ケビン・コスナーのプロフィール
カリフォルニア出身のケビン・コスナーは、3人兄弟の末っ子として1955年1月18日生まれました。父の職業は転勤を要したため転校が多く、いつも学校では新顔だったこともあり、子供時代は内気で、夢見がちだったようです。
1973年、ケビン・コスナーはカリフォルニア大学に入学。ビジネスを学びながら、週に5日演技のレッスンを受けました。1978年大学を卒業し、大学時代の恋人シンディと結婚した彼は、オレンジカウンティで、マーケティングの仕事に就きました。
ある日、飛行機のなかで彼の人生を変える出来事が起こりました。舞台俳優のリチャード・バートンに会い、バートンから「もし俳優になりたいと思っているのだとしたら、俳優の道を追い求めるしかない」とアドバイスをもらい、仕事をやめて、ハリウッドに移り住むことに。
その後、トラック運転手、スターの家々をまわるバスツアーなどの仕事をこなしながら生活し、やっと、まともな映画の仕事がもらえたのは、1983年の映画『再会の時』でしたが、シーンはカットされてしまいます。
しかし、監督のローレンス・カスダンとは親しくなり、1985年映画『シルバラード』に出演。
この映画をきっかけに、彼は、スターへの道を一歩ずつ駆け上がっていくことになります。
この記事ではそんなケビン・コスナー出演のおすすめ映画を紹介します。
1.アメリカ映画伝統の西部劇が蘇る【1985年】
『白いドレスの女』(1981)のローレンズ・カスダン監督による、所謂、定番の西部劇です。『白いドレスの女』でアメリカ映画伝統のフィルム・ノワールもの、ファム・ファタールものを再現したように、本作でも古き良き時代の痛快ウェスタンが楽しめます。
ケビン・コスナーは、主人公エメット(スコット・グレン)の弟、ジェイク役です。ジェイクは女性関係のトラブルで、縛り首寸前になっているところを助けられます。
若きケビン・コスナーが、持ち前の運動神経を活かして二丁拳銃を扱うガンマンを熱演するシーンがたませりません。
2.ケビン・コスナー主演の映画史に残る傑作【1987年】
yuki12241
正義を貫くのは難しい、特にこのシカゴでは。実験的な施行によって、マフィアの繁栄に繋がった側面もある禁酒法を背景にしたフィルム・ノワール。くせ者揃いのチームで事件を次々に解決。盛り上がって楽しめるアクションでありながら、 法と正義と警察の正当性について考えさせられる映画です。 警察モノでは『L.A.コンフィデンシャル』と同じくらい好きです。
序盤、「良いか悪いかでなく、法は法」とショーン・コネリー演じる主人公は言いますが、公的な立場の人間はこうでなければならないと思います。しかし、法は時代とともに移り変わって行くものであり、常に正義とも限らないのもこれまた事実であり、何を信じて行動する事が正しいのだろうか、そんなジレンマも感じました。
『戦艦ポチョムキン』のオデッサの階段をパロったシーンでは、主人公達の心理や正義に対する価値観をわかり易く表していたと思います。
ririri511
ケビン・コスナーにショーン・コネリーにデニーロ…主役級の俳優ばかりで豪華でした。
デニーロが髪の毛抜いてまでアル・カポネヘアーにしたのが驚愕です(笑) 痩せたり太ったり髪の毛抜いたり役作りのために身を削るストイックさ、リスペクトです…。
アンタッチャブルのメンバーで運良く生き残りナイスアシストしたアンディ・ガルシアもカッコいいです。
禁酒法時代のシカゴを舞台に、ギャングの首領アル・カポネを逮捕しようと奔走するアメリカ財務官たちのチーム「アンタッチャブル」の日々を描いた作品で、ケビンコスナーは捜査チームの主任捜査官エリオット・ネスを熱演。
3.ケビン・コスナーが海軍中佐に扮したサスペンス映画【1987年】
HMworldtraveller
ペンタゴン(米国国防省)を主たる舞台として繰り広げられる、ある事件の隠蔽工作の攻防。前半45分くらいまでは主要な登場人物の関係描写に必要な部分とはいえ、展開がやや冗長で退屈。後半はいいテンポで話が進み、面白かったです。ただ、ある事件というのが至ってプライベートなもので、ペンタゴンやCIAという舞台設定にあまりにも似つかわしくない。せっかくなら国家や外交を揺るがす極秘事項の漏洩とか、舞台にfit するネタにしてほしかったですね。まあ、そのあたりのミスマッチがあっても楽しめたから良しとします。最後のオチは、後半話が進むに連れ『もしかしたら・・』と思っていたので『やはりそう来たか!』という感じでした。映画をよく観る方は予測できるのではないでしょうか。それにしてもケビンコスナーが若い!顔立ち的に、海軍士官の制服が良く似合ってカッコいいです。前半が冗長なのと最後がやや強引過ぎるので3.5と言いたいところですが、ケビンコスナーがカッコいいので0.5おまけの4としました。
1948年ジョン・ファロー監督の『大時計』をリメイクした作品です。
パーティで出会った女スーザンが殺害され、真相を追い求めていくうちに、巨大な組織の陰謀にまきこまれて殺人犯とされてしまう海軍将校トムを、ケビンコスナ―が演じた秀逸なポリティカル・サスペンス映画です。
4.日本でも人気の高いアカデミー賞ノミネート作品【1989年】
Ken_Chang
貧しいトウモロコシ農家の男が、不思議な天の声に導かれ畑を潰して野球場を作るが、するとなんと夜な夜な今は亡き名プレーヤー達がやってくることに…
とてもいい映画ですし、野球に疎くても大丈夫!
