アニメ『リコリス・リコイル』最終回まで全話ネタバレあらすじ＆感想！事件に立ち向かう少女たちの真相とは？

アニメ『リコリス・リコイル』は2022年7月から9月にかけて放送されていた、オリジナルアニメです。少女たちがさまざまな事件に立ち向かう姿を描いた本作は「リコリコ」の愛称で親しまれていました。 この記事では、そんなアニメ『リコリス・リコイル』のあらすじを最終話までネタバレありで詳しく紹介します！

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武器商人たちによる取引現場において、不手際から人質になってしまったリコリスのエリカ。現場で指揮を行っていたのはフキでしたが、彼女は待機命令の後に通信が途絶えてしまったせいで動けずにいました。 そんな中、リコリスのメンバーでいある井ノ上たきなは独断で現場の機関樹を使用し、犯行グループ全員を始末してしまいます。たきなの独断行動によってエリカが危険にさらされたことを怒ったフキは、その場でたきなを殴るのでした。 その後たきなは現場での命令違反の責任を問われたことで、錦木千束(にしきぎちさと)たちのいる「喫茶リコリコ」へ異動となります。

ある日「喫茶リコリコ」に、ウォールナットからの依頼が届きます。正体不明のハッカーである彼の護衛をすることになった千束とたきなは車に乗り込みますが、車はロボ太による遠隔操作で襲撃を受けてしまうのでした。その後油断して外に出たウォールナットは、銃撃され殺害されてしまいます。 護衛失敗かと思いきや、なんとウォールナットの中から現れたのはミズキでした。さらに驚く千束とたきなを横目に、スーツケースの中からは少女の姿をしたウォールナット本人が現れます。 実は彼女たちはミカのアイディアで、一度ウォールナットの死を偽装していたのです。

千束たちは「喫茶リコリコ」の閉店後にたきなをボードゲームに誘いますが、彼女からは「DA復帰に関係ないことはしない」と断られてしまいます。 後日千束が健康診断とライセンス更新のためにDA本部に向かうことをしったたきなは、楠木司令へDAへの復帰を直訴するために同行します。千束もその場でDAの責任を追求するものの、一蹴されてしまうのでした。 そんな中かつてたきなを殴ったフキが新しいパートナー・サクラとともに模擬戦を持ちかけてきます。たきながいない状態で始まった模擬戦でしたが、フキとサクラは千束1人に翻弄され、さらにたきなが加勢したことで千束とたきなは無事に勝利します。

たきなが男物の下着を身に着けていることを知った千束は、彼女を連れて買い物に行くことに。無事に服や下着を買い終えた2人はカフェと水族館に向かい、たきなはそこで千束にゴム弾を使っている理由について尋ねるのでした。 たきなの質問に対し千束は「誰かの時間を奪うのは気分が良くないから」と答えますが、たきなは腑に落ちない様子です。さらに千束はDAを出た理由についても、少しずつ教えてくれました。 その後銃取引現場にいた真島という男が地下鉄の駅で銃乱射テロ事件を起こすものの、リコリスによって返り討ちにされてしまいます。

千束とたきなは依頼を受け、余命宣告を受けたALSを患う大企業の重役・松下の護衛と東京案内を担当します。そこで自身が「機械によって生かされている」と語った松下に対し、千束もまた自身が人工心臓で生きていることを告げるのでした。 問題なく東京案内を続ける千束とたきなのもとに、ベテランの殺し屋であるジンが突然姿を現します。無事に松下を守り抜いた2人でしたが、そこで松下が実は架空の人物であることが明らかになります。 なんとその裏では吉松が関与しているようで、彼は着実にリコリス殺しに向けて動き始めていました。

真島の手によって、リコリスたちが立て続けに襲撃されていました。身の危険を感じたたきなは、千束の家でしばらく一緒に暮らすことに。 一方その頃ロボ太と接触し、DA潰しのために暗躍する真島。ロボ太は吉松から依頼され、千束もターゲットにしようとしますが、真島はDAにしか興味がありません。何事もうまくいかないロボ太は焦って千束を襲撃するものの、返り討ちにあってしまいます。 クルミがDAをハッキングして手に入れた情報を見ると、そこで4人のリコリスが殺害された原因が明らかになるのでした。

