
『王様と私』とは
『荒野の七人』でも知られる今は亡き名優ユル・ブリンナーがその生涯を捧げたと言っても過言ではない、ブロードウェイ・ミュージカルの傑作を完全映画化。遠くシャム王国(現:タイ)まで王家の教育係としてやってきた女性アンナが、旧態依然とした王国に新風を吹かせるべく奮闘する姿を描く。マーガレット・ランドンの小説が原作で、1946年『アンナとシャム王』として映画化された後にブロードウェイ・ミュージカル化され、舞台版の主役に抜擢されたユル・ブリンナーはトニー賞を受賞。以来彼は1985年にこの世を去るまでの間実に4000回以上この舞台を踏んでおり、本作と相まって文字通りのライフワークと言える。製作当時、急激なテレビの台頭もあり、テレビとの差別化を図る為の超ワイド画面「シネマスコープ55」にて製作公開された。大画面を生かした画面構成も圧巻。
『王様と私』のあらすじ
19世紀後半。遠くイギリスからここシャム王国のバンコクへ、アンナ夫人は息子を連れて到着した。アンナは王室の子供たちへの英語教師として契約を結んでおり、首相の出迎えで早速王宮に足を運ぶが、約束の宿舎が用意されていなかったことに憤慨したアンナはシャム王に抗議すべく謁見に向かう。そこで見たものは、至って前時代的なしきたりや道徳観ばかりだった。他国から貢物として差し出された姫君の扱い、自由な恋愛もままならない古いしきたり、近代に太刀打ちできない教育内容。一念発起したアンナは、奴隷的扱いの姫君への気遣いから始まり、様々な手法を用いてシャム王国を良くするべく奔走するが…。
『王様と私』のスタッフ・キャスト
『王様と私』の感想・評価・ネタバレ
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クラシカルな エンターテイメント作品。 ユルブリンナーって 相当魅力ある。 こういうの嫌いじゃない。
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Nov.8
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'15.08.29@楽天地シネマズ