荒唐無稽ながらファンタジックに、且つ、米国では世代を超えて愛されるどこかノスタルジックなスポーツ、野球を通して、死に目にも会えなかった仲違いした父と息子の魂の邂逅といいますか、暖かい感動のある映画ですね
シューレス・ジョー役をレイ・リオッタが演じてますけど、この人ほんと裏表ある顔してるから何かやらかすんちゃうか?黒幕なんちゃう?とか構えるんですけど、はい、何もありません笑
acornkorokoro
夢が叶うまであとこれだけ。だが夢は肩をかすめ歩み去った。
人生の節目となる瞬間は自分ではそれと分からない。また機会があるさと思ったが、実際はそれが最初で最後だった。
野球をキーワードに、36歳の妻子持ちの男レイ・キンセラ(ケビン・コスナー)が、子供時代に父親からきかされた話を思い出し、夢、希望、家族などの尊さを描いたファンタジー映画で、夢をおう
5.アカデミー賞作品賞を受賞したケビン・コスナー監督作品【1990年】
____RiN____
南北戦争時代に先住民と心を通わせてしまう軍人の物語。間違いなく傑作。
ジャンルは西部劇なのだが、先住民に対し崇拝ともとれる描写がいくつも見られることや、白人批判ともとれるそれまでの西部劇とあまりにも違う内容に原作発表当時は批判の嵐であったという。しかしその後俳優ケビン・コスナーの手によって映像化され(しかも莫大な制作費が彼の実費だったというから驚き)、多くの賞を受賞し莫大な興行収入を得ることとなる。
感想を書くのが難しいのだが、ロングバージョンでぜひ見て欲しい。映像の美しさ、描写の繊細さ、そして先住民の思想の深さが心を打つ。
kotito07
白人が自分勝手に領土を広げていく様が、比較的インディアン側の視点から描かれた映画。壮大な自然や、インディアン達の残酷なまでに簡潔で優美な生き様に心を打たれる。
1864年のアメリカを舞台に、南北戦争のヒーローとなったダンバー中尉と、インディアンとの愛や友情などを描いた作品です。白人至上主義を批判する形の難しい作品に自ら主演、初めて監督として映画を撮影した意欲的な作品です。
6.ケネディ暗殺事件を描いた3時間を超える大作【1991年】
Tanaka_Hirofumi
わたしはジョンもロバートも好感をもって受け容れている人間なのだが、そうでない人もいるのは仕方ないと思う
しかし、選挙(まあその選挙自体への疑義はここではおく)で選ばれた大統領が殺害され、その真相も曖昧なままに国のありようが変えられてしまったというのは、まさに民主主義・法による統治への挑戦だ
政府の中枢にいる人たちがそういうやり方をしようとするんでは、もうアメリカは死んだも同然、真の愛国者ならば立たねばというケビンコスナーのかっこよさといったらもう。
最後の法廷でのスピーチは何度だって見たい
正義か無難か、社会か家庭か、その選択を迫られた時に多くは後をとってしまうものだけど、前をとる少数がいなければ、後をとった大多数の幸福もまた成り立たなくなってしまう
この事件は50年前にアメリカで起きたことであると同時に、われわれいまを生きる日本人にとっても民主主義・法による統治の危機的状況は全然他人事ではないんでおおいに感銘を受けました
35代アメリカ大統領のJFKがダラスで暗殺された後の真相を、ドキュメンタリータッチで描いた作品。一地方検事のジム・ギャリソンを演じたケビン・コスナーが真相を解明すべくアメリカと戦う裁判シーンは圧巻です。
7.ホイットニー・ヒューストンと共演した大ヒット映画【1992年】
Yukari__Nakao
このゲビンコスナーの不器用な愛は
かなり好きです。
そして、何と言っても、音楽。
なんども見たくなります。
arapanda
