所で高い評価を受けている『今際の国のアリス』。2022年12月には実写版の続編となるシーズン2が公開されました。 連載終了後もマルチメディア展開で、ファン関心を集め続ける名作を、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?