偶然ミカのスマホを覗き見してしまったたきなは、楠木が千束をDAに連れ戻そうとしているのではないかと考えます。彼女はそのことから、リコリスが存続の危機にあると推測するのでした。 そんな折フキとサクラが「喫茶リコリコ」に顔を出し、千束とたきなが手に入れた監視カメラの映像から真島の姿を確認します。彼女たちはミカの後をつけて会員制のバーに潜入したところ、そこには吉松の姿が。 千束はミカと吉松の話から、吉松こそが自分に人工心臓を与えた人物であり、自身がずっと探し続けていた人物であると確信します。

「喫茶リコリコ」の経営が赤字であることを知ったたきなは、自ら経理を担当して経営改革を行うことに。たきなはリコリコメンバーたちが無駄な出費をしないように目を光らせながら、パフェも考案。なんとそのパフェが大ヒットし、店も少しずつ黒字回復していきます。 後日健康診断に向かったはずの千束でしたが、自身の部屋に真島が侵入し身動きが取れずにいました。そのことを知り心配したたきなは千束に3コール以内に電話に出るように伝えますが、彼女が電話に出ないことに異変を感じ走り出すのでした。

無事クリニックに到着したたきなでしたが、千束の人工心臓に細工を施した張本人である姫蒲(ひめがま)には逃げられてしまいます。 急激に高電圧で充電された千束の人工心臓は修復困難な状態となり、そのまま余命2ヶ月を宣告されるのでした。その後DAに向かった千束は楠木からDAに呼び戻されますが、彼女はたきなもDAに戻すことを条件として提示します。 ミカはクルミに問いただされたことで、千束の過去を少しずつ語ることに。10年前に天賦の才を持っていたものの余命半年だと言われた千束は、吉松から人工心臓を与えられました。

クルミとミズキが千束の心臓について調べる姿を見た千束は、「喫茶リコリコを閉店する」と宣言。これ以上自分のことで誰かに心配をかけたくない千束は、ミカとともに店じまいをします。 千束に振り袖をプレゼントしたミカは、これまで殺し屋としての才能を伸ばすために千束を育ててきたことを告げ、涙ながらに謝罪するのでした。 その頃たきならリコリスたちは真島に誘拐された吉松のいるアジトにしますが、そこにはすでに彼の姿はありません。彼はそこでモニターを通してたきなたちと接触し、真の平和についての持論を語ります。

DAでの作戦会議中に、たきなはリストに千束の名前が載っていることに気が付きます。彼女は千束やミカと連絡が取れないことを不安に思い「喫茶リコリコ」に向かうものの、そこはすでに閉店してしまった後でした。 延空木で千束のことを確認することにしたたきなが作戦に戻っている頃、海外へ旅立つ準備をしていたクルミはついに千束の心臓がもう1つあることを突き止めます。なんともう1つの改良された心臓は、吉松の手によって持ち出されていたのです。 延空木での真島討伐に向けて準備を進めるフキらリコリスたちでしたが、真島の手によって起こされた爆発で彼女たちは一網打尽にされてしまいます。

1対1で真島と対峙する千束のもとにたきなが駆けつけたことにより、彼女たちはついに真島を捕らえることに成功します。その後千束は吉松と再開するものの、彼は千束が真島を殺害していないことに対して怒りを見せるのでした。 すべての黒幕が吉松であることに気がついたたきなは彼が持つアタッシュケースの中の人工心臓を奪おうとしますが、人工心臓はすでに彼の身体に埋め込まれています。吉松は千束に自分を殺して心臓を奪うように指示しますが千束は拒否し、最終的に彼を逃すのでした。 その頃DAはリコリスをリリベルによって処分する決断を下していました。