やはりこれはホイットニーのための映画
途中、彼女の葬儀でケビン・コスナーが彼女のために述べた弔辞のことを思い出して涙が出そうになった
I will always love you は本当は別離の歌だということを今更知りました
人気歌手レイチェル・マロン(ホイットニー・ヒューストン)に殺害予告が届き、プロのボディガードのフランク(ケビン・コスナー)が彼女の身辺を警護することになった。最初は反発するレイチェルだったが、いつしか危険を顧みずに彼女を守ってくれるフランクを信用し恋におちていった。サスペンスとロマンスが融合した作品。
8.クリント・イーストウッド監督による傑作【1993年】
Arima
脱獄犯と人質の少年の絆を描いた作品。バットエンドでありながら、非常に感動する。
fumikov228
脱獄囚と人質の少年の話。逃避行のハラハラドキドキとかそういうものはなく、追いかける方(クリントイーストウッド)もゆるゆるで、そのテンポが気持ちいい。でも最後は泣けました。見てよかったです。切ない
1963年のテキサス、脱獄犯ブッチ・ヘインズ(ケビン・コスナー)が、8歳の少年を人質に逃亡を続けるうちに、いつしか彼らの間に友情のようなものが芽生える。逃亡をつづけながら、かつてブッチが父からもらった絵葉書の場所=パーフェクトワールドを目指すロードムービースタイルをとった映画。
9.ベトナム戦争とPTSDを描いた作品【1994年】
Naoko_Kanehira
高校生の頃、映画館で恥ずかしいくらい泣いた。家族愛も友情も景色も音楽も、もう全てが素晴らしく美しい。私の映画の原点。小説も良いです。
主人公が、ロード・オブ・ザ・リングのイライジャ・ウット。ケビン・コスナーの熱演にも泣けます。
1970年ミシシッピを舞台にベトナム戦争によって心に傷をうけた父と子の交流を描いた反戦映画。家族のために懸命に働くも帰還兵として心に傷をかかえる父をケビンコスナ―が好演。
10.壮大なスケールのSF映画【1995年】
本作は地球温暖化の進行により、陸地はすべて海に沈み、地球が海洋惑星になってしまったという設定。ケビン・コスナーと監督のケヴィン・レイノルズがプロデューサーも努めた本作は、巨大セットを海中に設営しなければならず、莫大な予算がかかったそうです。
惑星のどこかに存在していると言われる、「ドライランド」を追い求める冒険談。ケビン・コスナーの役柄は、ミュータントとして迫害を受けながらもドライランドを探す孤独な主人公です。
この映画はUSJでアトラクションにもなっていますので、この世界を実際に楽しむこともできます。
11.ケビン・コスナー監督第2作!【1997年】
ケビン・コスナー監督・主演作の第2作目です。原作はデイヴィッド・プリンのSF小説ですが、大幅に改変されています。
舞台は最終戦争で荒廃した2013年、ケビン・コスナー演じる放浪の男は、合衆国郵便配達夫の制服と見配達の郵便物を発見して、ポストマンになりすまのです。ある集落にその郵便物を届ける際にした、ホラ話を住民たちが信じ込んでしまいます。
文明が崩壊している今、通信手段を再生することがアメリカ再生につながる、というものです。この話に共感した住民たちは自らもポストマンに志願します。
ポストマンのついた嘘から真が出てしまうわけです。
12.ケビン・コスナー監督・主演の西部劇映画の傑作【2003年】
Ken_Chang
よくある悪徳保安官への復讐を軸にした本格西部劇です
これすごく海外では評価高かったんですけど、待てども待てども公開されず、気づいたらTSUTAYAにありました笑
何と言っても評価が高かったのが最後の銃撃戦なんですけど、まぁ当たらないんですよ!弾が!
アクション映画でもよくありませんか?だんだけ下手だよっ!!っていうあれ
マシンガンとかそんだけ撃ってかすりもしないんかいっ!!ていう、あれです
まぁ百発百中じゃアクションシーンが数分で終わっちゃいますからね、気持ちは分かるんですが、あの演出、飽きたからもうやめてほしいですよねぇ…
雄大な自然をバックに、西部の地で遊牧生活を送るカウボーイの闘いを描いた西部劇です。まるでジプシーのように、牧場を持たずに草原から草原へと旅を続けながら牛を育てる男たちを描いています。
ケビン・コスナーは「ボス」と呼ばれるリーダーのスピアマン(ロバート・デュヴァル)の右腕で銃の名手のチャーリーを演じています。
13.夫を失った妻の怒りと新生活を描き出したシリアスな家族ドラマ【2005年】
tora404
あらすじ。父親が駆け落ちして失踪。母怒り爆発、子供達はそれに油を注ぐ最後はお、おうよかったね。
まぁ何が酷いっていうとまずタイトル。ちょっと映画の内容と離れすぎじゃないのかと思うくらい。
母が泣いた日といえばそうなんだけど映画のテーマが怒りだとか憎しみみたいなものなのでこれはちょっと違うかなと。原題はTHE UPSIDE OF ANGERだからね。
怒りとか憎しみというテーマだけど暗い映画っていうわけではない。4姉妹がなかなかかわいい。かわいいといいながら誰が誰だかいまいち理解できなかった自分は酷い。
いや、外国の女性は化粧したり髪型変わったら全然わからなくなるやん。
で、母は父が駆け落ち失踪して酒浸りになって些細なことにも怒り爆発で、あ、母怒りのアフガンとかの方がまだよかったかもねタイトル。人をゴミのように殺したりはしないけど怒ってる感じがあるやん。
で、まぁ母が怒るのは理解できるけど、4姉妹が酷い。酷くない子もいるけど、傷心した母に対してあまりにも酷い。
ちょっとネタバレになるけど、大学の卒業式にこの人彼氏。子供出来たから結婚するね!相手の良心は了承済みなの!とか、酷すぎる。
もし僕がこの母だったら刺し違えてでも2人共刺す。それはあんまりだけど、最低でもその場で2人共ボコボコにする。
イライラしすぎて途中で見るのやめようかと思ったくらいだけど、あ、この映画のテーマは怒りなんだ、そうか見ている人にも怒りをなんて思ったり思わなかったりしているうちに最後。
こんな感じのクズ行為を姉妹から受けながら話は進んでおぉ、そうだったのかという少しばかり意外な事実がわかるんだけど、よくよく考えると母も酷いなという結論に至ると思う。多分見た人殆どがそう思うんじゃないかな。
色々酷い映画だったけれど、まぁこれはこれでありかもなと思えるようなラストでした。無理やりまとめたったという感じが否めないけど。
わりとゆったりした話が好きな人にはおすすめできます。短気な人にはおすすめできない。色々酷いことに目を瞑れるおおらかな人向きの映画ではなかろうか。私はこういう映画すきだぜ。
あ、そうそう酷いといえば映画観終わった後にキャストみたら主人公の恋人役がケビン・コスナーだった。全然気付かなかった。僕も酷いなと思った。
理由も告げず夫が家を出て行ったことから、狂っていく妻を描いたドラマ映画。彼女が苛立ちを周りにぶつけていきながらも、新生活は進んでいく。ほんわか感動ストーリーを想像させるストーリーながら、メインテーマとなっているのは「怒り」です。
ケビンは隣人であり、同情したことから飲み友達となって関係を深めて行く重要なキャラクターを演じています。
14.ケビン・コスナー主演のアクション映画【2006年】
yuki12241
ストーリー:16/20
映像・構成:14/20
キャラ・演技:17/20
音楽・音響:16/20
アイディア・メッセ-ジ性:18/20
伝説のレスキュー・スイマーであるベンは、任務中に相棒が死んでしまい、第一陣をしりぞくことにした。その後、レスキュー隊を育成するAスクールの教官となった。そこで元高校の水泳チャンプであり、ベンにあこがれをもつジェイクという訓練校生と出会う。200人もの人命を救助したベン役に起用されたケビンコスナ―だが、映画の中ではベンは正統派なヒーローでなく、屈折した人間像として描かれており、ケビンは心の葛藤を上手に演じ、観客から共感をえた感動作品です。
15.ケビン・コスナーが二重人格の殺人鬼に【2007年】
potunen
終わり方ちょっとあれやったけど、なかなかスリリング。キャストもいい。観て損はないグッドサスペンスでした。
southpumpkin
ケビン・コスナー主演のサスペンス映画。会社社長のお父さんは実は二重人格の殺人鬼だった!というお話。