真島が延空木を停電させたことで楠木はリコリスに帰還命令を出しますが、フキは千束を助けに行くべきか悩んでいました。しかしたきなは彼女に自分が千束を助けに行くから、フキは真島に襲われて負傷したサクラを助けに行ってほしいと告げます。 そんな中真島は延空木の爆破スイッチを押そうとしますが、人工心臓に限界が来て倒れた千束の姿を見て一時停止するのでした。一方延空木から逃げようとする吉松と姫蒲の前にミカが現れ、2人を圧倒します。 起き上がった千束と真島は、再び戦闘を開始。千束は真島を撃ちますが、2人とも延空木から落下してしまいます。千束は駆けつけたたきなによって救出される中仕掛けられた爆弾が爆発する時間となりますが、結局爆発ではなく花火が打ち上がるだけでした。

電撃文庫の小説『リコリス・リコイル Ordinary days』には、アニメ版に描かれなかったスピンオフストーリーが多数収録されています。本作ではアニメに収まりきらなかった喫茶リコリコの様子を中心に、様々なジャンルを組み込んだユニークな話を楽しむことが可能。 ゲームにゾンビにガンアクションなど、その内容は非常に多彩。千束やたきなの知られざる日常を楽しみたいひとは、是非とも本作をチェックしてみてください！

実は2023年2月のイベントで『リコリス・リコイル』新作アニメーションの制作が発表されています。しかしながらそちらの放送形式や時期は未発表。現時点ではアニメの第2期として放送される可能性も、OVAや映画として公開される可能性もある状況です。 どのような形式にせよ、新作アニメーションが発表されることは確か。また今回のアニメが第2期ではなかったとしても、高い人気を維持し続ける本作が第2期を制作する可能性は十分高いと言えるでしょう。今後の続報に期待です！

本作の主人公となる錦木千束。ほんのり黄色がかった白髪が特徴的で、並外れた洞察力や視覚により超人的な戦闘力を発揮することが可能です。 千束の声を担当するのは安斉知佳。「響け！ユーフォニアム」シリーズの高坂麗奈や『クズの本懐』の安楽岡花火など、人気作品の主要キャラを多数演じている実力派声優です。

本作のもう1人の主人公となる井ノ上たきな。真っ黒なロングヘアが特徴で、正確な射撃を活かし戦闘でも大活躍！しかしその一方でやや常識の欠ける行動もとるなど、変わり者な一面も。 たきなの声を担当するのは若山詩音。もともとは子役として活動していましたが、2019年頃から声優として本格的に活動開始。2023年には第17回声優アワード新人声優賞を受賞するなど、今もっとも注目を集める声優の1人です。

千束なども所属する喫茶リコリコの店員である中原ミズキ。赤ぶちメガネが特徴的な女性で、任務時には車やヘリの操縦などで周囲をサポートしています。 ミズキの声を担当するのは小清水亜美。『明日のナージャ』のナージャ役でデビューして以降、『交響詩篇エウレカセブン』のアネモネや『コードギアス 反逆のルルーシュ』の紅月カレンなど、数々の代表作を手にしている有名声優です。

喫茶リコリコに身を寄せる謎多き女性クルミ。金髪小柄で幼く見えますが、その正体は凄腕のハッカー！主にサイバー戦で活躍し、周囲のサポートをしています。 クルミの声を担当するのは久野美咲。幼い頃から女優・声優として活躍しており、「アイドルマスター シンデレラガールズ」シリーズの市原仁奈や『メイドインアビス 烈日の黄金郷』のファプタなど、幼さの残る声を得意とする人気声優です。

喫茶リコリコの店長を務めるミカ。褐色の肌と口ひげが特徴的な男性で、見た目の迫力は抜群！ですがその性格は温厚で、スイーツ作りやコーヒーを淹れることが得意という意外な一面も。 ミカの声を担当するのはさかき孝輔。俳優としてテレビドラマ・映画・舞台への出演もするなど、豊富な演技経験を持つベテラン声優です。主にアニメ声優ではなく吹き替え声優として活躍しており、彼がメインキャラとして声優を務める本作はかなり珍しい作品と言えそうです。

この記事では、SNS上で毎週話題になっていたアニメ『リコリス・リコイル』のあらすじをネタバレありで徹底解説しました！すでに完結してしまっている本作ですが、今後続編が制作されることを期待したいですね。