殺人を目撃されたり、追う刑事が離婚問題でモメてたり、そんなところに娘は大学やめて帰って来ちゃうしで、矢継ぎ早にいろんなことが起こる中、それらが有機的につながり観ていて飽きることがありません。その中で比較的余裕そうな主人公像がよかったです。ケビン・コスナー×デミ・ムーアっていう渋すぎなキャストがいいですよね。このボリュームであの終わり方なら続編を作っても良い気がするのですが、まだ撮られる様子はないようです。
家族思いの実業家のブルックスの中には、もう一つの人格が住んでいて、その人格は善良な市民であるブルックスを残忍な殺人鬼へと変貌させる。ケビン・コスナー演ずるブルックスの怪演により、ラストまで一気にみせるサイコサスペンス映画です。
16.エリートサラリーマンの悲哀と苦悩を描いた秀作【2011年】
2008年のリーマンショックによって、会社を解雇されたエリートたちの機微を描いたヒューマン・ドラマです。
大企業に勤める営業部長、ボブ(ベン・アフレック)は突然リストラの憂き目に遭います。なかなか再就職できずに、ボブは途方に暮れるのです。
ボブの上司のフィル(クリス・クーパー)や副社長のジーン(トミー・リー・ジョーンズ)までもが、解雇されてしまいます。ボブは残酷な現実に直面せざるを得ません。
一方、ケビン・コスナー演じるボブの義理の兄、ジャックは工務店を経営する大工です。エグゼクティブに比べると、ジャックはつましい暮らしですが、自由を謳歌しています。
ボブはジャックの生き方を見て、見栄を張りながら生きていた自らの来し方を反省し、ジャックの工務店で雇ってもらうのです。「働く」とは何か?を考えさせられます。
17.還暦を前にアクションに挑戦!【2014年】
『チャーリーズ・エンジェル』(2000)のマックG監督、『レオン』(1994)のリュック・ベッソン脚本による、スパイ・アクションです。還暦間際のケビン・コスナーがアクションに挑戦します。
CIAエージェントのイーサン(ケビン・コスナー)は、癌のため余命3ヶ月から5ヶ月を宣告され、CIAを辞任。彼は残された時間を、離婚した妻が引き取った娘(ヘイリー・スタインフェルド)と過ごすことを決意します。
そんな中、CIAの暗殺者(アンバー・ハード)が癌の試薬を報酬に、ある人物の暗殺をイーサンに依頼。イーサンはそれを引き受けます。
イーサンと娘は長期間会っていなかったため溝ができてしまっていました。彼はなんとか娘と親密になろうすると同時に、暗殺仕事を娘に気づかれないように必死になります。
裏の仕事をする良きパパというギャップが生む悲喜劇に注目です。
18.ケビン・コスナーがDCコミック映画に出演!【2013年】
クリストファー・ノーラン製作、ザック・スナイダー監督による、「スーパーマン」のリブート作品です。「DCエクステンディッド・ユニバース」シリーズの記念すべき第1作。
ケビン・コスナーの役どころは、スーパーマンことクラーク・ケントを育てた養父、ジョナサン・ケントです。カンザスの農場主であり、自動車整備工もしているという、その父親像にはアメリカの古き良き田舎の男性が投影されています。
ジョナサンは寡黙ですが、その行動をもってクラークに重要なことを教えるのです。その結果、命を落とすことになろうとも……。
19.アメフト業界の内幕を暴露【2014年】
本作はNFLドラフト、つまりアメリカンフットボールのドラフト会議をめぐる映画です。監督は『ゴーストバスターズ』(1984)のアイヴァン・ライトマン。
ケビン・コスナーが演じるのは、クリーブランド・ブラウンズのゼネラルマネージャー、ソニーです。成績不振に陥っているチームに焦りを感じているソニーの元に、ライバルチームからトレードの話が舞い込みます。
ソニーはチームの立て直しのために、危険な賭に応じてしまいますが、それが思いがけぬ帰結をもたらすのです。アメフト界の意外な裏側が描かれる問題作です。
20.ケビン・コスナーが父親役で続投!【2016年】
DCエクステンディッド・ユニバース第2作。引き続きザック・スナイダーがメガホンをとっています。
異星人であるスーパーマンを排除しようとする世論と、スーパーマンの能力を危険視するバットマン(ベン・アフレック)によって、スーパーマンは窮地に。
その対立の中、実業家・レックス・ルーサーJr.(ジェシー・アイゼンバーグ)は、スーパーマンの育ての母親、マーサ(ダイアン・レイン)を誘拐し、バットマンを殺害するようにスーパーマンを脅します。
ケビン・コスナー演じるスーパーマンの養父、ジョナサンは前作で亡くなっていますが、彼の生前の言葉はスーパーマンの行動を律する指標となっていました。